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2011年12月30日 (金)
■ 年内に急ぎアップシリーズをやります。「もう一度行ってからアップ」、と思いながら、その「もう一度」が時間的にどうしてもかなわなくて年末を迎えてしまった(T_T)(T_T) ・・・えらく遅くなりました<(_ _)><(_ _)>・・・というものです。

■ その②は、こちらも11月後半に伺った「
七八(ななはち)」さん。東山二条の交差点を少し西に入った北側にあります。わたしこちらは全く知らなかったのですが、ある方にお連れいただいて、とてもいいと思ったお店です。4月にオープン。以前にも「七八」というお店はここにあったけれど、料理人の方も違ったし、今や全く別のお店になったということです。

■ お昼にいただいた、夜の軽めのコースです。まずつくね芋とうに。

■ 鴨ロース

■ 甘鯛のお椀、みぞれ仕立て

■ お造りは、鯛とまぐろ

■ まなかつおの幽庵焼き

■ かぶらの湯葉あんかけ、車海老、きぬさや

■ 土鍋で炊きたてのご飯を出してくださいます。ご主人の馬場健詞さん。

■ 精米したてのお米で炊いたご飯だそうです。つやつやでほっこりふんわり、すごくおいしかったです。

■ こんな感じで、白味噌のお椀と共に供されました。

■ 最後に、とろとろの柿。どのお皿も丁寧に作られて、本当においしかったです。

■ 店主の馬場健詞さんは大阪生まれ、大学卒業後、東京で修業されたという方です。京都のどこかから独立されたとかだったら、まあ耳に入ってくる情報も、だからこの方に関しては全くなかったわけです。お昼はシンプルにご飯と魚を楽しめる定食もされていて、わたしはそれをどうしてもいただきたいです。思いつめていたのに、どうやっても仕事関連の食事が詰まり過ぎていて行けなかったー(*_*)(*_*) というわけで、とりあえず急ぎ年内アップです。また必ず伺います<(_ _)><(_ _)>
■ お昼は一汁二菜1350円~(実は千円以下の丼もあります)、夜は2500円、3500円、5500円~。ものすごくお値打ちだと思います。
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「七八」(ななはち) 電話 075-771-7168
京都市東山区二条通東大路西入ル北側
12:00~14:00、18:00~21:00最終入店
日曜終日と月曜の昼休み
★年末年始は、
31日まで営業、1月1~3日営業、4~9日お休みということです。
カウンター9席 全席禁煙◎
2011年4月29日開店
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(2011-12-30)
2011年12月 30日, dans 京都 和食11後半 | lien permanent
2011年12月17日 (土)
■ こういうのをおいしいと言うのです。いろいろ、間違いなくおいしい和食をたくさんいただく日々ですが、「祇園にしむら」さんは、あらゆるおいしさをひき離しての、別次元のおいしさと言えると思います。圧倒的なの。やみつきとか止まらんとかそういう意味ではありません。一見地味なようでいてしみじみ美味、ぴたりと決まって美味。これ以上無理だろうなと思うまでに美味。さらに、流れがよくて心地よい、コース全体のまとまりがあって統一感が心地よい、余韻まですてき・・・そんな感じです。器が美しいのはいつも言う通り。それでいてお値段も控えめで、本当にあらゆる意味で上等なお店です。<(_ _)><(_ _)>

■ まず胡麻豆腐で始まります。

■ お椀はすっぽん。すごく温まりました。

■ 氷見のぶり、鯛、大間のまぐろたたいたの。鯛はねっとり、まぐろも塩とわさびで食べるのがとてもよかった。そしてぶりのピカピカのおいしさったら。

■ 定番の鯖寿司。「大藤」さんの千枚漬がのせられる季節です。

■ 八寸は、おから、ごぼう天(あつあつ)、からすみ、あんきも大根、銀杏、なまこ。

■ うに

■ ぶりの塩焼き。これが、これが、焼き方絶妙としか言いようがなく、違う世界のおいしさ。

■ かぶら蒸し。中にはなんと雲子と牡蠣で驚く。これは初めての組み合わせ、初めての味。強烈においしい。

■ ふなずし。

■ 焚き合わせ。味のしみた、しかしものすごく上品な味の大根、とろりとした舌ざわりの海老芋・・・なんでこんなにおいしいかと思う焚き合わせ。

■ 冷蔵庫内で熟成が進んだというからすみ。うま(T_T)

■ ご飯と共に出てくる赤だし、これはあんきもつぶしたのを混ぜ込まれているということで、濃い~の。うまうま(T_T)

■ そして待望のご飯ものとは? 「かに玉丼」だって~。いやこのかに玉、みそもたっぷりであやしくおいしい。無条件降伏においしい。

■ ねっとりじゅわり、あんはとろりんとご飯にからみ、ひたすら旨さそのもので、終わらないでほしいおいしさ。

■ 洋梨、手前がル・レクチエで奥がラ・フランス。
■ この後、お茶をざぶざぶといただき、おいしかった余韻を楽しみました。京都病重篤患者・ヒロコさんに、認定をしてくださる千恵子さんというコンビ楽しかったなあ。完璧だった料理のおかげで気分が高揚してより盛り上がりました。感謝<(_ _)>
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(2011-12-17)
2011年12月 17日, dans 京都 和食11後半京都 祇園にしむら | lien permanent
2011年12月10日 (土)

■ これは先日いただいた、ものすごくおいしかった白子のお鍋@夷川通柳馬場の「
すし処 満」さんです。入れていただいたのは掘りごたつ式の小上がり。(この小部屋がまたやたら落ち着いて居心地いいです。)白子鍋は、雲井窯の土鍋ごとどかんと供されました。とろみのあるおだしは上品で、しみじみ深い味、そこに焼き目をつけられた白子に、くたっとした甘いねぎもたっぷりというものです。熱々で、白子はとんでもなく美味、心を奪われたお鍋でした。温まって、問答無用においしいと思いました。

■ 「一緒に白子鍋を」と誘ってくださったMさんKさんといただいた、ふぐコースだったのです。(12000円くらい。)順番が前後しますが、まずはてっさでいただき、

■ そしてから揚げ、

■ フライでも白子を楽しみました。いやもう冬の美味そのものです。

■ これはコース外ですが、こっぺ蟹もオプションでいただきました。どんなお店でもこっぺ蟹があったら、シーズン中は絶対いただきたいと思います。すごい幸せ(T_T) 他にあんきもやら小吸物やら、いくつかの小さなお皿もいただきました。

■ 最後にお寿司で締め。いかにぶり。季節満喫のコースでした。以前も一度白子鍋をいただき、しみじみおいしいものだなあと思ったのですが、シーズン初めに今回こうしていただいて、改めて感動しました。
■ 「すし処 満」さんは、いい常連さんがついた大人らしいお店です。さらに全席禁煙されたということで安心、うれしかったです。とてもおいしい楽しい夜でした。ありがとうございました。<(_ _)><(_ _)>
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「すし処 満」 電話 075-223-3351
京都市中京区夷川通柳馬場東入北側
フォーラム夷川1F
夜のみ営業、月曜休み
白子鍋は要予約
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(2011-12-10)
2011年12月 10日, dans 京都 和食11後半 | lien permanent
2011年12月 6日 (火)

■ 遠藤功太くん! 皆さん、この顔に見覚えがあるでしょう~! 以前「たまりや」さんにいたあのわっかーい、勢いのいい料理人が11月末、立派に独立を果たしました。(「たまりや」さんも絶賛営業中です。)東京に修業に出たりしたけれど、結局祇園で自店を持てて本当によかったねー! ご案内いただいてうれしかったです。先日のある晩、3日ほど前から予約をして伺いました。カウンター満席、テーブル席にもお客さまありで、食べている間もしばしば電話が鳴っていました。すでにすごい人気です。

■ 生まれたお家がお魚やさんだから、もう、こうなるべくしてなったという人ですね~。まずこっぺ蟹をいただきました。

■ 明石の鯛、大間のまぐろ、北海道のうに。

■ のどぐろ塩焼き

■ 車海老塩焼き

■ だし巻きが上手にできるようになってましたー! 笑笑 前は、「巻けないんですよね~」なんていって、だしオムレツなんてのをやってたけど(それはそれで、あんに浸されていて、すごくおいしかった)、ちゃんと進歩していたのです。\0/\0/

■ すごくいいしじみが入っていると見せてくれて、大きいこと! これでお味噌汁をしてもらいました。

■ あけ~みはいくらご飯、

■ わたしは焼きおにぎりをいただき、ごちそうさまでした。おいしかったー\0/\0/
■ 一緒に出かけたのは稀代のコンシエルジュ・あけ~み、小山明美@「
京都ブライトンホテル」でした。彼女とは、どんなジャンルでもまず100%評価が一致・・・ここまで思ってること一緒か?というくらい意見が合う上、あるスピードを持って食べることでおいしいと思うのも同じで、まあほんとえらい勢いで、話して食べるわけです。いくらなんでもこれはないだろうというようなペースで。この晩も、なんかスカーっとしたわー! 笑笑
■ 遠藤くんの頑張りも清清しいし、魚介はわかりやすくおいしいし、アラカルトで気楽に注文できる上お値段ぜんぜん高くないし(以上でひとり数千円)、深夜営業だしで、そしてすばらしい全席禁煙だし、というわけで、これは間違いなくはやりますね~。わたしもまた伺います。<(_ _)>
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「ぎをん遠藤」 電話 075-551-7271
京都市東山区祇園町北側347-118 楽宴小路内
(末吉町花見小路東入ル、突き当たる手前の南側)
18:00~翌2:00入店 日曜、祝日休み
カウンター8席、テーブル4席×2
全席禁煙◎ 予約が望ましい
2011年11月25日開店
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(2011-12-06)
2011年12月 6日, dans 京都 和食11後半 | lien permanent
2011年11月29日 (火)

■ 蟹の頃に予約をしましょう! と岩城千恵子さんと盛り上がり、激速で「竹屋町 三多」さんの席をキープしたのは9月半ばのことでした。6席のカウンターを貸し切りに。時間がたつのは早いことよ。わらわらと過ごすうちにちゃんと蟹のシーズンは到来し、旨いもの大好きな女6人がうち揃いました。どの品も本当に大人な料理で、実に美味でした。

●雲子 銀あんかけ。まず温まりました。

●こっぺ蟹。まずこれで大喜びします。みっちり詰まっていました。


●鯛とはりいか 土佐醤油、黄身醤油、塩で。いかがとりわけおいしかったです。

●ぐじと舞茸のお椀。おだしおいし。

●目の前でさばかれた蟹、焼く前にプレゼンされました。蟹は三多さんの香住のご実家から送られてきたものです。

●お家は漁師の町にあり、母上が茹でて送ってくださるのだそうです。

●焼き蟹、熱々、甘みを堪能。

●2本めもうまうま。わずかな繊維も残すまいといただきました。

●3本め、全然飽きない、うるうるおいしい。

●これはレア加減を楽しみました。おいしかったー(T_T)(T_T)

●香住ののどぐろの焼物 半日風干しにしたもの。脂のりのりでした。すごく風味がよかったです。

●あわびと海老芋(これは平貝)

●ぎんなんの揚げ物、春巻き風にパリパリ

●蒸し蟹。胴体の部分の身を蒸してほぐしたもの。これも非常な美味でした。

●雲井窯の土鍋で炊かれたご飯をプレゼン。(一辺陶さん、ものすごくおいしかったです。)

