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2011年6月30日 (木)
■ 東京からのお客さまがない週はないのだけど、この2週間ほどは特に多かったかしらんと思います。ご希望を聞いてお店セッティングをしてご一緒させていただくことがしばしばです。「京都ってこんなおいしいお店が多いのよー」と自慢ぽい気持ちになったりして、わたしは何もエラくないのに、美食の都にいることが、何だかすごく得意になるのです。結果的に割烹や料理屋さんに出かけるのに常に一緒に食べてくださる方がいるということにもなり、人員(胃袋)確保からしないといけないところをパスできて、助かってる~とも思うのです。(皆さんありがとう<(_ _)>)
■ 本当は本が出た後、少し食べるの控えて胃腸を休ませようとも思っていたのに、結局夜な夜な必ずどこかに出かけて食べている・・・(-_-;)(-_-;) 少し静かな読書ライフを取り戻し、紙をめくって本を読みたいという思いもつのっているのだけど、やっぱりお食事は楽しいし、結局毎晩お誘いやら前からの約束で埋まっていて、何も変わっていないかも。撮影機材を持ち歩いていないだけで~(-_-;)(-_-;)

■ そんな日々の中で、銀閣寺での壮大なお茶会と仕事の打ち合わせのために京都に来たフリーの編集者・石塚晶子さんと一緒に伺ったのが
「蛸長」さんでした。
■ 「蛸長」さんは秋に創業130年を迎えられます。その前に大規模な改修・改装をされるということで、すでに6月27日よりお休みに入っていらっしゃいます。新装開店なさるのは9月29日です。
■ お休みに入る何日か前のこの日いただいたのが、豆腐、とうもろこし、新ごぼう昆布巻き、賀茂茄子、ロールキャベツ、こんにゃく、新じゃが、ひろうす、大根、湯葉、ねぎま。

■ とりわけこの
賀茂茄子の、油がよくなじみ、おだしのしみた分厚いかたまりが口に入れるなり溶けたおいしさは圧倒的でした。それからとうもろこしが初めての味でした。感動深い夏のおでんでした。

■ 9月の新装オープンを楽しみに待ちましょう。おだしのしみたほわほわおでん、暑くてもなんでも、わたしまた早くいただきたいと思います。
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(2011-06-30)
2011年6月 30日, dans 京都 和食11前半 | lien permanent
2011年6月27日 (月)
2011年6月26日 (日)

■ いやー、すごい場所に開店! 訪れた人全員が驚くと思います。「御幸町つばき」で5月10日頃まで料理長をつとめられた野口大介さんが、上京区天神道にご自身のお店をオープンされました。「京天神 野口」開店、おめでとうおめでとう\0/\0/
■ わたしは実はひっそり先週もタイカレ~の「シャム」さん(円町手前)に行ったりしていて、ちょうど「シャム上ル」という感じなので、そんなにひどく遠い感覚を持つことなく辿り着けました。「ヌーラーニ」さん(北野白梅町手前)下ルという感じでもあります。日曜の夜、行けばおいしいのわかっているから、それはもう楽しみにすっ飛んでゆきました。
■ 1軒家で落ち着いた風情、外は直す必要がなく、店内のみ、お茶室を作り慣れた方に委ねて作り直されたそうです。けやきカウンターに網代の天井、土壁の風情も床しくて、和食をゆったりいただくのにふさわしい雰囲気です。カウンター8席、テーブル4席、いずれ稼働させる2階のお部屋は10名ほど入れるそうです。
■ お料理は1万円~で、以下、1万円のものをいただきました。ペリエがなかったので割るための炭酸水をまずいただき、その後、冷酒をいただきました。
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●冷製で、ずいきとうに(あわびのところを、うにに差し替え)
●お造りは、あまてかれいと剣先いか。海苔とわさびすごくたっぷり
●お椀は鱧、南禅寺麩
●鳥取の本まぐろに大根おろし、土佐醤油
●八寸 たいら貝とねぎ/鱧の子煮こごり/小芋うま煮/からすみ/茗荷/枝豆/和牛ロース味噌漬
●琵琶湖の天然うなぎをバリっと焼いたの
●じゅんさいの酢の物、フルーツトマト、とり貝
●焚き合わせ たこの子/煮穴子/賀茂茄子/新玉ねぎ/車海老
●土楽さんの鍋で、炊きたての白ご飯
●赤だし、お漬物、ちりめん山椒と共に。
●宮崎マンゴー
●わらび餅
●お薄
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●冷製の先付で、ずいきとうに(あわびのところを、うにに差し替え)

●あまてかれいと剣先いかのお造り。海苔とわさび、浜防風

●お椀は鱧、南禅寺麩

●鳥取の本まぐろに大根おろし、土佐醤油

●八寸 たいら貝とねぎ/鱧の子煮こごり/小芋うま煮/からすみ/茗荷/枝豆/和牛ロース味噌漬

●琵琶湖の天然うなぎをバリっと焼いたの

●じゅんさいの酢の物、フルーツトマト、とり貝

●焚き合わせ たこの子/煮穴子/賀茂茄子/新玉ねぎ/車海老

●土楽さんの鍋で、炊きたての白ご飯

●赤だし、お漬物、ちりめん山椒と共に。

●宮崎マンゴー

●わらび餅

●お薄でごちそうさまでございました。<(_ _)><(_ _)>
■ 器が好きな野口さん、「御幸町つばき」時代も、オーナーの小峯さんが用意したものと自前の器を織り交ぜて使っていらっしゃいました。自分のものは引き上げてきたということで、見覚えのあるものもいくつかあって、懐かしい感じがしました。器も野口さんも新しい舞台を得て、またここでお客さまを楽しませていくことでしょう。
■ お料理は間違いなく慣れ親しんだ野口さんの味で、安心だしおいしいしで、少し遠いけれど、また必ず伺いたいと思いました。
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「京天神 野口」
電話 075-276-1630
京都市上京区天神道上ノ下立売上ル西側
昼は土日と毎月25日の天神の日のみ営業で、12:00~13:30(入店)
ふだんは夜のみで17:30~21:00(入店)
不定休(8月までは休みなしとのこと) 要予約
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(2011-06-26)
2011年6月 26日, dans 京都 和食11前半 | lien permanent
2011年6月19日 (日)
■ 5月のNHK文化センター講座のアップができていません。激いそに急ぎます。5月は洗濯機の中でぐるぐる回されているみたいに目まぐるしく忙しかったのです。(*_*)(*_*)でも講座はいつも通り明るく開催、いいお料理をいただけました<(_ _)><(_ _)>

