◎テクストや写真の無断での転用・転載・まる写しは 
ご遠慮いただきますようお願い申し上げます。

◎写真はクリックしていただければ拡大サイズで表示されます。
◎タイトルの前の記号: ■=京都 ●=東京 ★=その他の話題

« ●カンテサンス | トップページ | ■しばしお休みします »

2006年10月22日 (日)

■素料理 虚無蕎望 なかじん 


1_167Nakajinsan_12_16610月21日、「素料理 虚無蕎望 なかじん」が誕生しました。「石臼碾き手打ち蕎麦 虚無蕎望 なかじん」が店名も変えてリニューアルオープンされたのです。おめでとうございます。たった1週間で中の造りが変わっていてびっくり。店内は横一文字の8席のカウンターのみで、(以前はL字形14席)「(厨房設備の)場所が変わってしまってうろうろしてます」と笑いながら、店主の中村一臣さんがすべてひとりで料理をしていらっしゃいました。以前からお蕎麦やさんとは思えないラインナップで楽しませてくれていたのに、もっともっと割烹的にお料理をなさっていきたいということで、今回のリニューアルに踏み切られたのです。「素料理」とは、中村さんのサイトからそのまま引用すると、「素材を活かした料理」、「素朴な料理」、「質素な料理」…つまりシンプルな料理という意味だそうで、しかし決して手抜きの料理ではない、と。(もちろん手抜きなんてできるはずもない方です!)
3_1474_1285_1126_98しばらくはすでに予約で満席状態とのことですが、わずか1席残っていると先日伺い、オープン2日目の本日お昼、飛んでゆきました。お店から全員にシャンパーニュ(か日本酒)がふるまわれました。メニューは昼夜共に4800円が基本コースで、粗碾き蕎麦、蕎麦がき、せいろに料理2品という構成。これに酒肴などオプションをいくらでもつけてもらえるのです。さらに夜は9800円でおまかせ12~13品のコースをなさいます。これは改めて伺わなければなりません。●先附 ●塩でいただくのがおいしい粗碾き蕎麦までは同じですが、次の皿からはチョイスしたものが出されます。
7_898_789_6810_5811_7912_7613_5314_3715_3116_26お料理2品が基本ですが、せっかくだから、今あるもの何でも出してくださいとオプションをいきなりお願いしてしまいました。メニューもまだできてないということで、何出してくださるかしらん? とすべてお任せに。●お寿司、ひらめの昆布締めと中とろ。●蕎麦がきはふわふわです。●うなぎは普段ほとんど食べないのですが・・・これはいただきました! ●車海老の天ぷら、中のちょいレア加減、よかったです。●焼き鳥、○むね肉 ○もも肉 ○ソリレス!! ●せいろも塩とわさびとねぎでいただき、後からおつゆを蕎麦湯で割っていただきます。●蕎麦の実アイスクリーム。お蕎麦がおいしいのは言うまでもありません。焼き鳥がとりわけ感動深かったこと、天ぷらもお寿司も、本当に何もかも完璧にいいものを作ろうとしていらっしゃることがひしひしと伝わってきました。案内状には「新たな挑戦としまして、店舗のリニューアルをさせていただくことになりました。」なんてありますが、新たな挑戦って、ずっとずっと挑戦されて来た方です。いつも「ただ今ミッション中!」と、気分はトム・クルーズ(らしいです)で走り続けて来られた方です。伺うたびに何か新しさがあり、いつも次のことを考えていることがわかるのです。お店の工事はまだ完成していないし、突貫工事で今は鶏ガラみたいになってます~とおっしゃってましたが、落ち着かれて、新たにどんなスタイルになっていくのかがとても楽しみです。どんどんメニューが増えていくのは目に見えています。でもあんまり身体は無理せず、頑張ってねと思うばかりです。
21_3022_24「素料理 虚無蕎望 なかじん」 京都市東山区古川町546 電話075-525-0235 昼12:00入店、夜18:00入店 11月より月曜、火曜休み 料理は昼夜共に4800円から。(天ぷら、鮨、うなぎ、焼き鳥、蕎麦ほか)


31_1932_13そしてお店を出てきたらこんな光景でした。三条通、ながらーく待たねば赤チャリで渡れませんでした。あちこち車で詰まっていました。時代祭りで御池通が通れず、いつもすーすー走れる押小路通や二条通が車でびっしり埋まっていたりしました。

T_logo_39そうだ 京都、行こう。お寿司や天ぷらなど、少し前なら東京で食べるしかなかったものが、京都でおいしくいただけるようになってきました。それもとびきりのお蕎麦と共に!「のぞみ」で京都に行って、自在なお料理を楽しみましょう!

2006年10月 22日, dans 京都 蕎麦 |