●但馬牛のだしで炊いた蕪をご飯と共に。牛肉はだしをだしただけとのこと。

●ご飯は丹後米。これ以上あり得ないというほど細かいちりめん山椒。大葉の千切りと。

●りんごとぶどう、上からりんごのすりおろし(桃リキュール入り)。
■ 完璧なコースだったと思います。お値段も良心的で、お酒を飲んだ人でもこれで2万円以下なのです。本当に価値がありました。また春に、そして1年後の蟹のコースでも集まりましょうと約束したのでした。三多さんすばらしかったです。<(_ _)><(_ _)>
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「竹屋町 三多」(たけやまち みた)
電話 075-231-3556
京都市中京区寺町通竹屋町下ル西側
(久遠院前町667-1)
カウンター6席、座敷(ほりごたつ式)4~6名
カウンター禁煙
要予約
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(2011-11-29)
2011年11月 29日, dans 京都 和食11後半 | lien permanent
2011年11月22日 (火)
■ 11月のNHK文化センター講座 第3金曜講座を、
「日本料理 とくを」さんで開催いたしました。季節感たっぷりでおいしいのはわかっているし、「あれ?」というようなことは今まで一度もなかったし(これはすごいことです)、いつも良心的で丁寧な仕事をしてくださるのです。今回も初めから安心して伺いました。
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先付 赤こんにゃくの土佐煮/鱈の子の旨煮/あんこう肝みぞれポン酢かけ
向付 明石鯛、本まぐろ、たいら貝 あしらい一式
焚合せ 河内の海老芋かにあんかけ 湯葉、菊菜、柚子
焼物 鰆の幽庵焼、酢取り茗荷 本ししゃも、セロリきゃら煮
蒸物 ぐじの蕪蒸し 百合根 べっこうあんかけ 本山葵
油物 とらふぐ竜田揚 小茄子、青唐、吹き寄せ風
御飯、香物、止椀
水物 柿の栗ソースかけ スペアミント
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■ 先付 赤こんにゃくの土佐煮/鱈の子の旨煮/あんこう肝みぞれポン酢かけ

■ 向付 明石鯛、本まぐろ、たいら貝 あしらい一式

■ 焚合せ 河内の海老芋かにあんかけ 湯葉、菊菜、柚子

■ 焼物 鰆の幽庵焼、酢取り茗荷 本ししゃも、セロリきゃら煮

■ 蒸物 ぐじの蕪蒸し 百合根 べっこうあんかけ 本山葵

■ 油物 とらふぐ竜田揚 小茄子、青唐、吹き寄せ風

■ 自家製ちりめん山椒の御飯、香物(大根、壬生菜、日野菜)、止椀(なめこの赤出し)


■ 水物 柿の栗ソースかけ スペアミント
■ 何もかも、完璧だったと思います。目の前で手際よく用意されて、さっと供される心地よさよ。かかったお手間に較べ、わたしたちがいただく時間の方があまりにあっという間なのですが、でもひと皿ずつ、大切に味わいました。
■ お造りではまぐろがとりわけ美味でした。その後、海老芋に感動。とろっとあんがかかっていてしみじみ優しい味わいでした。焼物の後のぐじの蕪蒸しも、ごくシンプルでした。おろした蕪をまとめるのに、普通は卵白のところを、固まりすぎて食感が悪くならないように、あえて卵黄を使っていることも教えていただきました。確かに、純白ではなく少し色がつきますが、けれど実によい食感です。(余談:わたし以前真っ白なかぶら蒸しをいつも通り赤い服を着て撮って、写り込みであかーくしてしまったことがあって・・・その意味でもこれくらいの色がいいかもと思ったり。いやすみません<(_ _)>)
■ 最後の水物も丸くくり抜かれた柿に栗のソース、シンプルながら秋のおいしさ凝縮で、とても美味でした。
■ ご主人の徳尾真次さん、女将の小百合さん、スタッフの皆さまに感謝いたします。受講生の皆さまにも盛大に感謝。おいしそうに、よく食べてくださるからうれしく思っています。また来月よろしくお願いいたします。<(_ _)><(_ _)>
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(2011-11-22)
2011年11月 22日, dans ●NHK講座京都 和食11後半 | lien permanent
2011年11月19日 (土)
■ NHK文化センターの第1木曜講座を、(振り替えでいつもと違う)第3木曜に、「二條ふじ田」さんでやらせていただきました。(本来は夜のみのお店です)
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先付 ほうれん草、しめじ、お浸し
前菜 秋刀魚南蛮漬、秋茄子煮びたし、胡桃甘露煮、柿玉子、舞茸煎りからすみかけ、子持ち昆布、蛇腹胡瓜、スモークサーモン、たこ大根、長芋
造里 まぐろ、紅葉鯛、やりいか、寒ぶり、いくら あしらい一式
吸物 蟹真丈 うぐいす菜、紅葉にんじん、柚子
焼物 かます幽庵焼、はじかみ、じゃこと小蕪の葉の炒め
焚合せ 小蕪、穴子、湯葉、水菜、針柚子
御飯 海鮮ちらし寿司
留椀 赤だし
デザート 和菓子、お抹茶
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■ 先付 ほうれん草、しめじ、お浸し

■ 前菜 秋刀魚南蛮漬、秋茄子煮びたし、胡桃甘露煮、柿玉子、舞茸煎りからすみかけ、子持ち昆布、蛇腹胡瓜、スモークサーモン、たこ大根、長芋、銀杏、大徳寺納豆

■ 造里 まぐろ、紅葉鯛、やりいか、寒ぶり、いくら あしらい一式

■ 吸物 蟹真丈 うぐいす菜、紅葉にんじん、柚子

■ 焼物 かます幽庵焼、はじかみ、じゃこと小蕪の葉の炒め

■ 焚合せ 小蕪、穴子、湯葉、水菜、針柚子

■ 御飯 海鮮ちらし寿司/留椀 赤だし

■ デザート 和菓子 ご実家の「二條若狭屋」さんのお菓子がずらりと並んで華やかでした。

■ わたしはこの赤い紅葉のお菓子をいただきました。中は栗あんでした。

■ 薯蕷饅頭の方に、葉っぱを1枚プレゼント。勝手にデザイン変えてすみません。笑笑 お抹茶をいただき、ご馳走さまでございました。<(_ _)><(_ _)>

■ 2階にはお座敷もありますが、あえて1階のカウンターとテーブルでお願いしました。季節らしいお料理は、丁寧で、しみじみおいしかったです。とりわけ、必ず供される最後のちらし寿司は器の底に至るまで全部おいしいと大変に好評でした。ちらし寿司とお椀だけでお昼があれば~という要望も多いだろうなあと思います。わたしも楽しませていただきました。ご主人の藤田敏晴さんと女将の知子さん、スタッフの皆さまに感謝。受講生の方々にも感謝。次の第3金曜講座の方々楽しみにしていらしてください。3か月後、わたしもまた伺うのが楽しみです。
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「二條ふじ田」 にじょうふじた 電話 075-213-0511
京都市中京区二条通寺町東入ル北側一筋目角
17:00~21:00入店
水曜休み
6300円、8400円、10500円、12600円。季節の特別料理15750円~
全席禁煙◎
予約が望ましい
1999年11月開店
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(2011-11-19)
2011年11月 19日, dans ●NHK講座京都 和食11後半 | lien permanent
2011年11月16日 (水)
■ 油小路三条上ルにある和食のお店「
貴与次郎(きよじろう)」さんに、やっとこさ伺いました。数か月前から是非にと言って、この日連れて行ってくれたのは、稀代のコンシエルジュ・あけ~み=小山明美@
京都ブライトンホテルです。この人とは、食べる速度やらおいしいと思うものが見事に同じです。
■ 「貴与次郎」さんは4月末に開店されました。「柊家」さんで18年間修業された、堀井哲也さんのお店です。
■ 昼夜の営業です。夜のお料理をいただきました。夜は9000円~です。
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●先付3種(まぐろ山かけ/
秋刀魚を炊いたのに舞茸、水菜、みょうが/からすみ大根)
●金目鯛とかぶらのお椀
●熊本の馬刺し
●甘鯛の塩焼き
●八寸は、鴨ロース、ばちこ、車海老、蟹の味噌漬、
かわはぎ その肝和え ぽん酢
●焼松茸、牛肉の味噌漬
●棒たらと雲子と海老芋
●栗ご飯、赤だし、香の物
●栗のアイスクリーム、柿
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●先付3種類

●まぐろ山かけ

●秋刀魚を炊いたのに舞茸、水菜、みょうが

●からすみ大根

●金目鯛とかぶらのお椀

●熊本の馬刺し

●甘鯛の塩焼き

●八寸は、鴨ロース、ばちこ、車海老、蟹の味噌漬、かわはぎ その肝和え ぽん酢

●焼松茸、牛肉の味噌漬

●棒たらと雲子と海老芋
■ とても丁寧でちゃんとしたお料理、品よく、安心の味でした。どのお皿もおいしくいただきました。あけ~みなんて、馬刺しをおかわり!とか言うの。さすが肉食女です。(というわたしも一緒にいただいたのだけど~。)こういう強いおいしさのお皿なども盛り込みつつ、全体に着実なお料理という感じで、印象がよかったです。
■ 料理旅館ご出身のご主人のお店らしく、まずは玄関で靴を脱ぐスタイルです。贅沢なスペースの廊下を経て、食事をするお部屋にたどりつきます。畳のお座敷とはいえ、カウンターもテーブルも堀りごたつ式です。
■ まだあまり知られていないというのも、新しいもの好きな人にはいいのではないかしらん? わたしもまた伺います。
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「貴与次郎」(きよじろう) 電話 075-213-1313
京都市中京区油小路通三条上ル
11:30~14:00LO、17:00~20:00LO
要予約 不定休
カウンター(座敷・掘りごたつ式)5席、
テーブル(座敷・堀りごたつ式)16席
2011年4月23日開店
(2011-11-16)
2011年11月 16日, dans 京都 和食11後半 | lien permanent
2011年11月10日 (木)

■ 毎月絶賛開催中♪(笑) の、朝日カルチャーセンター
「京都美味探訪」、今月は、
「じき 宮ざわ」さんにお願いいたしました。蟹にふぐに新物のからすみと季節の美味満載、そしてなごりの松茸なども織り込んでくださって、実に充実のコースでした。
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●先付 セイコカニ すだち、かに酢
●御椀 伊勢海老、海老芋、原木なめこ 白味噌仕立
●造り 安乗(あのり)ふぐの白子和え あさつき、一味、ぽん酢
●焼胡麻豆腐
●口変わり 小蕪、平貝、菊花吉野、いくら
●お凌ぎ 自家製からすみ(新物)飯蒸し
●焼物 かますと松茸幽庵焼き 柿膾(なます)
●焚き物 ふぐ、豆腐、てっぴ、焼椎茸、柚子
●食事 釜炊き白ご飯/赤出汁 茗荷/香々
●水物 代白柿
●菓子 最中、お薄
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●先付 セイコカニ すだち、かに酢
蟹のシーズン到来です。 一品め、こんなうれしいお皿で迎えてくださいました。
内子と外子がびっしり詰められていて、ウマウマといただきました。