■ 5月の第1木曜講座は「
京都和久傳」で。連休と日程が重なったので、変則で第3木曜に開催いたしました。「はしたて」の料理長だった木山義朗さんが、2月からジェイアール京都伊勢丹の11階の「京都和久傳」料理長となられ、以前とはまた違うお料理をいただけるだろうと楽しみに出かけました。
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●先附け 本まぐろとしまあじのお造り あしらい
●お椀 玉子豆腐 車海老 うすい豆 鯛のおだし
●焼き物 和牛炭焼き 伏見青唐 小茄子
●酢の物 煮穴子ときゅうり、セロリ 土佐酢ジュレ
●揚げ物 稚鮎と山独活(やまうど)の天ぷら
●温物 大原野の朝掘り筍の直焚き 花山椒 北海道のうに 吉野
●御飯 鯛の黒寿し(他に、鯛味噌茶漬け、とろろめし、湯葉丼の選択もあり)
●水物 ブルーベリー 豆乳 ラズベリー
●お菓子 蓬ようかん お薄
●お菓子 その② 「希水」
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■ 先附け 本まぐろとしまあじのお造り あしらい 青竹のお酒をひと口いただいた後、お造りでスタートです。

■ お椀 玉子豆腐 車海老 うすい豆 鯛のおだし、品よく味深く、玉子豆腐はやわやわつるりとした食感、うすい豆もたっぷりでした。

■ 焼き物 和牛炭焼き 伏見青唐 小茄子

■ 肉を見せます・・・鹿児島の和牛のサーロインということで、加減よく焼けて、柔らかさ、香り、味、完璧に美味なものでした。味噌がまた後を引くおいしさでした。

■ 酢の物 煮穴子ときゅうり、セロリ 土佐酢ジュレ 肉の後にさっぱりと酢の物。

■ 揚げ物 稚鮎と山独活(やまうど)の天ぷら 稚鮎が香ばしく、山独活は食感よく、揚げたてサクサクを楽しみました。

■ 温物 大原野の朝掘り筍の直焚き 花山椒 北海道のうに 吉野 筍+花山椒、季節の香りそのもののお皿でした。とろりと葛あんでさらに旨みを添えています。

■ 御飯 鯛の黒寿し 他に、鯛味噌茶漬け、とろろめし、湯葉丼の選択もありました。わたしはこの定番の鯛のお寿司が大好きです。

■ 水物 ブルーベリー 豆乳 ラズベリー 食後の水物は、少ししゃりっと凍らせたブルーベリーをアクセントに、豆乳の優しい味で。

■ お菓子 蓬ようかん お薄 よもぎ色のなめらかなようかんはするりといただけて、お薄と共にすてきな食事の締めくくりでした。この後、お菓子 その② として、大女将の桑村綾さんからのプレゼントで「希水」も1本ずついただきました。
■ 季節感豊かないいコースでした。ここは眺望のよいカウンターも備えられて、ひとりでも伺いやすいし、少なくとも季節ごとわたしも伺いたいなあと思っています。
■ 大女将 桑村綾さん、料理長 木山義朗さん、スタッフの方々、そして今回もおいでくださった受講生の皆さまに御礼申し上げます<(_ _)><(_ _)>
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ジェイアール京都伊勢丹 11階
昼夜営業 デパートのお休み以外無休 全席禁煙◎
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(2011-06-19)
2011年6月 19日, dans ●NHK講座京都 和食11前半 | lien permanent
2011年6月18日 (土)

■ NHK文化センター講座、6月の第3金曜講座を
「京料理 修伯」さんで開催いたしました。スペシャル伊勢海老カレーの回でした。第3金曜の受講生の皆さんは全員2回目の「京料理 修伯」さん。昨年10月の1回目の開催でも召し上がっているので、お造りずらりのいつもの献立もすでにご存じです。
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●野菜盛り17種
水茄子/新玉ねぎ/赤万願寺とうがらし/ヤングコーン/プッチーナ/百合根/アスパラソヴァージュ/黒大根/桂瓜/春キャベツ/小芋/ビーツの葉/こしあぶら/わらび信田巻/生ピーナッツ/山蕗/そら豆
●藁であぶった和歌山県のかつおのタタキ
●鱧のお椀
●えんどう豆の摺り流しのお椀、中に甘鯛と破竹
●愛媛の鯛の軽い湯引き、新玉葱 梅肉醤油
●生とり貝、粒胡椒
●鮎の骨抜き焼き鮨、骨から揚げ、大葉酢
●北海道産のホワイトアスパラ、フランス産フォアグラのココット焼き
●伊勢海老カレー
●ご飯、香の物
●デザート4種
バナナ水無月/苺とマスカルポーネのもなか/冷たいおしるこ、抹茶ソルベ/葛餅のパフェ 京味醂のアイスクリーム
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■ 野菜17種類はこんな風に登場します。長刀鉾の形で、蓋を取ると黄金色です。ハデでいいわ♪

■ 野菜がそれぞれに合う調理法で、茹でたり炊いたり揚げたりされて、いい調和で組み合わされています。

■ 藁の香りがついたかつお、香ばしく美味でした。

■ お椀その1 国産の鱧を使ったお椀です。すっかり夏の気分です。

■ お椀その2 摺り流し、非常に美味でした。吸い地おいしい、甘鯛は味濃い、破竹は食感心地よし!

