■祇園さヽ木 12月 |
■今月もこの日を楽しみに毎日頑張ったのです。「祇園さヽ木」の12月、蟹尽くしだった11月の次はいったいどんな料理で楽しませてくれるでしょうか。この夜も18:30過ぎにはカウンター満席、奥のテーブル席も2階のお座敷もフルに詰まり、お店に入るなり期待が高まりました。今月もまた訪れることができたうれしさ、コンサートが始まる前のようなうきうきした気持ち。手際よく盛り付けやサーヴィスをこなすスタッフの仕事ぶりもすがすがしいことです。取材であちこち巡った1日でしたが、試食もできるだけ控えめに、お腹を空かせて来ました~~!
■先附に始まる全10品ほどのコースです。●鯛の焼霜を胡麻酢で。大徳寺納豆。すだちの香り。●白子を細かいパン粉で揚げたもの。先月と同様、外側がごく薄くパリッとして中はトロトロ、あきれるほどのおいしさ。●お椀代わりにスープです。●金華ハムとすっぽんでとった濃厚なだしに、香ばしく焼いたフカヒレと胡麻豆腐。この濃い取り合わせ! くらくらするほどの美味でした。●向附の盛り付けをする佐々木さん。カウンターはこうして見事な手元を眺める楽しみがあります。●二番手の木田康夫さんがしっかりと佐々木さんを支えます。一番初めのお店(現在「割烹 いいもり」になっています)、5席のカウンター時代から佐々木さんを助けてきた貴重な方です。●今月の向附。鰆の焼霜、車海老、いかとうに(海苔を巻いていただく)、いつものトロ寿司。トロは大間のもの。●車海老の頭部分を炙って。一緒に行った方が海老アレルギーなので、その分をいただいてご機嫌♪
●バルバリーの鴨を準備中。ごぼうの千切り、九条ねぎを敷いた皿に鴨肉をどーんと。●鴨が焼ける間に、汲み上げ湯葉と、クエ。深い旨みでした。●ピッツァイオーロのようにピッツァ釜の世話をする二番手、木田さん。●そしてこれが焼き上がった鴨だーっ! と言う声もひそめないといけないほど、ボケ写真でした。何枚も撮っているのに、一枚もピントが合ってなかった・・・ひい~!しかしお料理は最高でした。焼きたてをスライスした身に、山椒の効いた味噌の濃厚ソースが絡んで得もいえぬおいしさ。九条ねぎの甘みとごぼうの風味が鴨肉の味わいを引き立てて見事でした。一緒に行った方は「切らんでいい、まるごとナイフとフォークで食べたい!」と。本当に! ●そしてご飯の前のラスト一品、いつもの「ぐつぐつ」が来ました。ここまで押しの料理でしたから、野菜たっぷりの優しい味で終わります。中身はかぶ、お揚げ、水菜。一味がピリッとアクセントになっています。●ご飯です! いつもこの瞬間が待ち遠しいのです。事前に「今日のご飯は?」とたずねても「それは言えん!」と教えてくれないのです。蓋を取るまでのお楽しみ♪ ●釜揚げしらすがどっさーっとのったしらすご飯でした! なんともおいしそう~~! ●ひと椀ずつよそってくださいます。
●お漬物 ●まず1杯め、おいしいい~~! ●おこげもいただきます。この後、一生お代わりして食べ続けていたかったけれど、お腹が膨れてしまっていました。ああ~。同行者は5杯くらい食べてました。それだけ食べられるのがうらやましい! ●フルーツです。ラ・フランス、マンゴー、柿、いちご。どれもが甘くて食べ頃。そして暗くなったと思ったら、●何日か遅れの誕生日を祝っていただきました。カウンターの全員唱和でHappy Birthday to you ! と。恥ずかし~~! そして実は佐々木さんも16日がお誕生日、わたしはこの場を借りて「早めのお誕生日おめでとうございます!」とカウンターの皆さんにふたたびHappy Birthday to you ! を歌っていただき、お花を差し上げました。津田陽子さんから託されたプレゼントのロールケーキ、フロールもここで贈呈! 佐々木さんおめでとう~~~!!!!! ●チーズケーキは自家製、しっとりいいお味でした。ありがとうございました。
●ちなみにこの日「さヽ木」さんでいただいたお酒のうちのひとつ、「松の司」はとろんとした濃厚な味わいでした。そして寺町二条「カルバドール」へ移動後にいただいたのはシャルトリューズ、少ししゅわっと割ったものです。お腹はすでにはちきれそう、ない胸も感動でいっぱい。心から楽しく幸せな夜でした。優しい皆さまにひたすら感謝。
そうだ 京都、行こう。 「のぞみ」に乗って師走の京都へ行きましょう! 混雑も収まり、ゆったり歩けます。おいしい食材たくさんのこの時季こそ、京都で食べ歩きをいたしましょう!
2006年12月 14日, dans 京都 和食06後半 | lien permanent