■遅くなってしまいましたが「京都和久傳」で10月下旬にいただいたものです。ジェイアール京都伊勢丹の11階にある「京都和久傳」は、駅直結という場所柄、高台寺の本店や堺町通の「室町和久傳」よりも、多くの人にアクセスしやすい値段と雰囲気です。現在「室町和久傳」の料理長である緒方俊郎さんがいらした頃は、初めていただいた日以来、輝かしい才能を感じて新幹線の乗降前後によく伺ったものです。今回は久しぶりに、テーブル席で4人で夜の8400円のコースをいただきました。


●食前酒をいただきつつ、焼き茄子と白ばい貝ごま山椒和え。
●戻り鰹のたたき


●鱧と、どさーっと松茸の入ったお椀、とろっと葛引きになっていて身体が温まります。
●かますの幽庵焼き
●つまみ湯葉


●シャラン鴨ロース、ほうれん草間引き菜おひたし。
●ご飯ものは選べて、これは定番の鯛茶漬け。おだしがかかったご飯に、鯛味噌煮は別添えでたっぷりと。


●よく熟した江戸柿
●鳴門金時、ほくっと焼いたの
●お薄でごちそうさま。 このしつらいの中でいただけてお昼2625円~、夜5250円~というお値段を考えると非常にお得感があり、どなたにもお薦めできる和食らしいコースだと思いました。
データどうぞ。
*****************************************************************************

■こちらは祇園の美しいバー「クーゲル」です。同じ西田稔さんの経営になる寺町竹屋町のパティスリ、「ゴースト」の新作マカロンをいただきました。ショコラのマカロンの中に、ピスターシュのクレーム、そして小さいグリオットが入っています。マカロン生地が口の中で崩れゆく感じがよくて、ピスターシュの香りが立ち上り、グリオットの味がアクセントとなって、完璧のぺき子ちゃんという感じ。「ショコラを飲ませてください」と、ショコラ風味のカクテルを作っていただいたのですが、さらに念入りにショコラのマカロンをいただけて何重にも幸せ♪ 「人生って絶対生きていけるようになっている」とショコラの香りの余韻の中で考えたのでした。何があろうが生き延びていけるだけの幸せが、それぞれの人に合ったものが、人生にはちゃーんと用意されているのです。感謝<(_ _)>