■ 湯引きした鯛、ほどよい酸味の梅肉醤油がとろりとからみ、新たまねぎはしゃきしゃきと。うまーっ。

■ とり貝に胡椒の香りがとてもよく合っていました。

■ これも夏の定番、鮎の骨抜き焼き鮨です。骨はパリパリ美味だし、名作だと思います。

■ フォアグラに白アスパラガス。旨みと旨みの組み合わせで強いお皿です。

■ そして今回の目玉、伊勢海老カレーが用意されています。

■ 海老の姿が見えて、そしてカレーのいい香りがしてきて、もうメロメロです。ご主人の吉田さん、すごく段取りよかったです。見事。

■ 冒頭の写真のように、焼いた伊勢海老に甲殻だしのカレーソースが添えられて供されました。そして白ご飯も。香の物と、えのき入りの赤だしも添えられました。すごく贅沢なメニューでした。もうほとんどやっていないコースだそうですが、第一回め(第1木曜講座)もやったことだし、これを最後に~という感じでやってくださったみたい。笑。ありがとう吉田さん。「おいしい、おいしい」と、賛辞の嵐状態でした。

■ デザートが4種類供されました。まず、下がバナナピュレのムースでできているバナナの水無月。

■ そしてこんな風に3種類続きました。わたしはとりわけ、冷たいおしるこがするりと流れ込んで心地いいと思いました。
■ すごく充実のコースでした。これはお値段的にもすごくサーヴィスしていただいたと思います。ご主人の吉田修久さん、スタッフの方々、そして受講生の皆さまに御礼申し上げます<(_ _)>
■ 写真は全部厨房側天井の蛍光灯が写り込んでいて混合光。時間なしで修正しておらずです・・・皆さま食事に出かけて実際のお料理、きれいな色をご覧ください<(_ _)><(_ _)>
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「京料理 修伯」
電話 075-551-2711
京都市東山区下河原通高台寺塔之前上ル金園町392
(下河原通南端・八坂通との角・西側)
12:00~13:00LO、18:30~19:30LO 月曜休み
カウンター8席、テーブル4席、小上がりテーブル4席 全席禁煙◎
要予約
昼 コース5250円~ 夜 コース11000円~
2002年1月開店
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(2011-06-18)
2011年6月 18日, dans ●NHK講座京都 和食11前半 | lien permanent
2011年6月10日 (金)

■ 祇園歌舞練場至近にある
「きらら」というお店、今まで知らなかったし、名前だけ伺ったら、なんか気楽っぽいお店かなー、なんて思ったことごめんなさいでした<(_ _)><(_ _)> おいしいものを作る方がおすすめくださったのでお伺いして感動した鯛うどんです。正確には、お昼25食限定のきららうどん。このおだし、ほんとーーーーーにおいしかったのです。お料理やさんならではという味でした。一滴残さずにいただきました。うどんの麺も、讃岐に特注しているそうで、独自の食感、鯛のおだしと実によく合ったものでした。讃岐うどんといってもエッジが立ち過ぎず、ほんのりやわらかさも感じさせる口当たりと歯応えが見事だと思いました。ああ~、また早くいただきたいです。

■ うどん単品では実はなく、お昼の1800円のセットに、うどんも組み込まれてくるのです。こんなおばんざいのお皿がつきます。

■ こんな感じで出てきます。この日のご飯は、はあさりとれんこんの炊き込みご飯でした。いや~、楽しいお昼でした。3月半ばに料理長が新しく就かれ、メニューをリニューアルされたということでご案内いただきました。雰囲気は割烹っぽいけれどそれより気楽な感じ。けれど、料理長さんは、とても立派なキャリアをお持ちの方なのです。
酒井健太さんとおっしゃって、「祇園 乃り泉」、大阪の「本湖月」、京都ホテルオークラの「入舟」その後「京野菜 了以」などでお勤めになってこられた方で、わたしは「了以」時代にお目にかかっていました。夜は夜でいろいろ楽しそう。でもわたしは急ぎまたお昼リピートしたいです。(お昼は全席禁煙◎)
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「祇をん きらら」 電話 075-531-3636
京都市東山区花見小路四条下ル東側 歌舞練場を北に3軒
11:30~14:00LO・14:30閉店(写真のセットはこの時間のみ、昼は全席禁煙◎)
17:30~23:00
日祝休み(シーズンによっては営業)
カウンター9席、小上がり4席×3卓
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(2011-06-10)
2011年6月 10日, dans 京都 和食11前半 | lien permanent
2011年5月14日 (土)

■ 本にかかりきっていて、しばらくお伺いできていなかったお店にだんだんにお邪魔する日々です。ほっとする、本当においしい和食、気楽な夕食@「祇園にしむら」さんです。5月の第1週目に伺ったものです。若竹のお椀、優美な春の味でした。
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●胡麻豆腐
●若竹のお椀(写真)
●お造り:明石の鯛、勝浦のまぐろのたたいたの、さより
●八寸(写真)
○菜の花、子持ち昆布、ほたるいか
○からすみ大根
○しらす梅肉おろし
○筍木の芽和え
○ふきのとう、わさび菜、春菊などのお浸し●鯖寿司
●はまぐりしんじょうの小吸物
●桜ますの焼物(写真)
●焚き合わせ:長芋、ふき、そら豆(写真)
●牛肉ご飯(写真)、赤だし、お漬物
●いちごとマンゴー
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■ 八寸
○菜の花、子持ち昆布、ほたるいか
○からすみ大根
○しらす梅肉おろし
○筍木の芽和え
○ふきのとう、わさび菜、春菊などのお浸し

■ 桜ますの焼物

■ 焚き合わせ

■ 牛肉ご飯
■ どのお皿も安心して、すーっといただけるものでした。コース全体、食べ疲れることのない、優しい味のお料理でした。お味最高、一緒に行った人もサイコーで、心なごんだ夜でした。
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「祇園にしむら」 電話 075-525-2727
京都市東山区祇園町南側 570-160
(花見小路四条下ル東側2筋目東入ル2筋目を下ル東側)
17:00~20:00入店 日曜休み(4月は営業)
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(2011-05-14)
2011年5月 14日, dans 京都 和食11前半京都 祇園にしむら | lien permanent
2011年5月 1日 (日)
■ 4月の朝日カルチャーセンター講座@「懐石・宿 近又」 |

■ 4月にやらせていただいた朝日カルチャーセンター講座@
「懐石・宿 近又」さんの報告です。春の初めの気分をたっぷり味わえた、すてきな献立でした。本当にしみじみおいしくいただきました。お庭の望める和室ながら、脚が楽なテーブル席でいただけて快適でした。この講座のいいのは、こぢんまりと少人数でとてもなごやかにいただけることです。講座をやっているというよりは「友人どうしで集った」みたいな感じがとてもいいなと思っています。わたしがご主人からお話を聞きだすスタイルですが、同時に皆さんとざっくばらんにお話しできていつも楽しいのです。
■ 食前酒と共に、春の先付が供されました。もうこの初めのひと品で春気分満喫です。
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卯月の献立
●先付(写真)
蛍烏賊 たらの芽 黄身酢がけ 水前寺海苔
竹の子 烏賊 独活 木の芽味噌和え 土筆
いくらと花山葵のお浸し 花びら百合根
●椀物
桜鯛 白子豆腐 葉牛蒡 桜花 桜花大根
●向付
さわら、鯛、たいら貝 筆茗荷 こごみ
●蒸物
甘鯛桜蒸 百合根 蕨 ぶぶあられ 桜葉 葛餡かけ
●揚物(写真)
竹の子饅頭 針生姜 花穂紫蘇 旨だし えんどう豆
●炊合
若竹煮 糸鰹 花菜 木の芽
●焼物
鱒の木の芽焼き 加減酢おろし
●汁物
赤だし 蕗のとう 粉山椒
●御飯
竹の子御飯 黒胡麻
●水物
若草饅頭 あまおう 金平糖
●抹茶
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■ 揚げ物の、竹の子饅頭です。これは食感絶妙なものでした。浸っているおだしも濃いめで香り豊かです。筍の時季限定のものですが、またいただきたいと思いました。

