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2008年12月31日 (水)
■ 31日の夜遅くに伺ったのは約3週間ぶりの「
京都ネーゼ」。先日来盛大な「お久しぶり大作戦」で撮影&食事の日々でしたから、週一通いをしていた深夜ネーゼも少し日が空いちゃっていました。年越しそばをシャンパーニュとともに、ってなかなか粋でしょ? 居合わせた全員に夢のように美味な鴨そばが振舞われたゴージャスネーゼだったのです。


●まずは生ハムの燻製版。●洋梨をあしらっていただいたサラダ。


●かわはぎです。笑ってるみたいな顔でいいわ♪ ●正確には、ウマヅラ(馬面)ハギのローストです。タイムやローズマリーでマリネされたものを焼いてくださるのです。なかなかな美味です。顔の、目の回りあたり、こそげて食べたわ♪ おだしまだまだ出そう。骨湯したらおいしそう。


●ガルニチュールの野菜がハンパじゃないおいしさでした。トマトの味が濃い濃いこと。高知の日高村の山﨑さんによるトマトだそうで、「究極のドS」でここまでの甘みを出すとのことです。詳細は
こちらへ。●カリフラワーやらロマネスコも優美なおいしさです。

●犯罪的うまさよ、5種類のチーズのアッスンティーネ。ゴルゴンゾーラ、タレッジオ、ペコリーノ、モッツァレッラ、パルミジャーノが弾力あるアッスンティーネにからみにからんでいて、ぐははは~と笑っちゃう。


●アッスンティーネのチーズっ気が赤ワインを呼んでしまいました。どーしてくれるねん? (-_-;) ●「究極のドSトマト」がプレゼンされました。それのコンサントレ=煮詰めたもの。その向こうがイタリアの缶のトマト、いちばん奥が、それを煮込んで野菜などと合わせてソースにしたもの。ドSトマトのコンサントレが、目を見開かれるように美味です。

●ドSトマトの旨みが生きた、シンプルソースのスパゲッティ。鮮やかな色と香りと味!目が醒めるような旨さです。

●持ち上げてみます。あらまほしきスパゲッティの姿って感じね。トマトが赤くなると医者が青くなるっていう言葉があるじゃない? これ食べてたら絶対身体にいいだろうなって思う。


●トマトにうっとりしていたら、シェフの森博史さんはもう次の料理にかかってるわけよ。鴨肉?「
たっきーに対抗したのよ♪」だって。どういうことかというと、●なんと、ビュルゴー鴨です。つまりシャラン鴨、先日「ヴィ・ザ・ヴィ」でわたしが食べたのと同じ種類の、稀少にして高貴な鴨だったのです。


●それが年越しそばとなったので仰天しました\(゜o゜)/細い細い手打ち麺にきのこベースのおだしが張られ、シャラン鴨がそっと載せられたのです。

●冒頭の年越しそばが客全員に振舞われたのです。なんてすてきなもてなし! そして森さんも二番手木原くんもみんなと一緒に食べちゃうのが何だかいいわ。


●ドルチェに突入し、これは愛媛産いちごのスープとイタリア・アメデイのチョコラータのジェラートという組み合わせ。・・・うう~これは一緒にいた方からひと口いただいたものですが、わたしは別々がいいわ。ごめん<(_ _)> ●山田農園の卵を使ったシュークリーム。初めていただきました。シューは熱々、中には濃厚なクレーム入りです。

●ここで日付変更のカウントダウンに突入。「新年おめでとう!」とシャンパーニュが振舞われました。ありがとう~!

●そしてわたしは2009年の初ショコラ改めチョコラータです。うははは、濃い濃いチョコラータ、わたし用にはチョコラータ40gに牛乳150ccとルセットが定められているそうな。ひと掬いひと掬い、ショコラの深い香味を味わい、途中でグランマルニエも足していただいて、香りを堪能いたしました。一杯で365日! これで生きていけるわ、わたし♪ というわけで、2009年も頑張ります。
2008年12月 31日, dans 京都 イタリアン08 | lien permanent
■ 河原町三条上ルの(ほとんどジャンルを限定できないけれど、一応)スペインバル「ポキート」です。(何度か既出。)これは「美山・和知の野菜焼き 短角牛添え」という料理です。と言われても信じそうなくらいに野菜たっぷりのお皿です。「短角牛のあぶり焼き」っていう肉料理(1800円)なのだけど、野菜が多過ぎるくらい皿にのって、どれも本当に香味豊かです。ひとつずつ大切に味わっていただいたら、じわじわおいしさが広がって陶然となるほど。脂の少ない短角牛もほんと上品な美味です。野菜の多彩さとおいしさの印象が後々残りました。今の時季、ラッキーにもトリュフがある時はこうしてトッピングされます。野菜の彩り美しいお皿です。野菜は週に2~3回、「あんちゃん」のところで仕入れてこられるとのことです。下鴨本通の「キッチンガーデン」ですね。

●もともと野菜使いが上手な店主の廣岡寿規さんですが、お店がはやってスタッフも増える(=手が増える)うちに、扱う野菜の数もどんどん増えてきたといいます。仕込みの大半は野菜の下処理をしていらっしゃるとも。このポキートサラダは開店当初からのスペシャリテですが、季節ごと使っている野菜の種類も違うし、今の時季はとりわけかぶやにんじんや大根など根菜のおいしさが際立っています。トマト、菜の花、ブロッコリー、かぶ2種類、ほうれん草、春菊、れんこん、紅芯大根、などなどを和えたものです。季節の野菜のおいしさの全部がここにあるという感じ。600円。

●そしてイタリアン出身の廣岡さんの作るパスタも必食です。ほんと今まで何をいただいてもおいしかった♪ この日出していただいたのは、魚介と下仁田ねぎのスパゲッティ 1500円。魚介がメモするのじゃまくさいほどたくさん入っていました。帆立、ムール、まて貝、あさり、はまぐり、海老、いか、やがらなどがどさーっと。下仁田ねぎのやわらかな甘さが魚介とパスタにからんでたまらん魅力です。すごく食べ応えのある、これひと皿でかなり満足なパスタです。

●逆側から見たらこんな。どんなに具材どっさりかわかるでしょ?
★バルなんだけど、お料理がバル料理の域を超えています。廣岡さんにおいては、ひとえに「おいしいものを出したい」という思いがあるばかりなのです。スペインバルといいながらイタリアンみたいだし、でもジャンル分けなど意味のないことです。オープン当初からおいしかったけれど、今回またいただいてみて、明らかに野菜が以前より充実していたし、お料理がさらによくなっていると思ったのでした。
★そして、禁煙に向けても考えていらっしゃるとのことで(ご自身が喘息経験もおありで、ケムリは実はつらいのだと)、それにはわたしも激しく賛同してきました。だって、ケムリとお料理は相容れないもの。好きな方にはごめんなさいだけど。・・・でも実はあんまりごめんと思ってなくて・・・だってケムリはあまりにつらいからです。<(_ _)>
「ポキート」
京都市中京区河原町通三条上ル下丸屋町401-10
電話 075-212-8450
18:00~24:00LO・翌1:00閉店
水曜休み 年末年始は1月1日のみお休みで、あとは平常通りに営業。
カウンター12席、個室4~6席
予約も可能
ひとりおよそ4000円~
(2005年7月開店)
2008年12月 31日, dans 京都 スペイン料理京都 イタリアン08 | lien permanent
2008年12月26日 (金)
■ ご無沙汰お詫びシリーズで、もう1軒イタリアンです。東山七条の「
イル パッパラルド」のピッツァ、ほんと食べたかったのです。(なんでもっと早く行かなかったよわたし?)目の前で薪窯焼きの熱々のナポリピッツァは表面パリパリ中もちもちで塩気の効いた生地だけでも実に馥郁たる香り。チーズとろり~んと伸びて、パルマの生ハムの塩気に、鮮烈なルッコラの香味は合い過ぎるほど調和しています。うんまーい。焼いている人がまたすてきっていうのがいいわ♪ ピッツァ職人の北村憲始さんは、とても感じのいい方なのです♪ ●4種のチーズ(モッツァレラ、ゴルゴンゾーラ、パルミジャーノ、タレッジオ)とパルマ産生ハムとルッコラのピッツァ、これは昼サイズで2000円。(夜はもう少し大きくて、2500円。)以上すべて税込み値段。

●甘い白菜とフレッシュスモークサーモンのインサラータ リコッタとイクラ添え 2600円。夜のアラカルトから選んだサラダです。スパークリングワインのジュレが添えられていたりして、粋な味です。

●トマトソースとモッツァレラチーズとバジルのピッツァ、マルゲリータ、これは昼サイズで1200円。(夜サイズで1600円。)シンプルで、ピッツァのスタンダードです。こちらはトマトの酸味が鮮やか、チーズの香味と重なり響き合って、やっぱりやみつき的においしい。わたしのこのところの「ご無沙汰のお店で撮り&食べ大作戦」に付き合ってくれている優しい友人と、人生のいろいろについて語り合いながら食べてたんだけど、ピッツァ食べてる間は話を中断して集中。ただ「おいしいね」って言いつつ。

●食後にカフェをいただいていたら、出てきたのはこんなお皿でした! をを~! ノエルのお昼に出かけたわたしたちに、北村さんがピッツァ生地でメリークリスマスのメッセージを焼いてくださったのです。楽しいことやるなあ♪ これでまたひと盛り上がりして、もちろんひと文字ずつ大切にいただきました。わたしは e から食べて、なんだかうれし。
「イル パッパラルド」
京都市東山区東山七条東入ル(南側)
電話 075-533-3330
11:30~14:30LO・15:00閉店、17:30~21:00LO・22:00閉店
火曜休み(他第2水曜は不定休)
カウンター6席、テーブル28席
夜は要予約
(2002年12月、ピッツァ窯を備えた今のスタイルにリニューアル開店)
昼 1600円~、夜 3800円~ 夜はコペルトひとり300円。
2008年12月 26日, dans 京都 イタリアン08 | lien permanent
2008年12月25日 (木)
■「トラットリ屋 エス」で、ナポリタンと鶏肉とおばんざい! |
■ こちらもご無沙汰ごめんなさいシリーズの一環です。ちょっと久しぶり、「トラットリ屋」というふざけた名前が楽しい「トラットリ屋 エス」です。店主の嶋本友さんが12月24日付けで
こんなに喜んでくださって本当にうれしく、(でも過ぎた褒め言葉です、)ありがたいので、サンタより赤いわたくしエリーが(笑)ノエルのうちにアップいたしましょう! (他にたまり積もってる画像も順次出しますから待ってて。) 何日か前の晩、友人と3人で伺って、ほんと気楽に楽しませていただきました。●初めの写真はこちらの代表メニューのひとつ、今どき懐かしいスパゲッティ ナポリタン 800円。わたしこれ好きだわ♪ 誰もが懐かしくてうれしくなるお皿だと思います。

●とり皮のパリ揚げ 600円でスタートします。塩気も効いて、パリッパリなのです。

●この日思いがけず用意されていたわたし向けのワインに感激。フランスの(ツボを心得ている!)、しゅわしゅわスパークリング(好きなの、)のロゼワイン(ちょっとでも赤い!)で、さらに、キャノンて名前がついていて仰天。\(゜o゜)/キャノンのワインだって♪ こんなのよく見つけてくださいました・・・<(_ _)>

●鶏肉のお造り盛り合わせ。ささみ、胸肉、肝、砂ずりをちゃんと3で割れるように。(ごめん、お値段控え忘れ。)

●ベーコンときのこの温かいサラダ 700円。わしわしと野菜食べられていいわ。ベーコンの塩気が効いていて、温かいきのこの香りもアクセントになっています。

●京芋の豆乳白味噌グラタン 600円。最近の人気の品と伺って。これうんまいです! 白味噌と豆乳が熱々とろりんと、京芋(海老芋に似てるけれど違う。食感はっきりしています)にからみついて、いや~ん♪ なおいしさ。

●生麩の揚げ出し 600円。これはキョートな味ですね。もっちりした生麩が揚げてあってコクたっぷり、それがおだしと合わせられて、みんな大好きな味。

●鶏つくねと丸大根煮 500円。スペシャリテの鶏を少しでも食べたくてこんなのも。つくねは口の中でほろりと崩れ、そして煮含められた大根はほこほこと旨。問答無用で日本人でよかった。

●なんこつ唐揚げ 400円。小ぶりであられみたいでかわいらしい。シュワシュワワインを飲みつつ、ポイポイと食べちゃいます。

●地鶏のグリル バルサミコソース 950円。焼き鳥ではなくグリルです。鶏が、和の鶏料理にもイタリアンのお皿にも変幻自在。そして冒頭のナポリタンをここでいただき、続いておだしに浸ったご飯です・・・

●鶏飯(鶏だし茶漬け) 600円。これ最後にいただきました。いたわられるように優しい味です。一緒に来てくれた胃袋隊 改め 優しい友人たちもありがとう。みんなのおかげでわたしは食べていけてます。(何重もの意味で!)お会計は3人で1万円ちょっとでした。みんなわたし(「キャノン」をグラス2杯)より飲んでこれだから、ほんと「嘘~!」なくらいに控えめなお値段ということです。わたしにとっては唯一、ケムくなる可能性さえなければ、申し分なくサイコー♪ なお店です。
「トラットリ屋 es エス」
京都市中京区四条通先斗町上ル17番路地2階
電話 075-255-9599
17:00~翌2:00LO・3:00閉店
水曜休み
カウンター9席、テーブル14席
予約も可能
(2007年2月開店)
ひとりおよそ2000円~
2008年12月 25日, dans 京都 鶏京都 イタリアン08 | lien permanent
■ 「カノビアーノ京都」で野菜の味わい鮮烈なコース |
■ 「
リストランテ カノビアーノ 京都」、ちょっと久しぶりに出かけました。先週の後半のある日、「今から伺います」と一応空席の確認だけして出かけたら・・・最後の1テーブルだったみたいで他は満席、なのに自然光も入る席があったから、ほんとラッキーなお昼でした。5000円以上でお願いできるおまかせのコースです。どのお皿も野菜がびっくりするほどたっぷりで、感激うるうるになったのでした。

●明石産つばすのマリネ 20種類の朝採り野菜のサラダ。野菜が・・・かぶ、トマト、ブロッコリー、野生のときいろ平茸、パープルカリフラワー、日野大根、金時にんじん、赤軸ほうれん草、アンディーヴ、ヴェローナ、赤からし水菜、水菜、三つ葉、菊菜。
つばすは、ヴィネグレットソースがよくからんで、しっとりと美味。そして野菜の多彩さと鮮烈なおいしさに大喜びしながらいただきました。ちなみに「つばす」って、ぶりの小さい時のことを言うのだけど、出世魚ぶりは呼び方がいろいろあって、調べていたらはまってしまった\(゜o゜)/いろいろ見たのだけど、「ウィキペディア」から丸写しします。(ちなみに、写す時、参考にした時は必ず出典を明らかにしたり、クレジットを入れたりします! これは出版界では常識。ネットの世界でも、みんなどうかそうしましょうね!)
出世魚ぶりの呼び方 関西:ツバス → ハマチ → メジロ → ブリ 関東:ワカシ → イナダ → ワラサ → ブリ。
●縞海老の冷製カペッリーニ 丸大根のソース 辛味大根を添えて。芽ねぎ、緑色のソースは大根の葉のソース。これがまたたまらん旨かった。辛味大根のシャープな辛さに芽ねぎの香りが冷たいカペッリーニのおいしさを引き立て、縞海老の新鮮なねっとりした旨みともよくよく調和して、あー、おいし♪

●美山天然いのしし肉のパンチェッタのスパゲッティーニアマトリチャーナ。一転して、赤いトマトソースの、予定調和的に幸せなパスタです。いのししパンチェッタと甘い玉ねぎがトマトソースに合わないはずはない! うっとり。

●鯖のグリル 餅のチャウダー風 2008 インヴェルノ 金時にんじんと菊菜のソテ。まずこう出てきます。

●寄って、野菜少し動かします。鯖は、焼いて香りも味も最大限に引き出されています。旨み強い! ソースは、あさりだしスープでお餅を炊いて、ミキサーで回してとろりんとさせたもの。鯖の強い味に優しさを添えるという風情です。野菜はコントラスト2色で。

●フランス産天然青首鴨のロースト、季節の野菜のソテ。まず全体像。寄ります↓

●寄りました。うず高く積み上げられた野菜、本当にどれも味濃くて香りが豊かだったのです。鴨を引き立てるというより互角に存在しています。金時にんじん、海老芋、安納蜜芋(あんのうみついも=さつまいもの原種で種子島のもの)、ほうれん草、きのこいろいろ。鴨もしっとり香味豊か。そこにトリュフの香りがまとわりついて、ズル旨い。贅沢過ぎ。

●カフェで締め。夢のようなドルチェがあったはずだけど、わたし時間切れでカフェをいただいてギリギリでした。ごめんなさい<(_ _)> でもほんとすばらしかった。時季的にも食材豊か、前回(アップできてないけれど、しばらく前に伺っています)と較べても格段によかったのでした。
「リストランテ カノビアーノ 京都」
京都府京都市東山区大和大路通三条下ル東側大黒町137 KYOUEN内
電話 075-531-9831
11:30~14:00LO、18:00~21:30LO
無休
テーブル55席
全席禁煙◎
予約が望ましい
(2003年7月開店)
基本はコースで、昼2500円、4000円、5000円、2人より前日までの予約でセレクションコース8400円(+税)、夜5000円、6500円、8000円、2人より前日までの予約でセレクションコース10000円(+税・サ)。
平日夜のみアラカルトもあり。
2008年12月 25日, dans 京都 イタリアン08 | lien permanent
2008年12月18日 (木)
■ 「サンタ・マリア・ノヴェッラ・ティサネリーア京都」でデジュネ |

■ 東洞院四条上ルの「サンタ・マリア・ノヴェッラ・ティサネリーア京都」のリストランテ、少し久しぶりです。お昼の3990円のPranzo B をいただきました。(2100円のPranzo Aもありますが、圧倒的にBがお得です。)先週の半ばにいただいたものです。●オニオングラタンスープ。アミューズ風に小さいサイズで出てきます。淡路の玉ねぎとのこと・・・とろりんとやわらかで甘い甘い甘いそして深い味、これはどんぶり一杯いただきたい! ●前菜はこういう状態で出てきます。パリパリ状のものがトッピングされています。ちょっとよけてみます・・・

●カンパチのカルパッチョ 菊菜のジェノヴェーゼソース。海老芋のフリット添え。上のパリパリは海老芋チップだったのです。このカンパチ、ぐいっと弾力があって美味そのものでした。赤いのはセミドライトマト。下の菊菜のソースもいい香り・・・見事な調和でした。

●香住漁港の蟹と美山のキャベツのスパゲッティーニ からすみ添え。蟹の身たっぷりでじわじわ旨く、キャベツの甘味もよく合って、舞茸も香りを添えていました。からすみパウダーの塩気がばちっと全体を引き締めておいし♪ 一瞬でいただいたパスタでした。

●美山のいのしし 冬野菜とともに。これはこの日のメニューとは違ったのですが、いのししが入ったところとお話伺ううちに食べたくなって、オプションでこちらを。もも肉とロース肉。しっとり柔らかでこんなにいのししっておいしいか!? うり坊(子供)と大人の間くらいの「2年坊」くらいの肉ですって。なんかかわいいでしょ? 添えられた冬野菜も味が濃い濃い! 今の時季はどこに行っても食材豊かでお料理がおいしいなあと思います。作ってくださる方(食材も料理も)に感謝! 食材が豊かで、すばらしい技術が結集した場所に暮らせる幸運にも感謝!


