■ジォカトーリ giocattoli |
■10月1日、間之町通二条下ルにオープンした「ジォカトーリ」。オープン後さっそくお出かけになった門上武司さんが「よかったですよ!」とお薦めくださったので、間違いありません。行かねば行かねば! 店名のサブタイトルが「イタリアワインとお菓子 ちょこっと料理の店」。黄色いロゴに白い店内、細長~い造りですがなぜか狭さを感じさせず、おいしいものが食べられそうな雰囲気が外から見ただけで感じられます。
■10月最後の週末、イタリアン大好きな友人を誘ってまず一度出かけていただいたのが以上のもの。この日ふたりともごく軽めの夕食にしたかったので、本当に前菜とパスタだけ。でもどの皿もおいしくて、とても満足感がありました。●パンは自家製です。シェフは何でもやりたいみたい。●プロシュートとサラミの盛り合わせ 1200円。●野菜のマリネの盛り合わせ 900円。●ワインもお酒も大好きなシェフ。「十四代」なんてものまで置いているのです。●豚のほほ肉の塩漬とタマネギのトマトソーススパゲティー 1200円。●トゥルキオで作ったスパゲティー ゴルゴンゾーラ 1200円。●パンナコッタ 赤ワインと蜂蜜のジャム添え 500円。●「ひと口味わってみてください」と出されたのは甘いリキュール? なんと味醂でした。飲んでおいしい驚きの味醂でした。びっくりしておいしがるわたしたちを見てシェフはうれしそうで、目がきゅるきゅる笑っていました。
■これは改めて出かけなければなりません。京都ブライトンホテルの稀代のコンシエルジュ、小山明美ちゃんを誘いました。自腹で3000軒食べ歩いてデータベースを構築、的確にお客さまを案内して喜ばせるコンシエルジュの鏡です。「今から歩いて行きまーす!!」とメールがあったのは約束の1時間ほど前のこと。職場のブライトンホテルから歩いて来ようと言うのです。気合の入れ方が違います。●パンはやっぱりグリッシーニまで自家製、赤いのは赤ピーマン風味です♪ 今日はオイルを添えていただきました。●プロシュートとサラミの盛り合わせ 1200円。●「ちょっとお待たせしちゃうので」と野菜チップを出してくださって、●サルシッチャのボリート 600円を待ちました。粒マスタードやかぶの葉などを使った緑色あざやかなペーストでいただきます。●牛肉薄切り(タリアータ)とサラダ バルサミコ風味 1200円。●ペンネアラビアータ 900円、ちょい辛がいい感じ。●凍らしたプリン、クレマカタラナに、フローズンの柿、ご自慢の味醂風味です。●その味醂を「ひと口どうぞ」とシェフの桑原正宏さん。●ロックにしていただいたらよりおいしかった♪ ●バジルのアイスクリームをまずナチュールで、●ひと口食べたらバルサミコをかけて、また違う味わいを楽しみました。●エスプレッソ、カップもかわいらしい。●バルサミコについて説明してくださる桑原シェフ。幅狭いカウンター、なぜ圧迫感がないのか、のびのび楽しい気分で食事ができるのか不思議なのですが、透明に作った頭上のグラス棚や、1cm単位で考えたというすみずみの造作が非常によくできているからでしょう。「上手に造ってあるなあ」と感動する厨房とカウンターです。そして何よりシェフのキャラクターがお店の雰囲気を作っているのです。カウンター5席とテーブル4席、みんなが同時に注文しちゃったら、ひとりで追いまくられて必死状態なのに、おどけて冗談を言ったりお茶目な様子を見せたり。客から愛され、間違いなくかわいがられるキャラです。気兼ねない、明るい、シンプルな料理だけどお味はばっちり決まっているからまた行きたい、また食べたい。久しぶりにいいイタリアンがオープンしてうれしいことです。お昼も千円くらいで営業していらっしゃるようで、また伺わなければいけません。ちなみに店名の「ジョカトーリ」とはイタリア語で「おもちゃ」という意味。お気に入りのおもちゃのようにみんなに愛されれば、という思いで付けられたということです。
「giocattoli ジォカトーリ」 京都市中京区間之町通二条下ル西側 電話075-212-0611 12:00~13:30、18:30~23:30LO・24:00閉店 (日曜は18:00~21:30LO・22:00閉店) 月曜休み
「のぞみ」で京都に行って、新しいお店でちょこっとイタリアン、いただきましょう。
2006年11月 6日, dans 京都 イタリアン06-07 | lien permanent