■「婦人画報」 2007年4月号 |
■本日発売の「婦人画報」4月号です。連載ページ「京都の雌雄」と共に、「桜の京都 食手帖」をやらせていただいています。企画出しは年末から、撮影は1月末~2月にしています。まだ寒い頃から春のページを作るわけですが、原稿書く時は春爛漫の気持ちでした。わたしは憑依体質というのか、取材時でも原稿書きでも、いつも気持ちが「なりきる」ことができるのです。どのお店に伺う時でも、「あなたのお店は世界一、わたしは絶対にあなたの味方」状態。本気でそう思って出かけます。どんな方も人生かけてお店やっていらっしゃるのだから、わたしはできるだけ予習なりあらかじめの試食をして、当日は頭を下げて、お話を聞きだすようにします。そして願わくば、通りいっぺんのことだけでなく、他の人には語らないことを、わたしには語ってくださればすごくうれしい。どうしてもそこまで対象を愛せない時はどうするか? 編集者の方にお願いをして、取材先を変えていただくかライターを変えていただくかです。ほんと生意気なことです。でも自分の名前で看板を掲げた以上、徹底しないといけません。・・・浅いキャリアなのに、こんな生意気を言うのに、何かしら途切れず仕事をいただけることを本当にありがたく思っています。
■ところで、今回の「桜の京都 食手帖」もわたしの担当部分はご存じ・巨匠ハリー中西に撮っていただいています。なのになぜか、クレジットが抜けているのです。申し訳ないことです。 ●「菊乃井 本店」 ●「ブラッスリーカフェ・オンズ」 ●「みかく」 ●「プチレストランないとう」を撮っていただいています。いつもながら(本人の風体とは裏腹に・・・ごめんよ☆ )非常に美麗な写真です。わたしも現場にいながら、ここまでの美しさを見ていなかったなといつも思います。一瞬にして、対象がどうしたら最も美しくおいしそうに見えるか見極めることのできる人なのです。撮影時、ヴィジュアルは安心して任せきって、わたしが取材に集中できるのはこの人のおかげです。愛想が悪くてもそっとしているが、写真は本当にうまい。天賦の才です。
「のぞみ」に乗って京都へ行きましょう!
2007年3月 7日, dans ●掲載誌 | lien permanent