●フォカッチャも自家製です。●ドルチェ。ジャンデュイヤのフォンダンショコラ ヴァニラのジェラートと。う~、フォンダンショコラはとろりんと中のクレームが流れ出してとても美味でしたが、ベリーのソースが添えられていて・・・この組み合わせ、わたしにはあかん。ごめん<(_ _)> ベリーのソースをよけてよけていただき、けれどあとでちょっとお味見したらソースもおいしいものでした。(ベリーが嫌いなんじゃないのです。)高貴なショコラはどうかそのままで。味の強いもの、とりわけ酸味とは組ませずに・・・と年中願っているのだけど、でもこれは好みの問題です。好きな方はごめんなさい。●このドルチェにカフェ(か紅茶かオリジナルハーブティ)がついて、充実のお昼はおしまい。前料理長・森博史さん(今は「
京都ネーゼ」が大はやり!)の後を継いだ料理長の矢守保則さんの、日々の努力がそのまま映った良心的なコースだと思いました。
「サンタ・マリア・ノヴェッラ・ティサネリーア京都」
京都市中京区東洞院四条上ル(西側)
電話 075-254-8692
11:00~14:00、17:00~21:00LO
月曜休み
昼2100円~、
夜4500円、6500円、8500円(+税とサ10%)
全席禁煙 予約が望ましい
(2004年12月2日開店)
2008年12月 18日, dans 京都 イタリアン08 | lien permanent
2008年12月 8日 (月)
■ しばらく前に伺って以来、必ずまた食事を、と思っていた「トラットリア レオーネ」です。京都で京都らしさなんてことを全く言わないがつん系のイタリアン、レオーネ(=ライオン)って店名も「いけー!」って感じで勇ましいです。どんなお店かは、
前の記事をご参照ください。先週のこの晩は、東京からいらした京都の食好きの方を迎えて3人で気張らんイタリアンのディネです。狭っこいお店でテーブルいっぱいにお料理が並ぶのも楽しかったのです。前菜をあれこれお願いしたら、ひと皿に盛り込んでくださって、●生ハムとサラミの盛り合わせ、(以下時計回りに)●茄子のバルサミコマリネ、●野菜の自家製ピクルス、●トンノ・デル・キャンティ=豚肉と白いんげん豆のサラダ、●いわしのオリーヴオイルマリネ。どれも味が決まっています。塩気もばしっと、ワイン飲め! な料理です。

●アンチョビとケッパー、フレッシュトマトのスパゲッティー。シンプルにして、いつまででも食べていたいおいしさ。

●洋梨と4種のチーズのリゾット、赤ワインソース。ねっとりチーズの旨みと塩気のリゾットに、梨の甘味と酸味が合わされて、ぐいぐいとうんまーい、止まらん味でした。春にいちごのリゾットをいただきましたが、リゾットもののユニークさが際立つお店なのかもと認識。

●フランス産ホロホロ鳥のもも肉の白ワイン煮込み。野菜で覆い尽くされています。ナイフを入れるだけで本当にホロっとほぐれるほど柔らかく煮込まれています。煮込みだから優しい味・・・ってことなくて、これもなんだかやみつき的な旨さなの。3人で分けるなり、即座にいただいちゃいました。

●仔羊のカツレツ・エストラゴン風味・サラダ添え。これがまたたまらん旨かった。羊肉の香りも味わいも明確に、それが衣の香味と塩気と食感で旨さ倍増という感じのお皿です。ここまでで後は野となれ状態、かなり本当に野となりました。
「トラットリア レオーネ」
京都市下京区高辻通室町西入ル(北側)繁昌町295-1 京都1号館ビル1F
電話 075-351-3898
12:00~13:30LO・14:00閉店、18:00~22:00LO
土日は夜のみの営業、18:00~23:30LO・24:00閉店 水曜、第3火曜休み
2008年12月 8日, dans 京都 イタリアン08 | lien permanent
■ BARBI ワイン会@「京都ネーゼ」 (記録写真です) |
2008年12月 8日, dans 京都 イタリアン08 | lien permanent
2008年12月 6日 (土)
■ カフェとお茶に、ワインも:「カフェ・ヴェルディ」/「一保堂茶舗」 |
■ 本日は飲み物天国(笑)、カフェとお茶の話題です。まぎれもなくカフェなんだけど、「こんなカフェ初めて!」と感動と驚きに包まれたのが、「
カフェ・ヴェルディ」で12月から発売なさっているパナマSHB・エリダ農園です。「一番に飲んだのはエリだ~」と言えるもんね♪ なんて、実に軽いノリで発売開始と同時くらいにいただいたのですが、これがまあ非常にニュアンスに富んだ、複合的な味がするカフェなのです。新しいジノリのカップでひと口いただいてみると・・・焙煎の度合いは中煎りとのことで、わりと強めのカフェが普段好きなわたしには、ソフトに香味が広がるわけですね。でもその味わいが・・・何て言ったらいいかわからないの!! ものすごくいろいろなイメージが同時に浮かぶけれど言葉にならんの。ライターがこれでいいのか?(-_-;) 「カフェ・ヴェルディ」のHPの豆解説から、まんま引かせていただくとこうなります。
パナマは、近年スペシャルティーコーヒーの産地として世界中から注目されている国です。バル火山を中心とした、ボケテ地区は、高品質なコーヒーの産地として有名です。エリダ農園は、ボケテ地区の中でも、1,600~1,800メートルという、最も高地にある農園で、スペシャルティーコーヒーのコンペ、「ベスト・オブ・パナマ」の上位入賞農園としても知られています。今回は、そのエリダ農園から、「カトゥアイ種100%」の個性的な豆をお届けします。 パッションフルーツ系のようなアロマと、塩分を含んだようなボディー感、シトラス系の残り香も楽しめる、とても複雑で、今までの Verdi にはなかった強い個性のコーヒーです。
すごく稀少なカフェだったのですね。そして、さすが上手に表現されています。確かに、フルーティな通奏低音が響いているし、酸味も見え隠れしているし、何か今までカフェにおいて感じたことのない味わいもあるし・・・という感じだったのです。思い出してもあの味は幻ではなかったのか? という気がして、豆を購入して帰ればよかったわ・・・。稀少なものゆえ今回の入荷分がなくなるまで、とのことですから急がねば。店内でいただけば500円、豆は100gで600円です。
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■ 寺町通の「
一保堂茶舗」に併設された喫茶室「嘉木」、なんともすてきで居心地よくて、いつもはやっています。玉露の麟鳳 735円を「京華堂」のお菓子と共にいただいています。強い香味を持つ玉露の中でもこれはおだやかな味わいとのことですが、やはり玉露ですからうまみ明確で、高貴な余韻が残りました。ハイシーズンだから明らかに首都圏とか地方からのお客さまが多くて、こんな時期にわたしがお邪魔してちゃ悪いなーなんて思いつつ、あるだけお湯を差してたっぷり楽しみました。<(_ _)>
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■ ウシシな顔で森博史さんが撮っていらっしゃるのはイタリアワインです。いつもの深夜ネーゼならぬこの日は宴会ネーゼ、「
京都ネーゼ」に17人が集ったワイン会でした。ワイン会のために組まれたコースをいただいたのだけど、これが非常によくできていたのです。そのお料理はまた改めてね。

●飲ませていただいたのはBARBIの3本にグラッパでした。一番古いのは1988年のものでした。

●空いたグラスの一部です。一部なのよこれでも。片付け大変だったと思うけれど楽しかった♪ ・・・お世話になりました<(_ _)>
2008年12月 6日, dans 京都 カフェ京都 お茶京都 イタリアン08 | lien permanent
2008年11月24日 (月)
■ ポテトグラタン/再開ネーゼ/ビックカメラで叫/でも四つ葉 |
■ 全国100万人の読者の皆さま、連休最後の本日は混載便、もとい、あれこれヴァージョンでいきます。まずはほかほかのポテトグラタン@「
プティ・ムッシュー」です。ノエルヴァージョンで、もみの木の形のお皿になってます。ついでに店内もノエル仕様になっていて、デコラシオンがよりキラキラとハデになってます。わたしぱーっとハデなの好きだわ♪ (自分がジミなので。)

●熱々で、とろりんとクレーム状でやわらか、トリュフの香りがふわあ~とします。熱い熱いからはふはふと、ひと掬いまたひと掬いと止まりません。おいひー
☆☆☆ 犯罪的だわ! 人気で昼夜共に注文可能になったポテトグラタン 700円です。これにシャンパーニュを合わせて、軽くアペリティフなんてのもいいじゃない?
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■ イタリア研修旅行からちゃんと帰って来られて再開された「
京都ネーゼ」です。
このページでいつもシェフ・森博史さんのひと言が掲載されていたのに、ついに~、始めてしまったみたいよ・・・
はじめまして「京都ネーゼ」です。ブログ形式にしてみました。とのこと・・・とうとう森さんもこの道に入っちゃったのね。ハマりますよ♪(笑)

●で、わたしたちも再開しちゃった、とってもいけない「深夜ネーゼ」。(-_-;) 上の写真は白金豚のカツレツ。もう激うま
☆☆☆ ●左の写真は最初の「素材プレゼン」で示された茶樹茸、パスタにしていただきました。うるうるの美味。

●北海道産うにのスパゲッティ。うま過ぎ。以下、4人で食べたものを初めから順番に述べると、
●生ハムとグリーンサラダ、●タレッジオチーズのソテ、●グリーンオリーヴ、和牛、イベリコ豚のパン粉揚げ、●茶樹茸のタヤリン ●北海道産うにのスパゲッティ、●気仙沼産ふかひれ アクアパッツァ、●白金豚カツレツ、そして以下のチョコラータもの2品・・・


●チョコラータのジェラート。悪魔的。●チョコラータ・カルダ=ショコラ・ショーで締め。終わったの1時半前。おいしくて楽しかったからまた笑いくずれて騒ぎ過ぎてしまった。ごめん<(_ _)>
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■ 大好きビックカメラJR京都駅前店。この週末もしばし出かけたら・・・この日は家電ものが目的だったので、(だから見んでもいいのに、)脚が勝手にカメラ売り場に向かってしまって・・・もうすっかり気持ちもなじんで大好きになったG10が・・・え? たった4週間で53200円、ポイント15%ですって?

●これがわたしが買ったときの値段。59980円でポイント10%だったのです。それが、たった4週間で 6780円も安くなり、さらにポイントが15%になっているなんてえええ~~~(*_*) この差額 6780円分て・・・会う人ごとに自慢しまくる楽しみに対する代価だったわけです。(-_-;)つまり、「見て見て見て! 最新パワーショットG10を買ったの! まだ発売されて1週間よ♪ 触ってみたい? いいでしょいいでしょ~? ほらこんな使い方もできるのよ。見てよこんなきれーに写る♪ うははは!」。・・・(-_-;)(-_-;)・・・ いずれにしてもあれから4週間も待てるはずはなかったし、すでに毎日ものすごく使っているから・・・いいとしよう。するしかない。でももっと騒いどいたらよかったかなあああ?
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■ なんて思いながら洛中に戻ってきたら、四条にいたわ、四つ葉が! 7212、いつも祇園で見る四つ葉ですね。うれし♪ これですべておっけ! 「
なかじん」さん、そちらはどうですか~?
2008年11月 24日, dans 京都 洛中あちこち京都 カレー★カメラ・電気製品・メカ話京都 イタリアン08 | lien permanent
2008年11月13日 (木)
■ 「乙羽」の蒸し寿司/パック冨美家/お見事「めんや」 |
■ 本日はぐっとカジュアルヴァージョンでいきます。このふわっふわの錦糸玉子に覆いつくされたものは・・・

●お箸を入れると刻んだ椎茸やらかんぴょうやら焼き穴子が見えます。ついに季節到来、熱々はふはふの蒸し寿司です。ご飯と錦糸玉子の量が同じじゃないかっていうくらいに玉子がたっぷりで、めちゃくちゃにうれしくなります。

●いつもわたし「湯気湯気」って言うけれど、本当に店頭のせいろがハデにもうもうと湯気湯気状態なのです。ここで丼ごとお寿司が蒸されているのです。これは冬の風物詩です。新京極四条上ルの「乙羽」、店内でいただくのが1470円です。持ち帰り用の、紐を引っ張れば湯気を吹くヒーター内臓のパックもあります。状況によっては店内飲食をあきらめて、持ち帰りに即切り替えた方がいいこともあります。つまり灰皿があらかじめテーブルにあるお店ですから、店内の様子を見て決めなくちゃいけないのです。

●一応全体像(笑)。
「乙羽」
京都市中京区新京極四条上ル
電話 075-221-2412
11:00~20:30LO
月曜休
持ち帰り用蒸し寿司は1680円。

■ 大好き「冨美家」の冨美家なべ(鍋焼きうどん)と京風焼きそば。「冨美家」のためにわたし京都へ移り住んだかもなあと時々思うほど。東京でも池袋西武の地下のTHE GARDENでしょっちゅう買っていたけれど♪ でも「本店で買う」ってのは、エルメスでも何でもうれしいものよね♪ 物撮りに当たって、うれしがって下からライト当ててみたりしたんだけど、なんだかぺたんとしてしまった(-_-;) 「パック感」がまるで出てないです。ごめん<(_ _)>
■ 先週半ば、およそ2年半ぶりでお伺いした千本御池上ルのイタリアン「めんや」さんは大変貌を遂げていました。これはプッタネスカです。写真は1枚だけアップします。ちょっとカメラをうまく扱いきれず、他の写真があまりよくなかったのです。エリー関谷としたことがあ~(-_-;) でも赤いソースのパスタが無事でよかったわ♪ というか、
これ見てね。←「カフェ・ヴェルディ」の続木さんが11月12日付の「店主の気まぐれ日記」できれいにまとめていらっしゃるのです。(だからわたしは楽ちん。)なんせお値段お手頃(前菜も500円とか)な上、以前はほぼパスタだけだったのが、メイン料理も用意されて、トラットリア的な風情に。店内も少し造りが変わって落ち着けるようになっていました。●4種のチーズ入り白トリュフの香りのオムレツ ●若鶏のサラダ ゴルゴンゾーラソース ●キャベツとベーコンのスープ ●豚バラ肉とキャベツの煮込みソース ローズマリー風味(手打ち麺・キタッラ) ●プッタネスカ(スパゲッティ) ●オーストラリア産仔羊と玉葱の「めんや特製」ロースト。 以上を2人でシェアしていただき、どれも味が決まっておいしかった! カジュアルで楽しかったし、まだまだいただきたいメニューがあったし、またお伺いしたいです。
「パスタ本陣 めんや」
京都市中京区千本押小路上ル西側
電話 075-801-0557
12:00~14:30LO・15:00閉店、18:00~23:30LO・24:00閉店 火曜休
2008年11月 13日, dans 京都 寿司京都 うどん京都 イタリアン08 | lien permanent
2008年11月 5日 (水)
■ 深夜ネーゼの最新ヴァージョン : ふかひれ、蕪! |
■ 前のカメラで撮った画像が何軒分も絶望的に溜まってるのだけど、G10で撮った最新の「深夜ネーゼ」を見せます! 「
京都ネーゼ」、いつものように 22:30 頃スタート、三脚立てて試し撮りまでしてスタンバイよ☆ 必食ふかひれ! 気仙沼産ふかひれのアクアパッツァです。これは9月のデビュー以来毎回必ずいただきます。たまらん旨いです♪ 中国食材として売っているものを使われているというお話。一緒に食べた人(コワいが腕の立つ料理人)もふかひれ使いたいってだいぶ前から言ってて、実現なれば発表いたしましょう。早くやってね。

●ポルチーニのソテ。香りよくて旨みたっぷり、塩気も絶妙に。

●生ハムも必ず。これに今回は石割さんの蕪を添えていただきます。

●その蕪がこれ。ただ塩をしてオイルをかけただけ。じんわり甘くて上品な蕪の香味。おいすぃ~! 蕪のあるうち、毎回いただきそう。

●キタッラに和牛のラグー、水牛モッツァレッラ添え。

●また蕪を使っていただいてスパゲッティ。ボッタルガの粉をはらはらと。うま過ぎ。この後いつも通り、ショコラのジェラート→グランマルニエ入りショコラショー改め、正式にチョコラータカルダで締め。よろしおした<(_ _)>
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●で、やっぱり出しておきます。10月に数回訪れたうちから抜粋で・・・以下すべて前のカメラです。10月終わりのある晩に3人で分けたふかひれのお皿はこんな。

●ある晩は女5人で、「友情にひびが入らないようにふかひれを分けるには・・・?」と思案していたところ森さんが登場、当意即妙に「ではパスタにしましょう」となってこれ。プチプチふかひれがパスタに絡んで旨いったらありません。