●御椀 伊勢海老、海老芋、原木なめこ 白味噌仕立
肌寒くなって、こんな白味噌仕立のお椀がしみじみおいしい~と思う季節です。冬が来たのだーと思いました。伊勢海老、海老芋、原木なめこと、すごくいい調和でした。

●造り 安乗(あのり)ふぐの白子和え あさつき、一味、ぽん酢
「あのりふぐ」というのは獲り方からせりまで他と違うのです。これは薄造りではなく、ぐいと噛んで旨みが広がる形です。むちっとした食感をしっかり味わいました。

●焼胡麻豆腐
定番の焼胡麻豆腐です。とろりと甘くて胡麻に溺れているような胡麻豆腐。幸せな胡麻責めね♪

●口変わり 小蕪、平貝、菊花吉野、いくら
すっきりしたお皿です。かぶは焼いたものとおろしたもの、平貝も軽くグリエ。菊花といくらでいろどりきれいです。とろっと葛で酸味がつけられていて非常に美味でした。

●お凌ぎ 自家製からすみ(新物)飯蒸し
このからすみ、やわらかで、塩控えめで、いかにも新物、フレッシュさを感じさせました。飯蒸しのご飯のつやつやピカピカでおいしかったこと~。最後のご飯がまたすごいのよ~♪と期待でいっぱいになりました。

●こんな感じでカウンター貸切です。

●焼物 かますと松茸幽庵焼き 柿膾(なます)
これは「味覚の1週間」にちなんで用意されたお皿です。かますのおいしさに松茸の香り、贅沢な組み合わせでした。柿なますも、日本酒で戻した干し柿と大根おろしを混ぜ合わせ、酢で味を整えたものです。(紅白なますに柿を足したものではない。)

●焚き物 ふぐ、豆腐、てっぴ、焼椎茸、柚子
ふぐだしに浸った豆腐とふぐの身です。豆腐おいしかったー(
服部さん♪)

●食事 釜炊き白ご飯/赤出汁 茗荷/香々

●炊きたてのご飯をまずひと口。フレッシュなおいしさと思います。ご飯で目がさめる感じ。この後2膳め3膳めといただきます。際限なくおかわりできる胃のスペースがあれば~と思います。

●いつもお漬物たっぷりです。

●水物 代白柿
とろとろの柿です。錦市場の「
池鶴」さんですね~。先日来、わたし「池鶴」さんのジュースで感動していて、それは改めてまた出します。
●菓子 最中、お薄 と最後にいただいて、ごちそうさまでございました。<(_ _)><(_ _)>
■ お世話になったご主人の宮澤政人さん、スタッフの皆さま、よくしていただきました。御礼申し上げます。受講生の皆さまもにも感謝。今月もよく食べてくださいました。
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(2011-11-10)
2011年11月 10日, dans ●朝日カルチャーセンター京都 和食11後半 | lien permanent
2011年10月31日 (月)
■ 「祇園にしむら」さんの、10月下旬のお料理です。4人でいただいて楽しくて、そして、ほんとーーにおいしかったコースです。************************************************************
●胡麻豆腐
●鱧と松茸のお椀
●お造りが、鯛、とろ、うに
●鯖寿司
●紫ずきんとむかごの白あえ、いか天、栗、いくら、銀杏
●雲子
●からすみ
●かますの塩焼き
●鴨肉とねぎ、上から卵黄を混ぜ込んだ大根おろしのふわふわ
●焚き合わせ 海老芋とかぶ、春菊、ほうれん草、椎茸、菊花のお浸しと
●ご飯、赤だし、お漬物
●ピオーネ、柿に栗のソース
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●胡麻豆腐

●鱧と松茸のお椀
食事の前から楽しみでした。わたしはこのお椀をタノミに生きていた~。

●お造りが、鯛、とろ、うに

●塩も添えられました。全部塩だけでもよかったくらい、お造りのおいしさを引き立てました。

●このシーズン、このお皿を見たら、「あ"~」と思う、「竜田川」です。(2年前のCREA本誌京都特集号撮影時に、わたしアホなことやりました。)

●いつもの鯖寿司。

●八寸。紫ずきんとむかごの白あえ、いか天、栗、いくら、銀杏。別皿に雲子。

●からすみ

●かますの塩焼き

●鴨肉とねぎ、上から卵黄を混ぜ込んだ大根おろしのふわふわ

●これは、ものすごい奇蹟のようなバランスの上に成り立ったお料理だと思いました。鴨肉の味加減はぴたりと決まり、その上にふわふわのおろし。調和のよさこの上なしというすごいお皿でした。

●焚き合わせ 海老芋とかぶ/春菊、ほうれん草、椎茸、菊花のお浸しと。これも、普通っぽい顔していながら、じわじわーっと、ものすごくおいしかった。

●あまりにおいしくて海老芋のおかわり。こんなの初めてのこと~笑笑

●ご飯、赤だし、お漬物。この赤だしがまたもうれつにおいしいといつも思います。

●ピオーネ、柿に栗のソース。
■ おいしいってこういうことを言うのだああwwというコースでした。何でもなさそうなお料理が絶対安心のおいしさなのです。わたしは鱧と松茸のお椀をやっとこの順番でいただけて激しく安心、(前回、前々回は微妙に順番や塩加減が違った、)非常に満足度が高かったです。
■ 一緒にいただいた、しばらくぶりだった食通の里美さん雅也さん、そして初めてお目にかかった俵先生、本当においしそうに食べてくださって、おいしさ倍増!と思いました。とりあえず食べることに集中して食べる方わたし好き♪ お料理が出てきているのにおしゃべりしたまま手をつけないような人は、もう逮捕してもらうしかないと、わたしいつも本気で思うのです。お料理が出てきたら、まずはいただきましょう!\0/\0/
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(2011-10-31)
2011年10月 31日, dans 京都 和食11後半京都 祇園にしむら | lien permanent
2011年10月21日 (金)

■ 本日NHK文化センター 10月の第3金曜講座を、御幸町通錦下ルの料理旅館
「懐石 宿 近又」さんで開催いたしました。しみじみおいしい、いいお料理をいただきました。
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神無月の献立
●食前酒 梅酒
●先付 琥珀羹 梨と豆腐のすり流し
生雲丹 長芋 菊花 三つ葉
●向付 さわら、貝柱 つるむらさき、糸瓜
●蒸物 甘鯛飯蒸し葛餡かけ いくら 三つ葉 針海苔 山葵
●炊合 秋茄子 栗 菊菜 味噌がけ けし 木の芽
●焼物 子持ち鮎塩焼き はじかみ エシャロット味噌添え
●汁物 鱧 松茸 水菜 柚子
●御飯 松茸御飯
●香物 自家製椎茸昆布 柴漬け 茄子
●水物 栗茶巾 抹茶
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●食前酒の梅酒が供された後、
●先付 琥珀羹 梨と豆腐のすり流し
生雲丹 長芋 菊花 三つ葉 上には稲穂の揚げたてパリパリ
食感心地よく、そしてすり流しもなかなかない味・・・爽やかでよかったです。

●向付 さわら、貝柱 つるむらさき、糸瓜
さわらのお造りってなかなかないと思います。鯛ともまた違うおいしさで、これはみんな「珍しい」って言っていただきました。

●蒸物 甘鯛飯蒸し葛餡かけ いくら 三つ葉 針海苔 山葵
葛あんがとろりん、甘鯛と飯蒸しはとてもいい調和でしみじみおいしい~とうっとりしました。

●炊合 秋茄子 栗 菊菜 味噌がけ けし 木の芽
これは茄子や栗それだけでもおいしいところに、味噌がまた風味を添えていました。

●焼物 子持ち鮎塩焼き はじかみ エシャロット味噌添え 柚子こしょう酢と
柚子こしょう酢というの、独自ではないかしらん?いい香りで、子持ちで豊かな風味の鮎とすごく合いました。エシャロットと味噌というのも粋だなーと思いました。

●ご飯が供されて・・・

●御飯 松茸御飯
●汁物 鱧 松茸 水菜 柚子
●香物 自家製椎茸昆布 柴漬け 茄子
ごはんもお椀も申し分なく美味で、さらに・・・

●白ご飯も用意されていて、これもつやつやですごくおいしいものでした。

●水物 栗茶巾 抹茶でごちそうさまでございました。<(_ _)><(_ _)>
何もかもほっとするような味、日々こんなお料理をいただけたら夢のようだな~というようなお料理でした。
■ 「近又」ご主人の鵜飼治二さん、女将の真澄さん、スタッフの方々に御礼申し上げます。受講生の皆さまもありがとうございました。また来月~♪
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(2011-10-21)
2011年10月 21日, dans ●NHK講座京都 和食11後半 | lien permanent

■ 朝日カルチャーセンター講座(いつもの第2木曜講座)を、「
HANA吉兆」さんにお願いいたしました(13日木曜)。前の週(4日火曜)に特別講座「京都吉兆 嵐山本店」を開催し、8割の方がそちらにも出てくださっていたのですが、それでも「HANA吉兆」欠席なしで激しく感謝。以前からご旅行の計画のあった方以外、全員出席、2週続きの「吉兆」さんとなりました。(
ここですでにちらりと話した通りです)
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●八寸 (花屏風)
ほほ肉ワイン煮、クレソンとんぶり、フォアグラかぼす、
枝豆、海老、かます寿司、衣かつぎ、栗
●煮物椀 鱧、松茸
●造り① 戻りかつお
●造り② 鯛、つぶ貝、いか
●箸休め 松茸茶碗蒸し
●焼き物① 宝楽落ち葉焼 サーモン幽庵焼、海老クラッカー揚、銀杏
●焼き物② がんぜ焼 うに、昆布
●ご飯 茸ご飯 うなぎ2切前盛 赤出し、香の物
●果物 洋梨、メロン、ピオーネ
●菓子 山里
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●八寸 (花屏風) ほほ肉ワイン煮、クレソンととんぶり、フォアグラかぼす、枝豆、海老、かます寿司、衣かつぎ、栗
一品一品丁寧で美味なものでした。

●煮物椀 鱧、松茸
もう終わりに近い鱧と松茸。うまみじんわり、いいお椀でした。

●お椀の蓋。萩の文様でしょうか。

●造り① 戻りかつお
にんにくチップが添えられて、バリバリ噛みながらかつおをいただくと強いおいしさを楽しめました。

●造り② 鯛、つぶ貝、いか(こちらはつぶ貝の代わりにしまあじヴァージョンです)
こちらは優美な味を楽しめたお造り。

●寿司飯も添えられて、いつもこれすごくうれしいなと思います。お造りとよく合うので。

●箸休め 松茸茶碗蒸し
こんな風にものすごく湯気湯気で熱々だった茶碗蒸し。大きなお茶碗にたっぷりたっぷりありました。松茸の香りも十分楽しみました。

●焼き物① 宝楽落ち葉焼 サーモン幽庵焼、海老クラッカー揚、銀杏
すごい湯気吹き上げ状態で登場します。ご自慢・秘密の湯気装置が仕組まれているのですね~。すごく盛り上がって楽しみました。サーモンも海老も強い味にしてあって、くいくいワイン合わせたら旨かろう\0/\0/

