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2007年4月12日 (木)

■祇園 なん波


1_2672_264ずっとご紹介したいと思いつつ、遅くなりました。昨年11月20日にオープンした「祇園 なん波」へ、やっと3月の末に伺ったのです。こちらはわたしの貴重な情報源のひとつである名門お味噌屋さん、宮川町の「山利商店」の中村利子さんのご推薦です。場所がすごいのです。祇園ホテル前、四条北側、「千ひろ」さんのお隣、「祇園花霞」の斜め前というロケーション。実は工事中からわたしは気になって気になってしょうがなかったのです。怪我続きで本当にめげそうになっていた3月のある夜、「めげてなるもんかいよ!」と京都ブライトンホテルの稀代のコンシエルジュにして親友・あけ~みこと小山明美を強引にも呼びたて、一緒に1万円のコースをいただきました。
3_2224_1776_1307_1198_1009_9010_8511_15612_15613_10114_68●「怪我のためお箸が持てないのに割烹で食事」というのにわたし自身は慣れましたが、お店には電話であらかじめお詫びしておくべきです。大抵は器を傷つけないような素材のスプーンやフォークをご用意くださいます(写真上)。●あわび、うど、根芋のさっぱりした先附 ●あぶらめのくずたたき、えんどう豆白玉のお椀 ●造り:とろ、鯛、剣先いか、たいらぎ貝貝柱 ●八寸に、いいだこトマトソース和え、とこぶしととり貝のてっぱい、(桜の花の下に)白魚天ぷら、さより木の芽寿司、一寸豆 ●焼物:ますの木の芽焼き、菜の花ごま和え(これでふたり分) ●口直し:玉子豆腐、ホタルイカ 土佐酢ゼリー ●甘鯛、若竹の炊き合わせ ●筍と焼き穴子ごはんは土鍋で炊きたてを。赤だしと漬物が付きました。 ●デザートに、マンゴーといちごの白ワインゼリー寄せと桜アイスクリーム ●菜の花きんとんと、●お抹茶で〆。
21_84ご主人の難波修さんは京都ホテルで長らく勤められた方です。「招福楼」系列の上品で美麗なお料理は、奇をてらわずしみじみ美味。ひどくびっくりさせられることもなく(=どなたにもお薦めしやすい。コンシエルジュ・あけ~みも京都ブライトンホテルのお客さまをご案内することでしょう)、お値段も程よし。しっとりと懐石コースがいただけるお店です。「千ひろ」さん「祇園花霞」さんに囲まれた中で、また違う種類の割烹の登場により、(競合では全くなくて、)和食の層がより厚くなったのです。京都らしいことです。

22_71「祇園 なん波」 京都市東山区四条花見小路東入ル 電話075-525-0768 11:30~14:00、17:00~22:00 不定休 昼5000円~、夜8000、10000、13000、15000円。



「のぞみ」に乗って京都へ行きましょう!

2007年4月 12日, dans 京都 和食07前半 |