●天婦羅からさわ |
先日「深町」さんへお邪魔して以来天ぷら癖がついて、いくつか天ぷらのお店を行脚いたしました。いい評判を聞いて行ってみて、わたしとは合わずがっかりしたお店もありました。だいたい予約時の電話の対応でお店のレベルはかなりわかるものです。「あ、もしかしてダメかも・・・」と思いつつ行くと大抵ダメだ! 初めてのお店はひとりで出かける習慣がついています。でもひとりだとお店に申し訳ないなとか、カウンターの店ならまだいいけれど、テーブルをひとりで占拠するのは悪いなあとか、いろいろ思ってしまいます。ひとりで食べること自体は昔から全く平気なんですが。ふたり以上でないと注文できないなんて時は、食べ友達とか編集の方なんかに出てきていただいて試食隊を結成します。本当にいろいろな方の助けがあってわたしの仕事は成り立っています。感謝。
「天婦羅からさわ」さんは気持ちのいいお店です。西麻布ですが、六本木通りから1筋入ると本当に静かです。ご主人はホテルオークラの「山里」に長年勤められた方です。8400円のコースから一部ですが、左上→右の順に、菜の花やこごみなどお浸し/海老の足、きすや穴子の骨せんべい/海老(3尾)/たらの芽と筍/きす/こしあぶら/天茶/花豆の甘く煮たものといちご。この他に、白魚、若鮎、こごみ、穴子、小茄子、そしてサラダ。天つゆの他に、塩が2種類、沖縄の塩とパキスタンの岩塩が用意されています。パキスタンのピンクの岩塩がまろやかで野菜にも魚介にもよく合いました。
2006年5月 12日, dans 東京 天ぷら | lien permanent