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2006年9月13日 (水)

■洛中あちこち(24) 気軽な夜ごはん


11_49気軽な夜ごはん、というにはかなりご馳走なのですが、わたしにとって近くて、疲れ果てているような時でも行って食べたら元気に戻る、という定番の夕食のお店を2軒。「ラ・マーサ」で、これはイカ墨パエリアの、たった今、オーヴンから出したて! ふわ~っといい香りに包まれて、食べる手が止まらない、おこげはこそげてきれいに食べる・・・これはやっぱり何人かでいただきたいものですが、ひとりで伺っても大丈夫なのです。
5_862_1233_1124_103ひとりで伺った少し前のある晩。昼間は取材が続き、夕方から部屋にたてこもってデスクワークして23時くらいになっちゃった。そんな時に出かけても歓迎してくれるのがありがたいです。アルコール気なしでサンペルグリーノを飲みつつ野菜の突き出しをいただきます。生ハムののったサラダに、ひとり用のパエリアを作ってくださいました。うさぎと野菜のパエリア。わたしはうさぎが大好きです。かわいいがうまい、うまいがかわゆ~い。でも食べる。いいおだしが出て、うまみが米全体によく染みて、野菜の甘みと絶妙に溶け合っています。うさぎちゃんごめん、でも、おいしく食べることが供養です。「ラ・マーサ」は店主のキヨさんの人柄そのもので、本当に自由で明るい気分に満ちています。くたくたくたで出かけても、何かしら笑わせてくれて、ぱーっと晴れやかな気分になれるのです。
3_1132_1241_124何度もご登場いただいている「プチレストランないとう」、こちらも20時半くらいから、アラカルトでいただけるようになります。才気あふれる料理ですから、ゆっくり組み合わせの妙を楽しみつつコースで味わうべきなのだけど、時々夜遅ごはんとして、ぱーっと3品くらいをいただきます。ある日はハンバーグに、トマトと鱧のサラダ仕立て、なすのポタージュ。わたしの京都の暮らし、赤チャリに乗ってでびやーっと5分ほどで、こんなおいしい幸せがあるのです。
1_1252_125そして時間が少しでも許せば、「カルバドール」へ。煉瓦の美しいお店ゆえ、煉瓦をどこで入手したか? などと問い合わせもあるそうな。煉瓦積みが美しかったカフェ「リドル」(2004年1月末に閉店)を今でもありあり思い出します。100回とか200回以上伺ったはずです。店主の方はほんとセンスがよかったし、頭もいい方でした。2004年の4月に「カルバドール」は開店し、よくこんな、「リドル」の生まれ変わりのような美しいバーができたなあとわたしは感動していたのですが、「トラットリア・ニーノ」(3周年おめでとう!)のマダムの春奈さんは、「カルバドールの高山さんはかつての「リドル」から煉瓦を全部ひっぱがしてここを作った」とつい先日まで思い込んでいました。違うんだよ。。。 
3_117←これは2005年の2月のある夜に作っていただいた、いちごを使ったカクテルです。ちょっと光らせてみてます・・・きれいかな?




12_4711_51→いつも飲むもの ショコラ・オランジェとジントニック。毎日でも食後にこれだけ飲みに来たいです。本当にばちっと決まっておいしいです。わたし食に関しては徹底的に食べ歩きをするけれど、バーに関して飲み歩きはしないです。他に好きなお店もありますが、せいぜ いあと3軒くらい・・・。
21_1522_1223_8この頃くせになってしばしば飲むのがこのサイドカーのロング版。サイドカーが本当に好きなのですが、それがシュワシュワになってて爽快♪ そして、添えられているものを見てください。ここでこういうの、珍しいでしょう? ピスタチオです。東京に行った際、アメ横で買ってきたとか言ってたけれど、店のイメージ的にはあんまり言わない方がいいかもしれない(-_-;)。。このアメ横ピスターシュが香ばしくて、なんだかものすごくおいしかったのです。そして、ショコラもまたおいしいです。薄い、ぱりんぱりんの正方形ショコラもありました。もうすぐまた伺います。東京にいても、しばしばほとんど幽体離脱状態?で、わたし京都にいる気持ちになってます♪ あまりにリアルに場所や親しい人たちの顔がイメージされてしまって、500キロも離れているなんて信じられませ~ん。

2006年9月 13日, dans 京都 洋食京都 バー京都 洛中あちこち京都 スペイン料理 |