華祥 |
驚きの中華「華祥」さんです。中華、というより百万遍にある学生街のラーメン屋さん。雑居ビルの2階にあって、どこからどう見ても、普通、ふとぅ~のラーメン屋風情・・・。L字型のカウンターに小テーブルが隅にあるだけ、ラジオがんがん鳴ってるような、まったく気取らないお店です。けれど食べたらびっくり! 写真(クリック拡大!)左から、水餃子(これは胡麻ダレ)、海老の炒め(下にはレタスたっぷり)卵白あんかけ、そして鶏ねぎ中華そばです。いずれも本格的で、ばっちり味が決まっておいしいのです! 水餃子の皮はもっちりと、海老いための卵白あんかけはきめ細やかで品がよく、海老はプリプリ、レタスはパリパリ。そして蒸し鶏と甘いねぎが載った中華そばなんて、ひと口食べるなり「うわああこれは違う!」と叫びました。蒸し鶏はしっとり、スープは澄んでピュアな味、麺は細めでするすると入ってきます。そして、お値段は、左から400円、650円、600円!! このクオリティでこんなお値段でいいのか??
このお店を教えてくださったのは「カフェ・ヴェルディ」の店主、続木義也さんです。HPの日記にここのことを書いていらして、しかし店名も場所も伏せていらした。すばらしいカフェをしている続木さんがおいしいと言うなら間違いないありません。わたしは「どうか教えてください」とひれ伏し状態でお願いをしました。そして、ひと月ほど前に続木さんがお店にお連れくださるという光栄なことになったわけです。「毎日の試食は大変でしょう」と、「カフェ・ヴェルディ」のみさとさんというまじめで可愛らしいスタッフの方まで胃袋隊として同行くださるという完璧なセッティングでした。深いお心遣いに感激。
3人だったので、その時はまだ他にもいただきました。担担麺や牛肉とねぎの味噌炒め、定食に組み込まれた揚げ餃子なども。どれも満足のお味でした。お店の風情からは想像もできない本格的なお味。よく見ると、一品料理の品書きにフカヒレ料理などもあります。なんとも不思議なこのお店、その秘密は・・・ご主人は長らく東京の有名中華料理店で勤められた方だったのです。なぜ京都に来られたのか、確かな腕を持ちながらなぜこの規模でしか店をなさらないのか・・・詳しいことまで伺っておりません。けれど、このお値段でこのお料理をいただけるのは幸せ、それだけは確かです!
おいしいものに感動したら、わたしは黙っていられません。こんな時、まず連絡するのは門上武司さんです。何より、「カフェ・ヴェルディ」を一番はじめに教えてくださったのは門上さんですから、とりわけ今回は門上さんに報告しなければ! ホテルに帰るなり即メール、そしてものの2,3日で門上さんもお出かけになり、やはりびっくりなさったと。そしてなんと、門上さんは先日ラジオでこのお店について話されたそうです。これは大変、もう「気楽にいつでも行ける店」ではなくなってしまうかも!
どうぞみなさん、今のうちにいらしてください。ちなみにわたしは「華祥」さんにも「カフェ・ヴェルディ」の続木さんにもお許しいただいて住所も電話番号も載せております。写真(クリック拡大!)はチャーハン650円。つやつやぴかぴか、おいしそうでしょう?
「華祥」京都市左京区田中門前町32-2 百八ビル2F (百万遍交差点北西角少し上ル)電話075-723-5185 11:30~14:30、17:30~00:00(日祝は~22:00) 毎月10,20,30日休み
2006年4月 5日, dans 京都 中華 | lien permanent