■骨折暮らし:7週間経過~「フェリエ」で極上お子さまランチ |
■全国100万人の読者の皆さま、骨折からまる7週間経過、今日もまた京都ブライトンホテル「フェリエ」でお昼なのです。でもいつもと様子が違うでしょう? これ、キッズ・プレート、つまりお子さまランチなのです!!! 毎週毎週日赤病院の帰りに包帯の手を振り回しては騒がせるわたし、ついにシェフに呆れられ、「これでも食べとけ」とお子さまランチを出されてしまったのです。ひどいじゃない、たっきー! ・・・というのは全く嘘です。小学生までと明記されているにもかかわらず、キッズ・プレートを絶対食べさせて!! とわたしがお願いしたのです。こうなったのは・・・先日の日曜日の朝、「カフェ・ヴェルディ」に伺った時に店主の続木さんと「フェリエ」の話になり、「あそこのお子さまランチは大人が食べたくなるものだ」と。お嬢さんが3人いらして、あちこちのお子さまランチをご存じの続木さん、いやそんなことより、わたしに百万遍の奇蹟「華祥」さんやら浄土寺のやんちゃ坊主「トラットリア・ビリキーノ」を教えてくださった続木さんのおっしゃることを、わたしはほとんど鵜呑み状態で信じます。そして、「フェリエ」で出すすべての料理は、出す前にチェックしているというシェフの滝本将博さんの言葉も思い出しました。としたら、お子さまランチもきっと普通ではないはず、間違いなく感動的なもののはず! これを試さないでいられるでしょうか? (いいやいられはしません!)小学生にはどうやっても見えないわたし、シェフにあらかじめひれ伏してお願いをして、このキッズ・プレート賞味のお昼と相成ったのでした。
■三角形の白皿に盛られた、キッズ・プレートです。ひと目見たらわかります。これは絶対おいしい! 詳細写真です。●有頭海老のフライ、鯛のフリット、帆立のグリル。ベビーリーフやハーブも粋にあしらわれ、これお子さまランチっていう? フライがまた、細かいパン粉で繊細な口当たりなのですよ。●牛ロースの低温グリヤード(これは本当にシェフのスペシャリテ。日によってはハンバーグになることもあります)、丹波地鶏のから揚げ、ウインナー。ソースは照り焼きソースです。すべて、わたしがナイフが使えないからバラバラに切ってくださっています。添えられたピラフが合鴨農法で作られた赤米、肉とよく合っておいし~! 普通お子さまランチってチキンライスみたいなんが添えられませんか? ワインを飲みたくなるようなこのおいしさときたら。肉の繊細な舌ざわりといったら! ●野菜がまた、いつもの「フェリエ」料理と変わらないのです。アスパラのジャストジャストな茹で加減とか、すべての野菜の絶妙な塩加減とか。農家から直接買っていらしたものが、こうしてキッズ・プレートにまで生きています。 なんという良心的なお子さまランチでしょう。「子供だからこんなもんが好きだろう」という大人の思い込みによるものではないお子さまランチを作ろうとしたと、シェフの滝本さんはおっしゃいます。「卵がないとダメとかケチャップライスを入れるとか、ひと皿の上にお菓子も盛り込むとか、そういうことはしない」という考えでおよそ3年前にメニューに載せた皿だということです。
■お薦めくださったのはこの人、「カフェ・ヴェルディ」店主の続木義也さんです。せっかくだから、このお子さまランチ賞味のお昼にどうかいらしてください! とお付き合いいただいたのです。どうか「カフェ・ヴェルディ」のサイトの日記をご覧になってください。ほんとうに毎日更新、充実の内容です。
■キッズ・プレートについているプリン、なめらかで美味でした。これでごちそうさま! ・・・でいいはずなのに、欲深くもシャリオを見せていただき、「わたしは要らないしね」なんて言ってたのにココナツとショコラのケーキをいただき、やはりまたシェフのルセットによるクレーム・カラメル(プリン)も所望。(-_-;) いつものハーブティで身体の中からきれいになればいいなあと思いつつ、サーヴィスの方が出してくださったショコラのアイスクリームもぺろっといただき・・・すっかり満腹、幸せになりました。
■たっきーが出て来てくれました。シェフの滝本将博さんです。「別に普通だったでしょう?」なんて言うけれど、いいや普通ではありませんでした。「フェリエ」のエスプリが生きた、子供時代からこれを食べていれば舌が育つだろうなあと思う、本当にやさしい一皿完結のお料理でした。
■日赤病院へももちろん行ったのです! 骨は・・・ゆっくりくっついてくれているのかなあ? 見る限りは先週とあまり変わらずでした。そして日赤前で大好きな「エコール・ミリテールの眺め」・・・皮肉なことにこちらの方が変化が明確、もう木々で見えなくなっています。雨でしたが歩いて近づいてパチリ。
「のぞみ」に乗って京都へ行きましょう!
2007年5月 10日, dans ■ごあいさつ京都 ホテル | lien permanent