■京都ブライトンホテルのプラン 「広河原の松上げ」 |
■京都ブライトンホテルの夏のプラン、「広河原の松上げ」に参加させていただきました。松上げって? ――旧若狭街道一帯に残る火祭りのひとつで、もともとは愛宕信仰の「献火」の祭り=火災なきことと、五穀の豊穣を祈って行われてきたものです。近年、送り火などの精霊送りと同様にお盆の行事として定着、1983年には京都市の無形民俗文化財に登録されています。







■20時頃に広河原に到着すると、ぬばたまの闇といった感じの真っ暗な中にも見物客が多数訪れているのがわかります。足元を電灯で照らしつつ進むと、ブライトンの先発隊の皆さんによってきちんと場所が確保され、小さな椅子が並べられています。バスを降りる前には蚊よけのスプレーも用意されて、完璧な準備です。そして20時半頃から点火が始まります。■いたるところに設置された1,5mほどの高さの松明に火が点され、それが1000本ほどあるとかで、あたり一面火の海といった様子になっていきます。ここはどこか? な感じです。鉦や太鼓が鳴り響き、いよいよ不思議な感じがしてくる中で、高さ20mほどの灯籠木と呼ばれる、つまり籠めがけて、火のついた「放り上げ松」がどんどん投げ上げられます。運動会の「球入れ」みたいな要領で、籠に入れないといけないのです。でもあまりに高いから、なかなか入らない! 観客もだんだん手に汗握って、「入れ入れ」と祈るような気持ちで見守ることになります。火の玉は近くまで行きながら文字通り「玉砕」状態で籠に当たって砕け散ったり、ごく近いのに高さが届かずそのまま落下したり。しかし火の玉がいくつも弧を描きながら夜の空中を舞い上がる様子は、やはり美しくて心を奪われるものです。いくつもいくつも投げ上げられるうちに、ようやくひとつ入り、ふたつ目、またひとつ・・・という具合に籠に入り、籠がごうごうと燃え上がります。これは必ず毎年ちゃんと入って燃えるのだそうです。そうしたら灯籠木はいきなりばたーんと倒され、炎がより高く燃え上がるように火に新たにいろいろ投入されます。さらに何人かで丸太を持って炎に突き進み、その丸太で炎をかき回してよりハデに炎を大きくし、火の粉を空中高く舞い上げるというパフォーマンスがつきます。圧倒的な火のヴィジュアルです。すっかり現実感覚を失って、夢でも見ているような心持ちになりました。時間感覚もなくなって、いったいどれくらいその場にいたのか?
■火を見つめていたのはだいたい1時間と少しのようでした。幻でも見ていたかのような、何とも不思議な気分でジャンボタクシーに戻り、帰路につきました。夏ならではの行事、なかなか見る機会のないものを見せていただき感謝。企画の林惠子さんの見事な統率と周到な準備はすばらしいものでした。あけ~み=稀代のコンシエルジュ・小山明美も仕事モードでスーツ着て頑張っていたぞ!
■しばし出かけた携帯もつながらない世界・・・。街好きのわたしは山から降りて携帯がつながるなり、たまったメールが届いて激しくうれしく、そして見慣れた美しいブライトンホテルに23時前に帰館、すごくほっとしたのもまた事実です。強い印象を残した「松上げ」・・・次は来年の8月24日です。問い合わせは京都ブライトンホテルへどうぞ。
2007年8月 25日, dans 京都 ホテル | lien permanent








