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2006年12月22日 (金)

■懐石・宿 近又


11_114御幸町通の四条を上がったところ、西側にある料理旅館「近又」。国の有形文化財にも登録された風情あるたたずまいがすばらしいです。こちらはわたしにとっては本当に思い出深いお店です。東京から月に最低一度の京都通いを始めた20代の終わりの頃、わたしはまじめにお庭巡りなどをしておりました。水野克比古先生の美しい写真に魅せられて、お近づきになりたい一心でページを作り、(当時わたしは女性誌の編集者でした)ついにお目にかかりに行ったのです。そして京都をどれほど好きであるか、先生のお写真がどれほど美しさに満ちて感動深いかを切々と訴え、呆れさせたということがありました。それでも優しい先生は雑誌のために写真をお貸し出ししてくださり、以来、奥さまと、今では立派に写真館の館長を勤めていらっしゃるお嬢さんの歌夕さんも一緒に楽しい時間を過ごさせていただいたり。本当に感謝しています。その水野先生が、20代終わりのわたしに、とにかく一度出かけて食事をいただいてごらんなさい、とおっしゃったのが「近又」さんでした。当時のわたしにとって、1回に1万円、2万円という京都の食事は文字通り「身銭を切る」もの。いいお店はできるだけお昼に出かけてそのエスプリを知り、夜は安うまいお店を訪ねるという京都巡りをしていました。あるお昼、水野先生のお薦めに従ってえいやーっと「近又」のお座敷で食事をしたわたしは、しかし、深い感動に打たれたのでした。街のどまん中にして、この静寂、手入れされたお庭、そして非常に丁寧に作られた懐石コースの美味であったこと、そしてもてなしのあたたかさ。古い建造物なのによく手入れがゆき届き、モダンなデザインもそこここに散見されました。それらすべてがご主人、鵜飼治二さんの高い志によるものであることは、後に取材などさせていただくようになってからわかったことです。気軽なテーブル席もあり、料理教室やらイヴェントの開催、そして宿泊客でなくてもいただける充実の朝ごはん。知れば知るほどすばらしい旅館でした。HPはこちらです。
2_212クリスマスリースはエントランスに飾られていたものです。旅館にこんなリースが不思議に合って、瀟洒な雰囲気を作っていたました。お花はすべて女将の鵜飼真澄さんが活けていらっしゃいます。お嬢さんの理恵さんは写真家をめざしていらっしゃるそうですし、(撮影の素材が多くてうらやましいです、)ご子息は音楽家でいらっしゃると。本当にすてきなご家族です。
3_182語り出すとわたしはどんな場面ででも話がありすぎて長くなっちゃうのですが、取材はいつもものすごく早いです。天才ハリーがあっという間に撮ってくれますから、さらに今のいま、1日数軒も取材を詰めていますから、わたしものんびりしていられない。話は要点のみ伺い、そして大抵は取材の前後に客として必ず食事をいただきに上がります。コース全貌をちゃんと知らねば。それが基本。
10_72明日はこのお店の話をします。さてどちらのコロッケでしょう?




11_11512_113うれしかったプレゼント、赤い包装のイタリアのショコラ。研究熱心ゆえ京都のみに留まらず、東京までフレンチを食べに出かける友人の優しいおみやげです♪ わたし京都の人に東京みやげをもらうようになってしまいました。こりゃどういうことだ~??

「のぞみ」で京都に行きましょう! 京都では料理旅館でしっとり滞在、お料理だけいただいて美味な懐石を楽しむこともできます。 

2006年12月 22日, dans 京都 ホテル |