●焼き物② がんぜ焼 うに、昆布
をを、やっといただけました「がんぜ焼」。これは1週前の、嵐山店で、徳岡邦夫さんがさんざんこれのおいしさについて述べられ、しかし献立には組み込まれておらず、一同、「ひえーん(*_*)(*_*)食べたーーーい!(*_*)(*_*)」となった一品です。あんなに言っておいて、食べさせてよね♪ というわけで、今回のコースに組み込んでいただきました。昆布だしを張ってあって、これがおいしい。もともとうには昆布を食べて育つので、絶対に合う黄金の組み合わせなわけです。生もおいしいけれど、火が入るほどに、うにに甘みが増していきます。食感と甘さの移り変わりを楽しむものでした。いやーおいしかったです。

●2階のお座敷(掘りごたつ式)で、徳岡邦夫さんも一緒に召し上がってくださって、ひと皿ごと完璧な解説付きの講座でした。食事が進むほどに、お料理だけではない熱い熱いお話が繰り広げられ、みんなで聞き入りました~。

●ちなみに今週18日、奈良の公会堂での徳岡邦夫さん。余裕の笑顔でいらっしゃいました。

●ご飯 茸ご飯 うなぎ2切前盛

●わたしはうなぎが要らないので(ごめんなさい<(_ _)>)こんなです。ひっそりとだし巻きに差し替えされていて、感謝しました。赤出し、香の物もつきました。

●果物 洋梨、メロン、ピオーネ
もうここらへんでかなり満腹です。

●菓子 山里 栗とあんが層をなしているお菓子。柔らかで品のいいお菓子でした。

●お薄をいただき、ごちそうさまでございました<(_ _)><(_ _)>
■ 熱いお食事=お料理も熱いし、お話も熱かった~。ほんと濃い時間だったと思います。徳岡邦夫さん、「HANA吉兆」スタッフの皆さま、特別出演のすぎーちゃん改め杉井専務さま、ありがとうございました。参加者の皆さまにも感謝。また来月~♪
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(2011-10-21)
2011年10月 21日, dans ●朝日カルチャーセンター京都 和食11後半 | lien permanent
2011年10月15日 (土)

■
「出逢ひ茶屋 おせん」、7月7日に移転新装オープンなさったお店です。店主の岡本圭司さんにご案内いただき、お料理をいただきました。この
たぬきご飯、ぐずぐずっと混ぜていただくのですが、なごめる味でうっとりとおいしかったのです。ふんわりしたお揚げに、だしの風味のいいあんがとろとろと。これは最後の締めご飯です。
初めから順番にいきます。<(_ _)><(_ _)>
■ びしっとした割烹というよりは、本当に気楽にいただける和食のお店です。「京都に来たなら和食を食べてみたい」とか「お酒を飲んでごく軽く何品か」という気持ちに合うお店です。ご用意いただいたのは5500円~のおまかせおばん菜コースです。
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●柿白和え ●焼き茄子胡麻和え
●壬生菜とおあげの炊いたの、黒七味
●かつお、鱧、湯葉のお造り
●穴子と湯葉、粟麩の炊いたの
●鯛かぶら
●豚肩ロースと白菜の味噌煮込み
●海老芋のから揚げ
●たぬきご飯 ●お漬物
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●柿白和え ●焼き茄子胡麻和え

●壬生菜とおあげの炊いたの、黒七味

●かつお、鱧、湯葉のお造り

●穴子と湯葉、粟麩の炊いたの

●鯛かぶら

●豚肩ロースと白菜の味噌煮込み

●海老芋のから揚げ

●たぬきご飯 ●お漬物
■ 以前は先斗町にあったお店で、わたしも東京から通いに通った初期の頃にお邪魔しているのです。1993年の秋頃に。もう20年近くたった?\(゜o゜)/\(゜o゜)/
■ とても感じのいいお店というイメージだったのですが、それは今も変わることないなーと思いました。(もちろんスタッフの皆さんはもう全部入れ替わっているわけだけど。)現店主の岡本圭司さんは、おじいさまから「大衆に愛されるお店をめざす」ということをとても言われたそうです。でもでも、「大衆」というには上品、そして開店したてだからきれいでゆったりできるお店、そして全席禁煙であることを特筆したいと思います。もうそれだけで絶対にポイントが高いです。料理屋さんのカウンターでタバコのケムリなんて、言語道断だとわたし思うから。(誰に何と言われても、クレーム送って来られても、これに関しては意見揺るがないですからねー!)
■ 若き料理長は端 修司さんといって感じのいい方、名店で修業を積んで来られた方です。
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「出逢ひ茶屋 おせん」
電話 075-231-1313
〒604-8023
京都市中京区木屋町通蛸薬師西入る
FAX 075-231-1313
17:00~22:00LO・23:00閉店
年中無休
カウンター11席、テーブル4席×2、小上がり(ほりごたつ式)6席
全席禁煙◎
予約が望ましい
23年前に先斗町に開店、2011年7月7日移転開店
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(2011-10-15)
2011年10月 15日, dans 京都 和食11後半 | lien permanent
2011年10月 6日 (木)
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●八寸 菱かに酢、とんぶり舞茸、かりごり、海老もろみ、丸十、牛舌、枝豆寄せ
●煮物椀 鱧、松茸 いんげん、ふり柚子
●造り① 鯛 鹿の子造り 山葵醤油、かわはぎの肝醤油
●造り② 伊勢海老、とろ 伊勢海老醤油、胡麻/すだち醤油、にんにくチップ
●箸休 湯葉蒸し 焼穴子、むかご
●焼物 白皮ぐじ 葛の葉焼き 銀杏、栗、すだち
●焚合 飛龍頭(ひろうす) 南京、小芋、鷹ケ峯唐辛子、茗荷
●御飯 松茸御飯、鶏塩焼
●香の物 梅蕪、しば漬、壬生菜
●果物 フルーツ ゼリー寄せ
●菓子 山家
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●まずは季節の花で飾られた八寸が供されます。
●八寸 菱かに酢、とんぶり舞茸、かりごり、海老もろみ、丸十、牛舌、枝豆寄せ。

●蓋物の中にごりを揚げてから炊いたもの。すごくいい食感、美味です。

●菱かに酢は小さいお皿でも、たくさんのものが盛り込まれていてお手間がかかっています。

●重陽の節句にちなんで、食前酒として供された菊酒。

●お椀の蓋を取れば華麗な菊の蒔絵。

●煮物椀 鱧、松茸 いんげん、ふり柚子。吸い地が、すごく深みがあり濃厚でした。極上の昆布を使っているというお話を食前に伺いましたので、よけい、鼻をすます状態で味わったと思います。

●造り① 鯛 鹿の子造り 山葵醤油、かわはぎの肝醤油

●古染付の器は、400年前くらいのものだそうです。枚数が揃っているのもすばらしいです。

●造り② 伊勢海老、とろ 伊勢海老醤油と胡麻/すだち醤油とにんにくチップ

●菊花の形の器に盛り込まれた伊勢海老ととろ。とろを、にんにくチップとすだち醤油でいただき、伊勢海老は、伊勢醤油に浸したのち胡麻をまぶして。これはメリハリの利いた食べ方ができて楽しかったです。胡麻ひとつがこんなにおいしいかと思いました。

●箸休 湯葉蒸し 焼穴子、むかご。湯葉にあんがとろりんとかかった優しい味の一品。

●焼物はこんな風に運ばれます。葛の葉で野趣たっぷりに、煙が上がった状態でプレゼンされて、いかにも香りがよさそうです。葉を広げると・・・

●焼物 白皮ぐじ 葛の葉焼き 銀杏、栗、すだち。

●焚合 飛龍頭(ひろうす) 南京、小芋、鷹ケ峯唐辛子、茗荷。強い風味の次に、ほっとする味でした。自家製ひろうすは柔らかで中身たくさんで美味でした。

●御飯 松茸御飯、鶏塩焼。御飯ものに突入です。●香の物(梅蕪、しば漬、壬生菜)が付きました。

●おかわりを、「お好きなだけどうぞ」とこうして準備してくださっていて、

●松茸御飯をおいしくいただいたのに、さらにその後、白御飯のおいしさに圧倒されました。本当に炊きたてで、つやつやぴかぴか、一文字にすっとよそわれました。白御飯おかわりの人が相次ぎました。感動深かったです。

●果物 フルーツ ゼリー寄せ

●菓子 山家 栗のピュレを栗の形にまとめたお菓子で、これは本物の栗よりも栗の香味が凝縮されていて深い味。秋の風情そのものでした。

●お薄で締め。

●その後塩味のお茶をいただき、ごちそうさまでございました。<(_ _)><(_ _)>
■ 「京都吉兆 嵐山本店」の皆さまによくしていただきました。御礼申し上げます。参加いただいた方々にも感謝。朝日カルチャーセンター 平沼敬子さん、いつも丁寧なお仕事で助かります。感謝たくさんです<(_ _)><(_ _)>
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(2011-10-06)
2011年10月 6日, dans ●朝日カルチャーセンター京都 和食11後半 | lien permanent
■ 朝日カルチャーセンター秋の特別講座@「京都吉兆 嵐山本店」 |
■ 朝日カルチャーセンター秋の特別講座を、「京都吉兆」さんの
嵐山本店で開催いたしました。今までのどの講座よりもお値段も張るものだし、人が集まるかしらー?と思っていたら受付と同時に満席になり、キャンセル待ちの方まで出て増席した次第です。「京都吉兆」さんの人気を物語りました。本店を訪れたい方がどれほど多かったか、ということです。
■ なのでこの講座、一度も本サイトでは告知せずでした。これも初めてのことでした。「京都吉兆」さんのおかげ、受講生の皆さんのおかげです。<(_ _)><(_ _)>

************************************************************■ 2部屋をつないでずらりと並んだ図。そして、徳岡邦夫さん、いつもながらお話が熱かったです。いかにもおいしそうに食べ物を語られるからものすごく引き込まれて、けれど、お話があまりにおいしそうで、お腹がすいてしょうがないww 「そろそろお食事をお出しいただければ・・・」と言いかけたのと全く同時に、さささーっと、八寸が女将の理津子さんと、仲居さんたち数名で運び込まれ、その絶妙なタイミングに仰天しました。orz

■
八寸です。菱かに酢、とんぶり舞茸、かりごり、海老もろみ、丸十、牛舌、枝豆寄せ。
■ で、次回に続きます。写真点数がすごく多いので頑張ります。
しばしお待ちくださいませ<(_ _)>
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(2011-10-06)
2011年10月 6日, dans ●朝日カルチャーセンター京都 和食11後半 | lien permanent
2011年10月 1日 (土)

■ 3か月にわたるお休みの後、ご予定通り、
「蛸長」さんは9月29日に改装を終えてオープンなさいました。130周年だそうです。おめでとうございます。<(_ _)><(_ _)>
■ こちらが改装前に伺った、
前回の記事です。カウンターは前のまま残されて、そう大きく雰囲気は変わりませんが、実はカウンター以外はほぼ新しくされたということです。厨房もきれいになさったということです。より清潔に、お仕事しやすくなったらすごくいいですね。

