■骨折から3か月~「フェリエ」~「まるうめ」 |
■全国100万人の読者の皆さま、3月に右手を骨折してから昨日21日でちょうど3か月になりました。「まだ無茶してはダメですよ、重いもの持つのも控えてください」と言われていますが、ずれながらも骨はくっついてきたようで、お箸持てるペン持てる、とりあえず日常生活に不自由がないまでに回復しています。お見舞いメールやお花をあふれるほどいただいたことを100万人の読者の皆さまに感謝し、そして怪我の当初に駆けつけてくれたり、落ち込まないように楽しませてくれた友人たちのことも忘れませーん! そして食べやすく心配りをしてくださった料理屋さん、レストランの方々、アルコールも摂取せず騒いでばかりいたのに追っ払わないでいてくれたバーの方々にも深謝。骨折は、今になれば夢みたいに幸せだった大イヴェント?
■日赤病院の後は少し北上して京都ブライトンホテルの「フェリエ」でランチです。前菜・スープ・メイン料理といただくことにして、前菜とスープは何が出てくるかまったく予想できず、毎回すごいお楽しみです。この前菜は上賀茂・田鶴さんの茄子。サラダたっぷりの下に、グリルして香りのいいオリーヴオイルで風味をつけた茄子、そして小さく、ラタトゥイユにも見える茄子は少しオリエンタルな感じ(=醤油風味)で、茄子どうしの異なる味わいがバランスよく響き合うという技ありのお皿でした。肉厚で味の強い賀茂茄子、京都の夏をこんな風に味わえて、このひと皿のためだけもレントゲンを撮りに来てよかったわ♪ (って本末転倒ね?)
■メインにめばるのポワレ。こんなに野菜がたくさん添えられます。香りよく焼けためばるはタプナードやオリーヴやトマトで南仏風に仕上げられて、冷えたロゼワインごくごく飲みたい気分だったけれど・・・ペリエにしたのでした。午後仕事だもの!
■フランスから帰って来た人が届けてくれた、めちゃくちゃ粋なおみやげ、ボルドーのカヌレ。今出ている「料理通信」p32を参考にしたとか。土曜日だけシャロンヌ通りのマルシェに出るものを、出ている筒全部買い占めて来たと。よくやるではないの!これはフランス偏愛・フランスの味がわかる人にも分けなければとここに持ってきてまず撮影。さすがに時間がたっているので「外側パリパリ」はもう無理にしても、ひどく香りがよくてしっとり美味でした。感動のおみやげ、フランスは偉い。
■困りましたね~! 「午後仕事だから」って言いながら、なんでわたしは夕方早くからシェリートニックなんか飲んでいるのか? そして縄手通り、鴨東ビルのバー「ラ・グランジュ」店主のはずの納谷さんはなぜここにいるのか? 「まるうめ」、髙島屋7階の「京回廊」にあるバーは朝の10時から夜の10時まで飲めてしまう、いいのか悪いのかわからないお店です(-_-;) いや、もちろんいいのです。朝シャンセットなんていって、10時からシャンパーニュが飲めるセットがあったり、初老の紳士が朝コニャックを飲んでいるさまが絵になっていたりするバーなのです。
2007年6月 22日, dans 京都 フレンチ京都 バー■ごあいさつ | lien permanent