■再開いたします |
■サイトをお休みしておりました。それだけでなく、編集者の方には原稿をお待たせし、取材に遅れ、連絡はつきにくく、食事はキャンセルする・・・と皆さまに大迷惑をかけてしまいました。お詫びしつつ、理由を明らかにすると、わたしの母が他界したからです。ひとり娘で父もすでにいないわたしはあたふた右往左往、やること山積! ご迷惑をおかけした方々にお詫び申し上げ、そして優しい言葉をくださった方々には心からお礼を申し上げます。明るいもの、美しいものが大好きでどこにでも出かけて行き、人とおしゃべりするのが無上の喜びであるわたし(=いつも躁状態、アホ)に較べて、母はまったく正反対、真面目すぎて不器用で、引きこもりがちだった人です。どうか魂が安らかであれと、京都に戻って藤井大丸の「プーゼ」でまずお花を買いました。彼女は真っ赤ではなくて、こんな色が好きだったのです。

■普段通り取材の日々に戻り、伺った祇園の「匠 奥村」さんのカウンター前の華麗な屏風です。母の魂もどうかこんな風に羽ばたいて行ってくれ~、と不肖の娘は取材をしつつ思ったのでした。わたしは仕事に恵まれ、友人知人には恵まれ過ぎるほど恵まれて本当に幸せです。まるきり性格が違ったから、わたしの幸せを分けてあげることもできなかったなあと、一瞬か二瞬だけ、ない胸も痛みます。
■わたしは本当に京都市民になりました。12月31日付けで恐れたように、窓口で「ご予約は?」とか「いや、今日はもういっぱいで、」とか、「すんまへんなあ、貸切入ってまして~」なんて言われることはぜーんぜんなくて、紙を出すと事務手続きがされて5分ほどで住民票をもらえました。その瞬間、ちょっとうるうるしました。いずれは、と長年思いつつ、わたしの職業ならまだまだ東京にいるべきだ、離れて京都を思うのがいいのだ、という気持ちでおりました。ところが東京にいても京都のことしか考えられなくなり、わたしの魂は空っぽ状態に。人とのお付き合いも京都の方が圧倒的に濃くなってしまって、こうなるようになっていたのだと思います。京都市市民憲章なんて、なかなか見たことないでしょう? 「文化財の愛護につとめましょう」はあっても「美食を大事にいたしましょう」とか、そんなんはないんか!? そして「旅行者をあたたかく迎えましょう」です! 京都の皆さま、恐れ多くもわたしは転入させていただきました。今後より一層精進して、京都のすばらしさを伝えることを仕事としてゆきます。どうかわたしのことも、あたたかく迎えてくださいませ<(_ _)>2007年1月 14日, dans ■ごあいさつ | lien permanent



