■骨折お見舞い御礼 その4 |
■全国100万人の読者の皆さま、お見舞い、励ましのメールを引き続きいただき、感謝しております。「CREA eats」お買い上げのご報告をいただいた方々にも心から御礼申し上げます。引き続き右手不自由状態で、メールのお返事が最低限しかできず、ごめんなさい。いただく1通1通、優しいお気持ちやいたわりのお言葉のありがたさを噛み締めています。
■怪我をして以来、思うように動けなくなったばかりか何をするにも倍以上の時間がかかってしまい、ほんとトロいことです。けれど行く先々で包帯ぐるぐるの手を振り回しては心配してもらいかまってもらい、なんだか結局いい思いばかりしています。うれしいお見舞いの数々に優しい見舞い客、めちゃくちゃに多忙だった日々の直後に怪我のおかげで突然訪れたミニヴァカンス・・・かなり幸せな治療生活です♪ 骨折以来食べたものをご覧に入れます。左手でがんばってアップします。
■「ジォカトーリ」のボリート、優しい煮込み料理を思い出して伺いました。豚ほほ肉と野菜の柔らかい煮込み。左手だけでも食べやすくて、いたわられるようなお料理です。シェフの桑原さんも右手を事故で複雑骨折なさった方です。今も十分曲がらないとおっしゃりながら、こんなにちゃんとお店をやっていらっしゃるのですから、とても勇気づけられます。パスタは七味唐辛子を練り込んだタリアテッレ アサリと春野菜和え。昨年秋以来のお気に入り、七味がほどよく効いて粋な香りです。
■先日14日付で一度ご紹介した「日本料理 山玄茶」。以前「祇園さヽ木」があった祇園町北側の跡地に2月にオープンしたお店です。改めて夜の16000円のコースをいただきました。「招福楼」ご出身のご主人のお料理は、お人柄を映したように、実直でけれんみのないものです。おだしのしみじみおいしいこと。すべて申し分なく美味でしたが、とりわけ心に響いたものをコースから3品抜粋します。●事情を話してお詫びをしてフォークをご用意いただきました。器を絶対に傷つけないように細心の注意をしつつの食事です。●お椀。あぶらめに梅肉、筍、ぜんまい、黄にら、木の芽。春そのものでした。●ぐじの湯葉包み揚げあんかけ、小松菜に柚子。あんが美味、生姜の香りが格別よかったです。●締めご飯は伊勢海老の炊き込みご飯。伊勢海老をほぐして味噌も混ぜ込んでよそってくださいました。やみつきになるおいしさでした。
「日本料理 山玄茶」 京都市東山区祇園町北側347-96 電話075-533-0218 12:00~13:30入店・14:30閉店 18:00~20:00入店・21:30閉店 昼5500円~、夜11000、16000円。なるべく予約を。
■おなじみ「トラットリア・ニーノ」、こちらの「ホワイトアスパラガス クリーム卵ソース レモンオイルの香り」、これを食べたくて夢に見るくらいでした。ふわふわの卵クリームはレモンが香りたち、太い白アスパラと絶妙に合うのです。名作だと思います。そしてここに来たら必ず極細のタヤリンをいただきます。今回いただいてみて、より細く繊細になっていました。そしてさらに、上からはらはらとかけられるおろしたチーズが、より細かく、ふわふわに空気を含んで、細いタヤリンに絶妙に絡んで感動深かったのです。前との明らかな違いをシェフの関俊仁さんに伺ってみたところ、やはり先日のイタリア旅行で新兵器を仕入れてきたとのこと。こんな感じで、いつも伺う度に必ず何か進歩を見せてくださるのです。
■髙島屋に用事に行った帰り、「そうだ 三嶋亭、行こう!」となってレストランフロア「京回廊」へ。すき焼きの気持ちだったのに、食べやすさを先に考えてステーキにしてしまった軟弱なわたし、でもばーんと特撰フィレステーキ6300円をいただきました。とにかく一食一食、絶対に景気つくようなものを食べたいのです。元気だろうが病気だろうが怪我だろうが、ひとりだろうが誰かと一緒だろうが、常に何か盛り上がりがないと気が済まないのです。毎日祝祭気分ね♪
2007年3月 27日, dans ■ごあいさつ京都 イタリアン06-07京都 和食07前半 | lien permanent