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2006年11月 3日 (金)

★『日本の旅ごはん』 向笠千恵子著


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時々このサイトに登場するタケシさんこと山本毅さんは、小学館の「和樂」を中心に活躍するフリーエディター&ライターでいらっしゃいます。いい仕事しているらしいんだけど、わたしにとってはただひたすら陽気な同業者。京都で会っては一緒に食べて騒いで、たとえば寺町二条のわたしの大好きなバーに行っても騒ぎ過ぎて他のお客さんが帰っちゃったこともあるし、かと思えばこのお店でボトルキープしてるなんて主張するし、ああ・・・。
■しかしこのたび向笠千恵子さんが小学館から出された『平成 食の風土記 日本の旅ごはん』を見て考えが変わりました。向笠千恵子さんとは「日本の朝ごはん」などの著書でも有名なフードジャーナリスト。本に記されたプロフィールをそのまま引くと、「食の職人、生産者、器、民俗、歴史、味、伝播の道筋などを多面的に考察しながら現代の食を探っている」方でいらっしゃいます。この本は、向笠さんが特に隠れ里を訪ねた記録で、対馬、壱岐、宮古、八重山、鶴岡、能登、木曾、尾鷲など日本のスローフードの源流ともいえる土地を訪ね、安全でおいしい食と風土を見つめた感動の旅エッセイです。実によく食べて、いかに土地とそこに暮らす人々を理解していらっしゃるかがよくわかります。食とは土地に結びついたもの、土地そのもの。向笠さんが旅先で詠んだ俳句も添えられています。とても温かみのある本です。
これはもともと「和樂」に連載や単発掲載されたものを1冊にまとめられたもの。「和樂」での取材担当、そして単行本にまとめる仕事をしたのがタケシさんなわけです。すごくいいお仕事です! 今日から尊敬モードです!
『平成 食の風土記 日本の旅ごはん』 向笠千恵子著 小学館 1575円。四六版、192ページ。ISBN4-09-387688-6 
1_1702_1693_150わたし自身は「隠れ里を訪ねる」といったニュアンスのある旅はさっぱりできず、単純に京都と東京の二都行き来の人生ですが、快適な「のぞみ」に乗るといまだにうれしくて、安心感があります。車内でお弁当を食べるということはほとんどないのですが、先日京都駅で「辻留」さんのお弁当を買えなくて、ではおなじみ「萩乃家」を、と思ったら売り切れ。絶対においしいものが食べたいからあれこれ見較べて、えいやーっと買ったのがこの「日本の味博覧」。これはホーム上の売店で1000円でした。これが野菜たっぷりの薄味・お味よしで、なかなかよかったのです。ひと時幸せでした♪

T_logo_47そうだ 京都、行こう。
ここに歴代新幹線の発着時チャイムがあります。今では速くて快適な「のぞみ」が主流ですが、かつて「ひかり」が主だった時代の「ひかり」のチャイムは本当に名曲です。

2006年11月 3日, dans ☆ニュース |