●ある晩はスパゲッティーニ、きのこのペペロンチィーノ。きのこの香味がパスタに絡んで、ズル旨い。

●あさりがおいしいのです。あさりトマトソース、湯気湯気状態です。これもヤバ旨い。

●きんかんカルボナーラ、たまらんです。これからもずーっと、このきんかんの安定供給がされますようにとお祈り。

●これもよくいただくタレッジオのソテ。イタリアのウォッシュチーズを焼いてよりずりずりにしたものです。シンプルなのに犯罪的に旨いと思う。

●ラカンの鶏肉や白金豚の炭火焼、それに散弾銃入りかもしれない山鳩もいただきました・・・けれどある晩いただいたイベリコ豚のサルティンボッカはとりわけ忘れられないです。巻いた生ハムが肉に塩気を与えていて、薄くなくて分厚いからぐいぐい噛んでいただくのです。じゅわりと旨みが染み出てきて、たまらな~い\(゜o゜)/

●スパゲッティーニ カッチョ エ ペペ。カッチョは「カッチョカバッロ」って感じで、チーズのこと。ペペは胡椒。バターソースベースで、ふわふわにおろしたチーズがパルミジャーノとペコリーノ。胡椒がピリッとアクセントになってシンプルな名作です。

●赤いもので終わりましょう。パンチェッタを入れたトマトソースのキタッラです。
2008年11月 5日, dans 京都 イタリアン08 | lien permanent
2008年10月26日 (日)
■ 9月12日に5周年を迎えてメニューも一新した「トラットリア・ニーノ」、ひと月と少したった先週の後半に、リニューアル後2度目の訪問です。お昼に「おまかせ」で軽いコースをお願いしておいたら、用意されていたのはポルチーニたっぷりのメニューでした。お誘いした方がちょうど「きのこ大好き!」と言ってくださったから、ほんといいタイミングでうれしかったのです。●フレッシュポルチーニ茸とルッコラ、パルミジャーノのサラダ。生でたっぷりのポルチーニを堪能します。ルッコラとチーズとポルチーニ、香り香り香りと圧倒的に押し寄せてきます。

●ヤンバル島の黒豚のポルチーニ茸の煮込みとポレンタ。ポルチーニの香りがからんだ黒豚やわらかでこくがあっておいし! ポレンタもとろりとした口当たり。

●全体像はこんな。それにしてもなんでお皿赤いんかな? 写り込みしてる? (-_-;)
ごめん<(_ _)>

●パッパルデッレ トスカーナ風ラグーソース。白いんげん豆、豚肉、牛肉、レバーなどを使った、味に深みのあるラグーが自家製の麺にからんでいます。

●幅広の麺、湯気湯気の熱々です。ぐいぐい噛むほどに旨みが広がります。

●北海道産 和牛フィレ肉とポルチーニ茸のグリエ アルピーナ風(アルプス風)。お皿が運ばれただけでなんだかめちゃくちゃにいい香りがします。

●ちょっと見やすくするとこんな。フレッシュポルチーニの軸を刻んだものが散らされています。丸ごとグリエされたポルチーニはしっとりとろんとろんで、これには本当にうっとりしました。そして牛肉のやわらかで香りよかったこと。
2008年10月 26日, dans 京都 イタリアン08 | lien permanent
2008年10月19日 (日)
■ 午前と深夜のショコラ :「グランジ プラス」/「京都ネーゼ」 |
■ 全国100万人の読者の皆さま、「ご無沙汰お詫び」シリーズがまだあるのですが、日曜日だし、ちょっと脱力モードで違うものいきます。脱力と言いつつ激しく力が入っちゃうのだけど、最近おいしくてしょうがなかったショコラものの話。●まずは堺町四条上ルの「グランジ プラス」、デジュネや午後のビストロ料理を何度か掲載していますが、最近いただいたこのガトーショコラがあまりにおいしかったので改めて。11:00からのランチセット(アミューズ、パスタ、サラダ、パン、飲み物で930円!)に200円プラスでこのガトーショコラをいただくことができるのです。ショコラの高貴な味と香りに満ちて、きめ細やかでしっとりした食感もわたしには完璧と思えるものです。ヴァローナの何パーセントかのものと何パーセントかのものをブレンドして、あればジャンポール・エヴァンの何とかも加えて作っていらっしゃると。先週のある日、1件取材を終えた後、11時のオープン時間ちょうどに伺っていただいたパスタランチでした。パスタは鯛とフレッシュトマトのオイルベース。ボッタルガの粉がはらはらとかけられて、おいひー♪ で、食後にこんなガトーショコラをいただいて、目の覚める思いでした。ガトーショコラは1個400円でテイクアウトもできます。数がないので、確実に欲しい場合は早めの予約を。
■ 深夜のショコラならこちらです。週1(以上)が今や習慣? の深夜の「
京都ネーゼ」で、このジェラート・チョコラータ、もうどうしてくれるう~? 濃い濃い濃い、魔術にかかるようなチョコラータです。いつも「どんぶり一杯!」って注文するのに一瞬かニ瞬でなくなる2すくいしかくださらず(泣)・・・

●でも、うししし、ジェラートの後に、飲めるショコラショー改めチョコラータ・カルダを注文することを覚えてしまったのだわたしは。削ったアメデイで作られる濃ゆーいものです。これは初めてお願いしたものです。飲むというよりクレーム状で、とろりんと舌にまとわりつく悪魔的なショコラの香味となめらかさをひとすくいずつ楽しみます。ひと筋残らず、犬がなめたみたいにきれいにいただくのです!


●これはその次に訪れた時にお願いした、飲めるチョコラータね♪ グランマルニエを少し注いでいただいたら・・・もう桃源郷、生き天国の味わいです!! これ、夜中の2時前なの・・・(-_-;) 女3人(カレーとシャンパーニュのお店の店主と、かっちょいい司法書士さんとわたし)が、23時頃になんだか自然に集まってしまって、静かに過ごすはずが(そんなん無理に決まってて)、3時間ほどぶっ通しで笑いくずれて過ごしてしまった夜でした。他のお客さまにメーワクやったと思う。(-_-;) <(_ _)>
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■ で、ショコラの話で終わるはずだったけど、出さずにいられない~! 「京都ネーゼ」の最近デビューのスペシャリテです。肉厚でどかーんと出てきたこれは何だ?

●気仙沼産ふかひれのアクアパッツァ 3500円です。これうんまーいです!! 粉をつけて焼いたもの(ちょっと「開化亭」みたい?)がアクアパッツァ風に、イタリアンのお皿になって出てきてびっくりします。肉厚だから噛み応えがあって、プチプチした食感が圧倒的に心地よくて、ふわっとトマトの風味が絶妙に響いてたまらんのです。たっぷりの野菜や魚介も香味を添えて、ふかひれのおいしさを引き立てます。ヒントがあるとはいえユニークなお皿になっていて、わたし好きだわ♪

●で、その後、2度めにいただいたのがこれ。野菜がまったく違いました。お皿全体の印象も当然違ったけれど、「うんまーーい!」のは変わらずで、わたしこれ今度ひとりでひと皿全部食べてみたいわ♪ これとチョコラータ(ジェラート+飲むの)っていうのをやるかも。


●この夜、他にいただいたもの:3人で分けたグリーンサラダと生ハム。●お茶漬けパスタです。パリパリに揚げてあって香ばしいおじゃこに、海の香りの青さ海苔のスパゲッティー。食べ始めると止まらない・・・これも名作です。●淡海地鶏の内臓の軽いスモーク。これ久しぶりでした。
★粋でおいしくて、人を誘えば喜んでもらえて、ひとりで出かけても必ず誰かに会えて、さらに「もーしょうがないねー、ヨシヨシ」とシェフ&マダムに(あきれられつつ)お世話してもらっているような(-_-;)、ありがたい「京都ネーゼ」です。
2008年10月 19日, dans 京都 カフェ京都 イタリアン08 | lien permanent
2008年10月17日 (金)
■ ご無沙汰お詫び②洛北の粋なイタリアン 「ブズン」 |
■ ほんとおいしいし、伺うたび「大好き」と思うのに、こちらもご無沙汰激しくごめんなさいなお店です。なんと本サイト初掲載<(_ _)> かつて、取材を何誌でもお願いして、
週刊文春で後ろのグラビアページを連載していた頃にも載っていただいています。北白川だから、車がないと行けなくて(T_T) (って弁解。)「ブズン」というイタリアン、トラットリアっていうのでもなく、でも食堂風情というにはおしゃれ。山本真琴さんとマダムの佳美さんによる席数20の、カジュアルながら粋なお店です。これも昨日と同様、暗い中での写真ですがお許しを。●前菜に、福井産かわはぎと水澤農園の秋きゅうりのタルタルと水澤野菜のカポナータと生ハムの2種盛り冷菜。かわはぎときゅうりがこれほど絶妙に合うとは。彩りも美しく、鮮烈なおいしさのお皿でした。

●お皿の向こう、生ハムの下にはカポナータがたっぷりと。ボリュームも十分過ぎるほどで、とにかくおいしい! 2種盛のそれぞれが味も食感もまったく違って、どちらもうっまい、「食べるぞ」の気持ちにターボがかかるという感じ。

●ピッツァはシンプルにマルゲリータをいただいて満足!チーズとろりん、トマトの酸味鮮明、バジルが香り立って、わかりやすい幸せに浸れます。これも大きいのよ~。

●パスタはせっかくだから手打ちをいただきましょうと、「本日のおすすめ」より選択。リングイネ フンギペーストとほうれん草のパルミジャーノ風味。これもきのこペーストがパスタにからんでしみじみ旨かったです。ほうれん草が生でトッピングされて、濃いきのこ風味とコントラストをなしていい感じ。パスタはいいですね♪


●ドルチェはショコラのパフェに、クレームブリュレ。以上お皿数は少ないですがたっぷりの量で、ふたりでお腹いっぱいの満腹状態になりました。
「BOSOM ブズン」
京都市左京区北白川山田町4-1
岩崎ビル1F
電話 075-706-8922
11:30~14:30LO、17:30~22:30LO
火曜、水曜休み
2008年10月 17日, dans 京都 イタリアン08 | lien permanent
2008年10月15日 (水)
■ 優しいイタリアン、8月にオープンした「ORTO(オルト)」 |
■ 洛中、三条通から細い衣棚通を下がって東側、8月にオープンしたイタリアン「オルト」のご紹介です。店内はベージュと木の色が基調となっており、温かみがありながらもすっきり端正な感じです。テーブル席が18席。黄緑の位置皿がベージュの色調に彩りを与え、何だか「オルト」=菜園のイメージと重なってすてきです。女3人で訪れて、3500円の昼コースをいただきました。

●パンを、ちょっと位置皿に勝手にのっけて撮ってしまいました。この黄緑がお店全体のアクセントとなって、粋です。

●前菜は燻製にしたさわらに、野菜がたっぷり。さわらの燻製香がたまらんです。いろいろ合わされた野菜も味わい明確ですてき。スプマンテをすーすー飲みます。この後、●冒頭の写真のパスタとなります。パスタは選択可能で、他にフェトチーネやらニョッキもあって全5種類。わたしは赤いのがいいわ♪ というわけで、スパゲッティ あさりと赤万願寺とうがらしのトマトソースです。

●メインも選択可能です。これは霜ふり豚のロースト、りんごのピュレ添え。他に、すずきのポワレ/京赤地鶏と毛豆の煮込み/京鴨ハンバーグなどがありました。鶏にしようかと思ったけれど・・・煮込みものより焼きものが食べたかったのよ♪

●ドルチェにオリーヴオイルのジェラート。うしし、持ち上げ写真を撮れたらわたしほんとうれしいの♪ (-_-;) カメラを買い換えようとしているのだけど、今目標としている機種は、こういう写真が難なく撮れるかどうか、それだけが心配なのだ!

●・・・とかいいながら、スプーンに写り込みしてるのはいけません。初歩的にあかん。で、全体像はこんな。オリーヴオイルのソルベに合わせたのはオレンジと生姜の香味です。なめらかで非常にいい香り、口当たりよかったです。

●アンフュージョンで締めです。★塩加減も控えめで、身体にやさしく、すっといただけるお料理でした。軽やかなリストランテ風情で気軽にイタリアン気分を楽しめます。客の9割は女性というようなお店です。(夜はまた違うかもしれないけれど。)オーナーシェフの谷村真司さんは「divo diva」や「エヴァンタイユ」で修業なさった方で、おっとり静かな雰囲気を持っていらっしゃいます。お店の雰囲気とよく合ってるの。街なかにあるのがいいし、しばしくつろいで女どうしで気兼ねなくおしゃべり、というのにぴったりのお店です。
「リストランテ・オルト」
京都市中京区衣棚通三条下ル
三条町337-2
電話 075-212-1166
12:00~14:00LO、17:30~21:00LO
火曜休み
2008年10月 15日, dans 京都 イタリアン08 | lien permanent
2008年10月13日 (月)
■ 「イル ギオットーネ クチネリーア」 オープンおめでとう! |
2008年10月 13日, dans 京都 イタリアン08 | lien permanent
2008年9月28日 (日)
■ 「
京都ネーゼ」の続き、9月初めの週末、22時過ぎスタートです。●訪れてまず目に入ったのは山盛りのポルチーニ。8月の創業1周年に驚異の天才児タツヤ君がプレゼントした「
フローリストショップ プーゼ」の籠とリボンでプレゼンされて何ともすてきです♪


●生ハムをのせてもらったグリーンサラダ。●やみつきトリュフオムレツ。

●冒頭のポルチーニでスパゲッティ。香り豊か。秋だ~♪


●ラカンのプレ。ご一緒いただいたのは鶏肉好きの人で、わたしももちろんひどい鶏好き。満場一致で鶏をいただくことにして・・・

●これ見て・・・おいしくておいしくておいしかったラカンの鶏肉の炭焼きです。

●思い出してもうるうる、いい香りで旨みたっぷり、クラクラするほどおいしかった♪


●この切り口、いい色・・・ひつこく感動。●一緒に食べた鶏好きの方が・・・「白肝はないの?」 それを生姜醤油で食べたいと言い出して・・・とっさにまかないチューブ生姜まで駆使されての白肝。(もちろんラカンの鶏のではないです。)「カウンター前でわがまま言ってください」と「京都ネーゼ」のHPにあるけれど、これはかなりユニークなわがままだったと思う(笑)。


●で、ドルチェになだれ込み、わたしは定番になっちゃったフォンダンショコラ。クレーム付も定着してしまったか!? 犬になって皿なめたいほどうれしいのだ♪
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■ 9月半ばのある晩22:30くらいから、この晩はひとりで訪問。●北海道産 ピュアホワイトとうもろこしの冷製スープ。カップ入りで、アミューズという風情です。白いコーンかわいらしい。甘いです。スタッフ木原章太さん(よくしゃべる。けど手もちゃんと動いている・笑)は北海道出身で、父上が送ってくださったものだそう。


●チーズとろりんは・・・●プロヴォローネチーズとじゃがいもです。チーズ香ばしい、うんまい、ワインが進む。どーしてくれるう~!

●キタッラで、和牛のラグー 水牛のモッツァレッラ添え。ざくっと、ひき肉よりも粗めに切った牛肉(アキレス腱)のラグーの旨みがじわじわぐいぐい、うんまーーーい。キタッラはもちもちと食感よくてラグーとの相性抜群。チーズは冷たくてパスタとコントラストをなします。これいただいたの初めてでした。

●ペンネはたっぷりの野菜と共に、あさり入りのジェノヴェーゼソースで。バジルの香味だけでも十分美味なのに、あさりからいいおだしが出て、なんだかズルいみたいに強いおいしさになっています。


●うひひひ♪ 定番ドルチェね。●うひひひひ、クレーム掬って食べるのも定番だ~


●いつものショコラのドルチェの元はこれ。アメデイというもの。もうなくなるとかで、森さんはありったけ買い占められたのだと。金地金が目の前に置かれたような気分。(見せていただいただけですが。)●この日もおいしかった・・・
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■ 先週のある日、仕事を終えた女友達とふたりで22時半前から。●グリーンサラダに生ハムをのせてもらって、●トリッパの煮込みとフリット。


●トリッパってこうしてトマトソース煮込みで食べるもんと思い込んでいたら・・・●揚げたらパリパリとまた全く別物となって、やみつきおいひー♪ スプマンテの後、すーすー白ワインを飲むことになってしまいます。


●ブルターニュ産オマールのパスタなんてメニューにあるではないの。2人分で6800円・・・分けたらひとり3400円ね。せっかくだしいただきましょ♪ と盛り上がり、この子はお陀仏となることに。●火入れして出たジュをひと口どうぞと。わが第二の祖国♪ フランスから来たオマールと思えばうるうるとありがたいです。塩分鮮明です。

●そしてこれです。オマールのバヴェティーネ。まずお皿の風情に盛り上がります。夜遅・軽メシのはずが、えらいごちそ~になってしまって・・・ここからわたしは別人となり、わき目も振らず、ひたすらオマールに集中する人になりました。


