■祇園さヽ木 6月 |
6月の「祇園さヽ木」です。18時半の入店時間にびしっとカウンターに客全員が揃い、「食べるぞおお!」の気がみなぎっています。揃った頃合いを見はからって佐々木さんが今日も威勢よく登場、客はお互い見ず知らず同士なのに、すでに一体感を持ってコースが始まります。10席のカウンターに対して佐々木さん以外にも若い衆が数名見えます。奥の厨房を支えている別のメンバーもいますから、客の数=スタッフの数です。カウンターの上は夏のしつらえが目に涼やかでした。●羅臼のうにのピュレを、恐らく多量に入れただろう卵豆腐の上に、うにと大粒のじゅんさい、ジュレかけ。山芋ときゅうりがしゃきっとアクセントに。●たこと里芋の炊いたの。ひと皿目、どうだーっと来た印象に対して、ほっこりなごむお味。●お椀! 一見地味なようで欅製。●蓋を取って一斉に歓声が上がりました。蛍柄です。螺鈿というお手間入りです。美しい・・・。 ●新れんこんの饅頭、蒸しあわびの薄葛仕立て。●毎度盛り上がる向附はとり貝、鱧の焼霜(目の前でバーナーで炙るというパフォーマンス付き!)、いつものカマトロ寿司。●とり貝、とんでもなくおいしかった! ●カマトロ寿司、とろりと口の中で溶けるようでした。●トロのヅケ(赤身~中トロくらい)が出されて、●穴子寿司も。佐々木さん、お寿司屋さんをすべきです。●鮎焼きです。こんろごと出てきて、期待を盛り上げる仕掛けも万全。裏でこのタイミングのために焼いていたのは素晴らしい二番手、いつもしっかり佐々木さんを支えている木田康夫さんです。●周山の鮎。頭からバリバリ、よく焼けておいしかった♪ ●グラスに、白アスパラガスのアイスクリーム! 上から、白アスパラガスの皮からとっただしで作ったジュレ。熱いものの後に爽やか、意表も突いて、めちゃくちゃ粋な一品でした。●煮え立つスープに、鱧と翡翠茄子。だしは鱧からとったもの。おいしいおいしいおいしいと、皿まで食べそうになりました。●ご飯♪♪ ここに至るまでも、たたみかけるような美味の連続だというのに、ご飯の段でまたひと盛り上がり。今日は時知らずの鮭です。全員が見守るなかほぐしてよそってくださって、●まず一膳。お代わりもさせてくださいます。●漬物。水茄子が夏気分を盛り上げます。これもお代わりしちゃった。●高知の身の詰まった金時すいか。マンゴー、メロン、デラウエアにマンゴーソース。●おみやげのおにぎり。今月もまた本当に充実していました。連日移転工事の打ち合わせなどで大変なはずなのに・・・非常なクオリティの高さ、感動のおいしさでした。
2006年6月 21日, dans 京都 和食06前半 | lien permanent