■「御幸町つばき」 お昼の新コース |
■3月7日に発売を控えた「春京都」(扶桑社)が無事終わったところで、次の「夏京都」の打ち合わせのために東京から編集者の坂口明子さんと鈴木敏之さんがいらっしゃいました。夏の宵の気分・・・夏に食べたい京都のものは? なんて明るい春の日差しの中でお話をしながら、その後のお昼をみんなとても楽しみにしておりました。「春京都」で取材させていただいた御礼がてら、このサイトでも何度かお話ししている「御幸町つばき」に伺ったのです。2630円の今までのコース「かぐら」に、3890円の新しいお昼のコースが加わっていました。(ついでに、2630円の方に注文が集中するということで、千円台のランチコースは止められたとのことです。)3月からスタートしたこの新コース、非常に充実感がありました。お昼に気楽に懐石エスプリを楽しめてお味もばっちり、すっかり満腹になって、非常にカリテ-プリがいいものだったのです。
■上の写真:弥生の献立「こうひ」3890円より、●先附 胡麻豆腐 松の実味噌がけ ●向附 旬魚の造り(金目鯛、ぐじ、平貝) ●お椀 新もずく、蟹、豆腐 うす葛仕立て ●焼物 新筍と地鶏の山椒醤油焼 ●お凌ぎ 貝柱、新若布、生姜の効いた土佐酢ジュレと。
どのお皿もお味くっきりと明確でおいしい、皿の中の調和もよく、コース全体の調和もいいのです。若い気力がみなぎって、やる気あふれる感じが皿からぐいぐいと伝わってきます。もちろん技術の裏づけあってこそのものなのでしょうが、それにしても、料理自体が力を持っている感じって、簡単にはないものだと思うのです。今後どんな進歩を見せてくださるか、ものすごく楽しみです。
■写真が嫌いみたいです。見送りに出てきてくださったので「みんなで写真撮りましょ♪」と言ったら、取材時は写真を撮らせてくださらなかったオーナーの小峯充靖さん(右端)も、「おーいみんなで撮るから逃げずに来いよ~」と料理長の野口大介さんを呼んでくださったのです。ところがやっとこさ野口さんが中央でにっこり笑ってくれたと思ったら小峯さんはお空見てんの。この画像を見つつみんなでゲラゲラ笑って、ほんと楽しかったです。若いっていいんだと思うようになったわたし、年取ったんか? (-_-;) 昔は本当に老成したもの、成熟したもの、完成したもの、大人なものにしか絶対に惹かれなかったのに、今は違います。若いパワーがみなぎるって無条件にすてきで微笑ましい。絶対に応援するから、頑張れ頑張れ! って思うようになっちゃいました。
「のぞみ」に乗って京都へ行きましょう!
2007年3月 6日, dans 京都 和食07前半 | lien permanent