■
「懐石・宿 近又」さんは今年で創業210年を迎えられました。国の登録有形文化財の館は威風堂々、内部の意匠も凝らされて見事です。朝食からきちんとした食事がいただけます。ぜひいらしてください。お話もたっぷりでもてなしてくださったご主人の鵜飼治二さんに感謝いたします。受講生の皆さまもありがとうございました。<(_ _)><(_ _)>
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(2011-05-01)
2011年5月 1日, dans ●朝日カルチャーセンター京都 和食11前半 | lien permanent
2011年4月30日 (土)
■ 3月の朝日カルチャーセンター講座@「上賀茂 秋山」 |

■ 3月分が未アップでした。4月の日付のうちに、アップします。少人数ならではの、朝日カルチャーセンター講座、「
上賀茂 秋山」さんで3月10日にやらせていただきました。ありがとうございました。震災の1日前・・・まだ寒かったけれど、振り返ってみればのどかな日だったなあと思います。わたし自身はこの時まだ入稿真っ最中で、ひどいプレッシャーの中にいましたが、皆さんとこんなにおいしいものをいただけて気持ちがなごんだひと時でした。
■ ひな祭り仕様のお椀、きれいで、美味で、そして熱々でした。
以下の献立何もかも、非常によかったと思います。
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●向附 桜貝 針うど ふり柚子 ブロッコリー 生このこ 生このこルイベ 白菜の花 ブロッコリーの茎ソース 人参酢
●煮物 蛤真丈 黒大根 菜の花(写真)
●造里 チヌ、舌平目糸造りルッコラ和え、みる貝
●造里 のどぐろ炙り 辛味大根/手長蛸
●黒米粥 黒米粥、白小豆
●八寸 このわたにアピオス/氷魚と三つ葉 梅肉和え/プチベールと干柿 白和え/みる貝のひもと紅菜苔(ルビ:こうさいたい) らっきょう酢味噌和え
●焼物 真鴨炭火焼 菊芋 焼葱 ごぼう
●強肴 鴨のスープと血のソースをからめた飯蒸し 焼人参
●御飯 猪鍋 春大根のすりおろし仕立て 芹 美山こんにゃく/白御飯(写真) 香の物
●果物 苺
●菓子 蓬餅、お薄
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■ このご飯がまた圧倒的においしいものです。胃のスペースが大きければ、際限なくおかわりをいただきたいものだと思います。
■ カウンター貸切にしていただき、お料理ももてなしも、非常に丁寧にしていただきました。上賀茂=街なかからは距離がありますが、遠くまで人を呼ぶことのできる料理、居心地のよさ、そして楽しさに満ちたお店です。秋山さん、スタッフの皆さま、遅くなりましたが御礼申し上げます。そして受講生の皆さま、和気藹々といおいしく楽しく過ごしたひと時、感謝いたします。<(_ _)><(_ _)>
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(2011-04-30)
2011年4月 30日, dans ●朝日カルチャーセンター京都 和食11前半 | lien permanent
■ 連休に入る前の週末、本当に楽しい夕食のひと時でした。ハルコさん、そしてオクサマとご一緒させていただいたのです。ほんとうれしかったです。

■ ハルコさんというのは、このキャラを見たらわかる方多数だと思います。これは昔の「料理王国」・・・今の「料理通信」メンバーの皆さんが編集部にいらした頃の「料理王国」の連載ページです。

■ こうして、お手伝い・ハルコさんは、グルメなオクサマのために、毎月人気料理人のもとへ修業に出かけ、お料理を習い、駄洒落を放ち、わたしたち読者もたっぷり笑わせてくれたのです。
■ ハルコさん=後藤晴彦さんはクレジットを拝見してつながっていたのですが、そのオクサマが、「家庭画報」元編集長である川崎阿久里さんでいらしたのですね。今回、京都に久しぶりにいらっしゃるという川崎阿久里さんがお誘いくださって、「ハルコも一緒です~」なんておっしゃって、わたしはやっとつながった。(*_*)(*_*) そうだったのかーと驚き、そして長年愛読というか、熟読していた連載のハルコさんにお目にかかれることになって大喜びしました。お目にかかった後藤晴彦さんはとても紳士で、感じのいい方でした。オクサマ思いでお優しく、並外れていいものを召し上がっていらして、あのハルコキャラクターは、おいしいものを知り抜かれた、ゆとりの中から生まれたものだということもよくわかったのです。

■ ハルコさんの連載は「料理王国」から「おとなのOFF」へと引き継がれ、それをまとめた1冊がこの本です。
「一流料理人がつくる懐かしごはん」 お手伝いハルコ アマゾンで、新品ではないけれど、入手は可能のようです。
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■ そして! オクサマ=川崎阿久里さんが先頃「家庭画報特別編集」=ムックとして出されたのが
こちらの本です。
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家庭画報特別編集
菓子司・末富 京菓子の世界
山口富藏 著
3150円(本体3000円)
ISBN:978-4-418-11302-6
A4変型判 136ページ
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季節を映して美しい、手にとって愛でてみたい、いただいてみたい和菓子が満載です。季節も風物も音楽さえも、和菓子とはあらゆる表現が可能な、ものすごいものだと改めて思います。写真たっぷりで、ページをめくるだけで楽しいし、これ東京にいた頃なら、京都に行きたくなってもだえただろうなあ~と思う本です。「末富」ご主人の山口富蔵さんの熱意がメラメラ伝わってくるし(笑)、編集の細やかさ、大変なお手間だっただろうこともひしひしと感じられます。
以下、紹介のHPから、まんま解説を貼り付けます。************************************************************
和菓子の伝統と革新。そのトップランナー、山口富藏のクリエイションの「美の世界を集大成」した1冊。
和菓子の世界の決まりごと(季節と銘、色と形、素材と味わい)を解き明かす読み物が充実。本格茶事に、また普段のティータイムを楽しむための薀蓄を満載。
【担当編集者からオススメの一言】
京都の菓子司「末富」の当代、山口富藏氏の集大成。
「末富」の菓子が茶道家元、各界の著名人から重用される
その秘密とは?
「伝統と革新」をモットーに、
オリジナルな創造力でひた走る山口氏。
その八面六臂の活躍ぶりはNHK『トップ・ランナー』はじめ
テレビでも度々紹介されている。
季節と心を映し出す京菓子とは日本美の結晶。
豊富な写真と、平易な解説で解き明かす京菓子の世界。
巻末章には、基本の餡やお饅頭など、
京都の名店の味を再現できるようプロセス写真入りで
作りかたが紹介されている。
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■ わたしはこの本、眺めれば眺めるほどお菓子をいただきたくなっていけません。夜が明けたらすっ飛んで買いに行きます。