●なんともう白トリュフ! アルバの白トリュフと。むんむんに香っています。あ"~、また「むさぼり」です。●それがこんな風に出てきて・・・

●炭焼きの黒毛和牛にオプションでトリュフ。白トリュフは1g=700円と明朗会計です。くしゃみしちゃダメよ。

●くう~、おいし過ぎです。どうかしている。どうかなる。

●食後にまた新たなむさぼりです。この日はショコラのジェラートが用意されていました。濃いです。すっ飛ぶほどおいしい。ない胸にもしみるほどおいしい。

●おかわり! と言ったら「好きなだけどーぞ!」と容器ごと渡されてしまいました。なのでこれ幸いと、わたしは大喜びでうるうるしつつ全部きれいに食べてしまいました。ありがとう。この世に思い残すことはありません。アーメン。
・・・というのは嘘で、ちゃんとスプーンで取りました。いや、ちゃんとじゃなくて、スプーンを垂直にぐわーーっと突っ込んで大盛に取ったのです。で、帰宅後だいぶしてから、「あれは非常に下品な取り方だった」と恥じ入ったのでした(-_-;) 今度これをいただく時は、上品にたくさん取ります<(_ _)> ●カフェで締め。いつもありがとう~。
2008年9月 28日, dans 京都 イタリアン08 | lien permanent
2008年9月27日 (土)
2008年9月19日 (金)
■全国100万人の読者の皆さま、新しいイタリアンの発表をします。
先週12日付でもお話しした「トラットリア・ニーノ」、5周年リニューアル後のお料理です。イタリア修業5年の加藤幸生さんをシェフに迎えてのスタート、「どんなかなあ?」と思いながら楽しみに伺いました。夜のアラカルトメニューから4皿いただきました。
●本日の前菜盛り合わせ 2200円。2人で分けてちょうどいい量の盛り込みです。●クロスティーニが2種、①バゲットに、近江地鶏の肝のペーストにりんごのピュレ、エストラゴン。②バゲットに、ひよこ豆のペースト、上に豚の脂身のラルド、ローズマリー。 ●パルマのプロシュート、ミラノのサラミ、いちじくと。●岩手の白金豚のロースト。●ペコリーノロマーノとパルミジャーノレッジャーノのスフォルマート。●いかのインヴォルティーニ、中にげそやらじゃがいもなど。盛りだくさんで、楽しくなる前菜です。スプマンテくいくい飲んだら楽しかろう♪
●パン2種類のうち、白い丸い方は自家製です。やわらかで、お料理に寄り添い引き立てる味と食感です。
●自家製コッパ ディ トスカーナのソテ 1200円。豚足や豚耳などいかにもコラーゲン♪な部位を煮込んでテリーヌ型で固め、パン粉をつけて焼いたもの。ハーブの香りも効いて、これほんと旨かったです。
●さらに寄ります。(寄り好きなの。)部位によって食感が違い、パン粉の香ばしさ、ハーブの爽やかさが響き合って心地よく、やみつきな美味! 添えられた野菜、とりわけルッコラの際立つ苦味が才気あるアクセントに。名作です。
●そしてそして、看板の自家製生パスタ、「ピーチ」です。ピーチ、鴨肉のラグーソース 1600円。 ピーチっていっても桃と違うのです。トスカーナの伝統のパスタだそうで、うどんのように真っ白なのです。卵を入れずに小麦粉と塩だけで作るものだそうで、噛んでむちっとくる食感はたまらんです。ここに濃厚な鴨肉と鴨の肝の煮込みソースがからんで、うんまーい!! ローズマリーとセージの香りもすてきです。昔のタヤリンのするする細い麺とは対極で、少しぼてっと素朴な感じ。そしてそれがこのお店の売りだっていうことがよくわかるひと皿です。これまたいただきに行きます♪
●メインに、オーストラリア産 仔羊のクロスタ エストラゴンのソース 1800円。卵白、パン粉とつけて包み込んで焼いた羊肉ということ。ロゼ色できれい、口当たりやわらか、羊の香味がぎゅっと感じられる、すごくいいメインでした。ソースがまたばちーっと決まっていました。
●カフェで締め。ドルチェはまた次の機会に。
★ほんと、新しいお料理はどうかしら~って思い続けていたので、どれもおいしくてすごくうれしかったのでした。リストランテ系料理から一転、以前とは全く違うけれど、素朴系・あたたかなお料理もまたいいではないですか! 何よりパスタがおいしいイタリアンって、やっぱり絶対強いと思うのです。お昼コースでも手打ちパスタは選択可能ということです。ただしその日何があるかはお楽しみで。どうしてもこの「ピーチ」を!などとめざして出かける場合は、予約時に希望を伝えておけばいいみたいです。
■アラカルトメニューはこんなです。端から食べたいですね。
「トラットリア・ニーノ」
京都市中京区河原町通三条上ル2筋目 姉小路東入ル5軒目
075‐211‐3373
11:30~14:00LO、
18:00~21:00LO
(土日祝日のディナーは17:30より営業)
水曜休み(祝日は振替あり) 予約を。
2008年9月 19日, dans 京都 イタリアン08 | lien permanent
2008年9月14日 (日)
■リニューアル後の「ボッカ・デル・ヴィーノ」でデジュネ |
■2005年6月にオープンした「B0CCA del VINO ボッカ・デル・ヴィーノ」(いくつか記事あり)が3周年を迎えて7月にリニューアルオープン、お昼もよりグレードアップなさったとのこと。岡崎にある料理教室・
ピットイン・クッキングサロンを主宰する赤塚愛さん(かっちょよくてきれい)と共に、お昼のコースをいただいてきました。メインののどぐろの、めざましくおいしかったこと!! 皮目パリパリ、身は脂じゅわじゅわで、すべての記憶が消し飛ぶくらいのインパクト。強烈でした。
■以前はパスタや肉料理など選べて2100円という破格のお昼コースがありましたが、今はこんな感じです。
●前菜がひと皿に2品。①鱧の炭火焼きと ②魚介のフリット。
●パスタ①手打ちタリオリーニ 蟹とあわびと白貝のトマトソース
●パスタ②手打ちタリアテッレ 鴨肉ラグーソース。
●メインが選べて魚か肉。肉の選択なら、仔牛もも肉のトマト煮込でした。
●ドルチェ盛り合わせ3種類か、●チーズ盛り合わせ3種類。(デザートワインも可能。)
●食後の飲み物。
以上で税サ込み3500円。他にお昼のアラカルトメニューもありましたから、お昼からがっつり肉尽くしをすることも可能です。
2008年9月 14日, dans 京都 イタリアン08 | lien permanent
2008年9月12日 (金)
■「トラットリア・ニーノ」 本日5周年おめでとう! |
■洛中で圧倒的人気のイタリアン、「トラットリア・ニーノ」が本日9月12日で5周年を迎えられました。おめでとう! おめでとう! 2003年のオープン以来、雰囲気があって居心地のいい店内、どんどん洗練されておいしくなったお料理、マダムの春奈さんのサーヴィスもすてきでお値段も良心的と、いいこと尽くめでここまで来ました。そして今回6年目をスタートするに当たって、お料理がリニューアルされることになりました。シェフが交代し、メニューがほぼ全面的に新しくなったのです。
■以前のシェフがイタリアに行ってしまうことになり、新たに「トラットリア・ニーノ」の料理を担うシェフは加藤幸生さんとおっしゃいます。加藤さんが作ったパスタ料理より、野菜の詰め物のトルデッリ トマトソース 1400円 です。野菜数種類が詰められて、フリルのようにひらひらとしたパスタ生地がおしゃれな感じです。フレッシュトマトで作られたピュアな味わいのトマトソースをからめていただく、シンプルなおいしさのお皿です。
■加藤さんは1971年京都市生まれ。高校卒業後すぐにサーヴィスの仕事に就き、その後ホテルで調理をするようになられました。ホテルの洋食部門の仕事を続けながらも、次第にきちんと専門分野を持った料理人を目指すようになり、東京でしばらくの準備の後イタリアへ渡ったのが30歳になった年。それからフィレンツェやピサなどでおよそ5年の修業をなさいました。加藤さんがイタリアンを習いおぼえたのはイタリアでのこと。だから日本のどこか特定のお店の流儀に染まっていることもなく、言ってみればイタリアからシェフが来日した、みたいな感じですね。ひたすらイタリアで学んで来られたものが、今後わたしたちの前に出てくるわけです。
■加藤さんは「トスカーナを中心に学んできた伝統料理を出していきます」と淡々と語り、京野菜をテーマにするでもなく、がっつりと肉で勝負しますと押し出してくることもありません。「素朴な料理を作っていきます」と飾りなくおっしゃるのです。夜は以前のプリフィクスからコースは1種類だけに絞り、アラカルトもラインナップは比較的絞って、着実に歩まれる様子です。常連客が気軽に来られるよう、食べて苦しくないポーションも考えているとのことでした。マダムの春奈さんいわく、「おふたりで、前菜とパスタ料理をそれぞれ注文していただき、メイン料理をふたりでシェアしてちょうどいいくらいの量です」とのこと。メインのボリュームがありすぎてドルチェやカフェにいきつけない、なんてことがないよう、バランスのよさも考慮されているのです。確かに「すごくおいしかった! でも本当にぐるじい。。。」なんてことがままありますよね。おいしかったけれど、帰宅したら満腹で2時間も動けなくて不毛な思いをするとか・・・幸せなはずの食事が、量が過ぎることによって、苦行になってはいけません。

■お昼は1000円からという良心的なお値段です。パスタを楽しめるシンプルなセットです。スープ、前菜、パスタ、メイン、パン、ドルチェにカフェ付きというコースもあって、こちらがなんと2700円・・・これは偉いです。本日12日は夜の営業からスタート、お昼は明日から始まります。きちんといただいたらこちらにアップいたします。
■5周年記念の小さなプレゼントがこちら。パティスリー「エクスキーズ」(本サイト内にも記事あり)が特別に作ったトマトとチーズの香りのサブレです。少ししっとりして、塩気もほどよくチーズの香味がふわりと。ほんとおいしー♪ パティシエールの浅見倫子ちゃんイケてます。簡単な包みだけど、ローズマリーがあしらわれて、ほんとおしゃれです。店内も磨き上げられてピカピカ、スタッフの皆さんもばしっとやる気に満ちた様子でした。気持ちをひきしめて新たに頑張ろう! の気合いが店内にみなぎり、ほとんど新店オープンと同じような緊張感が感じられたのでした。
「トラットリア・ニーノ」
京都市中京区河原町通三条上ル2筋目 姉小路東入ル5軒目
電話 075‐211‐3373
11:30~14:00LO、18:00~21:00LO (土日祝日のディナーは17:30より営業)
水曜休み(祝日は振替あり) 予約を。
2008年9月 12日, dans 京都 イタリアン08 | lien permanent
2008年9月10日 (水)
■ホテルグランヴィア京都「ラ・リサータ」で料理教室+文化講座 |

■ホテルグランヴィア京都の15階に4月にオープンした「
リストランテ ラ・リサータ」では、月に一度パスタセミナーとイタリア文化講座が開かれています。第4回目の9月はラザーニャの作り方を学び、その後試食を楽しみながらフィレンツェについてのお話を聞くというものでした。
■デモンストレーションが終わったら焼きたてのラザーニャが運ばれてきます。ほうれん草の緑色もきれいなパスタにとろりんとチーズが絡み、ラグーソースは深みのある味わい。熱々をハフハフといただけば、うっとりと幸せです。

■ドルチェの盛り合わせと飲み物も付きます。カフェかお茶かを選べるのでわたしはアンフュージョンをいただきます。

■ラザーニャやドルチェをいただきつつ、フィレンツェの街についての講座です。イタリア大使館文化部の鈴木一萬さんによって、フィレンツェの歴史、文化、生活などが、100枚以上の写真と共に語られました。参加してよかった♪ 学べて楽しくておいしくて、充実した2時間でした。月1回の
パスタセミナー&イタリア文化講座の問い合わせは、
「リストランテ ラ・リサータ」075-342-5522へ。
2008年9月 10日, dans 京都 ホテル京都 イタリアン08 | lien permanent
2008年9月 9日 (火)
■「
OKU」のチーズケーキでうっとりしたわたし、その足で「OKU」の代表りえちゃん=原田理恵さんと共に「イル・ランポ」へ移動です。ここは9月12日で5周年を迎える「トラットリア・ニーノ」のマダム・春奈さんによる2軒目のお店で、気軽でいい感じ、ピッツァがおいしいすてきなお店です。(これまでも何度か掲載。)シュワっと微発泡のランブルスコを飲みつつマルゲリータのもちもち生地を頬張って幸せ♪
■トマトソースのペンネ。ショートパスタだとふたりで取りやすくていいでしょ? 鮮やかなトマトソースの彩りも味もサイコー♪

■ピッツァの前に生ハムと、小皿でチーズのコロッケをいただいています。おいし♪
■ルッコラのサラダです。苦味ぴりーっと、葉はぶ厚くてしゃきしゃきと、目が覚めるようでした。
★「トラットリア・ニーノ」は10,11日とお休みの後、12日夜にリニューアルオープンします。お料理はがらりと変わるみたいです。いただき次第、ここでもアップします。
2008年9月 9日, dans 京都 イタリアン08 | lien permanent
2008年9月 5日 (金)
■野菜がおいしい、パスタもいろいろ「サルティンバンコ」 |
■両替町押小路のトラットリア、「
サルティンバンコ」へ6月のリニューアル後一度伺って以来、野菜やパスタのおいしさを忘れられないでいました。今回は女王さま=京都の看板「
リビング京都」編集長・いつもキラキラと華麗な藤田晶子さんと共に遅めスタートのディネです。まずはスプマンテと共に野菜のお皿から。このルッコラ・・・摘みたてとのことで、肉厚で苦味もぴりっと、濃い味わいでインパクトがありました。
●15種類の野菜を使ったサラダ バーニャソースで 900円。季節と共に内容は変わり、
前回とはまた違う取り合わせになっています。価値あります。糸かぼちゃにだだ茶豆、ズッキーニ、にんじんはローストとラペでまったく食感も味も変わり、広島のピーマンやブロッコリー、小松菜、さつまいもやアンデスポテト、ビーツ、きゅうり、れんこん、トマトとどれも味わい明確、よくこれだけ集められました。<(_ _)>

■前後するけれど、パンと、アミューズ。舞鶴のあこうのカルパッチョ。焼き茄子と、上にかかっているのはルッコラの軸を刻んだもの。あこうはむっちりと身がつまっている感じで、小さなお皿ながら印象的でした。


■パスタを3種類、少量ずつ。以前いただいて忘れられなかった
●地の黒枝豆とドライ生ハムの冷製カペッリーニ。落花生オイルと生ハムドライの粉末で風味づけされた、粋な冷製パスタです。
●本日のおすすめより、敦賀産わたりがにとアンデスポテトのトマトソースのスパゲッティ。トマトソースもおいし。
●ゴルゴンゾーラソースのニョッキ。このニョッキのやわらかく香りいいこと、噛んでるかどうかもわからんくらいのぎりぎりの硬さ、甘やかされているような食感です。ここにばちーっと強いゴルゴンゾーラの香味がまとわりついて、ちょっと絶句・・・だまって口に運びます。ニ瞬か三瞬でなくなりました。
●メインのお皿に、宮崎産 黒毛和牛 ハラミ肉。付け合せにポレンタのグラタン。少し前の、ひとりで勝手に牛肉フェアをしていた時からこれを一度食べたいと思っていたのでした。


●ドルチェはこんな盛り合わせもあります。トーンの揃ったきれいな盛り合わせ。これならいいかもなんて見てから思う(-_-;)
●わたしはドルチェはひとつのトーンで食べる方がわりと幸せなので「カタラナだけ盛り」。クレームカラメル味のアイスクリームです。卵の香りが広がって、冷たいけれどほんわかした気持ちに。
●カフェで締め。
●以上全部2人で分けたもので、グラスワインも1杯ずつ飲んで、会計はひとり7000円でおつりがくるくらい。夜遅OK、アラカルトOKとなって、普段使いがしやすくなりました。唯一、このお店は禁煙じゃないので、運が悪ければケムい瞬間もあるというリスクだけは覚悟の上で。喫煙者は少ないと思うけれど。
2008年9月 5日, dans 京都 イタリアン08 | lien permanent
2008年8月22日 (金)
■祇園のひんやりデセール/カレー/深夜の1周年イタリアンで |
■祇園の「
山玄茶」で取材をさせていただき、撮影後、桃のデセールをいただいたのです。レモンのソルベが添えられていますが酸味ほどよくいい感じ。朝の取材から幸せに♪

■祇園切通しの「切通し進々堂」、店内の壁面がびっしりうちわで飾られる季節です。おや何かカップに入ったデセールが♪ オレンジのバヴァロア350円、プリンに替って登場して人気のデセールです。バヴァロア部分はふわっと空気を含んで口当たりよく、そこはかなとないオレンジの香りが何とも上品で祇園風情。上のオレンジのジュレのふるふる具合はジュレ好きにはたまらんはずです。これはお嬢さんの法子ちゃんによるもので、シンプルながら、優しい味わいの佳品です。オレンジの他に、パイナップルもあります。おみやげにもすてきです。
■時々無性に出かけたくなるのが祇園南側の「
OKU」です。OKUパフェ1600円をいただいています。あ、OKUパフェなんて言わなくて、ただの「パフェ」なんだけど、勝手にそう呼びたくなっちゃうくらいオリジナルということです。(それにプリンはOKUプリンというのよ♪)まず見えるのが
●美山荘の抹茶白玉アイスクリーム、
●あずき白玉アイスクリーム、
●黒糖寒天、
●あずき入りバターケーキ、
●美山荘のおぜんざい。
●そして、くるりとグラスを回すとこんなです!
●パンナコッタの白い層、
●その下にはふわふわの抹茶ムースです。それが斜めに、びしーーーっと美しくおさまっているのです。いやー、これは食べ応えのあるパフェです。パフェに時々ある場所かせぎ的なものは一切入ってなくて、どのパーツもそれぞれがものすごく本気で明確な味わいで、それでいて全体が調和しているという絶妙さ。全体、あっちこっちにスプーン突っ込んで少しずついただいてもいいと思うけれど、わたしはやっぱりぐしゅぐしゅにせず、1パーツずつ味わっていきたい方です。(だいたい何でもそう。)これはね、できればこのパフェを味わうためにだけ出かけるのが正しいと思います。朝から「今日はOKUパフェ食べるぞ」の気持ちで。それくらいの力作です。アイスクリームもジュレもケーキも、味が濃い濃いのです。その分ムースのふんわり感でバランス取れているのだと思うけれど、それにしても充実感(そして満腹感)たっぷりの、オリジナルでスペシャルなパフェです。
■パフェ食べるためだけに出かけよ、と言ったのは誰だ? (-_-;) パフェの前に実はカレーをいただいていたのです。


●藤木農園の有機野菜たっぷりカリー 1300円。西賀茂の無農薬有機栽培農家の藤木さんの野菜がたっぷりです。以前一度掲載していますが、夏野菜の内容が変わっていました。収穫によって当然違ってきます。
●そうそう、今回もここで「ばったり会い」がありました。いつも必ずどなたかとね。

