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2007年12月30日 (日)

●海老と大徳寺麩のくるみがけ
●すっぽんだしのお椀、湯葉豆腐。静かな先付。とはいえくるみのパリパリした食感と香りが才気を感じさせてすてき。そして2品目にしてどっかーんと感激モードへ。すっぽんのおだし、熱々で、じわじわぐいぐい旨い旨い!


●ぐじとまぐろ
●鰆の幽庵焼き
●さつま芋のおこわ。きれいに盛られたお造り、脂ねっとり状態で美味、「うわー☆」と騒ぎ、香ばしい焼きもので今度は「ふわー♪」と騒ぎ、おしのぎのおこわで「きゃー、ほくほく~!」と騒ぎ、「擬音語が多い」と同席者に指摘される始末。(-_-;) それすら一瞬、「え? 祇園語? わたしが?」と思ったアホさです(-_-;)(-_-;)だっておいしいんだもーん!


●穴子とかぶらのお鍋
●サーモンとかぶら、菜の花、ばい貝、干し柿の黄身酢かけ。ふわふわの湯気湯気で登場するお鍋仕立てはやっぱり盛り上がります。目の前で分けていただいて即いただきます。かぶの甘み、身に染みる季節のおいしさ。
●デセールに、いちごと梨。コース全編、ハデではないけれど、すべて底からおいしさを感じました。黙々と集中して仕事する職人風のご主人岩崎義則さんに、お話上手で人なつこい女将の早江子さん、これ以上ないほどぴったりです。和食屋さんの女将やレストランのマダムの役目は本当に大事です。料理と同等かそれ以上にお店の命運を左右すると思う。お料理はばっちり決まっているのにサーヴィスが「・・・・・・」で、たった一度で行かなくなることもあるわけだし。(これは京都に限らずの話。)「岩さき」さんはお料理もサーヴィスも◎、京都にこういう割烹があること自体が誇らしいと思うのです。
2007年12月 30日, dans 京都 和食07後半 | lien permanent
2007年12月29日 (土)

■「
山玄茶」、春に伺ったきりで、とても行きたかったのです。聞こえてくるのはいい評判ばかり、12月に入って取材でもお世話になりました。あっという間に年が暮れようとしてして、これは急がねば~。年末のあるお昼に伺いました。
●先付は汲み上げ湯葉、うに、菜種。●お椀はくえ、東寺湯葉、せり。かぶらの吹雪仕立て。愛らしい先付に始まって、お椀は美しくて温まる(そして響きもきれいな)吹雪仕立て。しみじみ美味なお椀でもうすっかり降参状態です。

●お造りは剣先いか、よこわ、ひらめ。 ●みすじ肉治部煮の寿司。 お魚おいしい。そして、牛肉寿司は珍しくないけれど、治部煮にした肉のお寿司というのは非常にオリジナル。わたしは初めてです。口に入れるなり溶けて消えて、夢みたいな肉のお寿司。

●12月の八寸は朴葉に:伊勢海老、しいたけ、ぶりのつけ焼き、山くらげきんぴら、からし黄身のれんこん、近江の赤こんにゃく、くわいの松風、松葉柚子、鯖寿司、つぼつぼ①ベーコンと水菜の浸し、つぼつぼ②松の実、大徳寺麩と菊菜の白和え。季節感の演出が美しいです。どれも手が込んで、美しいだけでなくお味もよく、日本酒くいくいと・・・というのが理想のいただき方。この後仕事詰まっていたので飲まずでしたが。

●淀大根と生麩を揚げたもの、小松菜の煮たの。●炊きものの後にご飯。客ごと炊き立てが鍋で。美しい八寸の後に優しくて温かい炊きものでなごみます。ここまでコース全編、優しく、あったかい感じが鳴り響いています。

●デセールはオレンジのジュレと、グラスに、ワインのジュレをかけたいちご(下にレモンのソルベ)。以上のコースで5500円。祇園にはたくさんいい割烹のお昼がありますが、ここまで価値のある、カリテプリのいいお昼コースは稀有なものです。お店の雰囲気もおっとりといい印象で、年末の慌しいひと時に、時が止まったように別世界のおいしさを堪能しました。感謝。
2007年12月 29日, dans 京都 和食07後半 | lien permanent
2007年12月25日 (火)
2007年12月20日 (木)



■「
室町和久傳」で会食です。文藝春秋からキヨシ君もとい西川清史さん、出版局の金杉安佐子さん、そして「
ミディ・アプレミディ」津田陽子さんとわたし。仕事の会食というのにアホみたいにウキウキと出かけ、そのウキウキが裏切られることのない12月の夜コースでした。青竹のお酒ひと口の後、少し冷酒をいただきながら…
●柚子寿司。蒸されて熱々状態の柚子釜、運ばれるなりふわあーっと香り立って、ひと皿目にして陶然。「おフロから出たばかりみたいな柚子やなあ」といつも喩えがわかりやすいキヨシ君。

●間人のこっぺ蟹。この卵プチプチ、おいしいったらなくて、脚も身も、無言集中状態でいただきました。
●雲子のお椀仕立て。雲子はとろとろピュレになって、くーっと飲めるおつゆ仕立てに。びろうどのような舌ざわり。(びろうど舐めたことないけど。)美味。


●かわはぎの造り、肝も。水の流れのような造りの盛り方、こちららしいです。
●丸大根。味付けはあるかなきか、ごくかすかなだしの香味を感じさせつつ大根の味を最大限まろやかに引き出した奇蹟のようなひと皿。「これは初めて、ヴェリー初めて!」とキヨシ君も絶賛、「東京では成り立たない味だよね」と満場一致。東京でなら、間違いなく「味がついていない」とか「醤油よこせ」とか言われるよね」と話し合います。

●名物からすみ餅。のし餅にうすくからすみをはさみこんだ冬の代表的なひと皿。こちらにおける予定調和のおいしさ。

●こんどは驚かせてくれて、鴨クレープ。北京ダックの要領で鴨肉、ねぎ、味噌をくるりと巻いて。もっちりしっとりすべすべのクレープは和食ならではの食感。おいし。

●海そうめん(海藻)でするするとすっきり。ごまもいい香りで、
●牛肉と香味野菜のしゃぶしゃぶ。重くなりすぎず、でも肉のおいしさを堪能させてくれてとてもいい印象です。

●蟹だしのラーメン。最後は鯛茶漬けや雑炊など選択肢がいくつか用意されています。でも麺があれば食べたいじゃない? 角っとしたオリジナル麺は独自の味と食感です。麺はすっぽんだしのこともあるし、冬のお楽しみ。

●金時にんじんのジュースをひと口。これですっきりして、
●お菓子は「寒ざらし」。春になればこれが少し中身を変えて「夜さくら」になったりして、銘もきれいです。これにお薄で〆、ごちそうさまでございました。
2007年12月 20日, dans 京都 和食07後半 | lien permanent
2007年12月16日 (日)


■気高き我らの買い物の女王=「
リビング京都」編集長・藤田晶子さんと12月初めのある夜に訪れた「
祇園花霞」。日々買いっぷりよく王族としてのつとめを果たし(ノブレス・オブリージュです)、いつも華やかな雰囲気を漂わせる女王とこそ来たかったのがこのお店。ハデな料理で喜ばせてくれる料理長の末友さんは、いま公私共にイケイケ状態、はじけるような喜びが料理からも伝わってきました。
●朴葉焼きは「4分焼いてよく混ぜて」という指示付。赤ねぎ、松の実と混ぜて合わせて、味噌たっぷりの牛肉の旨みを楽しみます。