■ 夕食をご一緒させていただいたのは「
中善」さんというお店で、わたしは初めて伺いました。「菊乃井」で修業なさった方の独立店で、夜7000円のコースがあり、よく頑張っていらっしゃるなあと感心しました。飲みっぷりも見事なオクサマ、ハルコさんに倣ってわたしも少し日本酒をいただき、校正の日々の合間になごんですごく笑って、忘れがたい楽しい夜となりました。感謝いたします。「連休は東京を離れて××にあるセカンドハウスで過ごす予定で、オクサマのためにおさんどんをやります」なんてハルコさんはおっしゃっていましたが(セカンドハウスってかっこいいんですけど♪)、またどうぞ、京都に食べにいらしてくださいませ。<(_ _)><(_ _)>
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(2011-04-30)
2011年4月 30日, dans ★本のご紹介京都 和食11前半 | lien permanent
2011年4月25日 (月)

■ 入稿の頃より気持ちは楽になっていますが、しかし校正が、永遠に続くかと思われる日々です。終わらんのと違うか、いったいいつまでわたしこれやってるのかあ~?と。ゆったり食事に出る気持ちの余裕も時間もなく、なのですてきなお弁当シリーズです。もうこれ大好きな折り詰め、何度か既出ですが何度でもいただきたいものです。びっしりみっちり入って、フライやら鶏肉手羽先揚げなんかも入って、おいしい、楽しい、夢中で食べてしまう、食べ終えたらお腹いっぱい。ものすごく充実のお弁当です。「河久」さんの折り詰め、3150円。当日のお願いでも、1個から注文を受けてくださいます。漂うのは熟練の技とゆったりした余裕、何だかすごく安心な折り詰めなのです。

■ こんな風に、千鳥が飛んでいる紋様の包みも、ゆかしくていいなあと思います。家でいただいてもおいしいし、東京から来た友人にもしばしばおすすめする折り詰めです。
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「河久」 電話 075-211-0888
月曜、第1火曜休み
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(2011-04-26)
2011年4月 25日, dans 京都 和食11前半京都 お弁当京都 テイクアウト 2011~ | lien permanent
2011年3月 8日 (火)

■ NHK文化センターの「京都 美味案内」第一木曜講座を、
「京料理 修伯」にお願いいたしました。第一木曜講座で訪れるのは2度目なのですが、スペシャルメニューをいただくという企画だったのです。
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●前菜①、野菜17種
●前菜②、豌豆豆腐、天然帆立
●椀盛①、京都産筍、わかめ (写真)
●椀盛②、小芋饅頭、イノシシ、トリュフ、白味噌仕立て
●お造り、新潟産焼き海苔手巻き、サヨリ、生ウニ
●焼きもろこ(3尾)
●伊勢海老とカレーソース
(伊勢海老の下にはなす、玉ねぎのくたくたにソテしたもの)
●ご飯、香の物
●デセール3種類
1)京みりんのアイスクリーム、グレープフルーツ、葛餅 パフェ仕立て
2)冷たいおしるこ、抹茶のソルベ
3)うぐいす饅頭
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■ 伊勢海老カレーというお料理が今回の楽しみでした。甲殻類たっぷりで取っただしベースのカレーソースを焼いた伊勢海老にかけていただいたのです。追って供されたご飯にもかけて。これは非常においしかったです(T_T)
■ これはだいーぶ前、わたしが「週刊文春」で連載をしていた頃に作っていただいた料理で、それを再現していただいたわけです。講座でこそ、スペシャルなものをと。写真はまた別の場所でご覧に入れます。
■ ご主人の吉田修久さんには、高騰している伊勢海老使っていただいて恐縮しました。その分、いつもよりお造りを軽くしていただいて。でもトータルでは満足度高く、ちょうどよい具合に満腹になりました。春の香りに満ちたいいコースだったと思います。感謝たくさん。
■ 吉田さん、スタッフの方々、そして受講生の皆さまに御礼申し上げます。<(_ _)>
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(2011-03-08)
2011年3月 8日, dans ●NHK講座京都 和食11前半 | lien permanent
2011年2月18日 (金)
■ NHK文化センターの第3金曜講座を、「割烹はらだ」さんでやらせていただきました。お昼に営業していただき、夜のおまかせをお出しいただきました。前菜はいつもたっぷりなのにさらにたっぷりで、ご主人の原田さんのサーヴィスが溢れるようでありがたかったです。立春を過ぎたとはいえまだまださぶいということで、温まるお料理がたくさん組み込まれていたこともうれしかったです。