■カレー続き。6月のオープン以来こちらも大好きになってしまった話題沸騰のカレーやさん「
プティ・ムッシュー」でフロマージュをトッピングしたカレーです。


●とんかつをオプションでつけてカツカレーにしてもいいし。
●エスプレッソを注文したら、こんな黄金のお盆に載せられて登場します。おしゃれだわ\(゜o゜)/ひと口のお菓子もついてきます。
●シャンパーニュのソルベがサーヴィスで。どこまでも粋です。かっちょいいの♪
■で、「プティ・ムッシュー」のマダムの佐藤有紀さんも一緒に、いつもの美奈さん@「
フローリストショップ プーゼ」、そしてなんと同名でパリで同業の佐伯美奈さん(ダブル美奈の共著で「パリ・京都 花のある暮らし12か月 小さな花のナチュラルアレンジメント」(主婦と生活社)の著書あり。探さないけれど、本サイト内にも記事あり。)と4人で、深夜の「
京都ネーゼ」にいます。「京都ネーゼ」は1周年を迎えたのです。おめでとうおめでとう! なんだかめちゃくちゃに盛り上がって楽しんだわたしたちです。全員が料理の写真を撮って、ご覧の通りの写真軍団。そしてもちろんよく食べました。食べたものはいずれまたお見せするとして、驚いたことがあって・・・
■このユニークな野菜の籠盛りアレンジメント、御祝として贈られたものだそうで・・・なんと、天才タツヤ君から届いたものというではありませんか! \(゜o゜)/見てこの斬新な組み合わせ! なんとイケてるのでしょう♪
■ほらね、「TATSUYA」とあるでしょう? 間違いなく、ここでムール貝を所望した驚異の10歳児:たっちゃんです。「京都ネーゼ」でのディネがいたくお気に召したようで、食通の彼の「贔屓の店」リストに入った模様です。1周年を祝おうって、かっちょいいではないの~! 同時にまた、「京都ネーゼ」がいかに幅広く愛されているかもわかろうというものです。このかぼちゃ籠、しばらくお店を飾るはずです。ぜひみんな見に行ってね!
2008年8月 22日, dans 京都 カフェ京都 カレー京都 花京都 イタリアン08 | lien permanent
2008年8月13日 (水)


■これも10日ほど前の話。メロメロ「京都ネーゼ」(メロきょう)で4人でディネです。いつもの「京都ネーゼ」だけど、この夜はとりわけ楽しかったのと、いつもと違うお皿も食べているので、またしても全公開。●京都産山羊のフレッシュチーズ パン付 600円。るり渓のフロマージュブランです。●タレッジョチーズのソテー700円。いつもの焼きチーズ。●グリーンオリーブ、和牛、イベリコ豚のパン粉揚げ1個 400円。コロッケ状です。以上3品でくいくいスプマンテを飲んで・・・
■ここで全員が揃ったのです。この日はいつもお世話になりまくりの「
フローリストショップ プーゼ」浦沢美奈さん、そしてそのご主人にして美容院「
カドリエ」など経営の渡邉倫久さん、そしておふたりのご子息たっちゃん(恐るべき10歳!)という4人でテーブルを囲んだのです。
●パルマ産生ハム、イベリコ豚サラミなど盛り合わせ 1500円~ 城陽産のいちじく300円も。
●生ハムスライサーが店内中央にあって、客参加スタイルなの。つまりスライスをさせてくれるのです。で、このふわふわ切りはなんとたっちゃんがやったもの。ごく薄くスライスされて空気が入っておいすぃ~かったこと。盛り合わせにしてもらいましたが、ハムだけでも可能。サラダに載せてもらうことも可能。このハムだけをふわふわふわふわと重ねて小さなサンドイッチを作ってもらうことも可能。ものすごく自在なのです。
●石割さんの茄子の冷製カペッリーニ 20g 1200円。やっぱりこれを食べましょうと。名作と思います。茄子の、水茄子/賀茂茄子の割合によって、ピュレの色が違ってきます。前回の写真と見較べたら違いがよくわかったのです。

●鳥羽産サザエのアンチョビバターソース 600円。
●イカのフリットとゲソのミンチソース 1300円。魚介ものふた皿。アンチョビの効いたソースとかゲソミンチソースとか、後を引いてたまらん系の味です。白ワインをすーすーと飲んでここらですでにかなりいい気分。
●バヴェティーネ アサリ・ムール貝(モンサンミッシェル産)のトマトソース 1800円。これはムールだけです。これはたっちゃん所望のお皿で、彼がひとりでペロリと食べたわけです。いやーこのたっちゃんが10歳児とは思えずすごかったのです。出てくる言葉は常に明快、弁舌爽やか。まずメニュー開くなり、「ムール食べたい」だよ\(゜o゜)/そして語彙が豊富なのです。「ここだけの話ですけどね、お母さんの仕事のお膳立てをしているのは、実は全部お父さんなんですよ」だと。でもね、そのお父さんとお母さんに可愛がられてここまで来たんだろうが~! 「いや、時としてお母さんの愛情は過剰でもあります」だと。笑い転げてしまったんだけど、「で、たっちゃん、将来どうなりたいの?」とたずねてみたら、「いやー、自分で言うのも何ですけれど、末恐ろしいですよ」だと。大笑い。あらゆる未来はあなたの前で可能です! けれど一瞬お母さんと組み合ってみたり一心にDVDを見つめたりする様子は無邪気でかわいらしくて、大事な大事なたっちゃんだ~。さてこの先彼はどうなってゆくでしょう?
●季節の野菜のバーニャカウダ(アンチョビソース) 1600円。野菜をたっぷり欲しいと思ったらこんな多種類ありました。これをソースにつけて。
●これがおいしかったのよ♪ アッスンティーネ 賀茂茄子とイベリコサラミ 1800円。ぐいぐい噛んで歯ごたえを楽しむパスタです。味もよくしみてておいし~。
●アッスンティーネとはこんなパスタです。茹でるの時間かかるから早い目にお願いすべきお皿です。

●アッスンティーネの乾麺状態を見せてもらったらこんな。
●茨城産 仔牛のカツレツ 2500円。この衣だけでもじわじわとおいしそうでしょう? ハーブが衣に混ざってて、風味よいのです。思い出しただけでももだえそうだああ。
●この仔牛がまたやわらかくて、すーと歯が入って、たまらん旨いんだわ。おほほ♪




●ドルチェに突入して、ラム酒とレーズンとくるみパンとクレームエペスのケーキ 600円。
●京都大原の山田農園の卵のクレームブリュレ 600円。
●フルーツのマリネ バニラジェラートと液体タルトがけ 600円。
●抹茶アイスと黒豆豆乳のアッフォガード仕立て 500円。
●エスプレッソ 400円で締め。すばらしかった~♪
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■ちなみにその少し前のある晩遅く、どうしても食べたーいとひとりで出かけて食べたものです。
●石割さんの茄子の冷製カペッリーニ。色がかなり濃いでしょう?
●グリーンサラダにチーズを山盛りかけてもらったもの。
●これはお茶漬け感覚です。青さ海苔とちりめんじゃこのスパゲッティー。おじゃこは揚げてパリパリです。海苔がパスタにからんでいい香りでうっとりおいしい。

●黒毛和牛の炭焼き。肉の量をどうするか聞いてくださるのです。それ全部とか言いそうになったけれど、ちゃんと胃の空きスペースに合わせて焼いていただけるのです。

●チョコレートプリン。パッションフルーツと組み合わされたドルチェなのだけど、ショコラ部分だけいただきます。スプーンかわいい。
●カフェで締め。
2008年8月 13日, dans 京都 イタリアン08 | lien permanent
2008年8月 8日 (金)
■細長くてせまーいけれど、座ってしまえば狭さは苦にならず、狭いなりの工夫に驚いたり、お料理があなどれずおいしいことに喜べるお店が「ジォカトーリ」。毎日更新される店頭の黒板書きがそのままアップされている
このページを覗くと、季節ものとか新メニューとか初ドルチェとか載っていて、時々伺わないとね♪ この日は明里(めり)ちゃんに付き合ってもらって、鱧や鮎を使った季節メニューや新ドルチェを何品か。まずはスプマンテを飲みつつ、
●ほとんど野菜の前菜の盛り合わせ 1000円。これは定番のお皿ですが、やっぱり食べたいねと。肉っ気(パテ)も添えられているけれど、野菜が山盛りたっぷりと。これはひとりでひと皿をむしゃむしゃ食べても幸せだろうな。

●鱧の湯引き フランボワーズ風味のフレッシュトマトソース 1200円。鱧はさっと湯引きしています。うー、できたら焼霜にするとかごく薄く衣つけて揚げるとかしたら、よりおいしいだろうなあ~なんて思いつつ、お手間的にはこちらの方が楽だろう。全部ひとりでやっていらっしゃるし。けれど酸味が過ぎないトマトソースは見事に合っていたから・・・いろいろ言いながらもあっという間にいただきました。

●仔牛のカツレツ ザク切りトマトソース。 1500円。実は前日夜にも別のお店でわたし牛カツレツ食べていて(近日中にアップします)、ちょっと癖になってしまっています(笑)。細かいパン粉の香ばしい衣で包まれて、すーっと歯の入る柔らかな仔牛肉・・・思い出すとまた食べたーい♪
●こちらは季節もの=
鮎の塩焼きとドライトマトのスパゲッティ ディル風味 ティエピダ(人肌の温度) 1200円。これはまったくオリジナルな味です。バラした鮎、きゅうり、ドライトマトを合わせて、茹で上がったパスタにからめてあるわけ。う~、ユニークで、わたしは好きでしたが「これ万人受けはしないかもよ~」なんて店主の桑原さんに率直に言ってしまいました。「万人受け狙ってませんから」と間髪入れずに答えたのがこの人らしくて笑ったのだけど。けれど鮎ときゅうりだけで調和しているところへ、ドライトマトの酸味(と彩り)を添えるのはセンスあるなあと思ったのでした。で、この後、ドルチェです。

●カッサータ(リコッタチーズ、ナッツ、チョコ、ドライフルーツの氷菓)。まん丸い形が皿の中で繰り返されてかわいらし。
●昔チックなチョコレートケーキ ラム酒風味。「昔食べたような、懐かしい味にしようと思った」とおっしゃっていたけれど、ラム酒の香りが立ち上って、えらく洗練されいるのです。ベリーのソースに関しては・・・わたしは要らん。ごめん。ショコラに明確な酸味を合わすのは好みではないの・・・(-_-;)・・・ということを桑原さんはわかっていたけれど、一応これが完成形だからということで。やっぱり料理人の感覚で、ショコラだけで出すわけにはいかないと。何かと合わせないと気が済まないみたい。飽きるだろうしと。ところがわたしはバケツ一杯ショコラを食べ続けて、どこまでもひたすらショコラ風味が続いて、わけわからなくなって息もできなくなって、挙句に気を失えたりしたら幸せなんじゃないかと本気で思っていて・・・けれどこういう感覚は「標準的」ではないですね(-_-;)(-_-;)

●顔は出さないけれど写真には写ってくれた桑原さん。顔を隠して手だけ「V」なの(笑)。お酒いくつか見せてもらったけれど、結局少しみりんを飲ませていただいて、この夜はおしまい。ずーっと満席だったのでした。
2008年8月 8日, dans 京都 イタリアン08 | lien permanent
2008年7月13日 (日)
■7月8日にオープンした 「リストランテ デイ カッチャトーリ」 |

■新店のご紹介です。祇園・縄手通の四条を少し上がったところに7月8日オープンした「リストランテ デイ カッチャトーリ」。滋賀出身、長野・松本で修業1年半、その後イタリアで8年修業を積まれて帰国なさったという永田匡人さんのお店です。東京のライター井川直子さんからの案内で出かけて来ました。彼女の本、「イタリアに行ってコックになる」にも登場している方ということだったのです。新店訪問の友・
あけ~み=京都ブライトンホテルの看板コンシエルジュ小山明美と共に、夜遅スタートです。6000円と9000円の2コースのみです。せっかくなので高い方を注文しました。9000円のコースはこんな感じでした。

■食前に軽く一杯グラスで供されたのち、
●鱒のマリネ 野菜のピクルスを添えて
●兎肉とアプリコットのサラダ 小夏とモスカートビネガーのソース。

●アオリイカと茄子の軽い煮込み 白ワインのソース
●じゃがいもとキノコと牛や豚肉などの詰め物をしたラヴィオリ トマトのソース。

●バローロビネガーでローストした鴨肉 ポレンタと共に
●チーズはブルーチーズから時計回りに、
○ゴルゴンゾーラ、
○ロビオラ、
○フォンティーナ、
○カステルマーニョ。


●カカオとアマレットを詰めた桃のオーブン焼き
●ヘーゼルナッツのクッキー
●カモミールティ。
「リストランテ デイ カッチャトーリ」
京都市東山区大和大路四条上ル常盤町158-2 紅屋ビル1F
電話 075-551-7457
18:00~22:00LO・24:00閉店
金・土・日のみ11:30~13:30LO
月曜定休
コースのみで夜6000円と9000円、金土日の昼4000円。
2008年7月 13日, dans 京都 イタリアン08 | lien permanent
2008年7月11日 (金)
■リニューアルしたトラットリア、「サルティンバンコ」 |
■イタリアンが続きますが、いいお店をもう1軒。押小路通両替町の「サルティンバンコ」が6月半ば、リニューアルされました。開店されておよそ10年、京都においてものすごく目立つ存在ではないけれど(ごめんね)、実はかなりいいお店、安定してみんなに愛されているトラットリアだとわたしは思います。リニューアルオープン後、遅くなりましたがやっとこさ伺ってアラカルトでいただいたものは・・・
●15種類の野菜を使ったサラダ バーニャソースで 900円。バーニャ「カウダ」(熱い)ではなくて、冷たいソースを囲んで15種類の野菜です。西洋種のきゅうりに日本のきゅうり、トマトも違う生産者で2種類、キャベツも2種類、お芋も2種類・・・という具合に、野菜の多様な味わいと食べ較べを楽しめるすてきなお皿です。9種類が盛りあわされる美しい前菜のお皿も健在ですが、これはリニューアル後、より野菜を楽しめるように考えられたとのことで、非常に楽しいものでした。
●地の黒枝豆とドライ生ハムの冷製カッペリーニ 1300円。これは香りを楽しむパスタです。驚きの香り・・・枝豆のピュレが冷たいカッペリーニに絡んでいるのですが、風味を落花生オイルでつけてあるのです。「
山中油店」さんの油とのこと。わたしもこのオイルは撮影させていただいたことがあるのですが、高貴な芳香にびっくりしたのです。これがまあ~、枝豆と絶妙に調和してすごい。さらに、生ハムは粉末状になってはらはらとかかっていて、塩気と香りを添えていて粋。このカッペリーニは忘れません。つい最近いただいた賀茂茄子カッペリーニ(きのう付ご参照ください)もすごかったけれど・・・どちらもイタリアにはないと思う。ほんとユニークです。
●メイン料理は鶏肉です。「村田さん」の滋味深い地鶏の炭焼き 1700円。もも肉と胸肉です。サルサヴェルデが添えられていたのだけど、わたしは鶏じたいをあまりにもおいし~と思ったのでソースはつけず、うっすらつけられている塩気だけでいただきました。食べながら「ぐふふふ」とか「うひひひ」とか笑い出しそうなおいしさ。じわじわじわと、うっまーーーいのです。付け合せが、ポテトのソテ、ポレンタグラタン、焼きリゾットと選べるのもすてきです。これは風味いい焼きリゾットです。

●あー、やっぱり赤ワインをと、途中でワインを注文してしまいました。グラスで常時6種類、スプマンテ、白、赤と用意されています。イタリアワイン以外もあって、ブルゴーニュなんて見えたら、フランス組のわたしは当然ブルゴーニュです。Savigny Vieille Vignes Louis Chenu 05。華やかで優美な色と味わい・・・
●結局フロマージュも欲しくなって牛乳のタレッジオに、後ろが羊乳と牛乳の混乳・ラトゥール。これらも「ぐふふふふ」なんて笑いそうに美味。ズルいほど美味。

