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2006年7月27日 (木)

■洛中あちこち(11)


Akikyoto2_1大雨の日々の後、灼熱の夏の京都となりました。暑い暑い、じっとりと息もできないほどあづい。でも秋の京都の誌面を作るため、取材先には秋らしいお料理をお願いしています。行列のランチ営業の後、くたくたのはずなのに余裕でにっこり笑う「プチレストランないとう」の内藤さんを見てください。いつも感じ入るのですが、どんなに忙しくてもいいお店は必ず手順がよくて、ご主人の手元は清潔、所作は無駄なく美しいです。ハデなシャツがよく似合う巨匠ハリーも、愛想は悪いが仕事は激速&上がりは最高、料理人の方々からの信頼も厚い。 わたしは安心しきって仕事ができます。
Hotal_1Himuro_1Izayoi秋のお料理撮影の毎日ですが、店頭では涼しげなお菓子がすてきです。大好きな「月餅家直正」さんにて。「ホタル」の涼感あふれること。かえでの形の「氷室」をひとついただきました。愛らしいおはじき形のきな粉をまぶされた「十六夜」を撮影させていただいたのです。
「月餅家直正」 京都市中京区木屋町三条上ル8軒目 電話075-231-0175 9:30~20:00 木曜休み
1_612_613_584_51時間がない、でもおいしいものが食べたい! で、こういうものが多いです。まず百万遍の奇蹟の中華「華祥」さんの卵白あんかけチャーハン。海老とレタスの炒め物にかかっている卵白あんを、チャーハンにかけていただくちょっとスペシャル版。この日のこのひと皿、神がかり的においしかったです。「麺屋 ○竹」。これはもちろん巨匠ハリー先生のおすすめです。何度か取材でもお世話になっていますが、この夏の新作が「ぶっかけ冷やし牛肉おろしそば」。並サイズ750円に、オプション150円で牛肉大盛りにしていただきました。讃岐うどんをイメージしたという麺はぐいぐいと噛み応えがあって、どさーっとのった牛肉、大根おろしとよく合って、迫力のおいしさでした。
●「華祥」 京都市左京区田中門前町32-2 百八ビル2F (百万遍交差点北西角少し上ル) 電話075-723-5185 11:30~14:30、17:30~00:00(日祝は~22:00) 毎月10,20,30日休み
●「麺屋○竹」 京都市中京区竹屋町通堺町西入和久屋町101 電話075‐213‐1567 11:00~16:00、18:00~22:00 土日祝は11:00~21:00
Kaorusan1_622_623_594_525_42「小豆家 うさぎ亭」(7月7日でご紹介)にて。この仲良さそうな様子を見てください。「虚無蕎望なかじん」のご主人、中村一臣さんは、愛妻の薫さんにこんなかわいいお店を持たせてあげたのです。店主の薫さんはオオヤコーヒー焙煎所の豆を使い、大宅さんから特訓を受けた腕前でコーヒーを入れているのです。ある日の「うさぎ亭」のランチはこんな具合でした。クリームコロッケは揚げたてで感動深かったです。食後にはもちろんオプションでコーヒーをいただきました。豆のクオリティ&薫さんの腕と気合で、実にすっきりとおいしいものでした。
Usagitei_1「小豆家 うさぎ亭」 京都市中京区高倉六角上ル西側 電話075-257-2288 11:00~17:00 火曜休み

2006年7月 27日, dans 京都 洛中あちこち |