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2006年8月11日 (金)

■プティ ラパン


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先日「上賀茂 秋山」さんへ一緒に出かけて以来、「リビング京都」(発行51万部! リビング新聞ネットワークは仙台~鹿児島に計933万部発行!!)の編集長である藤田晶子さんとメールのやりとりが続いています。「買い物」に対する考え方で共感し合ったからです。彼女が普段使いにしているお店でランチをいたしました。錦通りの、柳馬場と堺町の間、南に路地があって、その先にある小さなフレンチレストラン「プティ ラパン」(=ちびうさぎちゃん)へ。同じ「リビング京都」の副編集長である内山土子さんと編集部員の橋本美代さんという食べ好きのメンバーも加わり、昼からシャンパーニュのボトルを開けて♪ 4人で陽気なひと時を過ごしました。ランチコース、平日に限り1800円(税サ込み)で、●前菜が2種類から選べて、これは桃の冷たいスープ ●メイン料理は魚1種類、肉3種類から選べて、これは粗挽き仔羊のフォアグラ入りソーセージ仕立て ●デセールはこれらと他に2種類から選べて、●わたしは白胡麻のブランマンジェ、●藤田晶子さんはチーズケーキ。ココット容器に入ってくるのはとろりと粘り気のあるヨーグルトで、これは何をチョイスしても必ずついてきます。 ●飲み物もついて、これはアイスティーをナチュールで。●写真にありませんが、パンとバターも付きました。このお値段でなんてお得なのでしょうか。ソーセージはざくっとした口当たりで赤ワインをがぶがぶ飲みたくなるようなパンチがありました。
「プティ ラパン」 京都市中京区錦小路堺町東入ル中魚屋町484 電話075-254-3986 11:00~15:00LO、17:00~22:00 月曜、第3火曜休み

食事をしながら、話し合ったこと。
●責任ある仕事を持って働くわたしたちたるもの、ボロい格好で取材先に伺っては失礼にあたるから服装に注意せねばならん。(=服を買うのはやむを得ないことである。)
●和食店などで靴を脱ぐ機会も多い京都では、とりわけヨレた靴を履いてはいかん。(=靴を買うのはやむを得ないことである。)
●何よりお金を使わないことには世界経済は活性化しないし、
●自分たちの労働力を買ってもらっている以上、自分たちもまた買うという行為をしなければバランスが悪い上、世の中に申し訳ない。
●つまり、わたしたちにおいて、買い物というのはやむを得ない活動であり、常に正しいことである。

皆さんがお勤めの京都リビング新聞社は四条高倉西入ル、つまり四条通をはさんで大丸京都店のまーん前、「ルイ・ヴィトン」の真上というロケーション。これら3人の優秀な編集者は地の利を無駄にすることなく、実に活発な「経済活動」をしていることが明らかになりました。とりわけ編集長の藤田晶子さんはご自身についての買い物パターンを明晰な文書にして後からお送りくださいました。わたしはこれを見て転がって喜び、改めて尊敬しましたので、参考までに以下に引用しておきます。
ほぼ毎昼、界隈のお店の視察を欠かさない
「リビング京都」編集長・藤田晶子さんの買い物パターン:
●夏のバーゲンに行ってプロパーの秋冬物を買う
●「一点ものです」のひと言で値札を見ずに買う決心をする
●買って帰ったら、よく似たものを既に持っていた
●ものすごく気に入って買ったはずなのに、一度も着ない
●色違いで迷い、一方に決めきれず二色買う
●美人店員に勧められると、欲しくなくてもつい買う
●着そうにもないけど、手元に置きたいという所有欲で買う
●せっかく東京に来たし、手ぶらで帰りたくないから買う
●買ったのに着ないまま放置し、バーゲンで同一品を発見
●買ったのにクローゼットに埋没し、3年後に発掘
●あきらめて帰って、結局翌日走って買いに行く
すばらしいではありませんか!! わたしの方はいずれ「ビックカメラ買い物編」でお返事をいたしましょう。

2006年8月 11日, dans 京都 フレンチ |