■順番が逆になりますが、アミューズに出たのが、
●いわしの締めたの。
●パンはフォカッチャが自家製でもう片方はごく近くの「フリップアップ」さん製。

■店内の手前にL字型のカウンタースペースができています。(他はそんなに変わらない。)以前のカウンターと違って、シェフとお話しできるようになって、とてもいい感じです。わたしには唯一たばこのケムリがつらいということがありましたが、他は気軽でおいしくて、そして何よりオリジナリテが感じられて、すごくいいなあと思ったのでした。さらに、リニューアル後、LOの時間が23時になって、より訪れやすくなりました。また伺います。食べたいもの、次に食べるぞと決めたものがあるのです。
「サルティンバンコ」
京都市中京区押小路通両替町西入ル金吹町460 ベルメゾン1F
電話075-213-5046
平日11:30~14:00LO、土日祝12:00~15:00LO、夜18:00~23:00LO
月曜、第3火曜休み
2008年7月 11日, dans 京都 イタリアン08 | lien permanent
2008年7月10日 (木)
■季節イタリアン:「トラットリア・ニーノ」/「京都ネーゼ」 |
■イタリアンで季節もの、2軒いきます。まず6月下旬のこと。遠方(東京とは逆方向)まで出張に行って、まるで実りがなく(そんなこともたまにあるのよ(-_-;))「わたしはアホか?」状態で京都まで戻ってきたある日、まずは気持ちを直さなければなりません。「だずげで~」と昼のLO時間ギリギリ前に駆け込んだのは、近場で気兼ねなく行けて安心の「トラットリア・ニーノ」、このところ行くたびにおいしくなっていて、わたしメロメロなのよ。前菜とパスタをいただくことにして・・・
●ホワイトアスパラガスとポルチーニ、ニーノ風ザバイヨーネ。太くて甘い白アスパラ茹でたのに、旨みたっぷりのポルチーニのソテ。卵黄とバターベースの甘酸っぱいソースがよく合って鮮やかに美味で、どうしよう~と感動したお皿でした。これ使ってるのよって秘密の調味料を見せてもらったら・・・「コンディメ」っていうの。甘味のあるお酢でした。
●リガトーニ アラ ノルマ。リガトーニに合わせているのが賀茂茄子、そして上からばさーっと惜しげなく、ふわふわに削ったリコッタサラータです。ぐいぐい噛み応えを楽しむパスタにむっちりと肉厚の賀茂茄子、チーズはサラサラな食感ながら濃い旨みを与えて、トマトソースとの相性も抜群です。
●ドルチェに、今や定番ロールケーキといつものオレンジ風味のカタラーナ。完璧・・・最後まで抜かりなしです。
●マダムのハルナちゃんと入れ替わりに、お昼を終えてほっとした俊ちゃん改めシェフの関俊仁さんが出てきてちょっとポーズ♪ で、いきなりこんな話:「熊は怖いですよ。熊を避けるには鈴が必要です。鈴があれば熊から避けてくれるんです。向こうも人が怖いから。ばったり熊に出くわしたら、リュックを目の前に置いて、リュックを犠牲にし、そして決して背中を見せずに後ずさりして段々に逃げるんです」と真に迫った表情で。どうも最近ひどく登山に凝っていらっしゃる模様で、このところもっぱら「好日山荘」通いしていると。「で、熊に会ったことがあるの?」と尋ねてみると、会ったことはないらしい。けれど、どうも頭の中で「登山中、熊に出会ってしまって窮地に追い込まれ、けれどそこから果敢にも無事生還する様子」を思い描いては盛り上がっている模様です。(かわゆーい。)「ハルナちゃんも山好き?」とハルナちゃんに聞いてみたら首を明確に横に振って「全然。わたしはデパートの方が好き♪」と。改めてわたしたちひどく一致して、「だよねー!」とほとんど手を取り合って大喜び、屈託ない楽しい午後となったのでした。
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■こちらも大好き「
京都ネーゼ」、定番もの+季節ものを楽しみました。りえさん=祇園のカフェ「
OKU」の代表・原田理恵さんと一緒の、わりと最近の遅め夕食です。実は歳が近くてりえさんもかつてパリに暮らしたことのあるフランス組、なかなか気が合っちゃうってことが判明して、夕食一緒に~♪ スプマンテを飲みつつ、いつもの
●タレッジオチーズのソテ、
●生ハムの大盛り!とサラミ。
●季節メニューよ♪ 鮎の春巻き揚げ・・・ちょっと岐阜の「開化亭」風です。バリバリの鮎が中に入っている揚げ春巻き、豆乳と鮎内臓のソースが添えられて、たまらん旨い。
●こちらも季節メニュー、石割さんの賀茂茄子のカッペリーニです。極細ひんやりカッペリーニに茄子の冷たいピュレが絶妙に合って、上には生の賀茂茄子。ユニーク、そしておいし過ぎ。
●豚です豚。白金豚の炭火焼き。ひと口に切ってくださってポイポイと食べちゃう。あかん。止まらん。旨い。後はうわごと。

●豚のお皿の全体像。そして、生かぼちゃをどうぞと。ええ~? これがかぼちゃか??
●また食べてしまったよきんかんカルボナーラを。きんかん卵をぷちっと潰してパスタに絡めればとろりんと濃い濃い卵風味、犯罪的に美味です。こんな旨いものばっかり食べてていいのだろうか?(いいのだ。)

●なんだか順番ヘンだけど、バーニャカウダを後から食べたくなったのです。熱いソースはわりとさらっとしていて、ここにすでに火の通った野菜をひたしつつ白ワインくおーっと飲んで、今日も楽しくおいしうございました<(_ _)>
2008年7月 10日, dans 京都 イタリアン08 | lien permanent
2008年6月21日 (土)
■京都を留守にしたりしておりまして、1日飛びました<(_ _)> 暑くなってきた最近の日々に、さささといただいた中華麺とパスタです。こちらは1週間ほど前に伺った
「風枝」の冷やしラーメン800円。たれで食べる冷麺ではなくて、冷たいスープがなみなみと張られているのです。細い麺がするすると口に心地よく、さらっとしたスープもすーっと飲めるのです。澄んだ清涼感があって、爽やかな余韻・・・とてもオリジナルですてきな夏の麺です。

■いわゆる冷麺もちゃんとあって、
●かぜえだ冷麺850円。
●冷やしラーメンはこんな。


■中華麺でまた驚かされたのは
「うさぎ亭」です。
●ざる麺800円。細い中華麺に添えられるのは「なかじん」時代と同じ味のそばつゆ、そしてラー油です。中華麺、そばつゆ、ラー油って・・・すごくユニークです。出かけて食べてみてくださいね♪
●放牧豚とレタスのしゃぶしゃぶ。大層な鍋仕立てではなくてこんなふうにお皿盛りで来ます。ほっとする優しい味です。

■先週の暑かったあるお昼、「トラットリア・ニーノ」です。インタヴューされながらの食事ということもあって、「あるものでいいし~」なんて、軽くお願いしたんだけど、出てきたらサマートリュフがどっさりと\(゜o゜)/
●ポルチーニのタヤリン、サマートリュフと。ポルチーニの香味が麺にしみていて、さらにトリュフのたまらん香り。これは激しくおいしかった! 看板の極細麺手打ちのタヤリン、いつ行ってもまた前のと違うのが登場して、限りないヴァリエーションで楽しませてくれます。
■「オステリア・バスティーユ」で打ち合わせがてらのデジュネです。昼でもパスタが組み込まれるようになって・・・トマトソースのスパゲティです。食べやすい優しいトマトソースに豚のミートボールと茄子が入って旨みじんわり、真っ赤で元気になります。
●そして鴨のコンフィをメインに。週末のデジュネだったのです。何回転もしてお店の中はわんわんと人の熱気熱気! 楽しさであふれていて、本当にリニューアル大成功でしたね~!ばんざい!
2008年6月 21日, dans 京都 中華京都 和食08前半京都 イタリアン08 | lien permanent
2008年6月13日 (金)
■ホテルグランヴィア京都のリストランテ 「ラ・リサータ」 |
■今日はリストランテ「
ラ・リサータ」のお話。京都駅直結の
ホテルグランヴィア京都の15階に、4月24日にオープンした本格イタリアンレストランです。もともとビュフェレストラン「グレイスガーデン」だったところを、10周年リノベーション計画の一環として新しい業態になさったものです。お昼間は木目のテーブルをそのまま使って温かい色合いですが、夜に伺うと、黒ベースでとてもシックなしつらいです。
■扶桑社「
とっておき京都」(好評発売中です!)の編集者である鈴木敏之さんが東京からいらっしゃるタイミングに合わせて伺ったのです。カラダを張って頑張る広報の鏡、いつも満身創痍? のたっちゃん=石田達也さんがアテンドしてくださり、さらに総料理長の佐藤伸二さんもご同席くださって、計4人のとてもうれしいディネの席でした。CenaA、夜のコースは4500円(税サ込みで5197円)からありますが、この夜はアラカルトで選んで分け合うというスタイルで、かなりお任せして出していただいたものです。

●海老、いわしの赤ワインビネガーマリネ 南伊のチャンボッタ添え。
●あなごと地野菜のフリット フィノッキオのマリネを敷いて。前菜にちょっと酸味のものをいただくのはすてきです。チャンボッタとはラタトゥイユのようなもの。


●フリット寄り寄りで。パリパリと食感心地よく、野菜がまたおいしい。いかにもイタリアン食べてるって気持ちになります。
●下にも野菜がたっぷり。マリネの酸味が効いて、理知的という感じに皿全体を引き締めています。
●パンは3種類。フォカッチャ、バゲット、全粒粉のパン。
■こちらの料理コンセプトは:
●和テイストのイタリアンではなく、本物のイタリアンをめざし、●地産地消を重んじて野菜などは地のものを積極的に取り入れつつ、●イタリア全土の地方料理を幅広く提供する。●パスタは手打ちの打ち立てを。レパートリー100種類以上から数種類を常に用意する。っていうことなのです。パスタすごく楽しみじゃない♪
●白ポレンタのニョッキ、魚介の煮込み和え。ニョッキはあるかなきかの歯ごたえで、なめらかな舌ざわり。魚介の旨みがニョッキによく絡んですてきなおいしさでした。
●自家製リガトーニ サルシッチャソース。ニョッキの後は噛みごたえを楽しむ筋すじのパスタ、リガトーニ。今度は肉っけの旨みにチーズの風味、けれどリストランテならではの繊細なバランスに支えられた美味です。「イタリアンはフレンチよりも素材そのものを生かして簡単、なんて思われているけれど、実は乳化させるソースなど、軽やかに作るにはなかなか技が要るのよ」なんていう佐藤さんの解説付です。
●白アスパラのリゾット、豆あじのいかすみフリット。優しいリゾットなのだけど・・・上に、この真っ黒のいかすみフリット、ヴィジュアル的にもインパクトあります。強烈においし♪

●香ばしいウズラのマリネグリル サラダ仕立て。メイン料理のうずらはわたしが所望しました<(_ _)> マリネと焼きの両方の技だと思うのだけど、ちょっとびっくりするほど繊細で柔らかな肉質でした。ナッツやら粒マスタードやら風味を添えることもできるのだけど、何もつけずで十分。

●ドルチェは盛り合わせで。ティラミス、ジェラート、パンナコッタ、マリネしたいちごやさくらんぼ。
●バリスタが淹れてくれるエスプレッソ。
■食後、「恒例の撮影を♪」となったら、アシスタントシェフもソムリエもバリスタも一瞬で集ってくださって、めちゃくちゃノリがいいの。場所はちょっと暗かったけれどはじける笑顔で。店名の「ラ・リサータ」(大笑い)の通りで、楽しいお店の雰囲気が想像できるでしょう? 写真後ろ左から「ラ・リサータ」副支配人でソムリエの丸山克也さん、総料理長・佐藤伸二さん(先ごろ、
調理関係功労者厚生労働大臣賞というすごい賞を受けられました)、カラダを張って頑張る広報たっちゃん=石田達也さん、前列右がアシスタントシェフにしてパスタレパートリー100種類以上という野呂和美さん、そしてバリスタの北出早恵子さん。
■とてもいい印象でいただいた夜のお料理でした。10周年のリニューアル事業ということですが、時代に合わせて、求められるものをよく考えられたなと思います。 ●京都のホテルで初のイタリアンのリストランテです(トラットリアはありますが)。●お昼のコースはこのサーヴィスと広々した空間で2079円というお手ごろさ。●夜景が好きな人には窓の外を望める席もあります。(わたしはお料理だけ見てたらいいから、眺めはわりと不要・・・笑) ●昼と夜の間にはカフェタイムだけの利用も可能で、●その上驚くのがパスタが組み込まれたイタリアンの朝食があるということ。(つまり朝から晩まで稼動していらっしゃるのです。)さらに●お料理教室も毎月開催していらして、これが単にルセットのデモ&実演だけではなくて文化講座付というインテリ仕様なもの。お料理だけでなく居心地のよさ、あたたかいサーヴィス、さらにイタリアの気分や情報を存分に提供しようという、熱気メラメラ状態であることがよく伝わってきました。それにしても2月に伊勢丹の上にスペインバル「リコ」をオープン、3月にロビーフロアの「カフェレストラン ル・タン」のビュフェコーナーオープン、そして4月のこの「ラ・リサータ」オープンと、本当にすごい勢いのグランヴィアさんなのでした。
電話直通 075-342-5522
朝食 7:00~10:00、昼食11:30~14:30LO、喫茶14:30~16:00LO、
夕食17:30~21:30LO
全74席
2008年6月 13日, dans 京都 ホテル京都 イタリアン08 | lien permanent
2008年6月 4日 (水)
■「ピッツェリア ナポレターナ ダ ユウキ」の夜/●記者発表会 |

■以前一度ご紹介した「
ピッツェリア ナポレターナ ダ ユウキ」(5月19日付)、お昼に伺ってとてもいい印象だったので、夜も行かねばなりません。ピッツァのメニューは昼夜同じですが、メイン料理をいただけるのは夜だけです。ちょうど「
カフェ・ヴェルディ」の続木義也さんがまだおいでになっていないとのことだったのでお付き合いいただき、先週の後半に訪れた2度目の「ダ ユウキ」です。
●写真右:千葉県産水ナスと生ハムのサラダ仕立て。

●生ハムの下、サラダの野菜部分はこんな。オイルを絡めた水茄子に生ハムの塩気がよく合います。軽やかな前菜です。
●ピッツァはナポレターナ。30cm強の大きさです。

●ナポレターナの具材は、トマトソース、オレガノ、アンチョビ、オリーヴ、モッツァレラ、パルミジャーノ。食べる前からおいしいのは明らか、だって黄金の組み合わせです。パリパリともちもち加減も絶妙なピッツァ生地に、赤いトマトソース、チーズとろりん、ところどころにアンチョビとオリーヴの強い塩気と香り。えらい勢いでいただきます。

■伊達鶏モモ肉の香草ロースト。焼き具合よく、皮目はパリッと、中はやわらか。鶏らしいおいしさをストレートに楽しめました。
●合わされている野菜が半端ではない量で、モロッコいんげんやら「インカのめざめ」やら肉厚の玉ねぎやら、それ自体で存在感のある野菜がごろごろと。食べごたえのあるお皿です。

●ドルチェにキャラメルのジェラート。これは濃い濃いキャラメル風味、ショコラのようにちょっと陶酔してしまったジェラートでした。キャラメルのジェラートでここまで香味の強いものは久しぶり。これまた絶対いただきたい。

●濃厚なパンナコッタ フロマージュブランのジェラート添え。持ち上げた右の写真で濃厚な感じがわかるかしらん? こちらはひと口お味見させていただきましたが、「ふるふるとろり」ではなく、ねっとり濃くて少し硬めに作られています。ドルチェに至るまで、しっかり食べさせるぞという気概が感じられたのでした。
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■そしてこちらは本日6月4日、東京・南麻布のフランス大使館で開かれた記者発表会の様子です。「Les Rendez-vous culinaires japonais 京都三大名店×BEIGE ALAIN DUCASSE TOKYO」についての発表会で、アラン・デュカスさんが紹介するのは・・・なんと京都の料理人の皆さんです。左から「
瓢亭」髙橋義弘さん、「
美山荘」中東久人さん、「
京都吉兆」徳岡邦夫さん。「ベージュ アラン・デュカス 東京」と京都の3軒が行うコラボレーションイヴェントとは? 日本料理とフランス料理の融合をひとつのコースの中に構成するとのことで・・・聞いただけではどんな料理になるのかまだ想像がつかないのだけれど、詳しい内容は改めて。
2008年6月 4日, dans 東京 東京の京都京都 イタリアン08 | lien permanent
2008年6月 3日 (火)
■「トラットリア・ニーノ」の夜のプリフィクスコース |
■前に一度(5月10日付)お話しした「トラットリア・ニーノ」のプリフィクスの夜のコースをいただいてみました。コース形式で4500円(税込)、アミューズ・前菜・パスタ・メイン・エスプレッソといただきます。前菜・パスタ・メイン料理は数種類の選択肢があるので、「自由に選べる感」があっていいです。といってもシェフはひとりというのもわかっているので、「できたらこのテーブル内で揃えてあげたら楽だろうな」なんて考えたりもします。それに3人で行って3パスタを選んで取り分けたりしたら、元の木阿弥ですもんね。つまり分けた挙句にわんこそば状態になり、冷めるしあまりにひと口になっちゃうし。それを避けるためにもコースになさったわけで。今回は年若き前途有望なパティシエたち2人と共に、いろいろ話を聞きながらの食事です。

●まずはアミューズ、豚肉ペーストをカリッとしたパンと共に。
●フォカッチャがオリーヴ入りになって、一段とおいしくなりました。


■前菜は5種類から選択できて、
●フランス産 ホワイトアスパラガスとローストした帆立~おいしい卵のクリームソース シチリアレモンオイルの香り~。このおいしさについてはすでに何度か騒ぎ済みです(笑)。帆立の香ばしいのがさらにお皿全体の旨みを引き立てています。パスタ料理は6種類から選択できて、
●タヤリン サルシッチャとうすいえんどう豆~手切りの細麺 豚挽肉とうすいえんどう豆のソース~。冒頭の写真はちょっとチーズかき分けたもの。これまた問答無用の名作です。タヤリンはこちらの看板の手打ち極細パスタですが、これが毎回表情を変えて、ラグーだったりトマトソースだったりオイルベースだったりしつつ、時季の素材を使って感動させてくれるのです。するする、するすると滑り込む食感が見事で、さらに雪のようにはらはらふわふわとかかったチーズが細麺にからんで、なんだかもう「よよよ」と泣きたいほどうまいのよ。人として生まれてよかったと。犬だったらこれ食べられんわいと。
●ブラッドオレンジのグラニータで口の中をすっきりと。

■メイン料理は5種類から選択できて
●岩手産 白金豚のロースト~干し無花果と赤ワインのソース。くーっ、豚肉旨い、香ばしく焼かれて、噛むほどにまた旨い~! 少し甘くて品のいい酸味のソースは、やっぱり犬になって皿なめたいほどでした。野菜、カルチョフィ(=アルティショ、アーティチョーク)やら黄ズッキーニやらも抜かりなく美味。

●ドルチェは別料金です。オレンジ風味のカタラーナ。クレームカラメルがアイスクリーム状態になったもの。どこででも、わたしはこれがあれば大抵注文しちゃう♪
●エスプレッソで締め。