■ 9月29日~10月2日の4日間は新装お披露目モードで、お決まりのおでんのみで1ドリンク付で4000円均一です(おみやげ付)。変わらぬしみじみおいしいおだし、山盛りのねぎ、ピリリと効いた七味のほわほわおでんです。もうちょっといただきたかった♪ というのが本当のところで(ダイエットが必要なくせに、いじましいわたし(-_-;)(-_-;))、だからまた出かけます~。
■ ちなみにお皿には蛸も盛り込まれます。上のわたしのお皿は、蛸をパスしていただいています。「蛸」長さんなのにごめんなさい。<(_ _)><(_ _)>
■ お花たくさんで華やかで、新しいスタートというのはやっぱりいいと思いました。これからの季節、人気ですごく混むと思いますが、また伺うのが楽しみです。
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(2011-10-01)
2011年10月 1日, dans 京都 和食11後半 | lien permanent
2011年9月30日 (金)
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●(食前酒ひと口と共に、)松茸の昆布締め、ほうれん草、菊の花 写真①
●さんまのつみれと畑しめじのお椀
●かわはぎのお造り、肝醤油と
●焼き胡麻豆腐
●子持ち鮎の有馬煮 写真②
●揚げた銀杏(熱い)、天草の赤うに(冷たい)、上からわさびの茎の醤油漬け
●新さつまいも、干しいちじく、干しぶどう、松の実の白和え 写真③
●鱧の焼霜にみょうが入りの梅肉醤油、いちじく
●ずいきとひし蟹、上からとうもろこしとれんこんの摺ったもの、大徳寺納豆
●白ご飯、お漬物
●山梨の黄桃、上にマスカットのスライス
●もなかとお薄でごちそうさまでございました<(_ _)><(_ _)>
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■ 前の週に、最後の空席だったと思いますが、予約が取れてラッキー。いつ伺っても満席で賑わっていて、とてもいい雰囲気です。お椀やお造りや白ご飯が安定してものすごくおいしいのはいつも通り、他のお皿も過不足なく全てよかったのです。
■ 以下、今回特に驚いたお皿を挙げます。
●松茸の昆布締め、ほうれん草、菊の花
松茸を昆布締めにしてあったのです。これは初めていただきました。
●子持ち鮎の有馬煮
この季節に、端正にこのサイズで揃った鮎って! 日本酒飲まないといけないお皿でした。
●新さつまいも、干しいちじく、干しぶどう、松の実の白和え何気ないような小さなひと皿ながら、干したいちじくやぶどうの甘み、松の実の香りのよさとパリパリの食感、すべてが非常によい調和で目の覚める思いでした。
■ 抜群にいいコースでした。この日一緒にいただいたのは勉強熱心な頼もしい若人、「そんなにおいしそうに食べてくれてありがとう☆☆☆」と思ったのでした。一緒にいる人が喜んで食べてくれたら、おいしさは倍増です\0/\0/
■ どんなジャンルのお店でも、お料理が出てきたら、とにもかくにも、話もやめて、お料理に集中!とわたしは思っています。とりわけ天ぷらなんかだと、お箸持って待っててもいいくらいと思っています。それをわかり合える人とは、特に気持ちよく食べられます。
「おいしく食べる」がすべてに優先するのです!
「じき 宮ざわ」
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(2011-09-30)
2011年9月 30日, dans 京都 和食11後半 | lien permanent
2011年9月10日 (土)
■ 毎月第2木曜日の
朝日カルチャーセンター講座「京都美味探訪」で、今回は「祇園 又吉」さんにお世話になりました。カウンターに最大限という感じで入れていただき、ちょっとぎうぎうになっちゃったのだけど、L字型カウンターで皆さんで話がしやすかったと思います。ちょうど1年半=18回目だったのですが、もうメンバーはすっかり固まってなごやか、本当に食べることが大好きな方々が集まってくださってとても感謝しています。最高齢の方で80歳。気持ちよく召し上がるからお元気なんだなーと思って、いつもうれしく思います。
■ 晩夏+初秋という感じのコースです。ほぼ、夜の15000円のコースの構成に近いです。
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●先付① 胡麻豆腐、いちじく、小芋、枝豆 胡麻クリーム
●先付② 鱧松皮、焼松茸、銀杏、花穂、加減醤油
●お椀 のどぐろ、もち栗
●向付 鯛とかつお
●お凌 鈴子飯蒸
●八寸 伏見唐辛子煎煮、地鶏松風、銀杏、しめ鯖燻製、車海老酒煮、土佐チーズ、蛸の子酒煮、湯葉豆腐、むかご、黄味寿司
●焚合 蒸しあわび、わかめ
●焼物 焼茄子、うに
●強肴 湯葉、菱蟹
●ご飯 丸粥、自家製しば漬
●水物 和三盆ゼリー/梨のコンポートとぶどうのワイン漬
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●先付① 胡麻豆腐、いちじく、小芋、枝豆 胡麻クリーム

●先付② 鱧松皮、焼松茸、銀杏、花穂、加減醤油
下が、まるでフランボワーズのソースを敷いたように赤いですが、これはガラスの器の底の元々の色です。ブルーやグリーンなどもあり、わたしには特に赤い器でくださったのです。笑

●お椀 のどぐろ、もち栗
もち栗というのは、栗のペーストをぎゅっと固めたもので、栗の風味と食感が本当の栗よりも強いというものでした。

●向付 鯛とかつお
明石の鯛と和歌山のかつおです。とりわけかつおが美味でした。ひどい天変地異なく、みんな無事でご機嫌で、こんなよき素材が流通する世の中であり続けますようにと思いました。

●お凌 鈴子飯蒸
鈴子、というのはすじ子、というかいくらのことです。深い器なので撮りにくいが(笑)おいしいお凌ぎでした~。

●八寸 伏見唐辛子煎煮、地鶏松風、銀杏、しめ鯖燻製、車海老酒煮、土佐チーズ、蛸の子酒煮、湯葉豆腐、むかご、黄味寿司(卵黄、山芋、バター)
いつもきちんと八寸を作られる又吉さんです。八寸がなければ日本料理のコースとは言えないという考え方です。これはお酒もたっぷり飲める八寸です。

●焚合 蒸しあわび、わかめ
わかめがとろとろにやわらかでものすごく風味よかったです。あわびもやわらか。

●焼物 焼茄子、うに
香ばしさ際立つ焼茄子、それだけでもおいしいのに、うにがのっていて、おいしさ数倍というお皿です。

●強肴 湯葉、菱蟹(渡り蟹)
これもとろとろ状態で、旨みと優しさの一品。

●ご飯 丸粥、自家製しば漬
すっぽんスープ仕立てのお粥でした。しみじみおいしかったです。

●水物 和三盆ゼリー/梨のコンポートとぶどうのワイン漬
グラス入りが和三盆のふるふるのジュレです。深みある器で見えにくいですが、手前の四角い方はぶどうのワイン漬、下に梨のコンポートです。
■ いやいや、本当に丁寧に作っていただいたいいコースでした。段取りもよくしていただきました。ご主人の又吉一友さん、スタッフの皆さまに感謝。受講生の皆さまはまた来月~♪
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「祇園 又吉」 電話 075-551-0117
京都市東山区祇園町南側523-8
●(東大路四条西側2筋下ル西入ル、道なりに進み西側)
12:00~13:00LO、18:00~20:00LO
水曜終日と木曜の昼休み
カウンター10席 全席禁煙◎
要予約
昼7000円、10000円(税サ別)、夜10000円、13000円、15000円。(税サ別)
2008年3月8日開店
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(2011-09-10)
2011年9月 10日, dans ●朝日カルチャーセンター京都 和食11後半 | lien permanent
2011年8月26日 (金)
■ 「祇園にしむら」さんでお料理をいただけば、精神の安定を得られると思います。いろいろなところで毎日いただいて、それぞれに特徴があって楽しかったりおいしかったりして喜んでいるのだけれど、こちらは格別いいなーとますます思います。行って座っただけで安心。笑 安定したおいしさと器の趣味のよさ。それから店主がおっもしろい~。敷居が高そうに見えながら正反対で、華やいだ雰囲気ながら、すごく気楽に過ごせるのもいいです。
■ それと、年々「すーっと食べられる」料理になっていて、今回も流れるような献立だったと思います。充実感がありながら、食べ疲れしないのです。
■ 永末書店の永末摩美さんと伺って、お話も楽しかったです<(_ _)>
この「未在」さんの本を出された、ゴージャス摩美さんです。
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●胡麻豆腐
●お椀:晩夏の吹き寄せしんじょう
海老、銀杏、きくらげ、百合根
●お造りは、鯛、とろ、いか
●鯖寿司
●八寸:いちじくと湯葉、胡麻クリーム/枝豆かき揚げ、とうもろこしかき揚げ/三度豆胡麻和え/鱧の子玉締め、うど、三つ葉
●からすみ、甘酢漬大根
●ぐじ塩焼き、ずいきとモロヘイヤの白和え
●焚き合わせ(冷製)かぼちゃ、茄子、小芋、上から茗荷
●うに
●鱧と松茸のお椀
●白ご飯、お漬物、赤だし
●マンゴーと桃、白ワインのジュレ
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■ 抜粋で写真見せます。

●お椀:晩夏の吹き寄せしんじょう、中に海老、銀杏、きくらげ、百合根。このしんじょうのふわふわ感はすごかったです。普通じゃない作り方をされていると思います。感動深かったお椀です。

●八寸:いちじくと湯葉、胡麻クリーム/枝豆かき揚げ、とうもろこしかき揚げ/三度豆胡麻和え/鱧の子玉締め、うど、三つ葉 毎月楽しみな八寸です。

●ぐじ塩焼き、ずいきとモロヘイヤの白和え ぐじの焼き加減、塩加減、ジャストジャストだったと思います。

●焚き合わせ(冷製)かぼちゃ、茄子、小芋、上から茗荷 ひんやり冷たい野菜にシャリシャリの茗荷の天盛りで爽やかでした。

●鱧と松茸のお椀 前回からの訪問以来、これを楽しみに生きてきたのです。コース最後のお椀ということで、少し塩気を強くしてありました。
「祇園にしむら」 電話 075-525-2727
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(2011-08-26)
2011年8月 26日, dans 京都 和食11後半京都 祇園にしむら | lien permanent
2011年8月25日 (木)
■ 「梨吉」 で本当においしかったコース 2011年8月 |
■ 祇園の割烹「梨吉」さんに、愉快な友人Nちゃんと一緒に出かけて、「ほんとーにおいしいね!」を連発しながらいただいたコースです。1週間ほど前の夜です。
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●枝豆、銀杏、鱧の骨、百合根と蛸など小皿で酒肴、4種類ほど
●山芋のすり流し、中に湯葉
●鱧の落とし、上にうに 梅肉ソース
●鮎の塩焼き
●はまぐりと里芋の焼き物
●すずきのお造り
●お椀代わり、鱧と松茸の小鍋仕立て
●すずきの焼き物
●賀茂茄子田楽
●おそうめん
●焼きおにぎり、お漬物
●黒糖のソルベ
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以上で1万円のお料理でした。写真抜粋で見せます。