●造りは鯛とあおりいか。
●お椀は若狭のぐじ、大原のかぶら。しみじみいいお味。
●おしのぎにいくら飯蒸し、あったかいです。





●鰤の幽庵焼き、干し柿焼酎漬。
●ふたり分の酒肴がずらりと。デタイユは・・・
●ごま和え柿、芹、お揚げ、こんにゃく
●間人のこっぺ蟹
●雲子のぽん酢大根おろし。
●鴨鍋が沸々状態で供され、おっいし~! 甘い甘い上賀茂のねぎ、これだけでも幸せ。
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■そしてまた女王と共に、この週末「
じき 宮ざわ」のお昼へ。一昨日ご紹介したばかりのお店です。お昼にひとりカウンターを占拠して夜のコースをいただくというど厚かましいことをしたわたし、今度はきちんとお昼にお昼のコースをいただきに伺いました。さらに、初めての食事だったにもかかわらず、えらい勢いで激賞してしまったので、もう一度冷静にいただいてみましょうという気持ちで。内容は前回と、かなりのお皿が同じでした。・・・ということは、どれほどお昼がお得かということです。
●食前酒をひと口、
●紅白なます。前回と同じ。


●ぐじのかぶら蒸し、
●白味噌お椀。以上2品前回と同じ。
●あおりいかと大間のまぐろ赤身。造りはひと皿で、お昼ヴァージョン。


●海老芋と聖護院かぶら、
●焼き胡麻豆腐、
●お漬物 前回と同じ。


●ごまだれたっぷりの鯛とご飯、これは昼ヴァージョンです。
●ご飯に鯛をのせて食べ、後半はお茶漬けにもします。ご飯ぴかぴかのおいしさにまた感動。
●ご飯の後、いちごが輪切りで。

●ミニ最中は香ばしい外側を金沢から取り寄せ、
●出す直前に詰めるあんは自家製です。これがまた格別のおいしさです。以上で3680円、圧倒的満足感とお得感がありました。このお店間違いなく・・・これからすぐに予約が取りにくくなります。
★データは2日前の12月14日付をご覧ください。
2007年12月 16日, dans 京都 和食07後半 | lien permanent
2007年12月15日 (土)
2007年12月14日 (金)

■全国100万人の京都好きの読者の皆さま、そして編集者や同業ライターの皆さんにも惜しみなく教えちゃうわよ(大笑い)♪ 12月10日、堺町四条上ル(東側)にオープンした「じき 宮ざわ」は久しぶりのヒットです。次々にできる新店、可能な限り端から出かけていますが、久しぶりに本気でおすすめできる割烹のオープンです。店内は清々しく、お料理は正統派。器もお好きみたい。かわいらしいものがいろいろ出てきて楽しませてくれました。

●紫蘇の風味の一服で迎えられて落ち着いたら、
●お酒をしるしにひと口。真新しい白木の枡に、マッカな口紅つけてはいかんと焦ります。

●まず紅白なますですっきりして、ほぼ同時に熱々のお茶碗が・・・

●蓋を取ると湯気ふわふわのかぶら蒸し、中にぐじです。これがまあ、非の打ちどころのないものでした。ぐじのほくほくな感じ、あんの上品で香りよいこと、かぶらの口当たりのよさ・・・こういうおいしさこそ和食の楽しみ、京都に来てよかった、いまこの瞬間幸せ~♪ と騒ぎたい一品でした。

●白味噌のお椀、中に車海老、湯葉、粟麩。これも過不足なく決まったお椀。甘すぎず品よく、いたわられるような優しい味です。

●ぐじ造り。ぽん酢を葛でとろっとしたのがかけられています。ねぎと絡めつつ。これがまた美味でした。ぐじは昆布締めかと一瞬思ったのだけど塩をしただけと。なんとも粋な味わい。

●大間のとろは村田森さんの市松文様のキューブ型の器に。ぴしっと四角くて気持ちがいいです。紺色の器に赤いとろ、色がきれいし脂が多すぎずごくわずかな酸味も感じられて心地いいです。

●聖護院かぶら、海老芋、京菊菜の炊き合わせ。これも湯気湯気熱々状態で供されました。かぶらも海老芋も一生食べていたいほど口当たりよく、あるかなきかのおだしの風味が、それでもちゃーんとしみてて、お、おいひ。こういう精緻な味、本当にすばらしいと思う。こういう味わいにこそ惹かれて、わたし東京暮らしをたたんで京都に来てしまったのです。
●まながつおの味噌漬。あと仕事詰まっていたのでお酒飲まずでしたが、これは日本酒が最高に合うはず。ご飯にもいいです~。漬け込んだ味噌は「山利商店」の粒味噌とのことです。

●能登のもずく。極細。酢の物でさっぱりして、
●焼き胡麻豆腐はこちらの看板料理にするそう。胡麻豆腐をオーヴン焼きにして熱々にして、はちみつで風味づけしたごまだれをとろりと、そして白胡麻をたっぷりと。スプーンで崩しつつひと口ひと口香りとトロトロの食感を楽しみました。やみつきなおいしさでした。

●炊きたて、目の前でよそっていただくご飯のおいしさも特筆ものです。

●ピカピカのご飯にからすみを載せてもらって、「もうどうしましょ~?」な美味。この日の夜もハデなコースを控えていたのだけど、普段お代わりしないご飯を、もう一膳どうしてもいただきたくてお代わりしました。

●みょうがのおつゆ。シャリシャリといい食感です。

●代白柿。
●お茶と共にミニ最中も。・・・マカロンみたいに見えました。フレンチのコースの最後の小菓子みたいに、これでおしゃべりして延々余韻を楽しめそう。
■以上は夜の基本の7000円のコースでした。連日わたしの夜の予定が詰まってしまっているので、開店2日後、たまたまわたしひとりで貸切状態だったので、お昼に、ちょっと無理をお願いして出していただいたのです。
■「極上」とか「絶品」て言葉、わたし仕事の原稿でもこのサイトでもほとんど使わないのです。そういうハデな言葉をひとつ使っておけば楽ちんだけど、いろいろあれこれ言うのが仕事と思っているし(それでも言葉が足りてないといつも思っている)、簡単に「極上」「絶品」なんて言うべきじゃないと思うから。でも、このお値段で皿に漲る緊張感、最高の状態で食べさせようという気概も感じられて、わたし絶賛モードになったのです。これ「極上」って言えるかもと。(わたしの職業を、ご主人は初めは知らずに作ってくださっていたと思います。)もちろんこれからも2度3度とこちらのお料理をいただいていきます。一度で判断できないはず。とはいうものの、今までの経験からいって、人でもお店でも一度目の印象ってそんなにはずれないから・・・わたしも今後を大いに期待しつつ、まずは自信を持って皆さまにおすすめします。
■ご主人の宮澤政人さんは現在32歳。出張料理専門の「柿傳」でみっちり修業なさって、その後短期間「高台寺和久傳」を経て祇園の寿司割烹(ダイニング?)「間」(←文字違うけれどごめんなさい)にいらしたとのこと。「その最後のお店、ちょっと本来目指しているものと雰囲気が違ったのではない?」なんて伺ってしまったのだけど、そうだったみたい。いったいどこに逸材が隠れているかわからない・・・という例ですね。雰囲気で判断して「まさか」なんて思って、でもそこがすごくいいお料理を出す店と後からわかる、なんてことも時々あります。たとえばまるでカフェ風情の店で本格和食が出てきてびっくりしたりとかね。(祇園に1軒、荒神口に1軒。)素直にただただ日々お料理を謙虚にいただくしかありません。わたしにとって「精進する」ってそれしかない。だいーぶ昔だけど、女性誌の編集者としてクラシックのページをしていた時、執筆をお願いしていた黒田恭一先生に言われたのは、「ただただ聴きなさい、たくさんお聴きなさい、いいものをお聴きなさい」ということでした。その時は考えもしなかったけれど、食専門のライター兼編集者になってしまった今、よくその時の言葉を思い出し、とにかく食体験を積むしかないと思うのです。そして、今のわたしは嘘ではなく、可処分所得のほぼ全部を食べることに使っています。つまり、「食べていくので精一杯」な日々です・・・(-_-;)
「じき 宮ざわ」 京都市中京区堺町通四条上ル八百屋町553-1
電話075-213-1326 12:00~13:30入店、17:30~20:00入店 年内は無休、2008年より水曜休み。昼3500円(+税)、夜7000円(+サ10%)~。
2007年12月 14日, dans 京都 和食07後半 | lien permanent
2007年12月13日 (木)

