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2006年10月31日 (火)

■「ミディ・アプレミディ」の新刊、新作、新情報


Galette昨日ご紹介した、「ミディ・アプレミディ」の津田陽子さんの最新刊 『今、すぐ作りたいお菓子「ガレット」』 (文化出版局、1470円)についてもう少しお話しします。ガレットとは、丸いお菓子のこと。そば粉を使ったクレープもガレットなら、ひと口で食べられる焼き菓子も、この数年ですっかり有名になった「ガレット・デ・ロワ」のようなお菓子もガレットです。この本では実にシステマティックに、基本の生地はサブレ生地とパイ生地の2つだけ。そしてそれぞれに、できあがりの食感が「しっとり」と「さっくり」になる配合があり、計4種類の基本プロセスが写真でていねいに解説されています。この4種の生地に、●トッピング、●中に入れるもの、●混ぜ込むもの、●クランブル で変化をつけて、さまざまなガレットを作ることができるのです。ドライフルーツのガレット、チーズのガレット、メープル風味に真っ赤なトマトのピッツァ風・・・と変幻自在です。おいしそうなガレットがカラフルなページでどんどん展開されて、ページをめくるだけで豊かで幸せな気分に包まれます。
1_1682_1673_1484_129津田陽子さんには現在までに文化出版局だけでも『くるくるロールケーキ』『さくさくクッキー』『天板でしっとり焼き菓子』などの著書がありますが、毎回撮影時のポラを使って、豆本を作られるのです。手のひらにのるほどの愛らしい形です。撮影も入稿も済んだ後、これを手に本が刷り上るのを待つ気持ちはすてきだろうなと思うのです。気持ちをこめて作ったお菓子が本の形でまとまり世の中に出て行くのは、いくらネット時代になった今であろうと、たまらない幸せに違いありません。
11_8012_7713_5414_3815_32ブティックで販売されるお菓子にも、「愛らしい小さいシリーズ」である「コフレ」が先頃誕生しました。何度かこのサイトでも登場している白い「松露」と、四畳半形の「パヴェ」の、本当に手のひらにのるようなサイズです。美しくリボンをかけられた小箱を開けると、真っ白でサクサク、アーモンドの香りが豊かな小さなサブレがあらわれます。そしてパヴェの方は、いつもの四畳半が2畳になったサイズがデビュー、ちょっとした手みやげや御礼のお遣いものに、とてもすてきだと思います。
Img_1597「ミディ・アプレミディ」のお教室で、こんなピンを発見! おしゃれです!! これを付けることができるのは主宰する津田陽子さんご本人と、その一番弟子で、焼き菓子教室を担当・指導する「いっちゃん」のみなのです。だからお教室に通うみんなの憧れ。でも、赤くてかわいいから、わたしも憧れます。色とりどり作って、ブティックで売ったらいいのに~、と思ったり♪。まさかね。
お知らせいくつか。
●ブティックの営業時間が、9月半ばより12:00~19:00に変更しています。月・金曜定休です。
●web スクールを計画していらっしゃいます。
●そして、また新しい本を企画とのこと? 期待されます!

本当においしいお菓子は、ひと切れ、ひと口でも感動が違います。「のぞみ」で京都に行って、さくさくほろりと崩れる純白のサブレや、しっとり香味豊かなケイクの味わいを体験いたしましょう!

2006年10月 31日, dans 京都 スイーツ |