■前菜・パスタ・メイン料理はここから選べるのです。ちょっと写真的にはびしっと揃っていなくてきれいでなくてごめんなさい(-_-;) これは5月最終週の後半に伺ったものなので、今はもう6月メニューになっているはずです。けれどこのディネが4500円でいただけるって、ワイン少し飲んでも数千円で収まるって、ひどくお値打ちだと思います。
★明日もまたお値打ちイタリアン・・・明日はピッツァの話です。
2008年6月 3日, dans 京都 イタリアン08 | lien permanent
2008年5月21日 (水)
■夜遅にメロメロ、「うさぎ亭」の麺と、「京都ネーゼ」の卵もの |
■「なかじん」さんと合併以降、夜遅にさっと伺うお店としてお世話になっている「
うさぎ亭」です。22:45LOで23:30閉店、近くでおいしいものが食べられるようになって本当にありがたいです。店主の中村一臣さんはとどまることを知らず、1週間行かなかったらもう新しいメニューができているの(-_-;) 先週のある夜遅くに伺ったら、「新しいものが入ってるでしょ。わかる?」って、むふふ♪ な顔をしてお品書きを見せてくださって驚いた。「麺」なんて項目ができているの。麺やめるために「なかじん」たたまれたはずなのに\(゜o゜)/ さすがに自分で製麺はしていないとのことで安堵したのだけど、なんと中華麺がデビューしていました。「冷たい暴君ネロ」といって、太麺がもっちりと、ちょっと今までにない食感です。すべすべもっちり、ピリっと辛くて、やわらかな蒸し鶏との調和も絶妙で・・・やみつきになりました。オリーヴオイルに鷹のつめで、ペペロンチーノというわけです。パリパリのガーリックも効いていて、たまらなーい。やきめし/チャーハンにとどまらず、またこんなことして・・・でもこれからの季節、これはいいです。また食べたい・・・と思うんだけど、伺ったらまた違うもの作ってそう。

■「暴君ネロ」の全体像はこんなです。

■実は「暴君ネロ」に先立っていただいたのはこれ。「あっさり豚麺」、スープ麺です。店内そのままの照明で撮ったもの・・・暗すぎ。
●LEDのライト当てて撮ったものは不自然だ~。写真はどちらも(-_-;)ですが、お味は格別でした。とてもオリジナルで。かつおと昆布のおだしが、魔法の味付けでそこはかとなく中華風になっているのです。



■3色アスパラガスの茹で上げサラダ。白、緑、そして紫アスパラガスです。
●オイルと塩とレモンというシンプルな食べ方でアスパラガスの風味を楽しみます。
●蔵王放牧豚の塩肉じゃが。塩炒めです。豚肉の旨みとホクホクのじゃがいもを熱々で。ビールざばーっと飲んだら合うことでしょう♪ 以上は1日空けて、2日にわたって伺っていただいたものです。一部暗すぎて出せない写真もあるのだけどだいたいひと皿と麺という遅ご飯だったりお夜食だったり。
■デセールは主にマダムの薫さんが作られています。あんみつは「うさぎ亭」開店当初からの看板です。
■レアチーズケーキ、これも薫さんのスペシャリテです。ほのかな酸味で食後にすっすといただくのにいい感じ。

■お品書きはこんなです。毎日「本日 その他のメニュー」部分が書き換えられています。少し品数を減らしたと言いながら、これだけたくさん!
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■こちらも夜遅 24:00LOでありがたい「
京都ネーゼ」。最近知り合った「京都ネーゼ」ファンの方(すてきな美食家♪)と共に、少し前のやみつき卵メニューを再び。
●フレッシュのフヌイユ(フェンエル、ういきょう)をどうぞと供されて・・・実も茎もいい香りで癖になって、いきなり止まらない。
●タレッジオチーズを焼いたもの。これ好きなの♪

●オーストラリア乳飲み仔羊の軽いスモーク。やわらかな肉がスモーク香に包まれて、塩気もほどよくて、ここらですでに後は野となっちゃったかもしれない。
●アジのカルパッチョ。肉の美味の後にすっきりいい感じ。

●ホワイトアスパラガスに山田農園の卵。先日のが忘れられず。
●さらに山田農園の卵のカルボナーラで卵ぜめです。ねっとりとパスタに絡みついて、濃厚に美味。雪のようなパルミジャーノがふわふわと香りを添えます。


●犬になる代わりにパンでお皿のソースをきれいにいただき、
●生ハムのせてもらったサラダでさっぱりと。
●さらに欲深く、パスタをもうひと皿・・・バベッティーニのトマトソース・あさりとひおうぎ貝。トマトものもやっぱりマストかも。

●そして山田農園のクレームブリュレ、今回はフルーツ類はのせないでとお願いをして、ひたすら卵の風味を堪能。とろりねっとりとずるいみたいに美味でした。
2008年5月 21日, dans 京都 和食08前半京都 イタリアン08 | lien permanent
2008年5月19日 (月)
■ナポリピッツァ専門店 「ピッツェリア ナポレターナ ダ ユウキ」 |
■ナポリピッツァ専門店、岡崎の「ピッツェリア ナポレターナ ダ ユウキ」です。先日掲載した「トラットリア レオーネ」でショップカードをいただき、
門上さんもいらしたというし(5月9日付)、「
京都ネーゼ」森さんもおすすめとおっしゃるし、
あけ~みも行ったぞと言うし、早く行かねば~! な一軒でした。仁王門通を東大路通から少し東に入った南側、以前中華料理の「泰山軒」だったところ(「プチレストランないとう」の内藤さんが大好きだったお店)が様変わりして、れんが造りの外装の、いかにも本気のピッツェリアになっています。店内入るとすぐに薪釜が鎮座し、薪も積み上げられています。ここで昔、「海鮮麺」なんて食べたし、
「CREA eats」の撮影もさせてもらった・・・と思いつつ、完全にピッツェリアになった店内もカジュアルながらセンスよくいい感じで、ひとときくつろぎました。

●いつも通りまずは l'eau minerale gazeuse, シュワシュワの水を飲みながら、
●サラダをいただきピッツァを待ちます。

●注文したピッツァはテデスカ 1600円。トマトソース、サラミ、サルシッチャ、バジリコ、モッツァレラ、パルミジャーノ。肉っけが少しあったらやっぱりうれしいからサルシッチャが載っているものを。外側が少しパリッとしつつ、同時にふんわりもちもち感があること、チーズの豊かな香り、トマトソースの酸味、サラミやサルシッチャのピリッと塩気も効いたおいしさ・・・シンプルで美味、わかりやすいおいしさで、幸せになれる味です。どかーんと直径30cmくらいあります。

●ドルチェにアフォガート 480円。アイスクリームに濃いエスプレッソ、これもシンプルでいいです。
■おいとまする前に立ち話で伺ったこと:
●店主でピッツァイオーロである鎌田友毅さん(お名前が店名にもなっているユウキさん)は冷泉通にあった「アルフォルノ」から昨年独立したと。
●「トラットリア レオーネ」の脇田 優さんとは調理師学校時代の同級生であると。
●ナポリにピッツァ修業に半年行って、やっぱり薪釜でなければいけない!と確信したと。
●釜は昨年の今頃イタリアに買いに行って、しかしイタリア人とのやり取りやらいろいろがあまりに大変で(わかります(-_-;)、)昨年6月開店の予定だったのが、2か月延びて、8月のオープンになったと。
●粉もイタリアのものを使っていると。
●鎌田さんは現在30歳。やる気に満ちて、その覇気がお店全体に漲っているようで、頼もしいと思ったのでした。
「ピッツェリア ナポレターナ ダ ユウキ」
京都市左京区岡崎円勝寺町36-3 電話 075-761-6765
12:00~15:00、18:00~22:30LO 月曜休み
2008年5月 19日, dans 京都 イタリアン08 | lien permanent
2008年5月17日 (土)

■順番の後先なく、いきなりどかーんとパスタとメイン料理をお見せするのは、高辻室町の「トラットリア レオーネ」です。初めて伺ってからだいぶ時間がたって、遅くなりました<(_ _)> 夜のアラカルト料理から、パスタが
●自家製サルシッチャの手打ちタリアテッレ1400円。肉料理より
●仏産ホロホロ鳥のサルシッチャ仕立てのロースト 1900円。見るからにがっつり感があるでしょう? 繊細優美の対極、どかーんと、食べたぞーな気持ちになるイタリアンの新店は久しぶりだと思います。ばくばく食べて、わかりやすくおいしいわけ。肉食いのあけ~み・
京都ブライトンホテルが誇る稀代のコンシエルジュ小山明美がお気に入りなのがよくわかります。ある晩「ささっと、でも絶対おいしくて、食べたぞーな気持ちになれるところ」というテーマで一致して出かけたのです。


■上の肉っけたっぷりの2皿に先立っていただいたのが、さっぱりした前菜の2皿です。
●水茄子と生ハム パルミジャーノレッジャーノのカルパッチョ仕立て 800円。
●いわしのオリーブオイルマリネ 600円。ワインがすーすー進むお皿です。お値段も控えめで、びしっと味が決まって、どんどん食べ進んで心地よい料理です。

■あけ~みが、これをぜひにと言ったのが、
●いちごのリゾット 1200円。色も華やかでいい感じ。オリーヴオイルの香りといちごがよく合っています。

■シェフの脇田優さんは獅子座だから、ではなく、ただライオンの紋が好きで「レオーネ」なんだとか。お店は昨年11月11日オープン、脇田さんは77年6月6日生まれ。何もかもわかりやすくてすてきです。30歳にして独立、ライオンのように強く生きてゆこうというわけだな。がんばれ! ちなみにこのお店を始める前は、一乗寺の「ココ・パッツォ」に8年、その前はスフェラビルの「リコルディ」にいらしたのです。

■夜の印象がとてもよかったので、お昼に改めて伺ってみたのです。なんと900円でサラダとパンとパスタのセットがありました。


●サラダはヴィネグレットソースで和えてあって、
●パンは熱々で、
●3種類選べるパスタの中には手打ちもあって、これは仔牛のスネ肉のラグー 手打ちタリアテッレ。ラグーは肉からいいおだしが出ていて、平麺にからんで、じわじわーっと旨みが迫り来ます。赤ワインをくいくい飲めたら楽しかろう♪ シェフの脇田さんいわく、今はパスタをメインに据えたランチしかやっていないけれど、今後はお料理も考えていきたいとのこと。絶対やってやって!


■+300円でドルチェとカフェもセットになります。3種類から選べるドルチェ、わたしはもちろん
●ガトーショコラ。アイスクリーム添えです。
●エスプレッソで締め。街の食堂風情で気軽で安くておいしくて、何ともいい感じのお店です。
「トラットリア レオーネ」
京都市下京区高辻通室町西入ル繁昌町295-1 京都1号館ビル1F
電話 075-351-3898
12:00~13:30LO・14:00閉店、18:00~22:00LO
土日は夜のみの営業、18:00~23:30LO・24:00閉店 水曜、第3火曜休
2008年5月 17日, dans 京都 イタリアン08 | lien permanent
2008年5月10日 (土)
■「トラットリア・ニーノ」の新しいスタイルと新しい料理 |
■「トラットリア・ニーノ」が連休明けから少しスタイルを変えました。今までは、いろいろアラカルト満載、がっつりどかーんのボリュームが基本でした。けれどお料理は実はとても繊細で常に前進を続けていて、トラットリアといいながらリストランテのレヴェルのお料理と思われることもしばしばでした。●結局コース仕立て風のご注文をなさるお客さまが多い、●お取り分けを席でする間に冷めてしまう、あるいは●取り分けるとわんこ蕎麦みたいにあまりに「ひと口」状態になってしまうこともしばしば・・・ ●それなら初めからいろいろ食べられるように・・・などの理由で、夜もコースのスタイルにして、料理も絞り込むことにしたのだそうです。具体的にどんな構成か・・・ということは後ほどお見せするとして、まずはいただいたものから。
●オマール海老と季節野菜の冷たいテリーヌ。これは昨日からスタートした前菜のお皿。こういうの今までありませんでした。あり方を少し変えて、料理をちゃんと食べてもらおうというメニューリニューアルの意気込みが伝わってくるし、野菜もぐいぐいとおいしい。ちゃんと独自の道をゆき、大人の客を喜ばせることを考えているのです。いくら新店ができようが、このお店にとってはほとんど関係ないと思います。

■「卵レモンクリーム白アスパラ」とわたしは勝手に呼んでいるのだけど、春の「トラットリア・ニーノ」と言えばまずこれです。正式には
●フランス産 ホワイトアスパラガス おいしい卵のクリームソース シチリアレモンオイルの香り。プレゼンの仕方も昨年とまた違って、たっぷりのクリームソースの下にまだ白アスパラが控えています。やわやわではなく、ちょっと歯ざわりを残すくらいの硬さに茹でられています。これくらいでも、やわやわでも、どちらでもいいだろうなと思う。犬になって皿を舐めたい状態で香りととろとろ感を楽しみました。レモンオイルの鮮やかな酸味で、皿全体が、冴えた理知的な味わいになっていると思います。ただうっとりさせるだけでなくて。白アスパラが好きなら、レモン風味が好きなら、今の時期必食のお皿です。

●桜海老が入ったからということでリングィーネです。甲殻で取ったおだしでパスタを和えた?と思いましたが、全然そうじゃないそうです。桜海老の旨みのみとのこと。味濃くて、やみつき止まらない的なおいしさ。
●フォカッチャがグレードアップしています。オリーヴが入って、ほどよい塩気もたまらなーい。これだけでワインががぶがぶ飲めそう。
●最後にエスプレッソ。

■コースはプリフィクス、前菜・パスタ・メイン料理とも選択肢が5皿ほどあって、エスプレッソが食後について税込み4500円です。たとえば白アスパラガスも入っているし、看板のパスタであるタヤリンも、うさぎのインボルティーニも健在で、ちゃんと今までの「トラットリア・ニーノ」代表料理は織り込まれています。圧倒的にふたり客が多いとなれば、このスタイルの方が出しやすいだろうし、客側も「食事をきちんと味わった感」があると思います。コースでやるとなればテーブルにもクロスを敷くなんてことも検討中だそうで、ますますバールの「イル・ランポ」との差別化もされますよね。
■さらに、いろいろ少しずつ食べたいという女性の要望に応えるために月替わりのコースも用意したとのこと。税込み3990円でドルチェも込み、良心的です。今回は、「とにかく白アスパラが食べたーい!」と以前からお願いしていたので、アラカルト時代のようないただき方をしちゃったのですが、改めてコースを味わいに伺います。

2008年5月 10日, dans 京都 イタリアン08 | lien permanent
2008年5月 8日 (木)

■昨日に続いて、「早い旨い」の季節ものです。間之町二条下ル、夜遅でもぱーっと明るい「
ジォカトーリ」に22:30 頃お邪魔してどどどと3品。どこに行こうが今は筍なのよ♪ (もうすぐ終わりだし。)これは
●筍とモッツアレッラチーズのオーブン焼き 1200円。「チーズと筍」が、「わかめと筍」並みによく合ってすてきです。白ワインくいくい飲んだら旨かろう♪ 実際には飛んで帰らないといけなかったのでシュワシュワ水を飲むにとどめたのですが。他に
●キターラ、白金豚の白いミートソース ローズマリー風味(の湯気湯気状態) 1200円。その後ドルチェにはカッサータを。なんだか画像的には白っぽいものばっかりになっちゃった~。でもお味はばちっと決まっているし、気軽に日常使いできて飽きない楽しさで貴重なお店です。

■何度かお話しした祇園のカフェ「
OKU」です。「美山荘のおばんざい」2300円というセットを、取材をさせていただいた何日か後のある夕刻にいただきに来ました。これはお昼限定ではなくて終日注文可能というのがすてき。気軽にいただけるちょっとした和の軽食、けれど「美山荘」のルセットそのままに、ごはんもお味噌汁も本気で作られたもので、4皿のお惣菜がつきます。

■寄り寄り写真。ひろうすも茄子もじんわりとお味染みてご飯によく合っておいし。天ぷらは揚げたてで山野草たっぷりです。しば漬けやらかぶら漬けなど、お漬物のおいしさがまた格別です。

■ガラス越しに小さなお庭が望めます。このカフェ、「美山荘」のエスプリを支柱としながら、インテリアもお料理の出し方も、野趣というより斬新さや洗練を感じさせて粋だとわたしは思うのです。
2008年5月 8日, dans 京都 カフェ京都 イタリアン08 | lien permanent
2008年5月 5日 (月)
■「京都ネーゼ」で季節メニュー、そして卵ものがおいしい! |

■ぜひここで季節ものを! と先日から思っていた「
京都ネーゼ」です。ある晩遅くに、混み混みの中、それでもなんとか席を確保できて・・・
●京都産タケノコのアンチョビバターソース
●フランス産ホワイトアスパラガスとポーチドエッグ。時季のものを手際よく当意即妙に、量の増減もしながら出してくださって、本来の板前割烹のようだなあと思います。野菜の茹で加減も塩加減も、的確に決まっています。筍にアンチョビ風味が合うこと。卵とろりの白アスパラガスの優しくも濃厚な美味。原稿がひと区切りした後に行った上に、直前までいた知り合いがボトルに半分ほども赤ワインを残していってくれてたので・・・スプマンテ→赤ワインと、わたしにしてはかぷかぷ飲んでかなりいい気分♪

●グリーンサラダ、生ハムをのせてもらったもの
●ホタルイカとアンチョビのスパゲッティーニ。普通にサラダが欲しい・・・トッピングも好きにお願いできるので生ハムのせていただいて、ふわふわとおいし♪ ホタルイカの内臓の強い香味に、さらにアンチョビの風味を重ねたスパテッティーニは濃ゆーい味で、ちょっとやみつき犯罪的なおいしさ、赤ワインとあまりに調和。いい友達を持って幸せだー!
●エスプレッソで締めです。アンフュージョンでなくて、強い味の後に強いカフェにしてバランスよかった。どのお皿も美味で満足できるし、夜遅店というのに完全禁煙だから快適で安心だし、インテリアもサーヴィスもほどよくて、いいことづくめだと思う。こういうお店はやっぱりみんなに愛されて、夜な夜ながんがんはやっているということです。
2008年5月 5日, dans 京都 イタリアン08 | lien permanent
2008年3月22日 (土)

■時間がたってしまったけれど、3月初めに4人で出かけた「
京都ネーゼ」。夜遅OK(24:00LO)、アラカルトで好きに食べられてどの皿も的確に美味、センスよくて居心地よい、そして完全禁煙♪ ・・・というわけで無条件降伏、隙あらば行きたーいと思っています。直前に電話しても(早い時間はとりわけ)席がないから、ちゃーんと前もって予約して。カズヤさんこと上田一八さん率いる東京・西麻布「ぎをん か波羅」チームと共に、打ち合わせがてらの夜遅ごはんです。
●タレッジオチーズのソテ。
●グリーンサラダ。

