■「唐長」の展覧会「fuyu」 |
■先週の14~16日の3日間、「唐長」の11代目当主である千田堅吉さんの個展が北白川の駒井家住宅で開かれました。入稿の合間を縫って、ほんのしばしお邪魔させていただきました。本サイトにも文様を使わせていただいている「唐長」さんですから、何があっても伺います。展覧会は「fuyu」というタイトル。唐紙作りに使われる板木は一切使わずに作られた千田堅吉さんの作品が、駒井邸の洋館に見事に溶け込んで展示されていました。写真上右は2階のサンルームです。なんともすてきな空間でした。
●駒井邸のエントランスで迎えてくれたのは、おお、今日もすてきな千田愛子ちゃんです。かっこいい着こなし、すらりときれいでモデルのよう。●そしてサロンで父上の千田堅吉さんと愛子ちゃん。優しくすてきな方々で、わたしはこちらのご家族に本当にお世話になっています。●作品は、一切壁に釘を打てない空間ゆえ、床や家具の上に置かれていました。
■おみやげまでいただきました。「江里さんのことを思いつつこの箱にしましたよ」なんてお父さまに言っていただいてひどく恐縮。でも赤い箱というだけでもちろんわたしは大喜びです。さて、中が何だったか・・・は改めてお見せいたします。北白川でひと時夢を見ているような時間でした。
■けれど頭の片隅では「キヨシ君、原稿書かずに出かけていると知ったら怒るだろうなあ」とおびえていたのです。キヨシ君というのは文藝春秋・わが「CREA eats」の編集長・西川清史さんのことです。先日不幸があった時、そしてその後わたしが体調や気分が不安定だった時、それは優しく 「すべて忘れてそちらに専念しなさい。身体大事にしなさい。旨いもん食べなさい。ゆっくりしなさい。」などと(大変珍しくも)いたわってくれたというのに、レイアウトがどんどん出てきて入稿時期に突入するや、「死にもの狂いでがんばれ!!!! 1ページずつでもできたもんから送れ!!」 やと。わたしがやれと言われたらやるのを知ってるのです。(-_-;)アメとムチやのう。・・・というわけでわたしはまたせっせと原稿書きに戻ります<(_ _)>
2007年2月 19日, dans 京都 唐長 | lien permanent