■ 写真はコースから、
焚合せです。淀大根(淀で作られる聖護院大根)、助子うま煮、ほうれん草、ふり柚子。すごくいい調和で、おいしさとおいしさが重なり合ってよりおいしくなっているお料理でした。おだし(もちろん全飲み)も全部混ざり合って、結構強い旨さだったと思います。すべて、お酒が進むお料理です。
■ コースの全容です。
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●前菜
氷魚かまあげ/ふぐの皮の煮凝り/つぼみ菜黄身酢/小鯛笹漬寿司/のし梅・酒粕白扇揚げ/公魚(わかさぎ)一夜干し/紫花豆のマリネ
●お椀
丸吸 焼き葱、つゆ生姜
●お造り
ぶり/こしびまぐろ/平目/はりいか
●焚合せ
淀大根、助子うま煮、ほうれん草、ふり柚子
●焼物
鰆味噌漬、焼セロリ酢漬
●箸休
畑菜辛子和え
●強肴
すじ海老と、空豆のかき揚げ
●ご飯、香の物、赤だし
●茶菓子
栗蒸し羊羹
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■ 調理は原田さんがおひとりで全部なさいます。いつでも絶対おいしいわけです。そして女将の奈緒さんがよく働かれます。いつも自然な笑顔でニコニコ、ものすごく感じがよくて、細やかなサーヴィスぶりで、頼もしいです。原田さん奈緒さんに、御礼たくさんです。<(_ _)> 受講生の皆さまもありがとうございました。あんな楽しそうに盛り上がって食べてくださって、一部はお酒もえらく進んでいて(笑)、わたしもうれしかったーーー\0/\0/
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「割烹はらだ」 電話 075-213-5890
京都市中京区河原町通竹屋町上ル西側
17:00~21:30入店・23:00閉店 月曜休み
カウンター10席、小上がり(掘りごたつ式)6席
ほとんど禁煙(2011年2月現在)
予約が望ましい
おまかせコース7500円(税サ別)~ ひとりおよそ10000円~くらい
2007年4月開店
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(2011-02-18)
2011年2月 18日, dans ●NHK講座京都 和食11前半 | lien permanent
2011年2月12日 (土)
■ 別世界のようなお部屋で、熱いお粥でぽかぽかに温まりました。お昼にこのお値段なので、なかなかお邪魔できませんが、でも東京から来る友人がいる時などまたすてきと思います。別館ではもう少し早い時間でお値段ももっとお手軽なものがありますから(さらに椅子席、)楽に伺えるかと思います。わたしは脚がダメで正座ができないので、(しびれるのではなく、つって激痛になる)お茶室ではお行儀悪くていけません・・・脚くずしっぱなしでごめんなさい<(_ _)> 今度は椅子のお席に伺います。<(_ _)>
「瓢亭」
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(2011-02-12)
2011年2月 12日, dans 京都 和食11前半 | lien permanent
2011年2月 8日 (火)

■ 御幸町四条上ルの料理旅館
「近又」さんへ、ちょっと久しぶりに朝食をいただきに伺いました。宿泊しないでも、朝食だけでもいただけるのです。せっかくだから楽しい人たち誘っちゃいましょ♪ ということで、1月末の週末、京都最強女子の集い!となりました。笑笑 京都市代表の岩城千恵子さんに医学博士Mちゃん、そしてわれらが
まゆまゆで、わたしは撮影も兼ねての訪問だったのですが、おかげでひどく楽しいひと時となりました。
■ 非常に充実した朝ごはんです。日本の朝の食卓はこうあれかしというようなものです。炊きたてのご飯のおいしいこと、巻きたてだし巻きのほわほわ熱々なこと。お座敷がいいけれどやっぱりわたしはテーブルだなー(和食好きですが正座ぜったいにできないので)なんて思っていたら、お座敷に椅子席をご用意くださり、非常によかったです。お料理すべて、本当においしかったです。そして朝の集いというのがいつもと違って、またひどく楽しかった~。
お座敷だと食後のフルーツのありなしで、4500円と5000円(税別)です。ぜひ皆さんいらしてみてください。
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(2011-02-08)
2011年2月 8日, dans 京都 和食11前半 | lien permanent
2011年2月 5日 (土)

■ ごく気軽な雰囲気なのに、お料理も器も一流ですごくいいと思うのが「
御幸町つばき」、御幸町三条上ルの割烹です。ふだん使い激しく奨励、最低でも季節に一度はぜひ伺いたいお店です。先週半ばに冬のコース10500円をいただきました。写真は締めの、梅と白魚のご飯です。
■ 一緒に行ったまゆまゆ・京の料理研究家・
小宮真由も
ここにアップしてくれています。わたしは、別の場所でコース全容、アップいたします~。
■ このところ、週末だけだったお昼営業も再開されています。夜も遅いのに、お昼も・・・店主の小峯さん、料理長の野口さん以下スタッフの方々まで、本当によく働かれます。いい気が店内に漂っている思います。そういうのは理屈ではなく感じさせてしまうもので、お店のよしあし(勢いのあるなし、気合の入っている入っていない)は、お客さまがすぐに察知しちゃうと思います。
■ 次に伺えるのは春かしらん・・・その時はわたしの本も出ているかしらん? ・・・出てないといけない! 本のための画像整理に戻ります。<(_ _)>
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「御幸町つばき」 ごこまちつばき 電話 075-211-3938
京都市中京区御幸町三条上ル東側 丸屋町318-3
12:00~13:00LO、17:00~22:00LO・23:00閉店 火曜休み
カウンター10席、2階テーブル18席 全席禁煙◎
昼夜ともに予約が望ましい
昼はコースのみ、2630円、3890円。
夜はアラカルト主体。コースは前日までの予約で7350円~
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(2011-02-05)
2011年2月 5日, dans 京都 和食11前半 | lien permanent
2011年2月 3日 (木)

■ 「大人買い」ならぬ「大人食べ」、大皿に美しく盛られたてっさをお箸でざばーっとまとめてすくい上げて小皿に取って、「うしし♪」と美味を満喫した夜でした。寺町二条の
「二條ふじ田」、藤田敏晴さんのお店です。99年11月開店で、すでに11年と少し。でもお店の中は開店したてのようにぴかぴかできれいでした。すごく快適な2階のお座敷で、冬のコースをとてもおいしくいただきました。

■ てっさのお皿にすっぽんのお椀など時季らしい美味満載、最後のご飯ものとして定番のちらし寿司、そして食後はご実家
「二條若狭屋」のお菓子です。4名で伺ったので4種類。たのし。お多福なんかは笑わせてくれました。
■ 今回の本の版元・淡交社の担当編集者の方と、美しい双子姉妹(ってなんとも魅力的でしょ♪)であるユウコさんとシュウコさんというメンバーで、なごんで夕食をいただいた夜でした。お料理は本当に良心的で、きちんとされています。どのお皿もおいしいと思いました。コースのみですが内容が段々に違います。どうぞ予約時に電話でお問い合わせを。
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「二條ふじ田」 電話 075-213-0511
京都市中京区二条寺町東入ル(一筋東へ)北側
17:00~21:00入店 水曜休み
6300円、8400円、10500円、12600円。季節の特別料理15750円~
カウンター10席、テーブル5席、座敷(堀りごたつ式)2 全席禁煙◎
予約が望ましい
1999年11月開店
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(2011-02-03)
2011年2月 3日, dans 京都 和食11前半 | lien permanent
2011年1月30日 (日)