●鱈の白子のフリット。細かいパウダー状にしたパン粉を薄くつけて、塩味ほどよく揚げてあります。香ばしくて、とろりねっとり、うっまい! またこんな稀有なおいしさをむさぼって・・・こんなことでいいのだろうか? (いいのだあああ。)

●お椀がまた強烈です。わたしはこれ本当に好きなのだけど、白味噌仕立てのフカヒレのお椀。脳髄に響くおいしさって言うのかしら。すっぽんスープで炊いたフカヒレを焼いて少しパリッと香ばしくしたのがどかーんと入っています。海老芋の孫芋が合わされていて、柔らかで口当たりとろっとして、最高の組み合わせ。すべてすっ飛び「後は野となれ」状態にこの時点で突入してしまいました。


●向附はひらめのえんがわ、さわらのたたき、馬刺し、いつものとろ寿司。先月の「ca va bien?」再びかと思っていたら違って、「sawara bien?」だった! さわらの香ばしくてうまいこと、馬刺し脂たっぷりねっとりなこと、えんがわも、おいすぃ~。とろ寿司は定番で、月替わりの中にも「変わらないものがあること」って大事だと思います。ジャンルを問わず。ほか思い浮かぶのはめざしとご飯とか鯖寿司とか。あるいはフルーツと魚介先附とか食後のジュースとか。フレンチなら卵のショ・フロワ、奈良漬フォアグラ。ふるふるブランマンジェも。イタリアンならタヤリンとかカッペリーニとか。
●以上、お酒「山桜桃=ゆすら」を飲みつつ思ったことです。

●続いて、づけにしたとろ寿司が2貫。2貫目は包丁の入れ方も違うし、わさびの代わりに刻んだねぎをかませてあって、全然違うものでした。先月はなかったものです。
●これは先月と同じ、うにたっぷり載せのロワイヤル。茶碗蒸しです。ばふんうに、たっぷりたっぷりです。生もの続きの後、温かくて口の中が穏やかになる感じ。

●「おばんざいみたいな一品でゴメン」と言いつつ供されたのが、またなごみの皿、まながつおの味噌漬焼き。味噌の風味が勝ち過ぎず、非常にまろやかです。
●そして最後の一品、「ぐつぐつ」は対馬のぐじ。水菜と柔らかい小かぶ、おだしがしみじみ美味で、身体が温まるお皿でした。

●デセールの前に暗くなって・・・ありがとうございます、今年も誕生日祝ってもらいました。カウンターの皆さんに「Happy Birthday ! 」を歌っていただくのははずかし~けれど、お気持ちありがとう~~! の気持ちでいっぱいです。
●そして、佐々木さんのお誕生日は12月16日なのです。早めだけどお花を手渡し、皆さんにもう一度「Happy Birthday ! 」を歌っていただきました。「Happy Birthday Dear 浩くん!」と。前の前のお店、5席のカウンターの頃からこの方はずば抜けていたけれど、どんどん成功してゆかれるのを間近に見つつお料理をいただいてこられたこと、わたしはめちゃくちゃうれしく、晴れがましいことと思います。そして今まで一緒に食べてくれた多くの大切な人たちにもとても感謝<(_ _)>

●デセールは栗のクレーム・ブリュレ、洋梨、いちご、ブルーベリー。りんごのソース。
●切り分けていただいたチーズケーキ。ふんわりしっとり、きめ細やかでした。次回は来年1月・・・しばらくあきますが、1月の幸せも確保済み。来年もまた楽しみに伺います。
2007年12月 13日, dans 京都 和食07後半 | lien permanent
2007年12月12日 (水)

●お椀は九州のくえ、合わせられているのがやわらかくて香りのいい小かぶです。いい調和です。わかりやすく晩秋の風情。祇園のきれいな割烹で山里の風情のお椀の蓋を眺めているのがわたしは幸せ。

●手元が早くて正確なこと。佐々木さんてわかりやすく「O型」な性格だと思うけれど、盛り付けは精緻だなあといつも思うのです。「もっとおいしそうに盛らんかい」と若いスタッフをどやしつけて盛り直して見せたりするでのさえ、「劇場」の演目のひとつなわけで、この人のキャラだから笑いを取れるようにちゃんと考えられています。

●向附はまず、「ca va bien?」と聞かれたから鯖ね♪ 大分の鯖は酢で締めた後あぶってあって香ばしいこと。ごまがあまりに合っています。うんまーい! ほっておいても十分うまみたっぷりの鯖があぶってより美味になって、いり胡麻がまた美味を増幅していて、「もうええやんか」というほどおいしい。ひらめのえんがわ、岡山のさわらは藁で炙ったの、いつものとろ寿司、とろは大間のとろ。のたうち旨かったこのお皿で、「ごちそうさま」と帰ってもいいくらい満足。
●づけにしたとろのお寿司。

●茶碗蒸しの上に、2週間前に解禁になった昆布森のばふんうに。湯気湯気ふわふわで、あたたか~、なめらか~、おいひ~、イケてる~! (これでほんまにライターか? な言葉の羅列(-_-;)。 )

●脚を2回にわたって、かなり生に近い状態~もうすこし cuit な状態と、2回で。ピッツァ釜での焼き蟹、塩加減もばっちりで、香りがいい、おいしい!!!

●ラスト一品、の「ぐつぐつ」は揚げ豆腐の含め煮と、煮穴子。あんかけで熱々、芽ねぎがいい香り。お腹がちょうどいい加減にふくらんで、もう何も考えられなくなっています。お漬物が出てきたら、いよいよご飯だ。期待にわくわくして・・・
●洋なし、いちご、ブルーベリー、蜂蜜で風味をつけた柿。パンナコッタは、「なんてこった!」なパンナコッタらしい<(_ _)> 幸せに11月分をいただき、そして12月分の「さヽ木」さん行きが、実は今日とか明日とかなのです。今回は間が短い。欲深いというか罪深いというか、神さまこの贅沢をお許しくださいというか、でもこのために京都に移住したようなものだから~! 楽しくいただいて、ちゃんとリポートいたします<(_ _)>
2007年12月 12日, dans 京都 和食07後半 | lien permanent
2007年12月 5日 (水)
■今日は2軒、「セットでお得♪」なお店の話をします。何度かお話しした祇園の「竹きし」、祇園にありながらまったく気張らず入りやすい雰囲気でお値段控えめ、昼から一品料理もいただけてばちっと美味。こんないいお店はなかなかありません。さらに~! お昼なら2100円で釜飯御膳というセットがあります。好きな釜飯を10種類から選べるのです。鯛とか鶏肉とか蟹などある中で、ジミなわたしは色がハデめな「パエリア風」が大好き。海鮮いろいろ入ってサフラン風味なのです。
■さてこちらは「ワイングロッサリー」のワインバー、六角新町のお店でいただける「ワインバーのひみつのビーフシチュー」 1800円です。このソースがびっくりするもので、2年以上追い足して使っているもの。お店で開けたワインの残り、ラトゥールもマルゴーもどんどん入れて作っているという、ゴージャスそのもの、ワインバーだからできる「ひみつの味」なのです。そしてさらに、ものすごーくお得なことに、3200円で、お料理2皿に90ccグラスワイン(かシャンパーニュ)がついたセットメニューがあります。月~土曜日、祝日の18:00~21:00までと時間は限定されますが、とてもお得だと思います。早い時間(18:00ちょうどとか)にかけつけて、シャンパーニュ1杯、サラダなど前菜的なお皿にひみつのビーフシチュー(セットでもポーション下げません!)といただいて3200円でぱっと出てきていい気分♪ってすてきです。お腹がふくれ過ぎることなく酔い過ぎることなく、しばらくしたら酔いも醒めるし、またちゃんと仕事できる・・・なんて無粋なこと言うのはわたしくらいですね~(-_-;)。時間を忘れて飲み食べできたら理想的なのでしょうが、わたしはほぼ毎晩お外で食事、けれどこのサイトの世話もあるし、毎日絶対帰宅後やることがあります。だからわりとぱっぱと食べて、ちゃんと頭クリアで帰らないといけないの~。


