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2007年12月25日 (火)

■「千ひろ」 2007年12月


12前回伺ってからひと月もたっていないのに、また「千ひろ」 さんへ行けることになって大喜び。ノエル前に4人でいただいたものです。一応ご案内役? だったのでおとなしくいただくつもりだったのだけど・・・
3_2●ラ・フランスのすりおろしと焼き穴子 いつものフルーツ先付、洋梨の甘みと焼き穴子の香ばしさが絶妙に合って、うひひひと笑ってしまってダメです。「これがまず千ひろさんらしい一品。これで千ひろさんの気分になれる」とエラソーに言ったりします。
4_4●酒肴5種類 ○数の子の粕漬け ○鯛のきゅうり巻き ○ぎんなん ○鯛の味噌漬け ○からすみ。軟らかいからすみ、粕漬けの数の子・・・これで日本酒飲まずにいられるでしょうか?(いいやいられはしません。)
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●お造りはぐじととろ。ぐじは細造りにせず噛んで食感を楽しめるように大きめに。ねっとりした口当たり、噛めば旨みがひろがり、ここでわたしは「野となった」と宣言してしまいました。多分今年いちばんおいしいと思ったぐじ。とろも噛めばいい香り、じゅわーと脂たっぷり、犯罪的においしい。どうしよう、こんな美味をまたむさぼっています。7_2
●お椀は焼きさわら、蟹しんじょう、粟麩。いつも通り精緻を極めた味わいで最高です。柚子の香りが圧倒的。さわらおいしい。もっちりしたお麩。蟹しんじょうのやわやわとした食感。芸術です。
9_3鯛の中骨の酒蒸し。これにはダマりました。熱々で、骨から身をかけらも残すまいと熱中していただきます。聖徳太子の憲法17条(「あじわいのむさぼりを断ち、」という、食の贅沢をいましめる一節あり)の話をしながら、「いや、おいしくありがたくいただけばいいんだ~」と思います。だって料理は文化だもの。質のいい食材を入手し、技術で最高の味を引き出し、趣味のいいしつらいで提供すること、それが全部過不足なく揃って満足させることができるのは、本当にすごいこと。そしてこういう割烹がびっしりと存在する京都はやはり奇蹟の都だと思います。お腹いっぱいになるためだけじゃないこういう食事はオペラと同じような贅沢、和でも洋でもわたしが最も幸せだと思うものです。
1011●湯葉のすり流し冷製 ●めひかり。予定調和の湯葉スープ、鯛の酒蒸しの興奮を少し鎮めてくれて、めひかりをシンプルに焼いたものが・・・まためちゃくちゃに香ばしかったのです。おいしさにまたハイになります。
13●ごま豆腐 ごま豆腐にごまだれ、切りごま。ごま責めにあってるごま豆腐です。これがまたぐいぐいと美味。 14●かぶらと海老芋の炊いたの、あんかけ。蒸して炊いて揚げた海老芋が感動深くてあったか、ほくほく。あんの上品なこと。一生これだけ食べられたらそれで幸せかもなんて思ったり・・・いや、欲深いから、すぐまた違うものも食べたくなる。(きのうも全く同じこと言ったような気がします(-_-;) )
15●炊き込みごはん、赤だし、お漬物、
16_2●そしていつものジュースでごちそうさま。 コース全体、静かにじわじわ、けれど忘れがたい美味を極めた皿ばかり。それでいてあったかくてなごめました。この絶妙さったら。ものすごい食の都にいることを改めて思った夜でした。

2007年12月 25日, dans 京都 和食07後半 |