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2007年12月29日 (土)

■「山玄茶」 2007年冬のお昼


1_22_2山玄茶」、春に伺ったきりで、とても行きたかったのです。聞こえてくるのはいい評判ばかり、12月に入って取材でもお世話になりました。あっという間に年が暮れようとしてして、これは急がねば~。年末のあるお昼に伺いました。●先付は汲み上げ湯葉、うに、菜種。●お椀はくえ、東寺湯葉、せり。かぶらの吹雪仕立て。愛らしい先付に始まって、お椀は美しくて温まる(そして響きもきれいな)吹雪仕立て。しみじみ美味なお椀でもうすっかり降参状態です。
11_212_2●お造りは剣先いか、よこわ、ひらめ。 ●みすじ肉治部煮の寿司。 お魚おいしい。そして、牛肉寿司は珍しくないけれど、治部煮にした肉のお寿司というのは非常にオリジナル。わたしは初めてです。口に入れるなり溶けて消えて、夢みたいな肉のお寿司。
2122●12月の八寸は朴葉に:伊勢海老、しいたけ、ぶりのつけ焼き、山くらげきんぴら、からし黄身のれんこん、近江の赤こんにゃく、くわいの松風、松葉柚子、鯖寿司、つぼつぼ①ベーコンと水菜の浸し、つぼつぼ②松の実、大徳寺麩と菊菜の白和え。季節感の演出が美しいです。どれも手が込んで、美しいだけでなくお味もよく、日本酒くいくいと・・・というのが理想のいただき方。この後仕事詰まっていたので飲まずでしたが。
3132●淀大根と生麩を揚げたもの、小松菜の煮たの。●炊きものの後にご飯。客ごと炊き立てが鍋で。美しい八寸の後に優しくて温かい炊きものでなごみます。ここまでコース全編、優しく、あったかい感じが鳴り響いています。
4142515253ご主人の増田伸彦さん、ご飯は本当に自慢みたい。かわいらしい(と言ったら失礼かしら、)お顔でにこにことプレゼンしてくださいます。ご飯に添えられるのは普通の粗塩。ご飯は「きぬひかり」という品種で、コシヒカリの改良版。これが、もう、本当にとんでもなくおいしいご飯です。つやつやきれいで、香りが圧倒的で、比類なきおいしさ、と言っちゃいます。わたし昼夜毎日食べ続けるから、できれば量は控えめが望ましい。胃が苦しくなるから。とりわけパンやご飯は少なめで。ところがこのご飯、どうしても止まらず、2度お代わりをいただきました。わたしにおいてはあり得ないことなのですが。本当にそれくらいおいしかった。あえてこの白いご飯を出すことにされているそうです。
6162●デセールはオレンジのジュレと、グラスに、ワインのジュレをかけたいちご(下にレモンのソルベ)。以上のコースで5500円。祇園にはたくさんいい割烹のお昼がありますが、ここまで価値のある、カリテプリのいいお昼コースは稀有なものです。お店の雰囲気もおっとりといい印象で、年末の慌しいひと時に、時が止まったように別世界のおいしさを堪能しました。感謝。

2007年12月 29日, dans 京都 和食07後半 |