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2006年7月20日 (木)

■カノビアーノ京都


今出川智恵光院で、そこだけ別次元のようにパリの風情を醸している稀有なブランジュリ、「ル・プチメック」の店主である西山逸成くんが、わたしにこれまで数回以上は言いました。「江里さん、カノビアーノ京都へ、最近いらっしゃいましたか?」。もちろん3年少し前にあれだけ話題になったお店ですから、開店直後に一度伺っています。その時は、おいしかったけれど・・・すごくインパクトある印象でもなかった、というのが正直なところで、それ以来伺おうとしておりませんでした。けれどついに先日彼に言われてしまったのです。「さっぱり行こうとしないけれど、行きましょう、カノビアーノ京都へ!」 この人がここまで言うんだ・・・やっとわたしの気持ちは動き、すべてのセッティングを任せて連れていってもらうことにしました。
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●ぴーんと細いおしぼりがスタイリッシュでした ●3色ほおずき ●きゅうりの冷製スープ ●とうもろこしのビアンコマンジャーレ 生うにと青柚子風味のコンソメのジュレ添え ●パンは必ず当日仕入れたものを供されます ●水茄子とサマートリュフ ●フルーツトマトとモッツァレラチーズの冷製カッペリーニ、トマトのグラニテ添え ●いさきのグリル 鷹峯唐辛子のスープ ●ほうじ茶のジェラート ●メイン料理の、賀茂茄子のロースト バルサミコで洗った生ハムと ●大原の赤紫蘇のグラニテ 梅酒のジュレ添え ●メロンのソルベと白胡麻のビアンコマンジャーレ ●栗のカフェラテ ●エスプレッソ ●感じのいい俊英・山口正シェフ(右)と西山逸成くん。西山くんは先日のブログ(7月15日)の巨匠Hの真似をして、僕もHさんみたいにそっぽ向いて写る~! と言い張るから困った。けれど最後はちゃんと笑ってくれました♪ 涼感あふれる盛夏のコースです。色の美しさが目に快く、きゅうり、とうもろこし、青柚子、水茄子、トマト、鷹峯唐辛子、賀茂茄子、赤紫蘇と、どのお皿も野菜の香味が鮮やかでした。そして野菜に、トリュフ、うに、モッツァレラチーズ、生ハムなどを合わせて、コクや香りを十分計算しているということもわかりました。今回はわたしの胃を気遣って、意図的に軽やかなコースを組んでくださったようですが、西山くん曰く「つい先日メインに仔羊をがつんといただいたが、それも本当においしかった」。何やらパン屋サミットをここで開いたらしいのです。コースの余韻に浸りつつ話を聞くほどに、今度はぜひ肉をメインでいただいてみたいと思ったのでした。
「カノビアーノ京都」 京都府京都市東山区大和大路通三条下ル東側大黒町137 電話 075-531-9831 11:30~14:00LO、18:00~21:30LO 無休

2006年7月 20日, dans 京都 イタリアン06-07 |