◎テクストや写真の無断での転用・転載・まる写しは 
ご遠慮いただきますようお願い申し上げます。

◎写真はクリックしていただければ拡大サイズで表示されます。
◎タイトルの前の記号: ■=京都 ●=東京 ★=その他の話題

« ■「ケザコ」 2007年10月 | トップページ | ■ひたすら仕事してます! »

2007年10月31日 (水)

■「カノビアーノ」 2007年10月


Canoviano_2全国100万人の読者の皆さま、1日とびサイトでごめんなさい。今しばらく非常事態なのでこのペースをお許しください。編集者の方々は「サイトアップしている場合か?」とどうか怒らないで・・・これもまた大事なメディアなのよ~<(_ _)> さて10月はじめの週末に伺ったメロイタ=メロメロイタリアン=「カノビアーノ京都」です。お待たせいたしました<(_ _)>まだ暑い日だったので、まるで夏のような服を着て出かけて、松茸やらポルチーニに、「こんな季節になったのね~♪」 なんて言いながら、お皿の上の秋を楽しんだのです。1か月もたっていないのに、朝晩寒くなってしまった今となっては何だかひどく前のことのよう。けれどおいしかった幸せははっきり思い出せるのです。
23スプマンテをシャワっといただきつつ、なめこと小芋、生ウニの冷製スープ。小芋のニョッキが入り、他に渡り蟹、パンチェッタのカリカリ。暑かった日にふさわしい軽やかで舌触りのいい前菜でした。目覚めモード。
111213朝採り野菜のサラダ。フルーツトマト、大根、かぶ、ブロッコリー、上にふんわりのっているのが小松菜、水菜、壬生菜のサラダ。黒く見えるのは大徳寺納豆のパウダー状。かぶやトマトの味も鮮烈でした。賞賛モード。パンもこれだけ集中して食べそうになるくらいおいしくて、しかし胃の空きスペースを残しておかねばなりません。
2122北海道産筋子と山芋の冷製カッペリーニ。細い冷たいカッペリーニに筋子と細かい山芋が絡んで、口に心地いいことったらありません。食感・味わいともにいつまででも食べ続けていたいと思いました。陶然モード。もうひと皿パスタで大喜び。ヴェネト産うさぎのラグーソースと鷹ケ峯ねぎのカンパニョーレ。S字形のパスタ、よく具材やソースが絡まってぐいぐい歯ごたえがあります。カッペリーニとすごいコントラスト。うさぎがまた旨みたっぷりで甘いねぎといい調和、硬さ柔らかさ、甘み塩気、食感のコンビネーション・・・すべてにおいて完璧。瞠目モード。
3132鯖のグリルと大根スープ。葉のソテが添えられ、銀杏、松茸が秋の気分を盛り上げます。さらに黄柚子の香りがとても粋に効いています。鯖の焼き具合の絶妙さったら、うなればいいのか絶句すべきなんか、もわからんというおいしさでした。絶賛モードに突入しました!
4143沼津産伊勢海老とポルチーニ、鷹ケ峯唐辛子のソテー。海老はパン粉焼きしてあって最後にがっつーんという感じ。鷹ケ峯唐辛子、肉厚で風味のいいこと、小松菜とポルチーニがまた香ばしく、ビスクソースは深い味、犬になって皿をなめたかった~!●洋梨ソルベでさっぱりします。なんだかめちゃくちゃ幸せでした。絶賛~後は野となれモードです!
51525354そして最後の幸せになだれ込みます。オブジェのように作られたショコラの焼き菓子、泡立てミルクの下には、マスカルポーネのジェラート、エスプレッソとショコラのガナッシュ。わたしにはショコラを与えれば大喜び、ほっといても桃源郷モードになるということがわかられている模様です。桃源郷→無条件降伏モード。もうひとりのドルチェは、巨峰のジュレ いちじくのコンポート、ココナッツのブランマンジェ。これもまた美しく、秋色の濃いものでした。カフェに、ビスコッティ。満足してこのあたりで気を失ったかも~! ありがとう吉岡さんも久戸瀬さんも。わたしの好きなものを一生懸命考えてくださったと思います。それがどのお皿からも、ひとつひとつのサーヴィスからもバシバシ伝わってきました。そして一緒に食べてくれた優しい友人、同い年なのにずっとお姉さんのようなYちゃんにも感謝。友人に恵まれる人生です<(_ _)> 
明日から4回連続で10月の和食を出します!

2007年10月 31日, dans 京都 イタリアン06-07 |