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2006年4月28日 (金)

フードフランス


Foude1六本木ヒルズにあるグランドハイアット東京の「フレンチキッチン」において、フードフランスフェアが開かれています。フードフランスというのはfou de France 、つまり”フランスに首ったけ”というのと food が掛け合わされた名称で、フランス料理の創造性と多様性を広めるために3年前にアラン・デュカスが始めた活動です。デュカスによって選ばれた、フランス全土の若手気鋭のシェフ(宿泊施設を伴うレストランであることが条件)がパリのホテル「プラザアテネ」でフェアを展開してきましたが、今回、初の海外出張先として日本が選ばれたのです。
この4月から12月まで、5回にわたって5人のシェフが来日してそれぞれ1週間、地元の食材を使ったランチとディナーを提供します。合わせるワインも同じ地方のものです。
今週、24日(月)~29日(土)第1回めとしてローヌ・アルプ地方、アヌシーの「ル・クロ・デ・サンス」のシェフ、ローラン・プティが来日しています。ENGINE誌取材のためにランチをいただいてきました。
Foude2Foude3_2コースの一部より、①前菜。アヌシーのもみの木(表札くらいの大きさ)に並べて供されるアミューズ3品。玉ねぎのソルベ、チーズのムースなど色合いはモノトーンながら、パリパリ、とろとろ、ふわふわとまったく異なる食感が楽しめて驚きがある。②野菜のタルト。彩りの美しさ、多彩な野菜の味わい深さ、すべてを調和させるオリーヴオイルマジック。この後メイン(スズキか羊、こちらも驚きがありますがENGINEをどうぞお楽しみに!)、そしてアイスクリームとショコラというデセール。このアイスクリームもあっと驚く味わいでした。地方色というよりは洗練と才気を感じさせ、「進化したフランス料理の現在」を楽しめる非常に充実したひと時でした。
グランドハイアット東京2F 「フレンチキッチン」 電話03-4333-8781 ランチ8400円、ディナー15750円。

2006年4月 28日, dans 東京 フレンチ |