●生ハムやサラミの盛り合わせ。
●甘鯛のカルパッチョ。

●じゃがいもとさつまいもとチーズの豆乳グラタン。
●グリーンオリーヴ、和牛、イベリコ豚のパン粉揚げ。

●淡海地鶏の内臓のスパゲッティ。
●手打ちキタッラ パンチェッタとトマトソース。

●スパゲッティ きんかんのカルボナーラ。
●シャラン産鴨胸肉 炭焼き。

●マスカルポーネ、はちみつと。吉田さんのバゲット添え。
●フォンダンショコラ。

●いちごのスープ チョコレートプリンと共に。
●ヘーゼルナッツのクレープ。

●フルーツのマリネ ヴァニラジェラートと液体タルトがけ。
●カラメルのジェラート。

●アンフュージョンで締め。
■お料理もインテリアもサーヴィスも、あらゆる意味で「程がいい」と思うお店です。「どうだーっ!」と出してきて疲れさせる料理では全然ないし(でもばっちりおいしい)、「すてきだろうー?」と主張がありすぎるインテリアでもないし(でも何とも粋)、サーヴィスも構いすぎずに温かいし。バランス絶妙なのです。この後すぐまた違う人と行こうねと言いながら、なかなか行けないの(T_T)早くまた行きたいのよ♪ 日を決めておくれ~!
2008年3月 22日, dans 京都 イタリアン08 | lien permanent
2008年3月21日 (金)
■トレトゥール「シトロン サレ」、「味味香」で白カレーうどん |


■2月27日にご紹介した「
シトロン サレ」です。4フロアにわたってブラッスリーカフェやお菓子教室がありますが、1階がパティスリとトレトゥール=お惣菜屋さん。11:30から23:30までの営業、偉いです。



●キャロットラペ、
●キッシュ、
●ムサカ、
●塩キャラメルプリンとフロマージュ・バナーヌ(塩、胡椒とスパイスが効いたバナナの焼きチーズケーキ)。ある晩デスクワークに熱中、お腹が空いてる! って気づいてぴゃーと出かけて買ってきたもの。まだまだ食べに行けるお店もある時間だったけれど、ひたすらうちで作業したい日だったので便利でした。店主のとっこちゃんこと山本稔子さんも頑張ってました。休みなしでずーっと続いているらしけれど、生き生きと元気そうで。


■こちらは「
味味香」、BALジュンクで本を買った直後に「そうだホワイトカレーうどん終わっちゃう!」と思い出して。ブロッコリー、玉ねぎ、にんじんにチキンが入って、本当にクリームシチューみたい。なめらかな優しい口当たりです。でもこれがカレー風味で、いい感じなのです。うどんにこの白いソースがよくからんで、静かにしみじみおいしいの。「ホワイトカレーうどん」は3月末まで、1日限定30食。800円です。急ぎましょう~!
■この「サンタ・マリア・ノヴェッラ・ティサネリーア京都」の奥のリストランテからのお知らせです。トスカーナ料理と京野菜の饗宴 アルティミーノフェアが3月30日(日)と31日(月)のディナータイムに開かれます。ヴィラ・アルティミーノのシェフ、ジョヴァンニ・グラニャーニさんが来日し、京野菜を使ったトスカーナ料理の限定コースを提供するというものです。アルティミーノとは、16世紀にメディチ家により創始されたヴィラ・アルティミーノのぶどう畑で今も生産が続けられるワイン。今回はひと皿に1種類、アルティミーノをはじめとするおすすめのワインがついて楽しめる5皿のコース(1人8000円)です。
詳しくは、「サンタ・マリア・ノヴェッラ・ティサネリーア京都」 (075-254-8692)へどうぞ。
2008年3月 21日, dans 京都 うどん京都 テイクアウト京都 イタリアン08 | lien permanent
2008年2月23日 (土)
■「前謙」で器を注文/お雛さま/「ひもろぎ」/「ジォカトーリ」 |

■円山公園の料亭でお昼(追ってアップいたします!)をいただいた週末の午後、五条の器やさんを訪れてお皿を見せていただいています。おびただしい種類の器が並び、あれこれ見較べつつ、選ぶ楽しみがあります。
■「お肉食べるぞ」の気持ちいっぱいで向かった
京都ブライトンホテルのロビーで、あでやかなお雛さまを拝見。暖かかったこの晩、もう春はそこまで来ていると思わせました。翌日吹雪になるなんて思えなかった!

■東京から、春に開店する西麻布のお店のスタッフを迎え、5人で「
ひもろぎ」へ。また川井照久さんに焼いていただいています。「お不動さまみたいね♪」なんてみんなで華麗な焼きパフォーマンスを見つめます。川井さんは淡々と、それでいて的確なペースで目の前で調理してくださいます。鮮やかなお仕事ぶりは、出されるお料理がおいしいという以上に何とも心地よいのです。鉄板焼きって絶対飽きない、間違いなくおいしい、盛り上がって楽しい!

■コースは
先日とほぼ同じものです。伊勢海老かあわびを選べて、ふぐの白子焼きやら鉄板天ぷらやらの後に村沢牛が供されます。わたしはいつも通りフィレ肉、焼き加減はア・ポワンより少し手前くらいにお願いします。やわらかで、いい香りを残しつつすっと溶けるようで、「あじわいのむさぼり」をまたむさぼっているな~わたし。
■先日のどら焼きデセールが楽しかったので、今回もまたお願いしました。バナナやりんごを焼いて中にはさんでちょいちょいと作ってくださいます。ただしその前に鉄板を、削ってるんとちがうか? というほどきれいにしてからですから、お手間がかかります。肉

の脂っけを一切拭い去って、ピカピカにしてからデセールにかかるのです。これはオプションで見せてくださった、お子さま連れお客さま向けヴァージョン。子供が大喜びするこのどら焼き、わたしたち大人も「わーうさぎ♪」「ミッキーになってきた」「返したら膨らんだ!」と騒いで、最後まで楽しいコースでした。
■その後「
フェリエ」へシェフに会いに行き、しばしお茶。いつものフレッシュハーブたっぷりのアンフュージョンです。
■間之町二条下ルの「
ジォカトーリ」の桑原正宏さんは研究熱心です。いつも試作して新メニューを考えていらっしゃいます。しばらく前に伺ったらリゾットが登場していました。生ハムと大量の甘いキャベツのリゾットは春の香りでした。 またいただきに伺います。




■ドルチェがすごい。食後にさらりといい印象で締めくくるにふさわしいものばかりが多彩に用意されています。定番もの、季節限定、ほとんど試作だけのもの・・・ほんといろいろ、その日どれに会えるかは訪れてのお楽しみです。
●フルーツトマトのコンポートのタルト、
●マンゴープリンとすだちのタテ位置ゼリー、
●胡麻のパンナコッタ みりんがけ、
●そぼぼうろ入りボネ(ショコラのプリン=わたしの選択)。全部お味見させていただきましたがどれも冴えたおいしさなのだ\(゜o゜)/
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■ところで、本日のミニメカ話:これにしちゃうかもしれないわ・・・。だってこれなら本当に赤いもん。赤と言われて初日に買いに行ったのに半身がブラウンだった au EXILIM カシオ、なんだか今ひとつ愛がわかないままに半年・・・もう換えちゃうかもよ♪
(
さとなおさんごめんね♪)
2008年2月 23日, dans 京都 肉京都 その他ええ店(食以外)京都 ホテル京都 イタリアン08 | lien permanent
2008年1月22日 (火)

■「和イタリア アルポルト」は東京・西麻布の「アルポルト」のシェフ、片岡 護さんがプロデュースするお店です。京都駅に隣接するルネサンスビルに昨年の11月23日にオープン。それからおよそ2ヶ月、このたびプレスのための試食会が(着席で)開かれました。お昼にお招きいただき、6300円のディナーコースをいただきました。「和イタリア」と店名にするほどコンセプトは明確です。「京野菜をはじめとした和素材を主役にした、からだに優しい和めるリストランテ、日本人の繊細な味覚に合ったイタリア料理」を目指していらっしゃいます。ナイフ・フォークと共に、お箸も初めからセットされています。

●アンティパスト3種盛り合わせ。○鶏レバーのリエット ○アンディーブの香ソース ○ハマグリのゼリー寄せ 柚子の香り
●寒ブリのカルパッチョ 茗荷とセロリのサラダ。にんにくチップがアクセントに。

●海老と帆立を詰めたほうれん草のラヴィオリ。色鮮やかで美しいひと皿。ドライトマトの酸味が粋です。

●堀川ごぼうと京地鶏のかぶら蒸し。フォンドヴォライユで煮た地鶏入りで、鶏の旨みが感じられます。

●百合根と春菊とじゃこのペペロンチーノ。百合根のフリットの食感、じゃこの塩気、ぴりっとした辛味、にんにくの香りが効いたパスタです。

●牛ロースのタリアータ 辛味大根と水菜のサラダ添え。牛肉のグリルがメインです。レフォールの代わりに添えられたのが辛味大根。

●お昼に出していらっしゃるのが丼で、それもひと口試食させていただきました。卵がとろりとカポナータに絡んで、まろやかな味わいです。

●月に一度上洛なさる片岡 護さんと、京都のお店の料理長、上田隆文さんです。上田さんは「室町和久傳」を経て先斗町の「京フレンチ きしもと」にいらした方です。和食とフレンチを経験なさっただけでも異色のキャリアなのに、今回イタリアンのシェフに抜擢されて新たな挑戦をなさるのです。けれど和の素材使いはお手のものの方ですから、これからどんな「和イタリアン」を展開してくださるか、楽しみです。
●グラスに、柚子のグラニータ。下に、シャンパーニュでマリネしたみかん。

●ドルチェのお皿が、小豆のクレープ包みに、ヴァニラのジェラート
●カフェ。以上はお昼にいただいた夜のコースですが、昼は1890円から、夜は4725円からという値段設定です。京都駅至近、非常に便利な場所で和素材重視のイタリアンがいただけるお店として、覚えておくと便利なアドレスです。
「和イタリア アルポルト」 京都市下京区東洞院通塩小路下ル東塩小路町849 ルネサンスビル2F 電話075-365-0202 11:30~14:00LO・15:00閉店 17:30~21:30LO・23:00閉店 休みは年末年始のみ 席数89(うち個室としてコンパートメントルーム7室、シェフズルーム1室あり)
2008年1月 22日, dans 京都 イタリアン08 | lien permanent
2008年1月13日 (日)

■お腹が壊れていようと入稿が押していようと人生がひっくり返っていようと食べる食べる食べる日々、画像もたまり溢れているけれど・・・時期をひどく逸しないうちにこちらをご覧に入れます。昨日に続いて気軽なイタリアン、「
料理通信」最新号でもご紹介している「ピッコロ ジャルディーノ」。昨年11月末のある晩伺ったものです。ひとりでは皿数こなせない、だから試食隊を結成して。わたしの仕事、一緒に食べてくれる友人・知人の協力なしには成り立たない仕事です。
●鶏胸肉とたっぷり野菜のサラダ ●ミニタルト

●海老のオイル焼き ●白レバーのテリーヌ

●生ハム載せてもらったサラダ ●イワシのパン粉グラタン

●玉ねぎの丸焼き チーズソース ●自家製カモの生ハム

●シェフのきまぐれピザ(パリパリクリスピー生地) ●パスタはアマトリチャーナ
■この夜はメインがっつりというより、前菜的なお皿をたくさんあれこれいただきました。前菜的といいつつ、どれも食べ応えがあって塩気も効いて、ワイン飲んで飲んでと誘うようなお料理ばかり。飲まずにいられずわたしも結構すーすー飲みました。大宮通錦という場所は、普段の行動範囲から言ったらちょっと遠い気もするのだけど、狭い京都だ、行ってしまえばまるですぐ。場所柄、そして何より店主のミズノハルオさんの心意気でお値段もびっくりするくらい安い。もし家の近所にあれば週に何度も通うに違いないようなお店です。この数日後にお昼も食べに出かけて再確認、千円しないパスタランチセットのおいしさお得さに大喜びしたのでした。
★以前と営業時間が変わっているので以下最新データです。
「ピッコロ ジャルディーノ」 京都市中京区大宮通錦小路上ル(東側)
電話075-822-3882 12:00~14:00LO、17:30~22:00LO 水曜休み
2008年1月 13日, dans 京都 イタリアン08 | lien permanent
2008年1月12日 (土)





■もうイケてるの、本当に! 店主の桑原正宏さんは「うちは居酒屋。イタリアワインとお菓子、ちょこっと料理の店」とかまだ言ってるのだけど、「
ジォカトーリ」のお料理はますますおいしいです。年明け早々にお誕生日を迎えた人を囲んで、ある晩4人で夕食。食べた食べた食べた~! ただひたすらいただいた順に:
●自家製パンのひとつは黒オリーヴ入り。料理によく合いました。
●ほとんど野菜の前菜盛り合わせ。たくさん欲しいと言ったら2皿用意してくださって、微妙に内容が違う♪
●まぐろのカルパッチョ、バジリコのソース
●鴨の胸肉、バルサミコと蜂蜜のソース
●プロシュートとサラミの盛り合わせ。野菜が多彩にたっぷり、鴨もハムもおいしい、ワインが進みます。





●野菜のバーニャカウダ
●鶏レバーのパテ
●ズッパ・ディ・ペッシェのミスト(鯛、ひらめ、帆立、海老)
●野菜のボリートにソーセージを添えてもらったもの
●海苔練りこみパスタにくるみのクリームソース
●キタッラにゴルゴンゾーラのソース。以上、野菜おいしいい、スープおいしい、パスタはオリジナル。瞬く間に皿がカラになっていきます。




●そしてこれは予約時にお願いしておいたバースデーケーキ。京都セレブ・カズヤさんのお誕生日を3人でお祝いしたのです。今うれしいことがたくさんのカズヤさんだから盛大に祝ってあげましょう!
●切り分けて「ズヤ」のところをわたしはいただいて、バジルの風味ですーすーと食後にいただける軽やかさに驚きつつ、
●さらに違うお菓子を。酒粕入り干し柿のタルト、オリーヴのジェラート添え。酒粕の香りに甘い干し柿との組み合わせはすっごくユニーク、そしていいバランスでした。すばらし~!
●そしてグラスデセールの新ヴァージョン、マンゴープリンとすだちのジュレ、これもまたイケてました。タテに濃いのと爽やかなのと2つの味が入ってるの。コントラストが楽しいです。
●この後キナートを飲んで、いい気分で帰宅。その後わたしはまだまだ入稿と校正があったのでお仕事モードに戻らねばならなかったのだけど、 幸せな夕食の余韻で、原稿もおいしそうに書けたはずです~♪
2008年1月 12日, dans 京都 イタリアン08 | lien permanent
2008年1月 3日 (木)
■年末イタリアン「京都ネーゼ」、年始フレンチ「ブション」 |



■深夜までの営業で、とびきりおいしくて、ゆったりもできて、祇園から歩きで訪れる人もいるから場所も便利なところで、もちろん禁煙でなくては! というわけで、年末のある晩、以上すべての条件を満たす「
京都ネーゼ」に3人で集いました。22時頃開始のはずが、揃ったのは23:40くらい。待たず、女ふたりで先に食べ始めて・・・
●スプマンテを飲みつつ、手回しスライサーのふわふわ生ハム、
●サラダ山盛り、
●タレッジオチーズの焼いたの、
●ぴりっと辛いサラミ。すっかりいい気分になって、すぐに追加注文。

●うれしそうに淡海地鶏の内臓スモークを食べてるのは誰ですか?
●トサカだけ出してきて「ほーら♪」なんて遊ぶのは、多分、あけ~みだろう。お行儀よくお食べよ。(-_-;)


●結局もうひとりを待たずパスタもお願いしてしまい、ねっとり濃い濃いカルボナーラにチーズをはらはらたっぷりと削っていただいて濃厚な旨みにうっとり、
●さらに手打ちキタッラは、トマトソースの香り鮮やか、パンチェッタの塩気が効いて、たまらな~い。ここでもうひとりも合流して3人になり、
●メイン料理にきじの焼いたの。香ばしくて肉柔らか。骨までしゃぶる。野菜もたっぷり。この野菜がまた味濃くて美味。

●カラメルアイスクリーム、お代わりしたほど。
●カフェで締め。食べてしゃべって、おいとましたのは1時半近く。最後までいい料理と愉快な友人に恵まれて感謝。
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■そして年始は2日から営業している寺町二条の「ブション」へ久しぶりに夕食に。大きすぎない店内は19時にはすでに満席、話し声やカトラリーの触れ合う音でわんわんと割れ返るよう、いい香りも充満して、食べる楽しさがみなぎっています。今晩はきっと特別おいしいぞ♪
●ひと皿めにサーモンマリネ、たっぷりのサラダと共に。すごく定番の皿を、わしわしと食べる幸せ。

●そしてカスレです。パン粉で覆われて香ばしく焼き色のついた表面、その下には白いんげん豆と鴨肉、豚バラ肉、ソーセージの煮込みがバケツに、・・・ではないココットに、食べきれないほど。熱々はふはふ、肉類も溶けるようだったり、身が骨から自然に落ちるほど柔らかになっていて、おいすぃ~! ブルゴーニュの白ワインとあまりによく合って感激、無心にわたし食べた食べた食べた・・・けれども食べきれる量ではなかったです(ごめんなさい)。わたしには、他何も注文せずパンも食べずに挑んでちょうどいいくらいの量。からだ温まってポカポカ、寒い冬の夜の気分にふさわしい煮込み料理でした。ちなみに一緒に行った人たちの、ホロホロ鳥/鹿/ぐじなども味見させてもらったのですが、どれもお味がジャストジャストに決まっていました。

●ティユールのアンフュージョンはポットで。それもティーバッグじゃなくて大喜び。
●ポルトを飲んでいる人がいかにもおいしそうだったのでわたしも真似。ほんのひと口食後に、甘く香りよくてすごくいい感じ。年始からビストロらしい食事をあったかい雰囲気の中でいただけて幸せでした。今年も元気で食べます!
2008年1月 3日, dans 京都 フレンチ京都 イタリアン08 | lien permanent