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2007年11月29日 (木)

■別格和食とアラカルト和食 「祇園丸山」~「日本料理とくを」


1_32_3「祇園丸山」さんに久しぶりに伺いました。お料理のおいしさは「五感で感じるもの」とおっしゃる丸山嘉桜さんの、しつらいも格別に美しい、わたしにとっては「別格」のお店です。10日ほど前のある晩、4人で建仁寺店へ。冷え込んだ晩、熱々の料理からスタートしました。
11_212_2牛肉朴葉焼き。牛ロース肉、海老芋、舞茸、銀杏。

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造りはほっき貝、鯛、大助(鮭)、おごのり。お椀は鱧です。






31_232_2うおぜ(えぼ鯛) 松葉にあんず。 づと(藁)蒸しのお寿司はむかご入り。


414243珍味3種 柿で作った器に、柿のごま和え、白きくらげ、とんぶり、百合根。もずく しめじとあじ





51_461_262_263_2さわらとかぶの炊きもの かやくご飯、味噌汁にはさつま芋。お漬物。




717281デセールに、バナナのソルベ、いちご お汁粉。お薄で〆です。たたみですが低めのテーブルに脚が楽な椅子席で、季節感たっぷりのお料理を味わいました。寛いでゆったりもしました。そして「味付けは足してゆくもの、味わいは引き出すもの」といった丸山さんのお話を、久しぶりに伺ったのでした<(_ _)>
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1_22_23_300「日本料理 とくを」さんもすみずみ心遣いのゆきわたったいい割烹です。こちらはアラカルトでいただけることもあり、わたしにとってはどこか気楽にお邪魔しても許してもらえるお店という気持ちでいます。正統なコースもこちら風ですが、肉料理などを織り込みつつアラカルトであれこれいただく方が圧倒的に楽しいと思います。ある晩、「半兵衛麩」のきれいきれいなお嬢・大好き玉置淳ちゃんとシャンパーニュを飲みつつ・・・先附が、柿なます あんきもポン酢 まぐろしぐれ煮。そして、ひと皿め、時季には必ずいただくこっぺ蟹です。
11_300生麩の治部煮風のお鍋。お麩はもちろん淳ちゃんのお店「半兵衛麩」のもので、鴨肉のうまみとよく合います。これは先日発売された「エスクァイア」の京都特集号で撮影した料理でもあります。「取材の御礼がてら、「とくを」さんへ行きましょう♪」 って、ちゃんと理由ありの夕食だったわけです。仕事に忠実なわたしたち! このぐつぐつのお鍋、忘れ難いおいしさでした。
21_3白子焼き。ふぐの白子を、揚げても焼いても、おまかせで!」 といったら焼きで出してくださいました。ふわふわ熱々とろとろ、季節の贅沢です。
22_3うずらの塩焼き。フランス産のうずら、塩加減も焼きも的確に、おいすぃ~!
31_1すっぽん雑炊。グラグラ状態で出て来て身体がしんそこ温まります。わたしはすっぽんに関しては身はそんなに食べたくなくて、でもスープはすごく好き。だからこれは最高の〆です。毎晩満席の「とくを」さん、思い立ってすぐに出かけることはできないけれど、でも何日か前に予約して幸せを確保したら、その夜を楽しみに何日か過ごすことができます。食事の予約でも、会いたい人に会う約束でも、楽しみにすることが先にあるって本当にすてきなこと。それをタノミに生き延びていけるもの!

2007年11月 29日, dans 京都 和食07後半 |