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2006年12月30日 (土)

■割烹ふじ原


1_2212_2223_1894_1535_1346_119「割烹ふじ原」は一品料理を自由にいただけるのが魅力の割烹です。そしてその料理が実に自由闊達、濃い目の味付けでばっちり決まっているのです。和食ながらオリーヴオイルやバターもどんどん使っているし、ガーリックも効かせてプロヴァンス風の香りづけをしてみたり、かと思えば完全に洋風に見える牛舌煮込みが実は味噌で煮込まれていたりと、驚かせ旨みに唸らせ、なかなかやるなああ~~♪ とうれしくなるお店です。この自在さ、当意即妙なあり方は、ご主人の藤原一駿也さんが、大使館勤めなど、外国での和食作りの経験が長いことによります。「たん熊」で修業、そしてパリや大連で料理を作ってこられたのです。お店は純然たる割烹のしつらえですがBGMはジャズ。年末のある晩4人で伺い、選んだ料理を織り込んだコース仕立てにしていただきました。お願いしたのは白子のソテー、すっぽん茶碗蒸し、高麗人参の天ぷら、牛舌味噌煮込み、豚ばら肉白菜蒸し。だし巻、みすじ肉丼も後からの注文です。 
●こっぺ蟹 ●花わさびのおひたし 松の実、粉かつお ●蒸し寿司、煮はまぐり入り●造りは寒ぶり、くえ、厚岸のうに。ここまでは比較的穏やか、先附的なお皿です。
7_1088_929_8210_7611_12012_118●白子のガーリックソテー(プロヴァンス風) ●白子のために、グラスに白ワインを一杯。ご主人の藤原一駿也さんです。●すっぽんの茶碗蒸し ●高麗人参の天ぷら ぎんなん、万願寺とうがらしと。これこそオリジナルです! ●牛舌味噌煮込み。おいしいいい~♪ 以上藤原さんならではのお料理です。白子のおいしかったことといったら。茶碗蒸しはすっぽんスープ仕立て、なめらかで舌に心地よく、非常に温まりました。
13_8314_5615_4516_3817_30●豚ばら肉白菜蒸し、豚肉の旨さと白菜の甘さがぴたりと合っていました。●だし巻き、これはおだしたっぷりで優しい味わい。●みすじ肉の丼 ●デザートにりんごといちご、コアントローと梅酒風味のジュレ。 以上でひとり1万5千円弱でした。どのお皿も素材のよさが際立っていました。味わい香り共に明確、日本酒やワインがよく合いました。祇園で食べ慣れた方がお客さまの大半とのこと、よくわかります。週に2,3度と訪れては家の食堂のように使っていかれる方もいらっしゃるそうです。
「割烹ふじ原」 京都市東山区祇園花見小路富永町東入ル一筋目角 げんすけビル1階 電話075‐525‐5088 12:00~13:30(昼は前日までに要予約)、17:30~21:00LO 月曜休み できれば予約を。コースは昼5250円、夜10500円~。
Calvador_10寺町二条に移動してフルーツのカクテルで締め。わたしの姉御分・藤田晶子さん(リビング京都)とその母上とお邪魔して、とても楽しんだのでした。



T_logo_104そうだ 京都、行こう。 「のぞみ」に乗って京都に行って、和食をいただきましょう! オーソドックスな和食に革新的な和食、芝居のような和食に草をいただく和食などなど、お店は本当に多彩にあります。

2006年12月 30日, dans 京都 和食06後半 |