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2006年9月18日 (月)

●キュイジーヌ[s] ミッシェル・トロワグロ


1_1322_1303_1194_105新宿のセンチュリーハイアット東京が、開業26周年記念に当たる9月15日、フレンチレストラン「キュイジーヌ[s] ミッシェル・トロワグロ」をオープンしました。フランスのロアンヌにあるレストラン「トロワグロ」の3代目オーナーシェフであるミッシェル・トロワグロ監修によるレストランで、オープンに先駆けてプレス試食会が開かれました。ランチタイムでしたが、いただいたお料理はディナーコースです。ムニュ・デギュスタシオンMenu Degustation 23100円(税サ込み額)より、●アミューズブーシュ3種類:プチトマトのキャラメリゼ/パルメザンチーズ風味のサクサクの生地にきゅうりスライス/玄米を寄せてセモリナでくるんだもの、ライム風味 ●パン3種類:セーグルノワ、小さなバゲット、バジルの柔らかいパン。●スープはフェンネル・ロワイヤル、泡の下は茶碗蒸し状です。うにが味わいのアクセントになっています。●完熟トマトとアカシア蜂蜜のアスピック ミントのラヴィオリ。ラヴィオリの中はエシャロットのものとミントのもの。ジュレがほんのり甘くて、ミントの目の覚めるような香味と対照をなしています。
5_906_787_698_59●こんな赤ワインをいただきつつ、 ●フランスヴァンデ産鴨フォアグラのポワレ ビーツのコンフィ添え。つやつやのフォアグラは熱々にポワレされて濃厚な味わい、底力のあるおいしさ。●オマール海老のキャラメリーゼ。お皿の全容と寄り写真。これもまたのたうちおいしかったです。海老ミソとバターを塗りつつこんがり焼いており、にんにくや赤唐辛子、生姜でも風味付けされているとかで、やばいようなおいしさ・・・ 
9_5110_4411_5212_49●仔鳩の燻製 ベリーフルーツのソテー。スモーク香が心地いい仔鳩に、フランボワーズやブルーベリーの酸味と甘味が調和して心地のいい味わいです。しんそこおいしかったです。●チーズの盛り合わせのひと皿と●キャラウェイシード入りのパンが供されて、●ソーテルヌの甘いワインを合わせました。
13_3314_2715_2316_1917_1518_12●プレデセールに、ミントのキャレ。下はミント生地にショコラの風味、その上にミントのアイスクリーム、上にパリパリの薄いミントの飴。●アールグレイ風味のジャンドゥーヤ ヘーゼルナッツのアイスクリームと。お皿の全容と寄り写真。これが濃厚で香りよく、口当たり柔らかで、ショコラに酔うような名作でした。●カフェ ●小菓子3種類。以上、よく食べました。香りのいいお料理でした。フォアグラ、オマール海老、仔鳩といった食材が続きながら、酸味や甘みとの調和が見事で、適所に効いたスパイスがアクセントとなり、重さをまったく感じさせずにすっすと収まっていきました。ミッシェル・トロワグロさんご自身もテーブルを回って印象をお尋ねくださいました。驚きがあって、印象深く、伝統フランス料理を超えた非常に広がりのあるお料理と思われます、と感想を申し上げたのでした。同じテーブルでいただいたのは「和樂」のフリー編集者の山本毅さんで、時々京都で一緒に食→飲でアホ騒ぎをする得がたい友人なのですけれど、初めて東京で共にマジメにお料理をいただきました。タケシさんは徹夜明けでヘロヘロといいつつ、お料理が進み、お酒が入るほどに陽気になってたけれど。いつも明るくてよいわ♪ ダイニングエリアは手前と奥とで雰囲気が違い、白を基調とした手前はガラス張りのキッチンを見渡せます。奥はしっとり、木材の質感を生かした落ち着いた感じです。個室もあり、ウェイティングのスペースもあります。全70席、全席禁煙です。
Troisgrosフレンチレストラン「キュイジーヌ[s] ミッシェル・トロワグロ」 東京都新宿区西新宿2‐7‐2 センチュリーハイアット 東京1階 電話03‐3349‐0111 11:30~14:00LO・15:00閉店、17:30~21:30LO・23:00閉店 ランチ4620円、7508円、ディナー13860円、18480円、23100円(いずれも税サ込) アラカルトもあります。詳しくはこちら。全席禁煙
京都ほどいいところはなかなかありませんが、東京もいいところです! 新幹線に乗って、気鋭のお料理を食べに行きましょう。

2006年9月 18日, dans 東京 フレンチ |