◎テクストや写真の無断での転用・転載・まる写しは 
ご遠慮いただきますようお願い申し上げます。

◎写真はクリックしていただければ拡大サイズで表示されます。
◎タイトルの前の記号: ■=京都 ●=東京 ★=その他の話題

« ■祇園さヽ木 12月(2) | トップページ | ■陶然亭 冬 »

2006年12月26日 (火)

■春の料理を取材の日々


1_215ノエルが過ぎるとがらりと街の風情が一変、お正月モードになります。その情緒にひたる間もなくお正月をすっ飛ばして毎日京都の春のお料理の撮影をしています。さぶい京都で足の裏にカイロを貼り付けブーツをはいて、モコモコに着込んで春爛漫のお料理取材! けれど少しお正月風情の撮影もいたしました。「修伯」の吉田修久さんが電話をくださって「日本料理アカデミー」でフランスへ行って料理デモンストレーションをすると。事前プレゼン用の写真撮影の依頼です。わたしが天才ハリー中西と撮影の日々だろうという予測に基づく、絶妙なタイミングの電話。どんなに忙しくても、何とか都合をつけて行きましょう。若き才能が、京都の料理が、フランスでプレゼンされると聞いて、協力しないでいられるでしょうか? (いいやいられはしません!) お椀かしらと思っていたけれど、天ぷらとのことで、お正月らしい羽子板形の塗り物に盛られました。ずば抜けて美しい写真が撮れたはずです。料理も、撮影も、神がかりのようだ! 相変わらず咳ばっかりしてヨレヨレ状態、ひとり神がかっていないわたしは「すごいなあ」と才能のきらめきを眺め、この場に立ち会える幸せに浸っています。
2_2163_185「竹きし」さんのお話は11月の半ばにしたかと思います。釜飯を看板にした祇園の割烹です。こちらで、こんなお弁当を作っていただけます。4千円くらいから。もちろん釜飯もテイクアウトできます。(持ち帰り用は陶器入り。)一品料理も豊富、何の衒いもなく、すべてがおいしくお値段も手頃で、わたしはこのお店が大好きです。
11_11712_115女性オーナーシェフのお店を2軒! まず酒井久美さんの「レストラン ル・ミリュー」、かつて「パリの食堂」があった場所にオープンしてはや1年余りです。久美さん、明らかに腕を上げています! すばらしくおいしかった~! 改めてご紹介します。
21_4922_4723_28何度かご登場いただいている高倉六角・「小豆家 うさぎ亭」の中村薫さん。甘味もお昼も大人気です。あんみつで始まったけれど、ランチ1200円がますます充実! わたしは彼女の手書きのメニューを見るのが大好きです。元気がみなぎっていて。こちらの一度のお昼で30品目くらい食べられるのではないかしらん? わたしは高倉通の四条から六角の間に信頼する医院2軒を持ち、今や薫さんのランチもあって、ヘルシー通りという気持ちです。ついでに・・・ひと筋西は東洞院=お菓子の通り(「ミディ・アプレミディ」)、ひと筋東は堺町=カフェと和食の通り(「イノダコーヒ」、「室町和久傳」)、その向こうは柳馬場=写真の通り(堀内カラー)・・・以上関係ない話です。通り名を口にするだけで京都にいる幸せに包まれしまって・・・アホです。
41_742_8仕事ぎうぎうの日々、取材先での試食も多くて、「予約をして出かける盛大な食事」になかなか行けませんが、ぱっといただけておいしい錦・「冨美家」の冨美家なべです。熱々土鍋の鍋焼きうどんが、なんと580円! こんな幸せがあっていいのだろうか? (いいのだああああ~!)

「のぞみ」に飛び乗って京都に行きましょう! お正月準備のため、準備しない人でも、錦の熱気の中で、ただお買い物をするだけでも!

2006年12月 26日, dans 京都 和食06後半 |