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2006年12月21日 (木)

■二條ふじ田


1_2092_2103_1804_1485_1296_1147_1038_899_7810_7311_11312_11213_7714_5315_4316_36二条通の河原町と寺町の中ほど北側に「二條ふじ田」はあります。(わたしの今の京都の住まい、偏愛する寺町二条から至近♪) 店主の藤田敏晴さんは若々しく、いつもさわやかで笑顔を絶やさぬ感じのいい方です。店内の雰囲気もすがすがしく、こちらもまた、びっしりと存在する、京都の和食店のクオリティを支えている大切な一軒です。
●酒肴的な先附に、スモークサーモン、いくらみぞれ和え、長芋わさび漬、舞茸とからすみ、うなぎの蒲焼、数の子。日本酒を飲まずにいられません。●すっぽんのお椀。ぽかぽかに温まりました。●向附はこれでひとり分のたっぷり量、ひらめ、ひらめのえんがわ、寒ぶり、剣先いか、赤貝、うに。●お椀。椀だねは貝柱のしんじょう、湯葉包みと車海老、椎茸、柚子。非常に上品なお味です。お椀の蓋は梅のモチーフです。●鰆の味噌漬 ●白子をポン酢で ●お凌ぎの鯖寿司 ●粟麩揚げ煮と海老芋の蟹あんかけ ●赤だしが出てきて・・・ ●おきまりのちらし寿司です。●ご実家の「二條若狭屋」のお菓子が食後に必ず出されます。銘はかぶらの形のものが「里の冬」、そして●「枯葉」 ●最後にお薄が供されます。●にこやかで誰からも愛されるご主人の藤田敏晴さん。
一緒に出かけたのは、京都ホテルオークラの広報をつとめる坂田弥生さん。彼女がまたにこにこと優しく、非常に頭がいいのに人当たり柔らか、一緒にいたらほっとなごんで気持ちがあたたかくなるのです。こんな人に会えたのがうれしくて、食事もよりおいしくなります。いいホテルを作るのはいいスタッフだ~! さてお料理はどれも「安心のおいしさ」といったらいいかと思います。どれも奇を衒うことなくきちんと素材の味を生かし、絶対大丈夫、みんなに愛されるお料理です。いい素材を使っていても「これでどうだーっ!」なところは微塵もありません。どの皿もおっとりとにこやかに差し出され、季節感豊か、何か育ちがいいというか、やはりご主人の、和菓子屋さんの次男であられることがそのままお料理のあり方に表れていると思うのです。お料理はお店のご主人そのもの。お店はご主人のおうちみたいなものです。人柄がよければすなわち料理がいいということはないのだけれど、でも人柄はそのまま料理に映ります。その人の気が入っているわけですから。そしてお店に入ってみてぱっと感じる雰囲気とか質の高さ低さなどは、まず絶対にはずれることはなく、人と会った時の第一印象と同じだと思っています。こちらのお店は熱狂的に人が訪れて予約が殺到して、長いカウンターの真ん中にはピッツァ釜があって仰天させる、というのとはまた違います。味の分かる、静かに料理を楽しむ顧客が絶えず訪れ、客にとっても存在が心の支えになるようなお店です。和菓子の名店「二條若狭屋」に生まれ育ち、お菓子の中で育ち、でも次男である自由さで料理の世界に入ったという藤田さん。それでも店を開いたのはご実家と同じ二条通、そしてここを選んだ理由は「掘ったらいい地下水が出たから」 というお話がわたしは大好きです。
「二條ふじ田」 京都市中京区二条寺町東入ル 電話075-213-0511 17:00~21:00入店 水曜休み 予約を。料理はおまかせのコースのみで6300円、8400円、10500円、12600円。

「のぞみ」に乗って京都に行きましょう! 本格的に冷え込んできた京都の夜に、優しい味わいの和食で幸せ気分に。

2006年12月 21日, dans 京都 和食06後半 |