■若冲展、秘密の中華とバー、カジュアルフレンチとイタリアン |
■入場者10万人突破、入場まで100分待ち、たとえ入場できても人垣しか見えない・・・大変な人気の若冲展(6月3日まで)。これを美術館の閉館後に貸し切りで30人ほどで鑑賞するという京都ブライトンホテルの粋な企画に参加いたしました。暮れかける頃に、相国寺の承天閣美術館へ。お寺の学芸員の方が非常にわかりやすくテンポのいい解説をしてくださって、どハデで細部までリアル、でもどこか現実離れした様子が漂う若冲の世界を実に興味深く楽しめました。感謝。
■ブライトンホテルから出発した展覧会、てきぱきとホテルからタクシーで参加者を送り出したのがこの人。稀代のコンシエルジュ、あけ~み=小山明美です。今日もよく頑張ったね~! 仕事後、疲れも見せずに「エリちゃん、中華に行こう!」と問答無用でわたしをまたもタクシーに押し込んで、向かったのは北白川、造形大の近くの「叡」という小さな家庭的なお店です。エビチリソース、鶏の唐揚げ、フカヒレスープ、おこげ。どれも普段使いのお店としてはなかなかに美味で印象のよいお皿ばかりでした。
■わたしが知らないお店に連れて行って、「よく知ってるねー!」とわたしがびっくりするのを見るがあけ~みの無上の喜びなのです。彼女はまたわたしをおもしろいところに連れて行ったぞ。北大路烏丸にある果物屋さんが夜になったらやるバー。フルーツカクテルが多彩にあります。メロンとジンで作ってもらったカクテル、とろんと甘くていい香り。
■ある昼、久しぶりで「ガスパール・ザンザン」へ。プレートランチ千円、選択可能な数種類のメインから、豚バラ肉のオーヴン焼きを選びました。黒いのはイカ墨のリゾット、スープはキャベツと空豆。サラダ2種にバゲットが載っています。完全3部入れ替え制で人気のほどを改めて目の当たりにしました。シェフの内野さんはイケイケ状態、6月半ばにもう1軒オープンとのこと。烏丸通に、「ガスパール」3軒目が誕生です!
■間之町二条下ルの「ジォカトーリ」、狭っこいけれど、それが心地いい、明るい楽しいカジュアルイタリアンです。ある夜早い時間に(いつもなかなか席がない、)ひとりで野菜煮込みと、白金豚と生ハム重ね焼きにパンという夕食。原稿書きが控えていたし、この日はアルコール気もゼロで、ただお料理だけをさっさかといただいたのだけど、「ごめんね飲まなくて~」と言ったら「骨折していたら飲まない方がいいんです! 注文なさったら止めようと思っていました」だって。優しくてうれし。店主の桑原さん、この人も右手骨折・・・どころか右手の骨が「粉砕」されて1年以上使えなかったという大変な憂き目を乗り越えられた方なのです。今こうしてすてきなお店をしていらっしゃるから、励みになりますね!
「のぞみ」に乗って京都へ行きましょう!
2007年5月 31日, dans 京都 洛中あちこち | lien permanent