●山芋のすり流し、中に湯葉。ざくっとしたすり流しで、底には少し山芋の小片入りで食感も残っていて、何でもないのにものすごくおいしかったです。

●鮎の塩焼き、これも塩加減焼き加減とも完璧と思っていただきました。

●はまぐりと里芋の焼き物は、里芋がなんでこんなに美味なのか?と謎でした。はまぐりも。

●お椀代わり、鱧と松茸の小鍋仕立て。お椀がないかわりに、小鍋仕立てで、おだしおいしくてうるうる。

●焼きおにぎり、お漬物。最後は香ばしいおにぎりで、独自のコースでした。なんでもない風情で、すべてがしみじみ美味といういいお店です。あちこち食べ尽くした方に、もし未訪なら必ずどうぞとおすすめしたいと思います。
●ただひとつ・・・タバコOKなので、ケムケムの可能性があるということを覚悟して・・・(*_*)(*_*)
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「梨吉」(りきち) 電話 075-531-2421
京都市東山区八坂新地祇園末吉町95
基本的に夜営業のお店(昼も予約でお願いできます)
日祝休みだが応相談 要予約
カウンター8席、座敷1室(2~8人、掘りごたつではない)
1982年開店
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(2011-08-25)
2011年8月 25日, dans 京都 和食11後半 | lien permanent
2011年8月23日 (火)
■ 「トラットリア・ニーノ」の跡の和食店、「おとなり」 |

■ 「トラットリア・ニーノ」だったところが、8月4日、
「おとなり」という名前の和食店になりました。先週半ばに伺いました。ミチエさんカズヤさんに、しのちゃん@「
ギャラリーグレース」も加わり、大勢が楽しかった夕食でした。この通り、外観もがらりと新しくなり、出入り口も変わりました。1階のほとんどはカウンタースペース、奥に4人席テーブルがあります。マダムだった春奈ちゃんは女将となり、着物着てたらすごーい、なんて思っていたのだけど、普通にお洋服でどこか安心しました。笑笑

■ アラカルトでお願いできる和食店です。こんな陶器のお重入りの「お福重」2500円というのがあり、10品以上の取肴が詰められています。2名がこれを選びました。

●わたしはいただきたい一品料理を3皿、絞り込みました。まずはお椀、鱧と焼き茄子1000円です。

●そして鮎の唐揚げ1100円。(順番的にはこちらが先に出てきました。)カリっと歯ざわりよく香ばしかったです。

●鮎の塩焼きを注文した人もいて、これもおいしそうでした。

●引き続きわたしの注文で、賀茂茄子田楽 700円。

●締めのご飯ものは湯葉生姜あんかけ 800円を選択。

●とろりんとあんも湯葉もご飯も美味でした。
■ 他の皆さんは、蛸の柔らか煮や鱧の焼霜やら鯛そぼろご飯などを注文。
■ 料理長は、桔川晴年さん、「和久傳」で修業をしていらした方です。食事の後にそう伺って、確かにー!とうなずけました。「和久傳」組、活躍めざましいです。一品でいただける他、5000円、7500円とコースもあるようでした。今はまだオープンしたて状態で、もうしばらくしたらまた料理人の方も増やされるということでした。2階には掘りごたつ式お座敷スペースも前のままあるとのことで、お集まりにもよさそうです。
「おとなり」 電話 075-231-9569
京都市中京区河原町通三条2筋上ル東入ル南側
17:00~22:00(入店) 不定休
8席くらいのカウンター、4席のテーブル、
2階に6席ほりごたつ式座敷、8席のテーブル席(半個室)
2011年8月4日開店
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(2011-08-23)
2011年8月 23日, dans 京都 和食11後半 | lien permanent
2011年8月22日 (月)

■ 見覚えある顔ですね~♪ 「
御幸町つばき」でおなじみの小峯充靖さん、2軒目のお店「二条 椿」を8月8日開店なさいました。二条通の、河原町通と寺町通の間の南側。路地の向こうにひっそりとある感じがすてきなお店です。まだお料理はいただいていないのですが、開店後まずはお祝いに伺い、中を見せていただきました。

■ バーのようなインテリア・・・というかバーテンダーの方もいらっしゃって、バーですよね。でもお料理もいただけるのです。「かなり本格的な和食をいただけるバー」という感じかしらん。


■ お品書きはこんなです。「御幸町つばき」を支えていた、料理人の方もいらっしゃいました。アラカルトが基本だと思うのですが、おまかせでコースもしていただけそうです。

■ 2階はこんな風で、落ち着いた少しレトロな感じの雰囲気に北欧の椅子がよく合っていたりします。

■ お茶室の風情も味わえます。

■ 店主の小峯充靖さんは「写真は苦手で~」といつもおっしゃるけれど、

■ そういいながら、すごくいい笑顔で写ってくださるんですよ~。こんなすてきな店主のすてきなお店、昼の2時から夜の2時までの長い営業、カフェでもお酒でもお料理でもという万能なお店です。近日中にお料理いただきに伺う約束です。とりわけ天ぷらが看板のようで、お品書きをよく見たら和牛とかチーズとかあるではないの♪ 今から激しく楽しみです\0/\0/
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「二条 椿」 電話 075-256-2882
京都市中京区二条通寺町東入ル南側 榎木町92-12
14:00~翌2:00
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(2011-08-22)
2011年8月 22日, dans 京都 バー京都 和食11後半 | lien permanent
2011年8月21日 (日)
■ NHK文化センター講座、8月の第3金曜講座は
「京都和久傳」さんにお世話になりました。一度講座をさせていただいていますが、今回は2月から料理長になられた木山義朗さんのお料理をいただいたのです。盛りだくさんにたっぷりに、季節のおいしいものを食べさせていただきました。
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●先附 あこう 鱧焼霜造り あしらい
●椀 翡翠茄子 ずいき うに 毛蟹 生姜
●焼物 天然鱸 油焼き 鷹ヶ峰青唐 蓼吉野
●お凌ぎ トマト 順才 三度豆 新蓮根あん
●油物 穴子香煎揚げ モロッコいんげん天麩羅
●焚合 鱧 松茸 冬瓜
●御飯 (以下から選択)鯛の黒寿し/鯛味噌茶漬け(温か冷)/鱧茶漬け/梅卸し蕎麦 ●水物 桃
●お菓子 南京ぜんざい
●お薄
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●先附 あこう 鱧焼霜造り あしらい
あこうは「あこう鯛」なんて言うが、鯛ではないという話。
かつおとまながつおみたいに別物。

●椀 翡翠茄子 ずいき うに 毛蟹 生姜
ものすごくたっぷりで、食べごたえのあるお椀でした。

●焼物 天然鱸(すずき) 油焼き 鷹ヶ峰青唐 蓼吉野(とろっとしたたでのソース)
皮もパリパリで香ばしく、すごく加減よく焼かれていてよかったです。
鮎は飽きているでしょから、という配慮でこれに。「鮎は何百でも食べるので気遣い無用ですよ~」と言いながら、このすずきも美味でした。

●お凌ぎ トマト 順才 三度豆 新蓮根あん
じゅんさいはもう本当に時季最後です。トマトはアメ~ラ、甘いトマトです。

●油物 穴子香煎揚げ(=おかき揚げでバリバリ、) モロッコいんげんの天麩羅

●焚合 鱧 松茸 冬瓜
鱧を、いちばん初めと最後に使われましたね~。

●御飯 (以下から選択)鯛の黒寿し/鯛味噌茶漬け(温か冷)/鱧茶漬け/梅卸し蕎麦
写真はは初めての、鯛の味噌茶漬け冷製。冷たくするする爽やかながら、鯛味噌の風味が際立ち、やみつきにおいしかったです。天井の照明写り込みはどうしようもなく、ごめん。<(_ _)><(_ _)>

●水物 桃
果汁したたるような食べ頃の桃です。


●お菓子 南京ぜんざい 中に葛餅 あしらわれた葉は、きゅうりの葉。
とろりとしたかぼちゃのすり流しという風情で、隠し味に白味噌を使われています。

●お薄
■ 木山さんはあの広い席数(55席)のお店を任されて、スタッフを束ねて、本当によく頑張られると思います。ありがとう、ありがとう!よく工夫されたコースで、とてもおいしかったです。受講生の方に年齢聞かれて、「30です!」と答えて、「うそー!」という反応をされていました。笑笑 若いのに、しっかりきっちりしているのです。技術的にも、人としても。またいただきに伺おうと思います。スタッフの皆さまにも感謝。受講生の皆さまもありがとうございます。また来月~♪
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(2011-08-21)
2011年8月 21日, dans ●NHK講座京都 和食11後半 | lien permanent
2011年8月12日 (金)
■ 掲載サイトのお知らせ:「jeep style」で、連載開始 |
■ jeepstyleより、photo:Harry Nakanishi
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■ 車の jeepのサイト中、jeepstyleの中のグルメ部分(meet the chef)で、時々の連載開始です。
初回は「HANA吉兆」さんをご紹介。取材時、徳岡邦夫さんは熱く熱く語ってくださいました。
写真はいつものハリーせんせ = ハリー中西さん。いつも激速撮影、圧倒的にきれいです! ちょっとイケズで困りますが(-_-;)(-_-;)、写真は無条件降伏で世界一とわたしは思っています。どうぞご覧くださいませ<(_ _)><(_ _)>
■ jeepのように、冒険精神あるお店のご紹介というお題をいただいています。これから時々の連載です。
よろしくお願い申し上げます。<(_ _)><(_ _)>
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(2011-08-12)
2011年8月 12日, dans ●掲載サイト京都 和食11後半 | lien permanent
2011年8月 8日 (月)
■ 取り急ぎ、新しいお店情報です。どちらもまだ伺えていませんが、楽しそうなお店2軒、とりあえずお知らせです。
■ 本日8月8日、寺町二条の近くにオープンしたのが「二条 椿」、「御幸町つばき」の小峯充靖さんの2軒目のお店です。14時~翌2時、カフェもお酒も一品料理もいただけるお店みたいです。カフェも一流のものみたいですよ~♪ 近日中に伺います。<(_ _)>
「二条 椿」 電話 075-256-2882
京都市中京区二条通寺町東入ル南側 榎木町92-12
14:00~翌2:00
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■ 先日8月4日にオープンしたのは「おとなり」。「トラットリア・ニーノ」だったところが、和食のお店になったようです。どんな風になったんかなー? そして、マダムだった春奈さんが女将となって、どんな姿かなーと楽しみにしています。近日中に伺います。<(_ _)>
「おとなり」 電話 075-231-9569
京都市中京区河原町通三条2筋上ル東入ル南側
17:00~22:00(入店) 不定休
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(2011-08-08)
2011年8月 8日, dans 京都 和食11後半 | lien permanent
■ NHK文化センターの8月の第一木曜講座を
「日本料理 とくを」さんでやらせていただきました。夏全開の献立を楽しみました。お昼に、カウンターとお部屋貸し切りにしていただき、和気あいあいといい感じでの食事だったと思います。この講座の受講生の方々、本当にいい方ばかりでわたしも和みます。感謝<(_ _)><(_ _)>
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●先附 蛸の子 旨煮/糸瓜とささ身 胡麻和え/鯛中落ちの煮こごり
●向附 淡路の鯛、島根沖の本まぐろ、琵琶ます
●焚き合わせ 韓国産 鱧みぞれ煮 しめじ、三つ葉
●焼物 琵琶湖産 小鮎塩焼 セロリきゃら煮、たで酢
●酢物 山城の白ずいき 山葵酢和え
●蒸物替り とろとろ豚角煮と冬瓜べっこうあんかけ 白髪葱
●油物 とうもろこしと枝豆のかき揚げ
●御飯 じゃこ紫蘇御飯
●止椀 じゅんさいの赤だし
●香物 昆布大根、新生姜、壬生菜
●水物その① 特製わらびもち
●水物その② 白味噌シャーベット
(牛乳、白味噌、バター、水あめ)
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●先附 蛸の子 旨煮/糸瓜とささ身 胡麻和え/鯛中落ちの煮こごり
いつもの3点盛りで始まります。とりわけ、鯛の中落ちの煮こごりが、ピュアに鯛の風味が強くて
、美味であるな~と感動レヴェルでした。

