■河原町通荒神口下ルの和食屋さん「
徳寿(のりひさ)」はどう見てもカフェ風情。けれど「唐長」の唐紙が壁を飾っていたり、細部までデザインがよく考えられていたりと、なかなか瀟洒なお店なのです。何より雰囲気からすぐにはイメージできないきちんとしたお料理をいただけるのがすばらしいと思うのです。(7月26日と8月7日にもご紹介。)

■今回はその「徳寿」のお弁当を、気鋭の若き建築家である
戸村聡里さんが教えてくださいました。ご自身がデザインされたお店だから愛着もひとしおらしく、メニューや料理の内容も含めてお店のあり方を一緒に考えていらっしゃる様子です。このお弁当はお値段1575円、本当に良心的なものでした。二重になっており、一段には取肴がバランスよく詰められて季節感も豊か、もう一段には俵型のご飯に手まり寿司も、さらにデセールまで。(これは黒豆のムース。)千円台のお弁当でよくここまで頑張られました。

■28歳にして料理長である三角徳寿さんは、「ひとつからお作りします!」とやる気に満ち満ちています。秋の行楽に、新幹線で東京へ帰る前に。河原町通に面しているので車でのピックアップも楽です!
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●からすみ大根 ●蛤と牡蠣のガーリックソテ、むかごと万願寺唐辛子、いちょう形はじゃがいも ●北海道のみやこかぼちゃの揚げたの、とうもろこしあん(干し海老のだし) ●紫ずきんの枝豆