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2006年7月 8日 (土)

■御幸町 つばき


Camelia「御幸町 つばき」は昨年10月に御幸町三条上ルにオープンした和食屋さんです。開店後しばらくしてからお昼と夜に一度ずつ伺い、モダン&シンプルなインテリアの中で気を張らず食べられるお店、という印象でおりました。それがこのたび、7月1日付で新しい料理長が就任されて、お料理が変わったのです。新料理長である野口大介さんは、「高台寺和久傳」、「京都和久傳」、現在地に移転後の「室町和久傳」と11年以上にわたって「和久傳」に勤められた方。俊英・緒方俊郎さんの片腕として長年働いてこられた、輝くキャリアの持ち主です。今後は「和久傳」というブランドから離れて、新たな試みに挑みながら力を発揮されることでしょう。この「御幸町 つばき」はコースもお願いできますが一品料理が主体です。
1_472_483_454_395_316_297_25●蓮根豆腐 500円。蓮根のすりおろしがしゃりっと心地いい、先付の品。 ●もち豚と夏野菜の冷しゃぶ胡麻ぽんずかけ 850円。赤ピーマン、おくら、スナップえんどうなど野菜の旨みともち豚がとてもよく合っていました。●賀茂茄子と鴨焼目 山椒醤油がけ 1200円。山椒の実がたっぷり、ピリっとアクセントになって後を引く味わい。●鮎うるか焼き 1700円。お酒が合います! ●冷鱧梅白髪素麺 1000円。糸のような極細の素麺に鱧を合わせて、冷たいだしをはったもの。夏の味です。●とまとコンポートをひと口食後に。ほんのり甘いトマトは白ワインやコアントローなどで風味付けされています。●手書きの品書きも美しいものでした。いくつかは「和久傳」のお料理を彷彿とさせながら、しかしいずれも野口さん自身の料理としようという努力が伺われました。何より、気軽なお値段で自由にあれこれいただけるのが魅力です。高級食材は使わないけれど、技術とセンスでおいしく食べさせるという気概が感じられて、気分よく食事ができました。前日までの予約でコースも可能で5250円と7350円。お昼は1580円と2630円でコース仕立てになっています。
御幸町 つばき」 京都市中京区御幸町三条上ル丸屋町318-3 電話075-211-3938 12:00~14:00、17:00~22:30 火曜休み

2006年7月 8日, dans 京都 和食06後半 |