●向附 淡路の鯛、島根沖の本まぐろ、琵琶ます
お造りは琵琶ますのお造りがめずらしかったかも。

●焚き合わせ 韓国産 鱧みぞれ煮 しめじ、三つ葉
「落としはおいしさが抜け出てしまってもったいない」という考えで、わたしも賛成です。ひと昔前、鱧といえば落とし+梅肉しかなかったけれど、今はいろいろにいただけていいなと思っています。これは鱧じたいのおいしさを十分に感じさせて、おろしとよく合っていました。

●焼物 琵琶湖産 小鮎塩焼 セロリきゃら煮、たで酢
ひれがピンと張っていてきれいな姿の塩焼きでした。焼かれる直前まで泳いでいた、ごく新鮮なものということでした。鮎はひと夏いくらでもいただけます。「あちこちで鮎食べて飽きてるでしょう?」なんて言っていただくことがよくありますが、毎日いただいても飽きません。ひと夏何鮎いただけるかー?と思っています。

●酢物 山城の白ずいき 山葵酢和え
白ずいきシャリシャリと、いかにも夏の口当たりです。わさびの風味が効いた酢の物になっていて、とても粋でした。

●蒸物替り とろとろ豚角煮と冬瓜べっこうあんかけ 白髪葱
冷たいシャリシャリの後に、ぽってりと熱いものが来ていい按配だと思いました。豚角煮は本当にとろとろでした。技ありだと思いました。

●油物 とうもろこしと枝豆のかき揚げ
口でほぐれたらとうもろこしの粒粒に枝豆の香り、ほくほくほわほわと、熱いうちにいただきました。皆さんよくおしゃべりするけれど、でもお料理が出てきたら、即、おいしそうに食べてくださるから、わたし気持ちいいなと思います。(おしゃべりして、出された料理をすぐに食べないのはすごくいかんよ。)

●御飯 じゃこ紫蘇御飯/●止椀 じゅんさいの赤だし/●香物 昆布大根、新生姜、壬生菜

●水物その① 特製わらびもち
とろりふわりと、いい感じのわらび餅でした。香りもよかったです。これは半分量にしていただいています。標準はこれの倍です。

●水物その② 白味噌シャーベット
こちらの定番のデセールです。とろっシャリっとした口あたり、塩気も効きつつ甘いという名作です。
■ ご主人の徳尾真次さん、女将の小百合さん、スタッフの方々、よくしていただきました<(_ _)><(_ _)> そして受講生の方々、ありがとうございました。また来月♪
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(2011-08-08)
2011年8月 8日, dans ●NHK講座京都 和食11後半 | lien permanent
2011年7月26日 (火)
■
「祇園にしむら」さんへ伺って本当においしい和食をいただき、精神の安定を得たと思います(笑)。先日来お連れしようとしていた方と都合が合わず、そのため6月を逃してしまい、もうこれ以上食べないではいられなかったのです。(Kさんごめんね。<(_ _)>) 「にしむら」さん行きに賛同してくださったわれらの千恵子さんと、同じお勤め先(京都市役所<(_ _)>)で、わたしの読者でいてくださる小田さんと共にカウンターでいただきました。
■ いつもの夏の定番いくつかを明確にイメージして出かけのだけど、驚きの展開があったり、それから器も、こんなの初めて~♪ なものが3つもあったりで、いややっぱり、すごいなあと思った夜でした。(*_*)(*_*)

●胡麻豆腐 まずはいつも通り、胡麻豆腐から始まります。おなじみ胡麻豆腐ですが、この器は初めてです。新しいものみたい。

●焼き鮎とにゅうめんのお椀。蓋を取るなりぐわーっと驚きました。鮎を、焼きものではなく、お椀で出してこられたのです。なんてユニークな発想。初めていただいたと思います。透き通る吸い地おいしくておいしくてうるうる。

●お造りは鯛、とろ、いか。これも初めて見るお皿です。発掘されたものだそうで・・・いったいどれだけ器お持ちなのでしょう。マイセンの、ぶどうの葉紋様で、まわりが金彩。そして1911年と年号が入っています。ちょうど100年前! 持ってるのに、使ってなかったとのことで、すごいです。とろのおいしさが格別でした。いかも。鯛も。笑笑

●鯖寿司 これも定番で必ず入るものです。これだけ肉厚で締め加減塩加減ジャストな鯖寿司ないのですよ~

●八寸:ガラスの器に、鱧の子、鱧の浮き袋、三つ葉、うど、百合根/鷹ケ峯とうがらしとじゃこ/干瓢酢味噌和え/枝豆のかき揚げ/とうもろこしのかき揚げ/丸十(さつまいも)。楽しい楽しい八寸です。

●このグラス入りの鱧の子たちから手をつけそうになりましたが、

●いや、激速でいただくべきは揚げたてのものでしょう。かき揚げからいただきました。

●酒肴その① 鱧の子の塩辛 隣の千恵子さんお酒が進んでいる様子でした。笑

●鱧の焼霜(皮目だけ焼きで、ほぼ生)、梅肉、わさび。白ずいきに胡麻ソース。これが「焼き物」だったわけかしらんと後から思い・・・

●酒肴その② からすみ また千恵子さんがお酒追加した様子でした。笑笑

●次はバカラの古いグラスです。これも初めて拝見。無尽蔵に出てくるみたい(*_*)(*_*)

●水茄子、冬瓜、鯛の昆布締め、あわび(小さくしてもらった)、酢取り茗荷 二杯酢ジュレ。あーこれもしかして焚き合わせ代わりだったかしらんと後から思った・・・

●白味噌のお椀、鱧と温玉の黄身。ふわーこういう鱧の出し方するか~とまた仰天。圧倒的に美味な白味噌汁でした。

●鯛茶漬、お漬物。さらっと上品な鯛茶漬は実においしかったです。あ、お漬物のお皿は、後ろにひっそりいるけれど、

●
昨年夏のある夜にはこうして鯖寿司をいただいた、永楽即全さんのもの。

●あさぎ色のお皿に、マンゴーとピオーネ、マスカット、白ワインジュレ。以上でごちそうさまでございました。<(_ _)><(_ _)>
■ なじみのコースと思っていたのに、お椀の鮎の出し方、鱧の出し方(焼き物、最後の白味噌お椀)で驚かせてくれました。これだけ安定していても、全然止まってないのがすごいと思いました。
■ ただわたしは、どーしてもいただきたいものがありました。7月ならそれが出てくると勝手にイメージしていたもの。それがなかったので、また伺わねばならんわ♪
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(2011-07-26)
2011年7月 26日, dans 京都 和食11後半京都 祇園にしむら | lien permanent
2011年7月25日 (月)
■ 「竹屋町 三多」さん、こちらも本の撮影以来のご無沙汰で、すごく伺いたかったお店です。飾りなくシンプルでとびきりおいしい。大人料理だけど若さの勢いも同時に感じさせて、お店もきれい。さんざんいいものを食べ歩いた人にもおすすめできるお店だと思います。ちょっと久しぶりにつくばから来た外科医Mちゃんと、いつもの内科医Mちゃんと共に、屈託なく笑って話して楽しかった夜です。
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●車海老と野菜の煮こごり。野菜は、さつまいも、ごぼう、枝豆、椎茸(写真)
●じゅんさいとトマトの酢の物
●淡路島のあまてかれい
●淡路島のうに
●あこう鯛の酒蒸しと白だつ(ずいき)のお椀
●鱧の炭火焼き(写真)
●丹波牛もも肉のロースト(写真)
●とうもろこしのすり流し
●能登半島の岩牡蠣のホイル蒸し
●毛蟹、酢取り茗荷、ミニおくら 土佐酢ジュレ
●賀茂茄子の白味噌仕立て 黄にらの香り(写真)
●生姜ご飯、お漬物、ちりめん山椒
●プリン(写真)
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●いくつかの写真を見せます。車海老と野菜の煮こごり。野菜は、さつまいも、ごぼう、枝豆、椎茸。さわやか~に始まります。

●鱧の炭火焼きは、まずこんな風にプレゼンされます。

●この写真ではよくわからんですが(ごめんなさいです<(_ _)>)花開いたようにきれいな鱧でした。きちんとライティングしたら、きれいに見えるだろうな~(わたしにはできません<(_ _)>) 塩だけでいただくのがわたしは好きです。