■といいつつ、ある晩東京から来たのは
扶桑社「京都」編集部のまゆ~な=秦麻夕奈ちゃん、仕事ができて心優しい・・・けれど大酒飲みとして有名な編集者です。まゆ~な喜ぶだろうと一緒に出かけ・・・セットメニューを初めに注文するも、上に書いたように「1杯ぱっといただいて」では済まんわけだ(-_-;)。これに合う白を、次は赤も、また赤・・・なんてことは暴露しないでおきます<(_ _)>
●まずはセットメニューでグラスで飲めるシャンパーニュやワイン。
●そして追加注文になだれ込みます。
■そして熱々の〆はいつものこちら、寺町二条の「カルバドール」で。最近飲むのは温カクテルばかり。飲むならわずかでもフランスもんです。ホットオレンジにコニャックかカルヴァドスを入れてもらいます。いま窓から見える銀杏が見事です。その窓に花活けがされていて、額縁みたいなのです。お店の外からこの2階の窓を見上げてもきれい。エレベーターの中には「ローンズパール」なんて看板が出ているようなビルなんだけど、本当に別世界の美しさです。そのうち写真撮ります。
2007年12月 5日, dans 京都 バー京都 和食07後半 | lien permanent
2007年12月 2日 (日)

■夏以来の「千ひろ」さんです。もっともっとお邪魔したいと思いつつ、食べに行かねばならないところが多過ぎて胃の段取りがつかず、だいたい季節に一度というペースです。これは11月の最終週に、同業ライターの天野準子さんと共に。
●先附は先附:巨峰の下には帆立を香ばしくあぶったもの。「千ひろ」さんらしいフルーツを使った先附で、「あーまたここに来られた♪」と幸せな気持ちになります。巨峰が薄く薄くスライスされて、本当にきれい。どんなものでも、美しいというのは無条件でいいこと。

●お造りはとろと鯛。いつも通り、細切りにした昆布と醤油と両方添えられます。とろは脂たっぷりで「ヤバい」ようなおいしさ、鯛もねっとりと美味。この時点ですべてはすっ飛びました。
●お椀のおいしさはやはり際立っています。湯葉しんじょう、鰆、粟麩。「芸術・・・」と思いながら全神経集中状態でいただきます。「ここまで極めるのすばらしい」「いいものはいい」そういう言葉が頭の中をぐるぐるします。

●鯛頭酒蒸し。これはふたり分盛りです。ありがとう、目の方いただきました<(_ _)>
●湯葉はいつものグラスですり流しスタイルではなくてこんな。酒蒸しをはふはふいただいた後に、すっきりしていい感じ。

●津居山の蟹 脚とは別に、ほぐした身に蟹味噌。「お酒を飲むように!」なひと品。

●海老芋。香りよくてほくほくで、お味噌もよく合って、小さくとも名作です。ひと口で食べてしまったけれど、蒸して炊いて揚げたお手間入りのもの。
●ごま豆腐、温製でふんわり優しい味。冷たいのよりも香り立ちます。
2007年12月 2日, dans 京都 和食07後半 | lien permanent
2007年11月29日 (木)
■別格和食とアラカルト和食 「祇園丸山」~「日本料理とくを」 |

■「祇園丸山」さんに久しぶりに伺いました。お料理のおいしさは「五感で感じるもの」とおっしゃる丸山嘉桜さんの、しつらいも格別に美しい、わたしにとっては「別格」のお店です。10日ほど前のある晩、4人で建仁寺店へ。冷え込んだ晩、熱々の料理からスタートしました。
●造りはほっき貝、鯛、大助(鮭)、おごのり。
●お椀は鱧です。

●うおぜ(えぼ鯛) 松葉にあんず。 づと(藁)蒸しのお寿司はむかご入り。


●珍味3種
○柿で作った器に、柿のごま和え、白きくらげ、とんぶり、百合根。
○もずく
○しめじとあじ



●さわらとかぶの炊きもの
●かやくご飯、味噌汁にはさつま芋。お漬物。


●デセールに、
○バナナのソルベ、いちご
○お汁粉。
●お薄で〆です。たたみですが低めのテーブルに脚が楽な椅子席で、季節感たっぷりのお料理を味わいました。寛いでゆったりもしました。そして「味付けは足してゆくもの、味わいは引き出すもの」といった丸山さんのお話を、久しぶりに伺ったのでした<(_ _)>
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■「日本料理 とくを」さんもすみずみ心遣いのゆきわたったいい割烹です。こちらはアラカルトでいただけることもあり、わたしにとってはどこか気楽にお邪魔しても許してもらえるお店という気持ちでいます。正統なコースもこちら風ですが、肉料理などを織り込みつつアラカルトであれこれいただく方が圧倒的に楽しいと思います。ある晩、「
半兵衛麩」のきれいきれいなお嬢・大好き玉置淳ちゃんとシャンパーニュを飲みつつ・・・
●先附が、
○柿なます
○あんきもポン酢
○まぐろしぐれ煮。
●そして、ひと皿め、時季には必ずいただくこっぺ蟹です。
●生麩の治部煮風のお鍋。お麩はもちろん淳ちゃんのお店「半兵衛麩」のもので、鴨肉のうまみとよく合います。これは先日発売された「
エスクァイア」の京都特集号で撮影した料理でもあります。「取材の御礼がてら、「とくを」さんへ行きましょう♪」 って、ちゃんと理由ありの夕食だったわけです。仕事に忠実なわたしたち! このぐつぐつのお鍋、忘れ難いおいしさでした。
●白子焼き。ふぐの白子を、揚げても焼いても、おまかせで!」 といったら焼きで出してくださいました。ふわふわ熱々とろとろ、季節の贅沢です。
●うずらの塩焼き。フランス産のうずら、塩加減も焼きも的確に、おいすぃ~!
●すっぽん雑炊。グラグラ状態で出て来て身体がしんそこ温まります。わたしはすっぽんに関しては身はそんなに食べたくなくて、でもスープはすごく好き。だからこれは最高の〆です。毎晩満席の「とくを」さん、思い立ってすぐに出かけることはできないけれど、でも何日か前に予約して幸せを確保したら、その夜を楽しみに何日か過ごすことができます。食事の予約でも、会いたい人に会う約束でも、楽しみにすることが先にあるって本当にすてきなこと。それをタノミに生き延びていけるもの!
2007年11月 29日, dans 京都 和食07後半 | lien permanent
2007年11月28日 (水)

■えらい勢いで食べに食べている日々、恐ろしい勢いで画像も増えてSDカードの中でみしみし言ってます。きちんと写真を組んで、早く出していきます。
●つい先日ご紹介した高倉姉小路の「ルナールブルー」で、お昼のプレートをいただきました。ひと皿1400円でフレンチお惣菜気分を満喫、非常に充実感があります~♪
●これにパンとバター(「いまバター高いから、これの半分のサーヴィスでいいよ。追加を頼まれた時に出したんでいいよ」とおねーさんは余計かな? と思いつつ言っちゃった)、食後の飲み物がつきます。フレンチが好きでしょうがない人なら大喜びの、お手軽にしてちょいリュクスなデジュネです。

■蟹のシーズンです! 「祇園さヽ木」のカウンターではハデな蟹さばきショーが展開されています。ぴょ~んと客席に蟹の殻をすっ飛ばす飛ばし技を、佐々木さんは今年も抜かりなくやってくれます。これはとりあえずの予告編・・・


