■紫野和久傳 堺町店 |
■あるお昼のこと、姉妹のように仲よくしている年若い女友達とふたり、せっかく出かけたのにはずれてしまったランチの後に、「間違いなくおいしいところに行って気持ちを直そう!」と出かけたのがこちら。おもたせで知られる「紫野和久傳」の堺町店は、堺町御池下ル、「室町和久傳」に隣接してあります。おもたせの売り場が1階にあり、2階には茶菓席があります。ゆったりした品のあるしつらいの中、料理屋さんならではの作りたてのお菓子がおいしいお茶と共に味わえるのです。●柚こごりと一口れんこんもち ほうじ茶付 1155円。●おうすのセット。おうすと、(選べるお菓子より)生姜の葛焼 1050円。 柚こごりは「室町和久傳」の食後にも出てくるもので、ひとさじひとさじ柚子のえも言えぬ芳香を感じられるすばらしい一品です。れんこんもちは、笹で包まれた看板のお菓子・西湖のミニ版。作りたては格別香りがよく、おいしいものです。
■デタイユもお見せします。●柚こごりはこんな可愛らしいプレゼンテーションで登場します。●ほうじ茶がつきます。●葛焼はおいしそうな焼き色がついています。中はねっとりもっちり、生姜の香りも効いて忘れがたいおいしさです。なんと粋なお菓子でしょうか。おいしくて、お茶と合って、このお店に来なければいただけない、というのがまたすてきです。ちなみにお茶は紫野の本店の井戸から汲み上げた水を使っていられて、(この日はいただきませんでしたが、)煎茶も玉露もとてもおいしいのです。ほんのひと時でしたがわたしたちはすっかり気分転換ができてご機嫌となり、「またすぐに会おうね~!」と手をぶんぶん振って別れ、次のそれぞれの仕事へ向かったのでした。
「のぞみ」に乗って京都に行きましょう! 瀟洒な空間で料理屋さんの作る和菓子とお茶で午後のひと時、とても幸せになれます。
2006年12月 11日, dans 京都 スイーツ | lien permanent