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2006年10月21日 (土)

●カンテサンス


1_1662_1643_1464_126先日京都から東京へ戻り、新幹線を下りたその足で白金台の「カンテサンス」へ行ってきました。5月のオープン以来早く伺いたいと思いながら東京にいる日が少なく、すぐに出かけられた門上武司さんや熱心な料理人である京都の「修伯」の吉田修久さんから薦められてしまう始末。あ"~。●プラチナ通りから少し入った路面の美しいエントランスです。●メニューを開けばコンセプトが述べられているのですが、肝心の料理内容は・・・「白紙」のまま、おまかせくださいということです。●寺町二条あたりで見かける方がなぜかここに。
5_1116_977_888_769_6710_5611_7812_7413_5114_3615_3016_2517_2118_1719_1620_1521_29●小さなアミューズ、うにとビスケット ●熱い焼芋スープと甘くないスイートポテト、ピーカンナッツオイルと。●山羊のミルクのババロア、百合根、マカデミアンナッツ、オリーヴオイル ●帆立のタルト。ビーツと里芋と帆立を重ねて。大根の間引き菜は京都の田鶴さんのものということ♪ ●さよりとアルティショー、じねんじょがさよりの下に。渡り蟹のソース。●アンディーヴのグリエにあわび、つぶ貝、ピーナツ。●はたに松茸入りのバターのソースと、沖縄のオクラにルッコラソース。ジロールのピュレ添え。●青首鴨にサルミソース ●ブルーチーズを溶かして卵黄と合わせたもの。干した巨峰に、ソーテルヌワインのソース。●マールのソルベ。●ビスキュイを一度焼いたものをバラして粉にしてまた焼いたもの。ココナツクリーム入り。●メレンゲのアイスクリーム。メレンゲを焼いて粉にしてそれをアイスクリームに。リュバーブと。●キャラメル風味のギモーヴ・・・と言われても、いわゆるギモーヴをイメージできない洗練のお菓子。バラの香りのはちみつと。●ハーブティー ●さすが何でも振り癖がついていますね。ステンレスのエスプレッソカップを手にしているのは京都・寺町二条の「カルバドール」の店主の高山さん。研究熱心ですから時々東京にいらしてバー巡りをなさいます。「京都にない類のお店」というわけで、ひと時お付き合いいただいたのです。食後は颯爽と次のバーへ向かって消えて行かれました。シックな空間でいただく、驚きがあり、おもしろみに満ちたコースでした。テーブル両隣の料理も少しずつ違いました。その日その日、客に合わせて構成をするのです。食感、香りと計算されていることがどの皿からもよくわかり、驚かせるだけでなくお味も決まっていました。サーヴィスも心地いいものでした。何となく行ったらもったないお店、一緒におもしろがってくれる人と訪れるのがいいと思います。お値段は、シャンパーニュ1本とグラスワインなどと共にいただいてふたりで5万円くらい。気鋭のシェフのプロフィールやデータなど詳しくはこちらにあります。

T_logo_38そうだ 京都、行こう。東京にはパリと時差のない洗練されたフレンチがあります。快適な「のぞみ」で京都から2時間20分、たまには東京で気分転換に目の覚めるようなお料理をいただきましょう!

2006年10月 21日, dans 東京 フレンチ |