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2006年4月 8日 (土)

ロックフィッシュ


Rockfish_1_1Oage_3 銀座の「ロックフィッシュ」です。いや~、有名になりました。2003年の5月、わたしは君島佐和子さんが編集していた頃の「料理王国」でこの店を知ったのでした。お店の魅力を余すところなく描いた名文でしたが、実際に出かけてみて、このお店は誌面から受けた印象以上におもしろくて圧倒されたのでした。まず店主の間口一就さんのキャラクターがめっちゃくちゃいい。関西人丸出しに明るい! で、飲み物は、いろいろボトルは見えているけれど実質的には角瓶のダブルのハイボール一本。(写真左をクリック拡大! シュワシュワ感が見えるでしょう?) これが看板。そしておびただしいおつまみの数々・・・それも缶詰がメイン!! 今でこそ缶詰がブームにもなっていますが、3年前、何の臆面もなく缶詰をつまみの前面に押し出す店ってそんなになかったと思います。品書きは両面にぎっしりあったのが行く度に増えており、「新メニュー」と別刷りの品書きも用意されて、現在160種類ほどあるとか。蟹歩きするしかないカウンターの狭いスペースなのに、いともたやすく何種類ものつまみを、にこにこと笑顔で瞬時にして作ってしまうのは手品としか言いようがありません。この楽しさ、このハイボールの際立つうまさ、まるで銀座と思えぬお値段、そして店主のキャラのよさ! さらになんと昼の3時からのオープン!! 連日連夜入ることもできないほど”バカ受け”しているのも当然でしょう。はじめは「クール」の2階、なんて言われたのに、今やその「クール」はなく「銀座にマグチあり」と言われるようになってしまった!

Rockfish_2Rockfish_3Rockfish_4少し見づらくて申し訳ないですが、メニューのごく一部を見せます。クリック拡大!でご覧ください。左が代表的な缶詰メニュー。ブランドまで明記してあり、やけに親切です。京都の竹中缶詰などええもん使っていらっしゃいます。たとえばオイルサーディンなら、缶ごと火にかけて温めて醤油をたらして山椒や胡椒をトッピング、という手間をかけて見違えるような美味に。どんな缶詰もこんな具合にちょっとずつ魔法をかけています。缶詰の一品をお見せすべきですが・・・わたしはお揚げが好きで好きでしょうがなくて、今日も「おきつねチーズ」400円(写真上の右)をいただきました。パリッパリに焼けたお揚げには酒盗が塗られていて、その上に溶け溶けチーズ。シュワシュワのハイボールと実によく合いました。

「ロックフィッシュ」 東京都中央区銀座7-2-14 第26ポールスタービル2F 電話03-5537-6900 無休 15:00~25:00

2006年4月 8日, dans 東京 バー |