本編は待っていてください・・・ご飯ものは当然蟹チャーハンでした♪

■「ケザコ」のステファ~ン!も冬の食材満載の料理で楽しませてくれました。コースの最後のデセールは、冬いちごに、ショコラのスフレ♪(ばんざい500回くらい!) 夢みたいにふわりはふはふと消えゆくショコラの味わい、圧倒的幸せ~♪ こちらも予告編でした<(_ _)>
2007年11月 28日, dans 京都 フレンチ京都 和食07後半 | lien permanent
2007年11月24日 (土)
■「草喰なかひがし」 2007年10月~黄色いバラ、フレンチ新店 |
■10月末に伺って、ひと月近くたってしまいましたが、でも「草喰なかひがし」さんの夜のコースです。●実りの秋の八寸は、○渋皮付の栗 ○ほおづきの中には卵の黄身の味噌漬をかませた銀杏 ○木の葉かれい ○黒皮茸 ○モロッコ三度豆にえごま ○ごく小さなむかご入りのおこわの笹巻き ○ガラスの器の中には黒豆の枝豆と柿、きな粉酢 ○3年熟成の味噌をかませたかぶら ○戻り鰹を葉山椒と炊いたもの。


●「ベルフォン」をいただきつつ以上の八寸をいただきました。シャンパーニュ騎士団の称号を授与された中東さんです。


●白味噌のお椀は中にずいき、花猪口茸、秋三つ葉。とろんと甘くて、けれどさらりとしていて飽きないおいしさです。青々とした葉が色みも味わいも白味噌汁に鮮烈なコントラストを与えます。●唐辛子入りのお酢が供され・・・


●子持ち鮎の味噌幽庵焼です。笹の葉にくるまれていい香り。万願寺とうがらしには乾燥醤油、もち米のポップコーン状態が香ばしくて止まらない味。そして大原のピーナッツはなんと塩茹でされているのです。茹でたピーナッツは初めての食感です。

●鯉の細造り。日の菜のソルベ、とんぶり、山椒の実と葉。炒めた菊菜、坂本菊の花弁。鯉の皮はよくソルベと混ぜてと。とんぶりのプチプチ感が見事、日の菜のソルベは大根おろしのようでありながらそれよりずっと細やかな食感と風味。すべての香味が絡み合い響き合って、非常にユニークで、清らかな味わいです。


●自然薯で作った、そばがき状のものを、わさびとかぼす酢で。酸味がよく合って香りを引き立て、今まで食べたものの中からどんなに思い出そうとしても、較べられるのものがありません。


●鯖のなれ寿司を、はすいもでサンドイッチにしたもの。かたばみの葉。ひと口添えられた「ナイアガラ」という松本の甘い白ワインがよく合います。しゃりっとしたはすいもに、発酵ものに甘口ワイン・・・なんだかクラクラするような、忘れがたい美味です。


●冬野菜の野菜ボックス。かぶら、杓子菜とかぶらの葉、むき茸、金時にんじんの赤ちゃん、穴なしれんこん・・・すなわち、れんこんをすりおろして揚げたもの。●煮えばなのアルデンテごはんをひと口。おいすぃ~!


●炊きたてご飯はもちろんめざしと共に。●おこげパリパリ・・・中東さんによると「パリ=フランス製のおこげ」だそうです<(_ _)>
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■ごく最近のことです。「
フローリストショップ プーゼ」で黄色いバラを見るなりアレンジメントを作ってもらうことを思いつき、こんな感じに。服は紫やブルーがよく似合うのだけど、「花は明るい色が好き」という友人に。

■先月オープンの新しいフレンチです。すばらしーい♪ 明日はこちらのお話をいたします。
2007年11月 24日, dans 京都 和食07後半 | lien permanent
2007年11月23日 (金)
■「祇園さヽ木」 2007年10月~小鍋とヴァンショーで熱々 |

■今日もまた、「そのために旅行する価値がある卓越した料理」です。ほとんどひと月たってしまいましたが10月末の「祇園さヽ木」さん、東京からこのために旅行していらした
さとなおさんと文藝春秋「
CREA TRAVELLER」の宮田みな子を迎えて盛り上がりを極めた晩でした。


●しらさ海老、帆立は氷の上でさっとあぶったもので、とても香ばしいです。これが水菜、菊花と共に。ソースは上海蟹の蟹味噌ソース・・・いきなり犯罪的に旨いです。●小かぶが釜でさっと熱が入って想像できないほど甘いです。上から銀杏ソース。


●お椀は丹波の松茸、1キロあたりの末端価格・・・すごい値段。鱧焼霜、湯葉の揚げ煮と。天国的ないい香り、吸い地は一生飲んでたいほどおいしい、静かにしているつもりだったのに、このあたりから「おいひいいい~~」と騒いだかも。(-_-;)


●向附は、3人なので、わたしのはひとり分盛りです。鱈の白子、ミンクくじら、ひらあじ、いつものとろ寿司。大酒飲みではないわたしも、お椀でやられてこの時点で完全に「後は野となれ」状態、日本酒をすーすーいただいています。


●ヅケにしたお寿司、とろと、戻りかつお。うんまいったらありません~!


●秋田の笹かれいの風干し、香ばしくて一生この風味を憶えていようと思ったのでした。とんぶりと長芋がプチプチシャリシャリと食感を添えます。死ぬ前に紅茶にマドレーヌを浸した時、これらの料理を思い出すかどうかわからないけれど(-_-;)、やっぱり圧倒的な美味の記憶を今日もまた増やしてるなあと思いつつ食べたのです。●そしてホイルに包まれたものが出てきて・・・


●ホイルを開くと湯気がふわあああっと立ちのぼり、悶絶するほどいい香りで、さとなおさんのメガネが曇ってしまって・・・そのメガネを取って、蒸気を拭かれるのかと思ったら匂いをかがれたので笑いました。●松茸とぐじ! 香りも味も、本当にのたうち旨かったのです! ああ"~おいしすぎて、もう倒れるかもよおおお~と騒ぎつつ、お酒を新たにすーすー飲んで、生きててこれ食べられる幸せを感謝。


●イケイケピース! の佐々木さんが「ラストもう一品お付き合いください!」とおっしゃったら、●いつもの「ぐつぐつ」が登場します。れんこん餅に、かぶの茎。熱々のれんこん餅をくずしつつハフハフ、どのひと口もふわふわ口当たりよく香りよく、幸せで倒れそう。


●この日もダブルご飯で、佐々木さんが栗ご飯を、木田さんがさんまご飯をプレゼンして回ります。通って何年にもなるのに、伺う日は毎回朝から「今日のご飯は何かなあ」とソワソワするのです。前月に続いてさんまご飯がまた食べられて大喜びです。

●デセールはパンナコッタ、蜂蜜で風味をつけた柿、ラ・フランス、巨峰、ブルーベリー。最後まで完璧なおいしさでした。一緒に楽しく食べてくださったさとなおさんと宮田みな子に盛大に感謝、今月もありがとうと佐々木さんとスタッフの皆さんにも御礼たくさん<(_ _)>
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■さぶくなったら「
カルバドール」でも熱いものを。赤ワイン+ショコラ風味のヴァンショー、すごくオリジナルで好きなのです。よくこんなん思いついたなあと。きゅーとこれ飲んだら、ふわーと桃源郷に~♪
2007年11月 23日, dans 京都 バー京都 和食07後半 | lien permanent
2007年11月22日 (木)
■「上賀茂 秋山」10月~ホテルグランヴィア京都「浮橋」 |


●秋山さんご実家のぶどう、さるなし(美山)、ポポー(美山)。●待合に移動してお菓子(紫紅芋・自家製)とお抹茶でごちそうさま。秋山さんのお料理、ますます安定しておいしくて楽しませてくれて、「このために旅行する価値がある卓越した料理」だとわたしは思います。
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■こちらは最新情報のご案内です。9月10日に開業10周年記念にリニューアルした
ホテルグランヴィア京都の日本料理「浮橋」で、蕎麦会席をいただきました。ルチンの量がずば抜けて多いという韃靼そばの、打ちたて切りたてゆがきたてを中心にしたコースです。以前の「和割烹 浮橋」と「京風家庭料理 万彩」が合併統合されて、蕎麦カウンターが設けられたのです。