■ ひっしで撮影の日々です。30日、日曜夜の時点で、140軒までいきました。だいぶ進んだー\0/\0/ 本当に毎日さぶいけれど、食材おいしい季節だからいいこともたーくさんあります。先日は、蟹を撮って食べたの♪ \0/\0/
「味 ほんざわ」さんに、ひと月以上前から蟹撮影をお願いしていたのです。入荷があり次第ご連絡をいただくということで。昨年来、海が時化て本当に蟹入手が難しいそうで、お電話いただいても「届いたけれど小さいし・・・」というようなことで、ひたすら待っていました。やっとゲットしていただいた間人(たいざ)の蟹、まずは姿状態で。ここまでなるのに10年くらいかかるのだそうです。

■ さばいていただきました。この後炭火にかけて、焼いているところを撮りました。(わたしの本で見てね♪)撮影後は機材の片付けもそこそこに、少しでもおいしい状態でと飛びつくようにいただきました。繊維が太くて甘く、甲羅酒にした味噌がまた何とも後を引く強い旨みで、もうたまらん。圧倒的なおいしさでした。値段は変動性ですが、入手した額にお手間賃を少し乗せているだけ? という感じで、いつもとても良心的だと思います。(取材時は、お手間賃も全然ないお値段にしていただきました。<(_ _)>深く感謝<(_ _)>) 冬の間にぜひ間人蟹を、という方は、「味 ほんざわ」さんに入荷時期やお値段を直接電話でお問い合わせになってみてください。
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「味 ほんざわ」 電話 075-231-6176
京都市上京区荒神口通り河原町通東入ル南側 上生州町200
月曜休み 蟹は夜のみで、17:30~22:30LO
カウンター7席、小上がり16席
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(2011-01-30)
2011年1月 30日, dans 京都 和食11前半 | lien permanent
2011年1月26日 (水)

■
「祇園又吉」さんのお昼に10日ほど前に伺いまして、非常によかったのです。お料理は正統派で、ぴしっとしていながらも、ゆったりなごめて、しかしどのお皿もばっちり美味でいちいち感動したのでした。お昼の7000円(税サ別)をいただき、非常に良心的なお仕事と感じ入りました。どのお店でも言っているのですが、こちらも、ごぶさたごめんなさいでございました<(_ _)> 前に伺ったのが確か2009年の夏・・・今回、より感動が深かったです。
■ コース中の八寸です。「八寸を作らない」という和食やさんが増える中、今わたしが撮影して回っているお店の多くで「日本料理にやはり八寸がなくてはいけないと思います」と言う料理人の方が結構いらして、とてもお手間なものなのに、頼もしいと思います。(八寸なしがだめということではありません、念のため。それはそれでスタイルですから。)
■ これはこの日の食事としていただいた冬の八寸で、撮影したのは別のものです。写真は、干し柿砧巻き、数の子粕漬、ごぼう粕漬、そら豆の蜜煮、近江こんにゃく、酢れんこん、こぶな有馬煮、あんきもべっ甲煮、梅にんじん、クリームチーズ醤油漬、車海老酒煮、蟹と舞茸の酒盗和え、なまこみぞれ和え、青味大根、たらの芽天ぷら・・・などなど、しっかり濃い味のものも組み込まれ、もう自動的にお酒が進むようになっています。
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●うずみ豆腐 胡麻豆腐にかぶらのみぞれ仕立て
●湯葉とろろ、中に雲子、みょうが、菜の花、ちしゃとう、大徳寺麩
●お椀はくわい饅頭
●お造りはひらめ昆布締め、煎り酒と
●氷敷き詰めた上に小鯛寿司、せこ蟹の寿司かぶら包み(上にいくら)
●八寸
●丸大根と湯葉の焚き合わせ
●ご飯と味噌汁、お漬物
●蒸しりんごに栗、柚子の蜜煮、いちご
●きんかん湯で〆。
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■全体像はこんなでした。雪の中からも春がのぞいているという風情がすてきでしょう? 季節が巡ったらまた伺いたい「祇園又吉」さん、今回はバレリーナの(笑)リエコさん、ナナエさんと共に楽しみました。陽気で楽しいお昼のひととき、皆さんに感謝いたします。<(_ _)>
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(2011-01-26)
2011年1月 26日, dans 京都 和食11前半 | lien permanent
2011年1月22日 (土)

■
NHK文化センター第3金曜講座@
「HANA吉兆」です。すてきなコースをご用意いただき堪能いたしました。今日いただいたお料理は改めて別のところでお見せします・・・上の「おはらぎ」を取ると、華麗な八寸があらわれます。ごめんねもったいつけて~笑笑

■ 徳岡邦夫さん、スターです\0/\0/ ご同席くださって、受講生の皆さんと親しくお話しくださいました。そこにいらっしゃるだけで全てを巻き込んでしまう感じ。強烈濃い方です\0/\0/

■ 食後はサインの要望に応えて、丁寧にサイン、そして記念撮影の嵐でした。大サーヴィスありがとうございました。<(_ _)><(_ _)>

■ その時、すぎ~ちゃん改め杉井啓吾専務さまは・・・こんな感じ。「馬車馬のように働く」すぎ~ちゃん(本当は種馬のように働きたいらしい)、いつもご機嫌、楽しませてくださってありがたいです。グランヴィア店、名古屋店も気になられるでしょうに、わたしたちの講座にご同席いただき、本当に感謝いたしました。「祇園なんて、普段なかなか来ないから、うれしいのよ♪」なんて言ってたけれど、それは違うと思う。笑笑♪

■ これがすごかったです。お造りを出していただいたお皿、嵐山の本店からこの日のために持って来てくださったそうです。激しく感謝。絵違いの5枚の古染付・・・と思ったら違いました。

■ ジノリ社に、吉兆が発注して作ってもらったものだそうです。これは驚きました。古い風情まで再現してもらったのだと。欲しいという声多数上がりました! しかしお値段を聞いてみんな黙った・・・5枚セットで25万円と・・・(+_+)(*_*) フランスのバカラ社とのコラボレーションの話もしてくださって、おいしいだけでなく、まことに勉強になったお昼でした。邦夫さま、すぎ~ちゃん、「HANA吉兆」スタッフの皆さま、大変お世話になりました<(_ _)> そして受講生の皆さまありがとうございました。また来月~♪
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(2011-01-22)
2011年1月 22日, dans ●NHK講座京都 和食11前半 | lien permanent
2011年1月20日 (木)
2011年1月18日 (火)
■ 朝日カルチャーセンター特別講座@「木乃婦」で蟹鍋 |

