■「祇園さヽ木」 2007年10月~小鍋とヴァンショーで熱々 |
■今日もまた、「そのために旅行する価値がある卓越した料理」です。ほとんどひと月たってしまいましたが10月末の「祇園さヽ木」さん、東京からこのために旅行していらしたさとなおさんと文藝春秋「CREA TRAVELLER」の宮田みな子を迎えて盛り上がりを極めた晩でした。
●しらさ海老、帆立は氷の上でさっとあぶったもので、とても香ばしいです。これが水菜、菊花と共に。ソースは上海蟹の蟹味噌ソース・・・いきなり犯罪的に旨いです。●小かぶが釜でさっと熱が入って想像できないほど甘いです。上から銀杏ソース。
●お椀は丹波の松茸、1キロあたりの末端価格・・・すごい値段。鱧焼霜、湯葉の揚げ煮と。天国的ないい香り、吸い地は一生飲んでたいほどおいしい、静かにしているつもりだったのに、このあたりから「おいひいいい~~」と騒いだかも。(-_-;)
●向附は、3人なので、わたしのはひとり分盛りです。鱈の白子、ミンクくじら、ひらあじ、いつものとろ寿司。大酒飲みではないわたしも、お椀でやられてこの時点で完全に「後は野となれ」状態、日本酒をすーすーいただいています。
●秋田の笹かれいの風干し、香ばしくて一生この風味を憶えていようと思ったのでした。とんぶりと長芋がプチプチシャリシャリと食感を添えます。死ぬ前に紅茶にマドレーヌを浸した時、これらの料理を思い出すかどうかわからないけれど(-_-;)、やっぱり圧倒的な美味の記憶を今日もまた増やしてるなあと思いつつ食べたのです。●そしてホイルに包まれたものが出てきて・・・
●ホイルを開くと湯気がふわあああっと立ちのぼり、悶絶するほどいい香りで、さとなおさんのメガネが曇ってしまって・・・そのメガネを取って、蒸気を拭かれるのかと思ったら匂いをかがれたので笑いました。●松茸とぐじ! 香りも味も、本当にのたうち旨かったのです! ああ"~おいしすぎて、もう倒れるかもよおおお~と騒ぎつつ、お酒を新たにすーすー飲んで、生きててこれ食べられる幸せを感謝。
●イケイケピース! の佐々木さんが「ラストもう一品お付き合いください!」とおっしゃったら、●いつもの「ぐつぐつ」が登場します。れんこん餅に、かぶの茎。熱々のれんこん餅をくずしつつハフハフ、どのひと口もふわふわ口当たりよく香りよく、幸せで倒れそう。
●この日もダブルご飯で、佐々木さんが栗ご飯を、木田さんがさんまご飯をプレゼンして回ります。通って何年にもなるのに、伺う日は毎回朝から「今日のご飯は何かなあ」とソワソワするのです。前月に続いてさんまご飯がまた食べられて大喜びです。
●デセールはパンナコッタ、蜂蜜で風味をつけた柿、ラ・フランス、巨峰、ブルーベリー。最後まで完璧なおいしさでした。一緒に楽しく食べてくださったさとなおさんと宮田みな子に盛大に感謝、今月もありがとうと佐々木さんとスタッフの皆さんにも御礼たくさん<(_ _)>
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2007年11月 23日, dans 京都 バー京都 和食07後半 | lien permanent