●そば粉のロールケーキか、●わらび餅が選べます。
2007年11月 22日, dans 京都 和食07後半 | lien permanent
2007年11月21日 (水)
■遅くなってしまいましたが「京都和久傳」で10月下旬にいただいたものです。ジェイアール京都伊勢丹の11階にある「京都和久傳」は、駅直結という場所柄、高台寺の本店や堺町通の「室町和久傳」よりも、多くの人にアクセスしやすい値段と雰囲気です。現在「室町和久傳」の料理長である緒方俊郎さんがいらした頃は、初めていただいた日以来、輝かしい才能を感じて新幹線の乗降前後によく伺ったものです。今回は久しぶりに、テーブル席で4人で夜の8400円のコースをいただきました。


●食前酒をいただきつつ、焼き茄子と白ばい貝ごま山椒和え。
●戻り鰹のたたき


●鱧と、どさーっと松茸の入ったお椀、とろっと葛引きになっていて身体が温まります。
●かますの幽庵焼き
●つまみ湯葉


●シャラン鴨ロース、ほうれん草間引き菜おひたし。
●ご飯ものは選べて、これは定番の鯛茶漬け。おだしがかかったご飯に、鯛味噌煮は別添えでたっぷりと。


●よく熟した江戸柿
●鳴門金時、ほくっと焼いたの
●お薄でごちそうさま。 このしつらいの中でいただけてお昼2625円~、夜5250円~というお値段を考えると非常にお得感があり、どなたにもお薦めできる和食らしいコースだと思いました。
データどうぞ。
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■こちらは祇園の美しいバー「クーゲル」です。同じ西田稔さんの経営になる寺町竹屋町のパティスリ、「ゴースト」の新作マカロンをいただきました。ショコラのマカロンの中に、ピスターシュのクレーム、そして小さいグリオットが入っています。マカロン生地が口の中で崩れゆく感じがよくて、ピスターシュの香りが立ち上り、グリオットの味がアクセントとなって、完璧のぺき子ちゃんという感じ。「ショコラを飲ませてください」と、ショコラ風味のカクテルを作っていただいたのですが、さらに念入りにショコラのマカロンをいただけて何重にも幸せ♪ 「人生って絶対生きていけるようになっている」とショコラの香りの余韻の中で考えたのでした。何があろうが生き延びていけるだけの幸せが、それぞれの人に合ったものが、人生にはちゃーんと用意されているのです。感謝<(_ _)>
2007年11月 21日, dans 京都 バー京都 スイーツ京都 和食07後半 | lien permanent
2007年11月17日 (土)
■家にたてこもりの日々の後、たくさんたくさん行くべきところがあります! 新しい割烹ができているし、ホテルの和食もリニューアルしているし、新店ご案内何軒かいただいているし、「伺います~」と言ったまま、東京からの客人をホテルのコンシエルジュ並みに送客しているのにわたし自身が行けてないお店とか、もう胃袋がいくつあっても足りなーい日々に突入しました。けれどデスクワークも山積だああ。どうしましょ。明日は同志社・寒梅館へ
浦沢美奈さんのデモンストレーションを見に行くし。帰りは近くのこの
ホテルに行くし♪(でも仕事よ。)
■写真上の、中ほどのものが「ブラック・ティー」という名前もすてきなバラで、マッカだけではなく、こんなニュアンスあるバラも時々欲しくなります。「いつからそんなにお花好きなの?」と先日友人に聞かれて、自分でも忘れていたことを、プルーストのマドレーヌ+紅茶状態でどどーっと思い出しました:小学生の時、当時はやっていたペーパーフラワーとか、リボンフラワーというのを、わたしめちゃくちゃ作ったのです。どこに習いに行くとかでもなく、千里阪急の手芸用品売り場の一角で、紙やリボンやパーツを買うたびにその場で教えてもらって(いい時代でした!)、大人の人に混じってショーケースの前で立ったまんまで実習、どんどん覚えていったのです。わたしかなり器用だったし、(←今は昔。子供は誰でも「神童」?)お花作りは結構単純だからあっという間に大抵のお花を作れるようになって・・・家じゅう花だらけにしました。だって花びらの形に紙やリボンを切り抜いて、ふくらませたりフリルを作ったりして花びらをくるりと針金(30番)でまとめ、茎部分の針金に葉っぱを織り込みながら緑のテープを巻くだけだから、かんたーんだったのです。ひまわりとスイートピーとバラではもちろん花びらの形やらまとめ方も違うけれど、でもちょっと教えてもらえばほんと紙とはさみと糊と針金とテープだけですぐにお花ができてきれいで熱中したのでした。お花作りで人生行くぞと12歳くらいの時は思っていました。それが中学に入ってからだんだんにフランス志向になって、ほぼ読書だけに全時間を費やすようになってお花作りは忘れ果て、同時に京都通いも15歳から始めて今に至る・・・。今は本当に生花が好き♪


■「
よしこ」という西木屋町のお店では●湯豆腐、薬味たっぷりと。●きずしも好きで追加。そしてこの後まだもう1軒行ったのでした・・・。昔は大食いだったのにどんどん小食傾向になって、かなりぐるじ~い。わたしの仕事で命の次に大切なのは胃袋です。
2007年11月 17日, dans 京都 花京都 和食07後半 | lien permanent
2007年11月16日 (金)

■全国100万人の読者の皆さま、お騒がせしました。今回の入稿は一応すべて終わり、少し楽になったところです。まだ校正も出てくるけれど、次のアポ入れもすぐにしていかねばいけないのだけれど。少し楽になったらまず「
フローリストショップ プーゼ」へ。精神の安定のために、物レヴェルでまずわたしに必要なのは花かショコラなのです。(人生で何より大事なのはもちろん愛情や友情なのだけど。)ごぶさたをしている友人に会いに行く前に手みやげのブーケを作ってもらい、その間お花を見て心から幸せ。

■秋色濃い品揃えです。夜になって訪れたのに、まだこんなにたくさん、棚にもびっしりバラが揃っていました。それは明日あさってと「フローリストショップ プーゼ」のアレンジメントクラスの生徒さんの作品展があるからなのです。同志社大学寒梅館で、明日17日土曜日は10:00~18:00、18日日曜は10:00~17:00。日曜13:00からは、浦沢美奈さんのフラワーアレンジメントのデモンストレショーンも行われます。


■たてこもり状態であった日々のあるお昼はこんな。「
いづう」のおいなりさん(お揚げが好きなの♪)に、「
三木鶏卵」のだし巻き(たまごも好きなの♪)・・・目の前の入稿のこと以外何も考えることができず、後から気づいたのだけど、ベルナルドのお皿にだし巻き載せてます(-_-;)

■祇園、縄手新橋の「
たまりや」さんで、こっぺ蟹と鯛のだし茶漬。いろいろの都合で本当にこれだけしか胃の空きスペースがなくて残念だったけれど2品だけ。先週解禁になったこっぺ蟹! これからしばらくどこへ行ってもこれを食べるかも~♪ 鯛のお茶漬けも、しみじみ美味でした。
2007年11月 16日, dans 京都 花京都 和食07後半 | lien permanent
2007年10月16日 (火)
2007年10月15日 (月)
■和食で幸せ、昼と夜 「徳寿」のお弁当~「割烹ふじ原」 |
■河原町通荒神口下ルの和食屋さん「
徳寿(のりひさ)」はどう見てもカフェ風情。けれど「唐長」の唐紙が壁を飾っていたり、細部までデザインがよく考えられていたりと、なかなか瀟洒なお店なのです。何より雰囲気からすぐにはイメージできないきちんとしたお料理をいただけるのがすばらしいと思うのです。(7月26日と8月7日にもご紹介。)

■今回はその「徳寿」のお弁当を、気鋭の若き建築家である
戸村聡里さんが教えてくださいました。ご自身がデザインされたお店だから愛着もひとしおらしく、メニューや料理の内容も含めてお店のあり方を一緒に考えていらっしゃる様子です。このお弁当はお値段1575円、本当に良心的なものでした。二重になっており、一段には取肴がバランスよく詰められて季節感も豊か、もう一段には俵型のご飯に手まり寿司も、さらにデセールまで。(これは黒豆のムース。)千円台のお弁当でよくここまで頑張られました。