■
朝日カルチャーセンター講座(梅田教室)の記録です。特別講座・蟹鍋を楽しむ~♪
「木乃婦」さんの冬の、なかなかそんなにはなさらないというスペシャリテ、蟹鍋を楽しむ会を開催いたしました。普通の蟹鍋と違うのです。以下献立です。写真は抜粋で見せます。
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●かにの身かぶら巻き 三杯酢ジュレ
●お造りに、ふぐ、ふぐの皮の煮凝り、もんごいか、車海老、地鶏卵の黄身(上の写真)
●若竹のお椀(徳島の筍)
●蟹の天ぷら(おかきの粉をまぶしつけてあって、外側サクサク、中は脚4本!)と安納芋の天ぷら
●蟹酒(下に写真)
●蟹の鍋(下に写真)
●ふぐ雑炊、白子入り
●デセールに、晩白柚、ココナッツミルクのアイスクリーム
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■ これが蟹酒です。香ばしく炙った蟹の殻で香り付けされたお酒。これはメロメロにおいしかったです。ずるいくらいおいし♪

■ これが蟹鍋です。手をネトネトにして食べないでいいように、食べ慣れたお客さまのためにご主人の髙橋拓児さんが考えたというお鍋です。大量の蟹の身を玉状にまとめてあるのです。 ほたてのすり身をわずか使ってつなぎにした、ふわふわふわのしんじょうというか、蟹の身のかたまりです。これをおだしと共にいただくのです。玉状にまとめるための身をせせり出した直後の殻で取っただしです。これは生の蟹を使って、「身をせせる丸める」と「殻でだしを取る」をほぼ同時進行しないと(冷蔵庫で保存したりすると)いい味にならないのだそうです。

■ よそっていただいたものです。いやもう、ほかほか、ふわふわと、夢のような食感と味と香りでした。今回、10名とわたしで計11名分をしていただきましたが、本当は6人分くらいがmaxということで、大変なお仕事をしていただきました。そもそも、とても蟹の船を出せない状態が続いているらしく、蟹自体がゲットできるのか? と心配していたのですが、香住の蟹をキープしてくださったということで、ありがとうございました<(_ _)><(_ _)> 11名分で6杯の蟹を使ったということです。(他のかぶら巻きや天ぷらなどは津居山の蟹ということ。)
■ 予約でこれをいただくことができますが、人数(4人くらいがベストとのこと)など相談なさってください。蟹ふぐ尽くしで幸せなお昼でした。拓児さんありがとう☆☆☆ 受講生の皆さまも、ありがとうございました。新しい出会い、ずっとサイトを見ていてくださった方もいらして、本当にありがたく思いました。ネットのおかげ、そしてデジタルカメラのおかげです\0/\0/\0/
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(2011-01-18)
2011年1月 18日, dans ●朝日カルチャーセンター京都 和食11前半 | lien permanent
2011年1月11日 (火)
■ 「大安苑」(たいあんえん)というすごいところへ初めて伺いました。南禅寺正門ごく近くにあります。どなたかの別荘だったという建物が、会合ができたりお料理がいただけたりする場になっており、それにしても見事なお庭や贅沢な広さにうっとりしたのです。お寿司カウンターがあって大阪から職人さんが通ってきており、さらに京都吉兆ご出身の料理長・西垣太志さんによる和食もいただけるようになっています。
■ この日連れて行ってくださったのは、いつもわたしに驚きをもたらしてくれる、株式会社のぞみの藤田功博さんです。twitter もこの人のせいではまったのだ~\0/\0/
■ 写真はコースでいただいた中から、京野菜鍋です。おだしの香りのよさと味の深さが印象的でした。本気のお料理ということが伝わってきました。最後のうどんまでとてもおいしくいただきました。この後、お寿司が10貫ばかり供されました。食べやすい、洗練されたお寿司でした。ポイント高かったです。こんな知らなかった場所を教えていただいて、またしても藤田さんにとても感謝。この日も、あまりにもさぶい日でしたが、別世界にいたかと思うほどの体験、強烈でした。ありがとうございました。<(_ _)><(_ _)>一緒に楽しんだマリコさんエイコさんにも感謝いたします。
「大安苑」
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(2011-01-11)
2011年1月 11日, dans 京都 和食11前半 | lien permanent
2011年1月 4日 (火)

■ 3日夜、家の掃除を終えて、そして昨年の寝不足分も解消していたわたしは、非常に気持ちよく夜出かけたのです。4人で
「祇をん ちんねん」へ。「ぎおちん」→「祇をん ちんねん」と単語登録しているほど大好きなお店なのに、しばらくご無沙汰しておりました。ごめんなさい。<(_ _)><(_ _)> おかげで幸せに、年越しそばならぬ年明けうどん・・・それもすっぽんスープがベースの独自のおだしがたまらなくおいしいうどんだったのです。とろっとして、旨みをたっぷり吸っていて、ここにねぎをばさーっとかけていただきました。いやもう、満場一致のうまうまでした。(T_T)(T_T) 記憶に残るすごいおいしさでした。

●うどん以前の状態。コースの最後にこんなお鍋が組み込まれているのです。すっぽんスープはオプションですので、予約をしておくと確実です。単なるすっぽんスープではなくて、昆布とかつおのおだしも合わされて、いやそれだけはない香味もあって・・・本当に価値のあるものです。そしてご覧の通り、フカヒレも添えられました。これもとろっとするまで煮込んでいただきました。
●もともと「炭火割烹 祇をん ちんねん」ですから、実はメインは焼き物なのですね。焼き物写真(肉でした!)は別の機会にお見せするとして、メインの後にまたもうれつ盛り上がるお鍋で感激、よい年明けの夕食でした~ということで。コースは1万円~、オプションをお願いするとプラスになりますので、予約時に相談なさってください。店主の増田さんに感謝。一緒にいただいた千恵子さん、ポーラパパ、医学博士Mちゃんに感謝。
皆さん今年も引き続き、おいしくいただきましょう♪
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(2011-01-04)
2011年1月 4日, dans 京都 和食11前半 | lien permanent