●丹波牛もも肉のロースト。和食でも肉っけがあるとうれしいです。

●賀茂茄子の白味噌仕立て 黄にらの香り。茄子が、白味噌の汁というかソースというか、ちょっととろっとしたのに浸っていて、黄にらの風味と食感がアクセント。

●プリンはヴァニラの粒粒たっぷりでいい香り、コースの後のデセールは、こういうするりと入るものが理想的です。
■ 写真掲載のないものも含めて、どのお皿もいちいちおいしかったです。笑笑 あ、とうもろこしのすり流しもすごかったです。湯葉と合わせたもので、だしっ気はなしということ。砂糖入れたのかと思うほど甘かったです。自然な甘さということ。
■ 以上でお料理は税サ込みで16000円。値打ちがあると思います。
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「竹屋町 三多」
電話 075-231-3556
京都市中京区寺町通竹屋町の西南角 夜のみ営業、不定休************************************************************
3刷めできています。<(_ _)><(_ _)>
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(2011-07-25)
2011年7月 25日, dans 京都 和食11後半 | lien permanent
2011年7月22日 (金)
■ 本の撮影以来お伺いできないでいた「千ひろ」さん、やっと伺えて、やっぱりよかったです♪ 夏らしいコースをいただきました。「茄子は必ずお願いします」とだけ伝えて、あとはひたすら楽しみに伺いました。
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●グラス(鈴木玄太さん)で、ガスパチョ風の先付。
おだしジュレ、じゅんさい、海老、蛸、赤黄緑のピーマン、椎茸
●酒肴5種類
鱧を巻いて炊いたの/桑名のあさり/鯛の肝のゼリー寄せ/鯛の味噌漬の炙り/新潟の枝豆
●お造りは乾山の器で、鱧の焼霜、本まぐろ(炙り)、たいらぎ貝、生うに。
●梅肉醤油かわさび醤油か塩昆布で。
●お椀は、鱧、粟麩の炙り、貝柱しんじょう、三度豆
●まながつおの幽庵焼、梅酒漬にした干しバナナ
●魯山人のお皿に、白桃とぶどう(巨峰)、上から湯葉クリーム おくら、海苔
●鮎皿(清水六兵衛さん)に、鮎の塩焼き
●夏の名物、焼き茄子 生姜醤油でいただきます。
●蒸し焼きにした茄子、水に取らずに熱々熱のところをさささと皮を剥くそうです。
●ものすごく香ばしいのです。そして旨みがじゅわじゅわしています。熱い熱いうちに箸先で裂きながら少しだけ生姜醤油をつけて、さっといただきます。お鍋が特別なわけだけど、それにしてもなんで茄子がこんなにおいしいのか、仰天します。もちろん油分吸わせたりということもないです。
●鱧フライご飯、梅肉/冷たい味噌汁(わかめと豆腐)/水茄子、きゅうりなどお漬物
●いつものりんごとオレンジのジュースでご馳走さまでございました<(_ _)>
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■ 先付から鮮烈でした。鮎も普通に塩焼きで、それですごくおいしかったと思います。鱧フライは塩味ほどよく、パリパリしてよかったです。白いご飯となんでこんなに合うのかー?と思いました。ご飯は間違いなく鮎ご飯と思い込んでいたのに、これもとてもおいしいものでした。
■ 乾山写し、じゃなくて本当の乾山のお皿とか、魯山人のお皿とか、なんだかすごい器が出てきました。それがよくお料理と調和していて、さらにちゃんと教えていただけて、ありがたいと思いました。器のことをよく知らないわたしに教育的配慮もしていただいたと思います~(笑) ご主人の永田裕道さんありがとうございます<(_ _)><(_ _)>
■ 美しいカウンターは毎日1時間は磨くという話。赤ワインこぼし跡、たばこの焦げ跡も削らずにだんだんに取っていったという話。今年の秋で10年を迎えられますが、まだ真っ白で新品のような美しさでした。蒸しタオルで温めると傷あともよみがえる、木は生きているから、と伺い、手入れほとんど何もしていない自分の肌も大事にしようとわたし思いました。苦笑。
■ 京華さん純子さんと一緒にいただき、楽しいひとときでした。ありがとう。
★「千ひろ」さんは来年から、日曜を営業なさって、月曜定休に変更されます。
遠方からのお客さまから、週末営業のご要望が多いのだそうです。
「千ひろ」
電話 075-561-6790
祇園町北側 四条通祇園ホテルのちょうど向かいの路地を上ル東側
今年いっぱいは日曜定休。
基本的に夜営業、17:30~20:30までに入店
前日までの予約で昼もお願いできます。
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(2011-07-22)
2011年7月 22日, dans 京都 和食11後半 | lien permanent
2011年7月20日 (水)
■ NHK文化センター講座 7月第一木曜 @「懐石 宿 近又」 |
■ NHK文化センター 7月の第一木曜講座を、御幸町通の料理旅館「懐石 宿 近又」さんで開催いたしました。とてもいい夏の懐石をいただきました。
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文月の献立
●先付 雲丹豆腐 冬瓜 葡萄(デラウエア) 土佐酢ゼリーがけ 花穂紫蘇
●椀物 鱧 枝豆豆腐 じゅんさい つる菜 茅の輪柚子 梅肉
●向付 若狭ぐじ 水玉胡瓜 赤芽紫蘇 山葵
●炊合 賀茂茄子 小芋 白芋茎(ずいき) 田楽味噌 けしの実 木の芽
●焼物 鮎塩焼 はじかみ 山蕗佃煮
●御飯 新生姜御飯
●汁物 赤だし 蓮芋
●香物
●水物 ほうじ茶プリン 抹茶
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●先付 雲丹豆腐 冬瓜 葡萄(デラウエア) 土佐酢ゼリーがけ 花穂紫蘇
●椀物 鱧 枝豆豆腐 じゅんさい つる菜 茅の輪柚子 梅肉
●向付 若狭ぐじ 水玉胡瓜 赤芽紫蘇 山葵
●炊合 賀茂茄子 小芋 白芋茎(ずいき) 田楽味噌 けしの実 木の芽
●焼物 鮎塩焼 はじかみ 山蕗佃煮
●御飯 新生姜御飯/汁物 赤だし 蓮芋/香物
●水物 ほうじ茶プリン 抹茶
■ ご飯については、白ご飯のおいしさもぜひ味わってみてくださいということで、新生姜入りのご飯の後にまた白飯とちりめん山椒をいただきました。こちらでは土鍋で炊きたてをプレゼンするのではなく、おひつに移してから運ぶというスタイルです。
■ すべて美味でしたが、わたしにはとりわけ、①若狭ぐじのお造りのねっとりじわじわおいしかったこと、②賀茂茄子・小芋・ずいき+田楽味噌の組合わせの絶妙だったことが印象に残りました。
■ 2階のお座敷を、お願いしてテーブル+椅子式にしていただきました。古い意匠や質感のよさを感じさせながらも、同時にエアコンやらトイレやらが最新で快適(これ今やすごく大事!)な旅館の空間で、ゆったりさせていただきました。
■ お話上手なご主人の鵜飼治二さん、女将の真澄さん、2階まで運んでサーヴィスしてくださったスタッフの皆さま、厨房のスタッフの方々に御礼申し上げます。受講生の皆さまにも感謝。おいしそうに楽しそうに食べてくださって、わたしもすごくうれしいといつも思っています。<(_ _)>また来月~♪
「懐石 宿 近又」
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(2011-07-20)
2011年7月 20日, dans ●NHK講座京都 和食11後半 | lien permanent
■ 7月2週目にいただいた
「割烹なかじん」夜コースです。3名だったので前菜や主菜も多めに選んで分けたので、いろいろいただけたのでした。どのお皿も本当に丁寧で、おいしかったこと、比類ないお料理でした。
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●いつもの先付:小さなカップにおこげ、あんかけ
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(前菜)
●珍味豆腐3種(イタリア豆腐/琉球豆腐/ピータン豆腐) 写真
●うにとトマト、翡翠茄子のカクテル(だしジュレ) 写真
●鮎の竜田揚げ うるかソースと蓼ソース 写真
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●秋田じゅんさいの酢の物(二杯酢)キウイ、すいか
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●麦切り(うどんのようなオリジナル麺) 写真
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(主菜)
●地鶏炭火焼き むね肉/ももとろ/すね肉(焦がし醤油味) 写真
●うにと鱧の天ぷら
●コーン、茄子など野菜天ぷら
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●ご飯、味噌汁、お漬物
●オプションでカレーも 写真
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●梅のソルベ
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●珍味豆腐3種。豆腐は合わせるものでがらりと印象を変えて、けれどどんな風にしてもおいしくいただけるという例です。

●おだしのジュレに浸った茄子、ひんやりと美味でした。

●鮎も揚げて、ソース2種類ですごく香りよく。

●蕎麦はできなくても、こんなおいしい麺が作れる「なかじん」さん、これ本当によそにないオリジナルだと思います。

●白いご飯をいただきましたが、オプションでカレーにすることもできます。
相変わらずなんてお手間のかかった丁寧なお仕事と思いました。おいしさ追求の徹底したコース、カウンター8席だけで入れる人数に限りありますが、みんな出かけてこれ味わってください~と心から思います。
■ 一緒にいただいた「
久在屋(きゅうざや)」さん、(おいしいお豆腐とお揚げを作られます)
このイヴェントの日にお知り合いになりましたが、以前からわたしのサイトの読者でいらしたくださったという社長の東田和久さん、そして料理研究家の「
福千鳥」小宮真由=まゆまゆも、楽しい夜をありがとうございました。<(_ _)><(_ _)>
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(2011-07-20)
2011年7月 20日, dans 京都 和食11後半 | lien permanent
2011年7月19日 (火)

■
「じき 宮ざわ」さんの盛夏の夜コースです。東京へ帰る人と、東京から帰ってきた人と共に、いただきました。
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●食前酒ひと口、月の桂の「抱腹絶倒」
●とうもろこしのかき揚げ/鱧寿司
●とり貝の炙り、水玉きゅうり
●鱧葛たたき、じゅんさい、三度豆のお椀
●めいたかれいに葛でとろみをつけた土佐醤油、赤うに、青海苔、花穂紫蘇 (写真)
●焼き胡麻豆腐
●ずいき、帆立の酒煮、塩このこ
●時しらず(鮭)の塩焼き、上に山椒の有馬煮
●茄子そうめん (写真)
●焚き合わせ(冷製):いちじく赤ワイン煮、賀茂茄子、粟麩揚げ、新小芋、万願寺とうがらし
●ご飯、お漬物は水茄子などたっぷり、あさりの赤だし
●マンゴー、さくらんぼ
●もなかとお薄でご馳走さま<(_ _)>
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■ とりわけ印象深かったお皿を2つ出します。冒頭の写真の、めいたかれいにとろっとした土佐醤油。青海苔の香りが鮮やかでした。めいたかれいの風味を際立てて、こんなに香りがあるものかと驚きました。

■茄子そうめん。片栗粉をつけて湯通しした千切りの茄子、冷たいだしに浸っていてとても爽やかでした。

■ 茄子が片栗粉の透明な衣をまとった風になっていたのです。
■ この夜も満席でした。とても大人な料理はおいしく美しく、そして美しいのは器も、店主の所作も風情もなのです。場所も便利で言うことなしのお店だ~と思います。
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(2011-07-19)
2011年7月 19日, dans 京都 和食11後半 | lien permanent
2011年7月15日 (金)
■ 朝日カルチャーセンターの7月の講座(毎月第2木曜)を「京料理 修伯」さんにお願いいたしました。こちらでは他の講座のコースもお願いしてきましたが、毎回すごかったけれど、今回は特別ゴージャスヴァージョンです。
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●前菜 野菜盛り 17種 (長刀鉾の形の器に、)
水茄子/新玉ねぎ/赤万願寺とうがらし/ヤングコーン/金針菜/氷室じゃが芋/冬瓜/黒大根/桂瓜/菊芋/小芋/はす芋/蕨信田巻/生ピーナッツ/山蕗/ホワイトクイン/唐辛子の花
●淡路産 すずきの昆布締め 炒り酒
●鱧と早松茸のお椀
●鮑の柔らか煮、えんどう豆の摺り流し、オーストラリア産黒トリュフ
●山口県徳山港水揚げ 徳山かれいの軽い湯引き 梅肉醤油 新玉ねぎ
●生とり貝、粒胡椒
●鮎のリゾット 鮎の骨抜き焼き、骨せんべい
●いちじくの田楽
●長崎県産 のどぐろの焼物 肉じゃがトマト
●からすみ茶漬、香の物
●デザート3種 バナナ水無月/冷たいおしるこに抹茶ソルベ/葛餅パフェ
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■
「京料理 修伯」さんは何度も写真を出しているので、今回とりわけ印象の強かった3品を見せます。鱧と早松茸のお椀。びっしりみっちり松茸が入っていて、香りのよさが際立ち強烈でした。中国産ですが、かさが開いたものの方がずっと香るとのことで、厳選してゲットされるということでした。

■ ダブルお椀です。これも強烈、えんどう豆の摺り流しのお椀に大きなあわび、そして風味付けにオーストラリア産の黒トリュフがたっぷり・・・他でいただいたことのないお椀です。豆スープを引き立てるという風情ですごくトリュフの香りが効いていて粋でした。

■ いつもはお寿司仕立てで供されるところを、今回はリゾット仕立てで登場しました。イタリア米を、微妙に芯を感じさせるくらいの絶妙な食感でリゾットにしていました。
■ お世話になった「京料理 修伯」吉田修久さん、スタッフの皆さま、そして参加者の方々に御礼申し上げます<(_ _)>
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■ 先週にいただいた4コースの写真、もうすぐアップします<(_ _)>
■ 今週すでに3コースいただいており・・・なんだか宿題溜めているようだ~(*_*)(*_*)
■ au Android(2,3)がいい感じです~。スマートフォンに切り替え使い始めて1週間、こんなことまでできるようになっているのかと驚くことの連続です。熱中状態。皆さまぜひ~!
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(2011-07-15)
2011年7月 15日, dans ●朝日カルチャーセンター京都 和食11後半 | lien permanent