■天ぷら 京星 |
ある日「虚無蕎望なかじん」のご主人・中村一臣さんとお昼を食べながら、「京都で天ぷらはどこに行ったらいいの? 「点邑」さん「圓堂」さんは何度かお邪魔しているから、それ以外でいいお店があれば教えて」と言ったら即答されたのが「京星」さん。そうだ祇園の「京星」さん! 長年わたしが毎月通っている割烹のすぐそばにあって、前を通るたびに「一度こちらの京星さんへも、」と思い続けていたのです。銀座の2店舗へは出かけたことがあるのに祇園は伺ったことがなかった! いかんいかん。行って参りました。この話をしたすぐ後に中村さんも出かけられて、5月14日のブログにアップされています。
ひたすらずらりと出てきた順番に見せます。ごくシンプルな先付2品の後に、●海老 ●新玉ねぎ ●きす ●三度豆 ●こんにゃく ●のどぐろ ●再び海老(写真省略) ●れんこん ●みたび海老(写真省略) ●さやえんどう ●ぐじの紫蘇の葉巻き ●ししとう ●一寸豆 ●若鮎 ●ちなみにこんな塩 ●アスパラガス ●ヤングコーン ●4たび海老(写真省略) ●砂糖とコニャック(レミー・マルタン)の小皿が出てきて・・・ ●さつまいも ●さつまいもはコニャックに浸してから砂糖をまぶします ●海老だけのかき揚げの天茶 ●コーヒーのリキュールをかけたアイスクリーム。ごく薄い衣、なんともさっくりした口当たり、いくつ食べてもまだいただけます。パウダー状の塩とレモン汁が添えられて、つゆは付きません。大根おろしはたっぷり供されます。なんという軽やかさ、上品さ。卵を使わず、粉と水だけの衣に、秘伝の油がこちらのお味の秘密とのこと。このお店のご主人榊原俊徳さんは3代目で、東京から凱旋されて15年以来、この場所で続けていらっしゃると伺いました。16年目というのにいまだに緊張感を保っていらして、お店がすみずみ清潔なのもとても気持ちがよかったです。お値段はこのコースにお酒1合を合わせて1万円と少しでした。
「天ぷら 京星」 京都市東山区祇園花見小路末吉町東入ル 双葉ビル1F 電話075-551-2303 18:00~22:00 日曜休み
2006年5月 30日, dans 京都 天ぷら | lien permanent