■28歳にして料理長である三角徳寿さんは、「ひとつからお作りします!」とやる気に満ち満ちています。秋の行楽に、新幹線で東京へ帰る前に。河原町通に面しているので車でのピックアップも楽です!
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●からすみ大根 ●蛤と牡蠣のガーリックソテ、むかごと万願寺唐辛子、いちょう形はじゃがいも ●北海道のみやこかぼちゃの揚げたの、とうもろこしあん(干し海老のだし) ●紫ずきんの枝豆
2007年10月 15日, dans 京都 和食07後半 | lien permanent
2007年10月 8日 (月)
2007年10月 7日 (日)

■先週のある日、扶桑社のムック・京都シリーズの最新号「
秋京都」
(ただ今大好評発売中!)、取材にご協力いただいた「
割烹はらだ」さん(河原町竹屋町)へ、担当編集者の鈴木敏之さんと伺いました。夕方の取材を終えて、開店とほぼ同時の入店で早めの夕食兼打ち合わせ・・・この日のうちに鈴木さんは東京に戻られるご予定だったからです。
●八寸:鯖寿司、はたけしめじ 柚子の香り、ばい貝、小あじの干物、紫ずきんの茄子ずんだ和え ●銀杏と、原木の舞茸の土瓶蒸し。

●造り:鰹、さんま、鱧の焼霜、はりいか、鯛の昆布締め ●天然子持ち鮎、モロッコ豆、小芋。

●かますの幽庵焼き、焼きセロリ酢漬けと。●赤ずいき、すだちひたし。

●れんこん饅頭 ●小鯛の笹漬 三陸産わかめ
2007年10月 7日, dans 京都 和食07後半 | lien permanent
2007年9月28日 (金)

■東京へ、「
ラ・メゾン・デュ・ショコラ」のパルクール・イニシアティック(ショコラ講座)に出かける前の晩に行った9月の「祇園さヽ木」、今月は東京から「さヽ木」さんの食事のためにやってきたTOKYO FM の
東谷彰子さんと放送作家の基太村京子さんを迎えての夕食です。いつも通り18:30には全員着席でうきうきと盛り上がり、「さヽ木」劇場の始まりです。

●先附は秋さば、炙りいか、ずいき、三度豆、白いソースは豆腐をなめらかにこしたものの、すだち風味。黒い粉々は大徳寺納豆のパウダー。先附というのにいきなりのたうつ美味。静かにしてるつもりだったのにおいしいおいしいと騒いでしまい・・・
●新いくらと、赤酢のシャリ。だし漬けにしたいくら、まったく皮が歯に当たらず口に入れるなり(プチとはじけるのではなく)溶けゆくよう。その食感に全神経を集中したくて、今度は押し黙ってしまいます。わたしはほがらかな方だけど、おいしさがアップするのと比例してかえって愛想なしになるという矛盾??



●いつものまな板皿の向附。たらの白子(もう!)はポン酢で、ぼたん海老はわさびと醤油で、淡路島(沼島=ぬしま)の鯛はわさびを少しつけてすだち塩で。3キロの鯛だそう。いつものわさびたっぷりのトロ寿司、トロは宮城のもの。●トロのヅケ寿司、中トロ~赤身の部分で、お、おいすぃい~。●さきほどの造りのぼたん海老の頭を焼いたもの。香ばしくて、圧倒的美味。無条件降伏。
●子持ち鮎の焼いたもの。餅粉を衣にして揚げてあり、バリバリといただきます。塩加減絶妙、子をたーくさん持ってお腹パンパン状態、大根おろしがよく合って、メロメロにおいしいです。ただ「おいし・・・」とうわ言のように言いつつ皿を空けました。塩の効いた銀杏も秋の気分。
●近江牛の塩釜焼き。包んだ朴葉で香りがついていて・・・春に、桜の葉に包んでいたものの、秋ヴァージョンです。いい脂の具合で、肉はとろけんばかりの柔らかさ、食べるほどに酔ったような心持ちです。


●このお椀のために、(さきほどの肉の脂と味が混ざらないように)お箸を替えてくださいました。心して味わいましょう。おだしは鱧の骨から取っただしを、かつお・昆布だしで割ったもの。北鮮の松茸の力強い香りが移って、鱧の旨みが合わさって、桃源郷な味わいです。こんなおいしくてどうする? わたし倒れちゃうよ。
●デセールは巨峰とメロンと梨。ぶどうのジュレ、
バジルシードと。幸せな夜でした。こんなおいしいものあるかしら? って毎月思って、まだまだ続く・・・。また来月!
2007年9月 28日, dans 京都 和食07後半 | lien permanent
2007年9月23日 (日)

■食後は「
コート・デ・ブラン」、シャンパーニュとピノ・ノワール、そしてお料理もいただける寺町松原のバーへ。バーで全席禁煙というのは本当に稀有なこと。ワイン好きで料理も好き、寿司も握りますという志高き吉志部 真さんのお店です。
2007年9月 23日, dans 京都 和食07後半 | lien permanent
2007年9月17日 (月)
■祇園で和食 「祇をん ちんねん」、「祇園おかだ」 |
2007年9月 17日, dans 京都 和食07後半 | lien permanent
2007年9月 7日 (金)
2007年8月31日 (金)
2007年8月28日 (火)
■キャリテプリよしのお店、「Kihara」/「ガスパール」 |
■全国100万人の読者の皆さま、本日は、ずいぶん以前に「いずれ公開いたします」と予告したお店を明らかにいたします。何人か読者の方から「あのお店はどこか教えてほしい」とメールをいただいたり、取材先でまでも「教えて」なんて請われて・・・皆さん実によく見てくださっているのだなあと感激したり驚いたり。銀閣寺方面、神楽岡通りの夜遅OKのお店・・・以前あけ~み=
京都ブライトンホテルが誇る稀代のコンシエルジュ・小山明美が連れて行ってくれたお店は「Kihara」さんといいます。もう一度伺って、また違うものをいただいてから公開! なんて思っていたのですが、落ち着きのない人生、毎日あたふたしている間にびゅんびゅんと日はたって今頃に。遅くなりました<(_ _)>
「Kihara」 京都市左京区吉田神楽岡町37-2 (神楽岡通を、今出川から少し下ります。) 電話075-752-2101 18:00~翌1時 火曜休み



■qualite-prix 、キャリテプリよし! ということではこちらも本当にすごいです。「ガスパール」の1号店へ、コンピュータ騒動のさなかに、久しぶりに会う友達と久しぶりに伺いました。夜のコースは3800円~(でしたっけ? とにかく4000円未満)でこんなにゴージャスです。
★お詫び:暗いので即席ライティングをしていますが、いいお料理なのにあまり写真がきれいでないです<(_ _)> 前菜が2つ選べるので冷前菜と温前菜からひとつずつ選び、
●蟹とキャヴィアのコンソメジュレ カリフラワー風味 ●この日のおすすめ、リ・ド・ヴォーのムニエル ●活オマール海老のロースト(2人で注文、+800円)●デセールに、トマトのコンポートにアイスクリーム、バルサミコ。 以上にパンとエシレバター、カフェも付きます。メイン料理を肉・魚と2皿いただけるコースもありますが・・・そんなに食べられませ~ん! 過度でなく優しい雰囲気の店内は居心地よく、中野裕之さんのサーヴィスがスマートでいいなあと思うのです。
「ガスパール」 京都市中京区新町通錦小路 西南角 電話075-241-0876 11:30~14:00LO、17:30~23:00LO水曜~21:00LO 木曜休み 要予約!
2007年8月 28日, dans 京都 フレンチ京都 和食07後半 | lien permanent
2007年8月22日 (水)

■祇園で割烹ではなく、ストレートに魚を食べられる、まったく違う2軒です。まずはお寿司の「松田屋」さん。お店についての解説やデータは以前載せていますので、知りたい人は見てね♪ (わたし自身は過去の記事はほとんどふり返らないのです。)先週のあるあづい晩、おかしな友人+優しい友人と共に3人で出かけてお寿司をいただき幸せな夜でした。いろいろコメントせずただ見せますので、ただご覧ください。巧みに仕事された魚に、ほどけ具合最高のシャリ、どれも本当においしかったです!

