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2006年7月30日 (日)

■上賀茂 秋山(4)


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「上賀茂 秋山」さんをお薦めしまくっていたら、行ってきた方々が異口同音に「よかったよかった」とおっしゃる。それでまたわたしも伺いたくなったのでした。夏のお料理はどんなでしょうと、楽しみに出かけたのです。数日前の夜のお料理です。
●ぐじの昆布締め、水茄子、シークワサーのジュレの短冊状、アスパラ、ラディッシュにきゅうりのピュレ。底にぐじ頭のにこごりも。涼やかな先付。●ながれこのしんじょう、糸うり。●造りは岩牡蠣、鱧焼霜、まぐろは山かけ、海苔と海ぶどう。●岩牡蠣はミルキーでとろりと美味。●黒米粥。枝豆、生の細かい山芋入りで梅肉風味。●3人分が華麗に供されて、●まずとり貝の藁あぶりに土佐酢ジュレ、●鷹峯唐辛子に、湯葉とうに。●鮎を焼くご主人の秋山直浩さん。●3人分がこんな風にプレゼンテーションされて、●2尾いただきました。焼き加減ばっちりです。●太刀魚に、焼きトマト、賀茂茄子、玉ねぎ。野菜の甘味と旨みが際立っていました。●小鍋が、新ごぼう、穴子、みょうが。ここでまた盛り上がります。●薪釜で炊かれたご飯、土鍋の蓋が取られた瞬間です。この湯気見てください。優秀な二番手、大西学さんがにこにことご飯をよそってくださいます。●おこげのおいしさったらない! ●お漬物も自家製です。●桃と巨峰。お腹いっぱいなのにするりといただいて、美味で幸せ! ●ずんだあずき。枝豆をつぶして衣にした、香りよいお菓子です。これは夕方、秋山さんの奥様である貴江さん(ほんとかわいらしい方です)がひとつひとつ丁寧に作っていらっしゃったものです。●最後におうすをいただきました。
夏の涼感の演出も見事に、いつも通り楽しませてくださいました。お料理が品よく決まっており、秋山さんのそこはかとないおもしろさ、明るさが本当に和ませてくれるのです。そして、ビールや日本酒もいただきましたが、ひとり1万円くらい・・・いいのかなあ、このお値段で。ほんとええお店です!
Sidecar_1いつもの「カルバドール」にいます。「秋山」さんで夕食を一緒に楽しんだのは、わたしを先日載せてくださった京都リビング新聞社の敏腕編集長である藤田晶子さんと、聡明な記者である橋本美代さんです。美代さんの方は多忙な日々であるのにチェロの練習を続けているという殊勝な人で、弱点は「やむを得ず」靴を買い過ぎるというのがかわいい☆ 迫力の編集長、ほんとかっこいい藤田さんとは、「『捨てる!』 なんて無理よね!!」と、買い物~収納への意欲~しかし慢性的なもの溢れ状態をどうするか? という人生の大問題について語り合ったのでした。「買い物というのは、常にやむを得ないものである」ということで満場一致。欲しいとか欲しくないというものではなく、「要るもの、必然」という結論♪ 
サイドカーのロングは爽やか、グラスは店主の高山さんがこのカクテルのために買われたという昭和初期の粋なものでした。この日もまた皆さんのおかげで格別楽しい夜を過ごしたのでした。

2006年7月 30日, dans 京都 和食06後半 |