■美しい「Kugel」で食後の一杯です。昼間の京都はあづいですが、夜は魔法のかかったこんなカクテルが飲めます。全国100万人の読者の皆さま、どうぞ恐れず京都へ!
2007年8月 22日, dans 京都 寿司京都 和食07後半 | lien permanent
2007年8月20日 (月)
2007年8月 7日 (火)
■「Kati」 移転オープンおめでとう!/「徳寿」のランチ |

■河原町丸太町を少し下ル東側にあったタイカフェの「Kati 」が、夷川通の麩屋町通と富小路通の間の南側、WOOD ビルの2階に7月10日、移転オープンしました。パッタイ(タイ風焼きそば)、1年以上前に食べたのが忘れられずに出かけたのです。
■この焼きそばの写真、相当暗い中で、即席2灯ライティングで撮っています。細めでしっかり味のついたの麺にたっぷりの生もやしがしゃきしゃきとからんで、食べ出すと止まりません。スパイスは別添えで。辛いもの好きなら相当辛くもできます。

■メニューはこんな感じで1階の道で十分検討できるように出されています。それから、とろりとなめらかな名作ココナッツミルクプリンも必食です。
THAI CAFE Kati 京都市中京区夷川通麩屋町西入ル木屋町488-1 WOODビル2F 電話 075-211-1282 12:00~14:00LO、17:30~22:00LO 土日祝日は12:00~22:00LO 月曜休み
2007年8月 7日, dans 京都 エスニック京都 和食07後半 | lien permanent
2007年7月29日 (日)
「割烹 はらだ」 京都市中京区河原町通竹屋町上ル西側 電話075-213-5890 17:00~21:30入店・23:00閉店 月曜休 
■その後「K6」で、シェリートニックなど飲んでいます。この晩一緒に過ごしたのは我らが「
リビング京都」編集長にして買い物の女王=王族のつとめをコンスタントに果たし続ける藤田晶子さんと、東京から来た電通の精鋭ふたり、「棚っち」にオクノさんというメンバーでした。これら男の方々もまた消費活動がお嫌いじゃない様子、ひとりなんて倉庫を借りてまで買いすぎた服をキープしているっていう話・・・さらに高級時計三昧の話・・・別の方は自分でおうちを設計しちゃったって話・・・。女王さまの目はキラリと輝き、そこで「王族の集い」という命名がこの晩の集まりに対してなされたのでした。満場一致で再会が約束され、次回の日程もフィックス、さてわれら王族は何を食べに行くのか? 不調だったわたしも笑い転げて、かなり回復できた晩でした。
2007年7月 29日, dans 京都 和食07後半 | lien permanent
2007年7月28日 (土)
2007年7月27日 (金)
2007年7月26日 (木)

■●デザートに、ヴァニラアイスクリームにエスプレッソをかけたもの。きちんとした和食をベースに、地鶏の焼きもののようなはっきりした山場を持ってきてメリハリのあるコースの構成です。地鶏はバリバリの皮に、中がふっくらジューシーで旨みをたっぷり抱え込んで、本当にいつまででも食べていたいほどおいしかったです。他のお皿も非常にていねい、美しくてお味も決まっていました。料理長は三角徳寿(みすみのりひさ)さんといって、「たん熊」で10年修業された方です。言葉は多くないけれど、誠実な仕事ぶりでした。現在昼は1500円のお弁当と2000円のミニコース、夜は3800円と5000円(いずれも税別)の2コースのみですが、近いうちにアラカルトもなさりたいということでした。
「徳寿(のりひさ)」 〒602-0855 京都市上京区河原町通荒神口下ル(東側)上生洲町240番地 電話075-213-1613 11:30~14:30LO、17:30~21:30LO 木曜休み http://www.norihisa.jp/
2007年7月 26日, dans 京都 和食07後半 | lien permanent
2007年7月25日 (水)
■「
フローリストショップ プーゼ」の、花であふれたショーケースの前に立って思案すること数秒、白いブーケをお願いしました。気持ちがリフレッシュできるような感じがしたのです。バラ、トルコききょう、カーネーション、スカビオーザにグリーンをあしらって、こんなすっきり清らかなブーケを作っていただきました。真っ白で、まわりの空気まで清めてくれるようです。いい心持で仕事ができそう。ブーケやアレンジメントを受け取るたびに、何かひとつ、ほとんど無意識のうちに、お願い事をしたり小さな決意をしたりしています。人に贈る時なら、お祝いや感謝の気持ちが伝わってと。家に持ち帰る時なら、これで今日もいい気分で仕事しましょうと。気持ちは原稿に映るから。不調を抱えた時なら、これで元気になるぞよ~と。

■鱧しゃぶ、おいしそうでしょう? そして誰ですか~、ワインのボトルを抱えて幸せそうにしているのは? こちらは「まゆ~な」、
扶桑社京都シリーズの編集者・秦麻夕奈さんと打ち合わせ兼夕食です。これは縄手新橋の「たまりや」さんへ、先日撮影させていただいたお料理を改めて食べに伺っているのです。
「たまりや」 京都市東山区祇園縄手新橋西側 電話 075-541-5670 SPACEしんばし2F 18:00~23:00LO 日曜、祝日休み 予約を。予算はひとり数千円。
2007年7月 25日, dans 京都 イタリアン06-07京都 花京都 和食07後半 | lien permanent
2007年7月16日 (月)
■全国100万人の読者の皆さま、原則毎日更新で1年以上きたサイトだというのに、1週間のご無沙汰をしてしまいました。心配メールをたくさんたくさんいただいてしまって・・・申し訳ありません、そしてありがとうございます。お返事しきれていないこと、お許しください。1週間前に久しぶりに盛大にダウンして、体力が戻らないままにその挽回にあたふたした上、秋の号のための撮影もぎっしり、同時に8月発売の雑誌の入稿が重なってどうしようもなく、いつも「ほぼ24時間営業・微眠微休」のわたしも少しペースダウンする必要があったのです。久しぶりなのでハデなものをお見せします。秋のものを撮影しながら、なんと2008年お正月用のおせち料理の撮影なんかもしていたのです。

■これは下河原の「京料理 修伯」のおせち料理、37800円!です。行けー! みたいな感じでどかーんとハデな食材が盛りだくさんに使われて、いかにもこのお店らしいです。予約は今からでも受け付けてくださるとのこと。ご主人の吉田修久さん、ますます勢いづいています。この人らしい豪華食材のお取り寄せの品もあるのです。それはまた秋に出る本でご紹介いたします。
「京料理 修伯」 電話 075-551-2711

■おせち料理の後は夏らしくいきます。冷たい麺を2種。錦市場の、堺町通角にある「冨美家」の和風の
冷麺 610円。優しくなつかしい味です。どんなに京都の夏が暑かろうと、こんな涼しい美味があれば楽しみに過ごせます!

■京都ブライトンホテル「フェリエ」の、
モッツァレラチーズと夏の枝豆入り冷製スパゲッティ トマト・黒オリーヴソース 1800円。冷たいパスタといえば細いカッペリーニが圧倒的に多いですが、これは食べ応えのあるスパゲッティの冷製。トマトの透明なジュレが絡んで目にも涼やか、洗練されたフレンチエスプリを感じさせます。
■ついでに「フェリエ」の夏の名物に
明石鱧のピラフ 大葉風味というのもあります。フリットにした鱧がパリパリと心地いいピラフで、
鱧骨からとったスープもついて、鱧尽くしを出している和食屋さんにもない夏の味わいです。
2007年7月 16日, dans ■ごあいさつ京都 ホテル京都 和食07後半 | lien permanent